セリフ/【のばら】

Last-modified: 2023-05-08 (月) 21:53:11

FF2

フィン王国の紋章、いわゆる象徴であり合言葉。
帝国に対して快く思ってない人に使えば協力が得られるかもしれない。


反乱軍が隠密行動を共にするため、仲間同士で意思を確認しあう合言葉。…なのかと思ったら、実際はそういう感じでもない。
実は一部の帝国軍には既に知れ渡っている。

「私は反乱軍として昔の自由なフィンを取り戻したいです。帝国軍に従うつもりはありません。あなたはどうですか?」
くらいの意味で使っていると考えるとちょうどよい。

ただし、中盤以降になると
「いまさら何言ってるの? 知ってるよ」
という空気になり、使用してもほとんど意味をなさない。


FFIIの反乱軍の合言葉。由来はフィン王国の紋章から。
大戦艦の入り口でうっかり帝国の兵士に使うと
きさまら、はんらんぐんだな!」となってしまう。
敵対組織にここまで浸透していて果たして合言葉としての機能を果たしていたのかはなはだ疑問である。

  • この時点でヒルダが捕まっているので本人から聞き出したのかもしれない。
  • 宣戦布告としてあえて「のばら」と言ってみたのかもしれない。

「のばら」すると「きさまら反乱軍だな!」と返ってくるのは多くのスレで定番ネタとなっているが、
のばらに反応して襲い掛かってくる帝国兵は上記の通り、大戦艦の入り口のたった一人だけである。
(しかもこの兵士に関しては、わざと「のばら」で襲わせるプレイヤーも多い)
だから「帝国兵に知れ渡ってる合言葉なんて意味ないじゃん」という突っ込みは、少しズレている。
だいたいほとんどの帝国兵は話しただけで反乱軍を見分けるので、合言葉云々以前の問題である。

  • 要はフリオニール一行の面が割れてるわけであり、相手が同志かどうか見分けるのには使えても、
    自分たちの素性を隠すための役には立たないと。既に隠しようのない状態だから。
    • 面が割れている訳じゃなく、フィンの町中や大戦艦の中を帝国の軍服を着ずに武装してモンスターをなぎ倒しながら歩いてる様子を見て反乱軍と思われたのでは?実際、反乱軍に入る前から反乱軍だと思われてしまうし。
      • オープニングから帝国と戦闘してるんだから反乱軍扱いでも不思議ではないかな。

覚えてから近くのミンウにこれを尋ねてみると
「ふふっ さっそくつかっているな」


必ずしもフリオが言っている訳ではないと思う。
実際フリオが死んでいるときにはマリアが、
マリアも死んでいるときにはガイ……のようになっているからだ。

FF6

サウスフィガロ封鎖イベントの際も、秘密の抜け道を知っている少年に合言葉を言うとき、
この言葉が選択肢に出てくるが、このときの合言葉は「ゆうき」なので間違えないように。


間違えると少年に帝国のスパイ呼ばわりされ、
「なめんなよ!」の一言と共にボコボコにされ振り出しに戻る。

  • 「きさまら ていこくぐんだな!」

会食イベントの最中に「リターナーだな!」と言われ襲われる場面がある。
確かにリターナーに協力はしたが、リターナーに属しているわけではないのだが

  • いや敵対者から見れば、協力した時点で所属してるのと一緒だろう。
    会食イベントの時なんてリターナー代表扱いで出席しているのだし、
    無関係と主張するのは無理がある。
  • というかエドガー(及びフィガロ王国)とロックに関しては初めからリターナー所属。
    またカイエンの属するドマ王国もリターナーと同盟関係にある。
    あとのメンバーもほとんどはバナンの指揮下で動いている以上は、リターナーの構成員と呼ばれて否定できる要素はない。
    唯一の例外はセッツァーくらいだが、彼は彼で「命をチップにしてセリスたちに賭ける」とまで発言しているのだから一蓮托生の覚悟を持っているだろう。
    モーグリ野生児は……帝国側からしてもよくわからんだろうからスルーで。

FF11

異世界「アビセア」のコンシュタット高地において活動している
旧バストゥーク共和国軍による抵抗軍で用いられている合言葉。
クエスト「壊れた絆、つながる思い」に登場。

FF14

暁の血盟での合言葉。
ちなみに、盟主にグループの合言葉は何か聞かれる場面があるが、その時の選択肢はFF6と全く同じ。
さらに「のばら」と答えると「フフ、さっそく使っているわね」とのたまう。


何故か第一世界でも「のばら」の合言葉が登場する。

DFF

フリオニールが「のばらの咲く世界」を夢として語っている…というかのばらその物を常に持っている。
セフィロスに奪われたり、ティーダにのばら呼ばわりされるなど、DFFフリオとのばらの関係はとても深い。


