乗り物/【船】

Last-modified: 2023-02-10 (金) 16:48:53

海の上を移動できる乗り物。飛空艇が登場するとお役御免になりがち。


初期FF(FC版時代)でプレイヤーが操作する船は、なぜか3作揃って海賊船である。
5でも最初に手に入る船は海賊が使っている船なのだから、海賊と船は不思議と切っても切り離せない関係と言える。

  • 手に入るコネがなかっただけだと思う。
    FF1は主人公が喋らないし、FF2は連絡船じゃ遠く行けないし、FF3はお礼だし。
  • 海賊からというと、ウルティマを連想する。

飛空艇程では無いが探索範囲が一気に上がる為、入手時期や活動範囲の制限が用意されている。


SFC時代辺りからプレイヤーが操作できる船が登場する作品は一気に減少した。
物語の設定が近代化するにつれて登場させづらくなったのだろう。


魔物に襲われたり、難破したりとフィクション作品では何かと事故りやすい乗り物である。
その為、ゲーム中に船が出てくると気を引き締めるプレイヤーも多い。


FF1

ビッケを倒すと彼の船を貰える。
入手時期は早いが、移動範囲が広がるのは少々遅い。
港でしか乗り降りできないという特徴があり、そのため港がない北半球の陸地には行けない。
カヌー入手後であれば河口でも乗り降りが可能になる。
また、特定の操作で15パズルも遊べる。

  • 港が存在するのが南半球のみ、というのはこの時代での人類の文化圏が世界の南西に集中している事、そして後々世界の南東を開拓して人類の文化圏に入れるつもりだった事が推測される。
  • ちなみにストーリー的には、北側には海上船を必要としないほど発展した文明がかつて存在していたが、既に滅ぼされている。
  • 船自体はあっさり手に入るが世界各地をすぐに巡れるわけではなく、運河の大岩を破壊しないと外海に出る事が出来ない。
    また外海に出られるようになっても北半球には港が無く接岸できないので、北半球に上陸するのは飛空船を手に入れてからになる。
    船を手に入れて行き先に戸惑う(あるいは未知の地にいきなり上陸して強敵相手に全滅する)事を防ぐ為の措置とも見て取れるが。
    • ただしカヌー入手後、試練の城など河口に隣接した地域であれば上陸できる。
      また、出現する敵は内海・外海ともに共通で、外海に出て突然強敵に襲われるという心配はない。
      • このテクニックを利用すれば氷の洞窟突破前に試練の城を攻略し、ガントレット等の便利な装備を回収&鍛えたパーティで氷の洞窟に挑むことが可能…というか、慣れたプレイヤーは試練の城を先に攻略するのが常識。

飛空艇と一緒にコーネリアに停泊させることは出来ない(エルフの城なら可能)。
なので飛空艇入手後はクレセントレイクの付近に放置される事も。
GBA版以降は癒しの水の洞窟に入る為に必要なので、西の城付近の川に停泊させておくと良い。

FF1(GBA版以降)

GBA版以降は本編のフィールドマップ以外に追加ダンジョンの内の1つでも登場。

  • ちなみにここの船でも例のコマンドを入力すればちゃんと15パズルを遊ぶことが可能。

GBA版では船に乗った状態でコーネリア城北の橋の下でセーブして再開するとキャラが橋の上に立っており、船は乗る前に停泊していた場所に戻っているというバグがある。
船に乗った場所がコーネリア城から歩いていける範囲でなければ船を使えなくなり、最悪ハマってしまうので注意。
ちなみにPSP版では修正されている。

FF2

自由に操作できる船の他、一定の町を行き来する定期船が登場。
だがどうやら存在するのは唯一つのみであるらしく、船が港に停泊していない町に行っても乗れない。
自由に操作できるのはレイラの海賊船と、リバイアサンから脱出する為の船がある。
こちらは前作とは異なり徒歩で進入できればどこでも停泊が可能。

  • 普通にプレイしていればこの頃に船でミシディアに辿りつけるが…
  • 定期船自体はパルムポフト間のみしか運航していないが、この2つの町は陸路でも繋がっており、金が勿体ないなら徒歩でポフトに向かう事も可能。
    こうした「行動の選択肢の自由」は後の「ロマンシングサ・ガ」における南北エスタミル間の移動(有料の船で安全に渡るか、戦闘回数増加を承知で地下道を通るか)にも受け継がれている。

定期船は、代金を払えば船に乗るまでどれだけ時間が掛かろうとも、乗らない限り支払った分は有効。
これを逆手に取り、ミシディアの塔クリア前に代金を支払いあえて船に乗らず、竜巻で町が崩壊した後に来ると一度だけ船に乗ることが出来る。
これを利用すれば、フィンからポフトへ飛空船を譲り受けに行く際に、少しだけ楽を出来る。

