乗り物/【インビンシブル】

Last-modified: 2022-08-18 (木) 13:15:05

インビンシブル(invincible)は「無敵の」という意味を持つ。
イギリス海軍艦艇に同様の名前で命名されたものがある。(というか元ネタ?)
なお時々間違われる良く似た単語のインビジブル(invisible)だと
「目に見えない、隠れた」といった全然別の意味合いになる。


アクセサリ/【インビンシブル】
モンスター/【インビンシブル】
アビリティ/【インビンシブル】
防具/【インビンシブル】
音楽/【巨大戦艦インビンシブル】


FF3

FF3に登場する飛空艇。
サロニア西の古代遺跡に眠る巨大船であり、ウネの助力を得て入手することが出来る。
エンジンを一時的に高速回転させることにより、FF3に登場する飛空艇の中で唯一山を越えることが可能。
但し乗り越えられる山は一部の地形だけである。
また、インビンシブルのエンジンを以ってしてもダルグ大陸の強風を押し切ることは出来ない。

  • 取説の「唯一山を越えることができる」を「2以前のようにあらゆる地形を無視して飛行できる」という意味だと思っていて落胆したプレイヤーは数多いと思われる。

巨大船の名に恥じない豪壮な船体を持ち、内部には各種売店代わりとなる自動販売機やデブチョコボ
休憩用のベッドが備わっている。BGMは山頂への道
他の飛空艇は離着陸(水)だがインビンシブルは乗降でインビンシブル本体は空中にいるので、
歩ける所ならどこにでも降りられるという他の飛空艇にはない(地味な)特徴を持つ。


物語中でその名前が初めて登場するのは、サロニアの図書館の蔵書の一つ
「ザ・ベスト・オブ・ひくうてい・オブ・ザ・イヤー」。
順位は第2位。
第1位は丁度この本を読むことができるころに入手出来るノーチラス


ノーチラスが第1位なのは作中でのサロニア贔屓と見ても良いし、
メタ的に考えて「今から乗れるノーチラスはすごく早いぞ!」という製作者側の宣伝と捉える事も出来るだろう。
インビンシブルが2位なのは、敢えて既に知っている1位と3位の真ん中に添える事で、
ユーザーがより目を引き易いようにするちょっとした工夫だったのかもしれない。

  • 「インビンシブルでしか行けない場所がある」「船内の施設が充実」<「移動の快適さ」とする価値基準なら、ノーチラスのトップは納得。
    実際どちらでも行ける場所ならばプレイヤーはノーチラスを選ぶであろう。

外見はFF2の大戦艦

  • 色とサイズは似ているが、大戦艦とインビンシブルはデザイン的にはまったくの別物。
    大戦艦の場合は機体前方に向けてプロペラが設置された、いわゆる牽引式配置であるが、
    インビンシブルは機体後方に向けてプロペラが設置された、推進式配置である。
    (あくまでデザイン上そうなっている、という話。
    これらの機体がどういう方式で推進を行っているかはわからないし、そもそもあのプロペラが推進用のものとも限らない。)
    また、プロペラ配置以外に船体そのものの形状もかなり異なる。

なお、インビンシブルの船体上部には、二重プロペラの付いたマスト状の垂直棒が2本備わっているのだが、
これが「横から見ると船首船尾に1本ずつ」「前方および後方から見ると艦橋部の左右に1本ずつ」あるように描かれている。
ゲーム内で動いているとそう違和感はないのだが、冷静に立体として考えると、どうなってるのかかなり謎である。
DS版以降のリメイクでは、「上部プロペラが3本ある」ということにして、うまくこの矛盾を解決していた。

  • 「マストが2×2本あり、重なって見えている」のだとすれば前後左右いずれから見てもマストが2本あるように見える説明はつく。

ウネが「搭乗するときは地上の影に立ってエーだ」と説明してくれるが、実はビーでも搭乗できる。
ノーチラスと同じ場所に着陸しているときは、エーでノーチラスに、ビーでインビンシブルに搭乗できる。便利。