先にバッツ編を終わらせていたら、同じノリでこの「のばら」こそが
フリオのクリスタルと思ったのは自分だけでは無い筈(バッツのクリスタルはお守りの羽だったことから)


ティナ編をやるとクラウドが取り出したりする。
セリフ・字幕なしで見たら(ありで見ても)ティナにプレゼントしてるように見えてしまう。


「ようやく分かったよ。俺の望んでいた宝物が。」
「それってどっかのお姫さんだろ?」
「『のばら』それが俺の、たった一つの答えだ。」
以上は、発売前のトレーラーでのフリオニールとジタンのやり取り。
「のばら」「姫」といえばヒルダだが、彼との間にフラグ的なものは無い
あれは偽者)ために違和感があった。
製品版で出た結論は、世界お花畑計画だったが。

製品版で上記のやり取りはカットされたが、
やっぱりジタンは「ん~……? お姫様のこと?」と聞いてくる。

  • それを聞いたフリオニールがとても微妙な表情をする。
    深読みすれば上記の偽物イベントを思い出したようにも見える。

原作的に2人の姫といえば
フリオ→ヒルダ、ジタン→ガーネット(ダガー)と原作を連想でき、
ガーネット=宝物とするとEDでその唇をかっ攫ったエピソードを思い出してしまい実に感慨深い。


セシル曰く「(フリオニールは自分の夢に関して)恥ずかしがって、中々教えてくれなかった」らしいが、
セシルやクラウドに恥ずかしがっていたはずの自分の夢を知らないところで他人に暴露されたり、
セフィロスにのばらそのものを奪われたり(しかもその場面をWOLに目撃されたり)するなど、
DFF世界においてフリオニールの夢=のばらという図が本人の意図とは裏腹に浸透してしまっている。


コスモス勢の基本的目的は「カオス勢を倒して平和を取り戻す事」なので、
何の為に平和な世界を取り戻したいかまで考えているのはフリオニールくらいなもの。
結構感慨深いセリフかもしれない。


ティナに夢を与えたり、クラウドを(一応)励ましたり、
WOLやらセフィロスやらその他大勢のキャラを繋げたり、
ストーリーに相当貢献してくれた「のばら」でありました。

  • コスモスサイドではオニオンナイト、バッツ、スコール以外は
    何かしらの形で「のばら」に関わっている。

クラウドと戦うための道具としてセフィロスに奪われてしまうが、
相手をおびき出すなら普通はアルティミシアみたいに相手を騙すとか、
クジャみたいに人質とか取るだろうに、よりによってバラ質をチョイスしたセフィロスっていったい…。

  • おまえをバラ質にしてやる!
  • のばらを使ってクラウドをどうこうさせようじゃなくて、
    「お前の仲間を傷つけたぞ。悔しかったらかかってこい」
    的な証拠品としてのばらを持ってったんだと解釈してた。

ちなみにそんな「のばら」をフリオに送ったのはゴルベーザだったりする。

DDFF

DDFFのレポートよりわかるサブストーリーにより、
なんとあれは本当に野薔薇でなく、薔薇の花のどれかであることが判明。
ラグナが、道すがら落っこちていた花を見つけ、フリオが
「これ、なんていう花なんだ?」
とラグナに聞き、ラグナはよりによってこう答えたのだった。
「ああ 外に落ちてるバラだから『のばら』だな」
直後にスコール“それはただのバラだろうが”と心の中でつっこむが、
フリオが野薔薇という単語に反応し、そのまま話が進んでいき…
というのが、フリオが野薔薇を持ち歩く始まりとなった訳。
そして、それは同じく薔薇に対して特別な関係のあるライトニングとの絆にもつながっていった。
 
また最後の戦いにて、クラウドがティナにフリオニールの夢を話したが為に
あれよあれよという間に仲間うちでフリオニールの夢が広まった事も判明。
クラウド本人がそのことをフリオニールに謝罪していた。


スコールがバラとのばらの違いを知っていたことに驚きである。

  • SeeDだから情報は一通り知っているとか?
  • 常識だろ…。
    • 植物にとんと興味ない人間か、アホの子ならば間違える可能性もあるだろう。
    • つまり第一開発は植物にとんと興味ない人間かアホのおっと誰か来たようだ
    • そうは言うがゲーテの「野ばら」では赤いバラが登場しているし、
      手塚治虫の「野バラの精」でも描かれているのは園芸用のバラである。
      むしろ区別のつく方が貴重だと思うのだが。
      • 白い方の野バラ(ノイバラ)の方は日本と朝鮮半島と台湾に咲く東洋種だから
        手塚先生の漫画はよく知らんがゲーテの詩に出るのはまずいでしょ。
      • 余談だが、ゲーテの「野ばら」はノイバラ(バラ科バラ属)ではない。
        当時のドイツで赤い野ばらと言ったら、ハーブとして有名なセイヨウサンザシの事を指す。
        ちなみにセイヨウサンザシはバラ科サンザシ属で、英国ではメイフラワーとも呼ばれる。
      • 仮にFFの野ばらが赤い方の「園芸用の薔薇」であったのならばこの様なイベントムービーを作る必要などなかったはず。
      • そもそもゲーテの「野ばら」は美しい女性をバラに見立てた詩で、バラしか出てこない。ちょっと邦題が紛らわしいだけ。
  • スコールがバラとのばらの違いを知っていようが「野に落ちているから、野バラだな」というラグナのボケを聞いたらツッコミ気質のある人なら「結局ただのバラだろ!」突っ込むんじゃないかな……。さらにいえばラグナも普通にコレが「ただのバラ」であることは承知していた可能性もある。フリオニールも「のばら」という単語に反応しただけで「ただのバラ」に「のばら」と名づけただけ。
    • なるほど、ものは言いようだな。
    • 所詮は屁理屈である。