  • WSC版以降は、料金を前払いしていても竜巻が発生すると乗れなくなった。
  • 最終的に定期船の現在地はパルム前かポフト前で固定されることになる。
    位置まで気にする人はアルテマの本入手前に調整すべし。

FC版では定期船とレイラの船はそれぞれ個別のグラフィックが使用されている。
ほとんど同じなのでわかりにくいが、よーく観察してみよう。


自由に動かせる船は、竜巻クリア後、大抵は飛空船を取りに行くためにポフトに放置されることになる。


定期船と自由に操作できる船は重ねる事が出来ないので、定期船の横に操作できる船を置く事(これ自体は竜巻発生前でも可能)ができる。
滅んだポフトの町の前に二隻並ぶ光景でエンディングを迎えたプレイヤーは多いのでは?

FF3

エンタープライズが登場。ネプト神殿のそばの海賊から譲り受ける。
何の変哲もない船だが、ハインの城攻略後に改造され、飛空艇に生まれ変わる。
本作で「海上」に出る手段はコレのみであるため、サロニアで破壊された後は「海上」に出ることが出来なくなる。
DS版ではモンスター図鑑の完成にも関わるので注意。


DS版では、浮遊大陸の外周に外海に出現する敵が出現するようになった他、浮遊大陸の海上にはシードラゴンが低確率で出てくるので注意。

FF4

船が登場するのはイベントの一度きり。しかもリヴァイアサンに襲われすぐに難破。

FF4TA

TAではダムシアンの船とファブールの船が登場。
しかしファブール船はやっぱり難破。呪われているのか?

  • 直前の戦闘によって燃料漏れが起きたため、近くの島に難破し、島の森に燃料(ヤシの油)を取りに行くことになる。
    …ところで、船はグラフィックだけ見ると帆船のようだけど、帆船で推進に燃料が必要とはいかに。
    • 現実の帆船だと、たとえば日本丸や海王丸にはエンジンが搭載されてる。狭い所では帆を張る訳にはいかないから。
  • 厳密にはダムシアンの船ではなくカイポバロン間の連絡船。

パロムトロイアに行くのにも利用。
その後同船はイザヨイの帰還に利用される。

FF5

ファリスの海賊船・火力船が登場。飛空艇も特に説明はないが船に変形できる。
海賊船は風が止まった為、シルドラに引かせている。
活動時期はトルナ運河迄と非常に短い。


発売前には火力船の情報のみが報じられていたため、海賊船のトリックはちょっとしたフェイントとなっていた。


飛空艇で海上を移動する必要性は特にないが、第三世界ではスティングレイと会いたい時に活躍。


本作は海上も割と明るい雰囲気のため、船移動も案外楽しい。
一見意味が無さそうでも、船を乗り回していると良い発見もあるかもよ。


ファリスの船に乗っている間は(フィールドの)海上でモンスターに遭遇することはない。
これは行動可能範囲の海上のエンカウント率がゼロのため。
このエリア(と外海の同じ区画:孤島の神殿の北東の海上)では火力船や飛空艇で動き回ってもモンスターには遭遇しない。
トルナ運河でエンカウントが発生したり、火力船で移動し始めたら普通にエンカウントが発生して少々驚く。


海賊船はカーラボス撃破後引き手だったシルドラを失い航海不能となり、船の墓場に流れ着く。


海賊船内のファリスの部屋では無料で休め、全回復できる。
おそらく船の墓場でセーブポイントにたどり着くまでの詰み防止措置と思われる。

  • ファリスの部屋はベッドが1つだけで、老人に譲ったのか並び順とは無関係にガラフがベッドで眠る。
    他3人はテーブルを囲う様に椅子に座ってうたた寝する。

FF6

ニケアサウスフィガロ間を結ぶ定期船が登場。
物語の都合最低2回は利用することになる。GBA版ではリヴァイアサンと戦う為にも必要。
また、世界崩壊前では飛空艇入手前に獣ヶ原に行くなら、これを利用しなければ帰って来れない。

  • イベントでは魔導アーマー運搬船にも乗る。やはり操作はできない。

プレイヤーが操作できる船が本作ではないせいか、モンスターも海洋生物系は少ない(いても陸上型)。
本作の登場モンスター数はシリーズ作品の中でもかなり多い方だが、この点はチョット寂しい。

  • 船どころか、生身で水中を通る道での戦闘はある。3,4種類ぐらいしかいないが。
    しかも、この貴重な水中地形でしか覚えられない踊りもあるので、気にする人にとっては厄介。
    元々は操作できる船も考案されていたのだろうか。

レテ川ではイカダを用いて川下りを行う。
一応イカダも船舶の一種と見做される(ことがある)。

FF7

形状は船ではないが船的な役割ではタイニーブロンコが登場、
浅瀬しか渡れないが古代種の神殿ウータイボーンビレッジへ行く為の足になる。
またコスタ・デル・ソル~ジュノンを繋ぐ定期船もあり、これにはバギーを乗せることも可能。