戦闘中掩護射撃により攻撃してくれるが、
ゲームが進んでも威力が変わらないのでだんだんうっとうしくなってくる。

  • 飛空艇でエンカウントする場所では遭遇率がとんでもなく高くなるため、掩護射撃の微妙さが際立つ。
    • 長く厳しい暗黒の洞窟から出た直後は特に鬱陶しい。
      遭遇率の高さを逆手にとって熟練度を上げるのもありだが。すぐに回復できるし。
  • 飛行中にエンカウントする敵はこの時点では相手にならない雑魚ばかりなのでありがたみはあまりない。
    威力が250前後で敵のHPが325~1000な(援護攻撃だけで死なない)ので余計に。
    • 魔道士系がワンパンで倒せるか倒せないかの差くらいにはなる。
    • 威力の中途半端さも然ることながら、エフェクトの冗長さも非常に鬱陶しい。
      • 空中で出現する敵の強さを考えたら、
        何らかの縛りプレイでもしていない限り掩護射撃がない方が手早く戦闘が終わる可能性が高い。

カタログスペックは速力120ノット(222.2km/h)(ゲーム内では徒歩の2倍)、出力14500馬力、定員90名である。


インビンシブルの微妙な性能。
インビンシブルは平地や森林など、主人公達が歩ける場所にしか着艦できません。
その為、湖にダイレクトに降りるという器用な真似はできないので、
リバイアサンと戦う時は湖の手前の平地で降りる必要があります。
きっと魔法世界の構造的に多目的な行動はできないのでしょう。

  • 更に微妙な性能として、エンジンを最大パワーにする事で山を2キャラ分飛び越える事が出来るのですが、
    これは着地地点に森林や川・湖があると飛び越せません。
    • その為、森林・川・湖から平地へは飛び越せますが、その逆は出来ないというワガママな船です。
  • しかもこの船、浮遊大陸の海が嫌いなようで、そこでも上昇は出来ません。
    尚、滝に関しては上昇できます。……きっと地球に優しい古代戦艦なのでしょう。
    但し村や城、街に関しては、いくらでも上昇からの下降ができます。
    また主人公たちが生身で降りる事ができれば、それこそ半分以上海でも生身で降下できれば構わないようで
    故郷・ウルの町の右上から右方向に上昇し、移動もできない海岸に降下する事も、
    そこから村に向かって上昇し山を飛び越える事も可能です。
    きっとウルの町では、その日巨大な船が迫ってくる素敵な夢を見るでしょう。
  • 尚、山より明らかに低く1キャラ分しかない回廊も飛び越せません。
    着地地点がの手前の平地になるように調整してもです。
    • タワーと回廊の隙間が狭くて、プロペラが接触して墜落してしまうからと考えれば、
      まぁ仕方ないという気になるかもしれません。
  • 上記掩護射撃はうっとうしく、乗降も面倒で、速度はノーチラスに全く敵いません。
    普通に「世界を回る」のには爆速ノーチラスの方が遥かに快適なことでしょう。

クリスタルタワー手前の古代像によるエネルギー波をくらっても押し戻されるだけで、破壊されることはない。


売店(自販機?)は、お金を入れないと商品をくれない。
当たり前といえば当たり前なのだが、でもインビンシブルに払ったお金は何処へ行くのだろう……。

  • メンテナンスの原料とか、あるいは燃料化とか?真実は製造者のみが知る…。
  • アイテムを売ると、ちゃんとお金を出してくれる。凄い自販機だ。
  • 当然といえば当然だが、売切れも無い。どこに在庫をストックしてあるのか気にするのはよそう。

EDにおいて浮遊大陸に戻る際、インビンシブルからノーチラスに乗り換えて浮遊大陸へ戻るのだが、
サロニアで乗り換えたこの船の行方がどうなったのか気になる所ではある。
サロニアにそのまま譲渡しては軍事力の強化につながってしまうだろうし、かといってどこぞのステスロスの如く「後の災いにならぬよう」破壊するのも芸がない。
ひょっとしたらシドの新たな商船として、浮遊大陸と外の世界を交易するという形で「平和利用」されたのではないだろうか?

  • アルス王子…もとい、アルス王がインビンシブルを軍事力強化に結びつけることを許すとも考えにくい。
    かといって民間に運用させていたらよからぬことを企む輩もいるかもしれない。
    • 破壊まではせずとも、また古代遺跡に封印する等の措置をとったのではなかろうか?

