セリフ/【金と力さえあれば夢はかなうのだ】

Last-modified: 2023-11-24 (金) 15:57:07

FF7

「おやおや、知らないのか? 最近では金と力さえあれば夢はかなうのだ」

プレジデント神羅の台詞。
クラウド達が捕まった後、クラウド達との会話でこの台詞を口にする。
ファンタジーもへったくれも無い台詞だが、作中最も現実的な台詞かもしれない。
まさに悪役の地を行く台詞だが、物語からドロップアウトするのもこの直後である。

  • 上記の台詞の次の台詞「何かあるなら…秘書をとおしてくれたまえ」が遺言となった。
  • リメイクでは捕まるどころかクラウドの面前で最後を迎えている。
    • リメイク版でのプレジデントは、この類の低俗な発言がいくらかは手控えられている。

間違ってはいないのかも知れないがその反面「力」とは必ずしも金でどうにかなるものではない(力が自分に向けられた場合、など)と言う事を体現してしまった人でもある。

  • この台詞が神羅自体「企業」である点を踏まえた上で、実質的に世界を牛耳るまでになったことを示す台詞ともいえる。別のFFなら「〇と力さえあれば~」の〇に魔導など別の単語が入るだろう。場合によっては金銭価値まで崩壊しかねない事もあるし。

夢をかなえる力はあっても、夢を守る力は無かったらしい。


クラウド自身を含む歴代の主人公たちだって、金や力で大概の無理を押し通してきている。
ある意味では、まさにFFを象徴する台詞なのかもしれない。


FF2の皇帝と気が合いそうであるが、思想は似て非なるものだと思われる。

  • 皇帝にとって、財力(≒帝国権限)はあくまで支配の為の段階的手段に過ぎず、最終的にはそれすらあっさり放棄してしまう
  • 一方でプレジデントの場合、舌先三寸で飴と鞭を巧みに使い分けて一国一城を築き上げた手前
    支配者自身が武力の無さを自覚し、権力・財力を根幹とした他者に護られる力で補う意向だった。