概要
DQでは半ば必須作業である【レベル上げ】行為を自動化すること。主に連射パッドを用いて行なわれる。
主に二種類のやり方が存在する。
- 仲間を呼ぶモンスター(【マドハンド】が有名)相手に、【きせきのつるぎ】などで防備を固めた1人が【たたかう】(【こうげき】)連射
- モンスターが蘇生させたモンスターを倒しても経験値がもらえる作品の場合は、これを倒し続けるのもOK(リメイク版DQ4の【ブラックマージ】が有名)
- 【海】や【無限ループ】する通路、【すべる床】の終点などで、十字キー固定&決定ボタン連射でオート戦闘
- 【視点回転機能】がある作品の場合は、【塔】等の回転が使えるダンジョンで方向キー固定&L1(L2)連射でオート戦闘
- 作品によっては壁に向かって直進するだけでぷるぷる震えて歩いてくれるという絶妙な形のマップが存在する(PS版DQ7の【カラーストーン採掘場】のB1が有名)ため、十字キー固定&決定ボタン連射でオート戦闘
前者はマドハンドの攻撃力を大きく上回る守備力を確保できていれば死ぬ可能性がほとんどないので安全性は高い。
ただしマドハンドの機嫌によっては途中で全部倒してしまい、いつの間にか終わってしまっていてあまり稼げていなかった……ということも稀にある。
【だいまじん】などの強力な別モンスターを呼ぶようになっているシリーズも存在し、その場合はそもそも安全ではなくなる。
本当にマドハンドに倒されないかどうか、数時間に渡る本格的なオートレベルアップを行う前には少しだけ検証しておくことも大切。
その検証によって強くなっている可能性も十分にあるため、ますます安定したオートレベルアップが約束されることだろう。
後者は場所が限定される上に、多くの場合マドハンドより遥かに強いモンスターを相手にすることになるため、下手したらこちらが全滅している可能性がある。
しかし、経験値と同時に戦闘回数を稼ぐということでもあるので、【ドロップアイテム】や【仲間モンスター】、【熟練度】などの副産物もある。
特にDQ6のデスタムーアの城ではモンスターが強いためハードルの高さは一級品だが【メタルキングヘルム】や【やまびこのぼうし】などドロップアイテムも一級品。
DQ5の【謎の洞窟】に至っては隠しダンジョンだけに最難関ではあるが、できさえすれば【ヘルバトラー】の勧誘が狙える。PS2版なら【はかいのてっきゅう】が複数手に入るので、難易度が下がり、【エスターク】の最速撃破というやる意味もある。
金銭に余裕がある人は連射コントローラではなく、マクロ機能付きというコマンドを覚えてくれるコントローラを購入するのも手。
例えば、「←」、「→」、「X(△)」を繰り返し入力してくれるように登録しておけば、どこでもウロウロして勝手に戦ってくれる。
特にDQ7でアイテムコンプリートを目指す際は上級モンスター職の心のドロップ率が鬼仕様なので、この方法が使えれば非常に便利なのは事実だったりもする。
当然だが連射機能の無い携帯機シリーズでは不可能。
また、PS2版DQ5では後者で灼熱などを使わせてると処理限界が来るのか確実に【フリーズ】するので注意。
さらに、PS2版DQ8は後者の手段でオートレベルアップを行う際には注意が必要。
今作はレベルアップしたら(【スキルのたね】を使ったら)すぐに【スキル】振り分け画面でスキルポイントを消費する必要があり、放置していると意図していないスキルに割り振られる危険性があるからだ。
なお、外伝のヒーローズでは完全に放置しておくだけの文字通りの「オート」レベルアップが可能だったが、アップデートにより修正されて実行できなくなった。
ゲームの楽しさを損なう恐れがあるので一周目や前半でやるのはあまりお奨めしない。
ラスボスなどを倒した後のコンプリートややり込みプレイなどのためまでにしておこう。
また、データだけ強くなってもゲーム機本体やソフトが壊れて遊べなくなってしまったら元も子もないので、ゲーム機本体に負担をかけないように休ませながら行うこと。
なお、これを行っていいのはオフラインのゲームだけ。
DQ10オンラインでこれをやると運営からの厳重注意、回数を重ねているとBAN(アカウント停止)されるので絶対にやらないこと。
これは全オンラインゲームにおける常識である。
詳しくはDQ10大辞典:【BOT】