FF3(DS版)

モグネットも利用可能。
FC版より移動速度が遅くなったが、航行中に敵と戦闘する場合、掩護射撃を行う機能は健在。

  • 掩護射撃は無制限。大抵は二発で撃墜できるため、滅多に三発目以降はみないだろうけど。

移動時はタッチペンで操作してやると、越えられる山は勝手に判断して乗り越えてくれる。
なので十字キー派の人も、インビンシブルだけはタッチ操作推奨。
いちいち怪しい山の目前で止まって、越えられるか確かめるのは手間がかかるため。
本来は越えられる山なのに、微妙な角度で引っかかり越えられないなんてことすらあるし。


味方のHPに合わせて掩護射撃の威力がアップするようになった。
もっとも遭遇率はかなり減ったので、見る機会は減っている。

  • ノーチラス搭乗時もだがFC版に比べて圧倒的に航行中のエンカ率が下がっている。
    FC版プレイ済みの身としては暗黒の洞窟までノーエンカで辿り着けたのには驚いた。

戦闘時はちゃんと甲板上で戦う。
これはエンタープライズやノーチラスでも同じ。

FF3(PSP・3D REMAKE版)

モーグリが1人増え、彼?に話しかけるとモンスター図鑑とやりこみデータを見る事ができる。

FF3(ピクセルリマスター版)

山を飛び越える際に処理落ちに似たカクつきが発生しとても不安になる。
また、山を飛び越えるボタンと艦内に移動するボタンが同じになっているため、
なかなか降りれなくてイライラする。
特にドールの湖に着陸する場合、山を飛び越えたら移動したり向きを変えたりせずにボタンを押す必要がある。
移動したり横を向いたりしてしまった場合は山を飛び越える所からやり直し。

  • バハムートの洞窟では降りようと思ったら山を飛び越えてしまったりするケースがありがち。
    降りる場合も山を越える場合も画面右下端のボタン表示に従おう。

体感的にFCのオリジナル版やDS等の3Dリメイク版よりも速度が少し上がっている気がする。

FF9

テラの最新型戦闘艇。ガーランドが保有し、クジャに貸し与えていた。
目玉のような装置があるのが特徴で、それには魂吸収・召喚獣制御の能力が備わっており、ガイアに数々の悲劇をもたらした。
クジャは幾度と呼び出していたが、見切りを付けられた際にはガーランドによって粛清されることになる。
テラでガーネット(ダガー)が昏倒する原因にもなった。
終盤、テラ脱出の際にジタン達が奪取し、ヒルダガルデ3号に代わる新たな移動手段となる。
ヒルダガルデ3号と違って荒地での離着陸も可能。


外見は天野氏がデザインした4のエンタープライズをモデルにしていると思われる。

  • 背びれと胸びれが付いて、悪の船なんだけどイルカみたいなのがかわいい。
  • 青いカブトムシ…タ○ムメカブトンみたいに思える。

ガーネットとエーコが二人がかりで呼び出したアレクサンダーをあっさり滅殺するほどの火力を保持する。
こんなもんがあるなら最初から使えよガーランド。

  • いや、守護神を倒したのは魂制御の方だろう。実際破壊されたというよりも自壊させられた、って感じだし。
  • ガーランドが片手にパワー集めていたし、あの破壊光線はガーランドが放ったんじゃないか?
    クジャもガーランドが倒したっていうし。インビンシブル自体にあの光線を撃つ力があるならイーファの樹ごと吹っ飛ばせるし。

巨大な飛空艇と作中でよく言われているが、正確な大きさはわかっていない。
設定画集を見る限り、人が搭乗する部分が大体100mくらいである。

  • 同画集をみると、全体では170mくらいある模様。
  • 大型旅客機がせいぜい70m前後であることを考えると、やはり相当に大きな艇体である。
  • その割にあまり中を歩けないのは様々な機関の都合なんだろうか。

リンドブルムに入港可能。入渠中の本艦を眺める事も出来る。
船乗りたちの間では
「最近入港する青い船ってすごいよね~」「オレも乗ってみたいなぁ…」と評判は上々っぽい。