薔薇の戦士であるライトニング嬢とフリオニールの間でのばらトークが展開される。
フリオにも春が来た瞬間!…ではない。
この花を見ていると心に響くものがあると話す両者。
そしてすべてが終わったらのばらをライトニングに譲る約束をするのだが、
当然それが実現される筈もなく…切ない。

  • この時にセシルが何かを誤解したのかあるいは素なのか、色々と気を回してくれるのだが、
    夢を話しちゃった時と言い、フリオニールは妙なところでセシルに負けてる気がする。
  • この時のフリオニールは、
    意中の女子に告白しようとする度に邪魔が入る初心なラブコメ主人公にしか見えない。
    • 奥手な主人公、女子にも普通に接せる友人、主人公が興味あるクールビューティ……
      とわりと鉄板感が。

12回目の戦いで新規キャラ組の行動に感銘を受け、
コスモス勢に加担するようになったゴルベーザが「失われた記憶を取り戻す手がかりに」と
13回目の戦いの直前にフリオニールの傍にこののばらを置いていったと解説されている。

  • つまり12回目の時にバラがなぜあそこに落ちていたかは永遠の謎。
    • ライトニングかフリオニールの記憶が具現化したんじゃ?

ちなみに13回目の戦いでのセフィロスによるのばら強奪事件後の
WoL・セシル・ティーダのセリフがDDFFではかなり変更されている。


モグネットのDJ MOGに対する質問の選択肢に、「のばらってなんですか?」がある。
彼曰く、『正義』『希望』『未来』と書いてのばらと読むそうである。

DFFAC

フリオニールのC.Lv15で開放されるシンボルチャット。「合言葉は『のばら』だ」
残念ながら「きさまら、はんらんぐんだな!!」と返せるキャラクターはいない。

  • 組み合わせによって他にも「ゴクッ…」「モーグリ」などを合言葉にできる。

DFFOO

無印に引き続いて物理的に登場。
フリオニールがひずみを閉じた場所に設置している。これは今所属中の新生リターナーでなく「反乱軍」に宛てた合言葉である。エドガーからは自由意志で行動しろと指示されているので、これがフリオニールなりの自由意志とされる。


マリアが魔物から逃走中、くじけかけたときに一面に咲くのばらの花畑が見つかり、立ち直るきっかけとなった。

WOFF

古代図書館にいる少年に話しかけると「合言葉は?」と聞かれ、「のばら」を選択するとポーションがもらえる。FF2のキャラが登場しないWOFF内において数少ないFF2出典のネタである。

余談

ロマン主義に則った文学では、反抗や変革の象徴とされている。
ロマン主義がワカラン輩は暇な時Wikipedia辺りで調べてみるが吉。


紙媒体やDFF等映像化された媒体でフリオニールは赤いバラを手にしているが、野薔薇の色は基本的に白。
赤であっても薄いピンク色であんな真紅の薔薇は野生に存在しない。
加えて、花びらが多層に重なるほどの野薔薇は存在しないし、あんなに茎がストレートの野薔薇もない。
見つからなくて、適当にどこかの教会でチョイスしてきたか?
 
フリオニールは野薔薇が咲き乱れる世界を望んでいるようだが、
その世界は赤なのだろうか…

  • ここの経緯は上記したDDFFの項を参照。
  • この際園芸用の薔薇でも良いから、せめて白にしておけよと。
    フィンの名には元ネタのケルト神話では「白い」って意味があったと古い書物で見かけた事あるし、
    FF2のフィン自体白魔法しか売ってなかったり、高名な白魔道士をそばに置いていたり、内包している軍事組織の名前が「白騎士団」であり、更に地下には「白い仮面」という重要アイテムがある事から。

FFLの「闇の章・踊り子編」に出てくる反帝国組織「砂漠の月」の合言葉「砂漠"のバラ"」はこれのオマージュと思われる。
合言葉がばれてしまいヤバイことになる展開も…。