  • ガイアの飛空艇は様々な形状のものがあるが、
    超高度文明の世界で造られた船はガイアの技師たちでも一目で特異な船だと伝わる見た目をしているんだな。
  • 尚、出航時にはあの曲が聴ける。ただし画面が切り替わったらDisc4の暗いフィールド曲に戻るので注意。

飛空艇内部には何故かステラツィオが置かれている。

  • クジャがトレノで入手したけど落としてそのまま放置されたんじゃないかな?
    ほらあの町ではオークション会場のオーナーだし。

過去にはガーネットの故郷であるマダイン・サリを滅ぼし、
そして現代ではバハムートの魂を奪い取りブラネを死なす要因となり、
ガーランドの一撃により王城ごとアレクサンダーまで破壊された。ガーネットにとってはトラウマ盛りだくさん。

  • ガーネット自身も言っているが使い手が悪い人だから数々の悲劇をもたらしたのであって道具は使い方次第。

ウイユヴェールに残された資料によると『戦闘用の船』とある。
イーファの樹上空に突入する際はジタン達は使い方を知らなかっただけで、本当は空での戦闘能力を秘めていたのかもしれない。
そう考えると夢が広がる…。


ムービーでは目玉部分のみでの登場が殆ど占めているが登場回数で言ったらだいぶ優遇されている。
ダガーがこれを見て昏倒する場面はわざわざムービーが2つも用意されている。どこまでもヒロインの苦悩する姿の描写を徹底したゲームである…。


昏倒はしないが、記憶の場所のインビンシブルが500年前のアレクサンドリアを破壊する映像が流れるマップでは
それを視界に入れてしまったダガーが頭を抱えるシーンがあるが何とか持ちこたえている。
クジャがバハムートを洗脳するシーンで出ていた光線でブラネや黒魔道士たちがにも苦しそうにしている様子が描かれているが、
マダイン・サリの召喚士たちもあれを浴びせられながら大嵐で村を襲われたと思うと、
ダガーが昏倒するほどのショックを受けるのも納得する。


最終的には、記憶の場所の爆散と共に消滅したと思われる。諸行無常。
だが、こんな超絶兵器が将来また誰かに悪用される可能性を思うと、これで良かったのかもしれない…。

FF14

メインストーリーを進めると報酬でミニオンを入手できる。
以下はゲーム内のフレーバーテキスト。

飛空艇のからくり模型。モデルはハイウィンド飛空社の創業者、
タタノラ氏が大型船を流用して建造した飛空艇「インビンシブル号」である。
なお、実物は空を飛ぶことができず、大金を無駄にしたことで伝説となった。
  • しかし見た目はどちらかというとインビンシブルではなくエンタープライズ号。

後にカンパニークラフトで制作、プレイヤー同士で所有できる飛空艇の2番目の機種としても登場した。

チョコボレーシング

隠しで登場。ストーリーモード9周クリアで出現。
全キャラ中最も加速性が高いが、あまりに速過ぎて逆に使い辛い。
FF3とは全く正反対である。
おそらくノーチラスと混同したのだろう。


といっても他のマシンは基本的に車輪で走るので、
相対的に速力120ノットのインビンシブルが速く感じてもおかしくはない。
カーブは□ボタンを連打してこまめにドリフトすれば、難コースでも性能を発揮できる。

  • 因みに、速力120ノット≒時速222Km/h。
    普通にクラウドバイクなんかではこの速度は出ないかと…。
    • でも昨今では現実世界でも時速300kmに到達するバイクが普通に市販されてるからね。
      ファンタジーorSFバイクであるところのハーディ=デイトナなら
      それぐらい出てもおかしくないと思ってしまった。
      • これがノーチラス(889km/h)相手なら勝ち目はないだろうが。
    • どちらにせよ、下記の通り設定速度を超過している。

平地での時速は280km/hを超えている。

  • ハンデがあると300km/hを超える。
    しかしダッシュやヘイストで加速すると逆に250km/hくらいまで減速する。

操作キャラとして使う際は「スコールに合わせてL1+R1」。