BCFF7・CCFF7・DCFF7LE

乗り物というより地名・地形な感じだが、本編時と同様コスタ-ジュノン間の運搬船が登場する。

FF8

船的な役割はなんと建物のバラムガーデンが担当、操舵士はニーダ
海岸から上陸し大陸に着陸できるなど従来の船役ど比べかなりの高性能。
また一度だけだがドール試験時に乗った時の船もある。
こちらは高速上陸艇で、機関砲を装備している。


パーティーの移動手段ではないものの、白いSeeDの船もある。
白い服のSeeDやエルオーネが乗っている。

FF9

久しぶりに自由に操作できる船、ブルーナルシスが登場。操舵士はブランク
従来の船に比べスピードが速い。アレクサンドリア等には港から着艦する。

  • 後にヒルダガルデ3号に機体を流用されるため、活躍の期間は割と短い。
  • エスト・ガザへ向かうヒルダガルデ1号を追跡する際も全く見失う事なく視界に捉えている。
    なんという速力。

FF10

ビサイドキーリカを繋ぐ「リキ号」とキーリカ⇔ルカを繋ぐ「ウイノ号」の2種類の定期船が登場。
ここで『シン』と戦ったりジェクトシュートを覚える。
他には最初の頃にティーダが連れていかれたアルベド族の飛空艇サルベージ用の船もある。
ここでティーダはスパゲッティぽいのを素手で食っていた。

FF11

プレイヤーが操作できない一定航路を往来する定期船として登場。
マウラ-セルビナ航路、マウラ-アトルガン航路、アトルガン-ナシュモ航路を行き来する機船。
ギルド桟橋を行き来するバージ(いかだ船)。
ビビキー湾-プルゴノルゴ島・マリヤカレヤリーフ遊覧・ダルメルロック遊覧を行き来するマナクリッパー(帆船)。
船釣りを楽しめる他、イルカの大群や巨大なクジラの出現など景色的なイベント、モンスターに海賊船の出現などのバトルイベントも発生する。
また移動手段以外にも複数のバトルフィールドで構成される、幽霊船アシュタリフ号がある。


機船は、専用ゲートで入場料100ギルを払えば、ゲートを出ない限り何度でも乗ることが可能。
パージとマナクリッパーに乗るには乗船券の購入が必要。ただし、ビビキー湾-プルゴノルゴ島の戻りは不要。
もし、乗船券がない場合は出港時に強制的に降ろされる。
ちなみに乗船券の値段は、パージが1枚50ギル・10枚綴り300ギル、マナクリッパーが1枚80ギル・10枚綴り500ギルである。


いずれもモンスターは普通に出現する仕組みになっている。中にはソロでは撃破が困難な強力モンスターもいる。
下手をすると寄港時にどざえもんとして打ち揚げられてしまうことも。


詳細はこちら:機船,バージ,マナクリッパー,アシュタリフ号,カッター,携帯ボート/FF11用語辞典

FF12

東ダルマスカ砂漠のネブラ河の南北を往来する渡し舟が登場する。
釣りもこの渡し舟が使用される。

大型の商船や漁船にはFF12の飛空艇と同様のグロセア・エンジンが使用されるらしい(残念ながらパーティが乗る機会はない)。
飛空石を用いないためヤクトでも航行可能だが、ヤクト・ナルドアだけは別で、グロセア機構が狂い航行不能になってしまう。
そのため漁師達は「ナルドアには近づくな」と子供のころから教えられている。
昔ながらの帆船も一応残っているらしく、レダスは帆船で大灯台に近づこうとしていた。

FF14

リムサロミンサーベスパーベイ間を結ぶ定期船やラノシア地方の各所を往来する渡し船が登場。
紅蓮のリベレーター(4.0)では、エオルゼアとひんがしの国を結ぶ超長距離の定期船も登場。
基本的には移動手段として使われるのみだが、一部のクエストバトルが船の上で行われる他、
紅蓮のリベレーターで追加されたダンジョンの中に、船の上から始まり、船の墓場を巡るものがある。

FF15

オルティシエへの移動の際にボートが登場する。
30年前にレギスが旅をした際にも使用したとされている。
プレイヤーが操縦することはないが、移動中にカメラの操作は可能。
この時の会話はそこそこ重要なので飛ばさないように注意したい。

  • 海を隔ててシームレスに大陸を移動するということをやっているのだが、通常プレイではそこをあまり意識することもなく一度だけの演出で終わるので少々勿体ない。
    • 後に「ロイヤルパック」適用で自由に動かせるようになった(シドが鍵をくれる演出がある)。
      オルティシエ、ガーディナ、カエムの3箇所のうちのどこかに接岸できる(神影島には、とある事情で入ることはできない)。
      船を止めてる時は、休憩で時間を調整したり船釣りを行うことができる。
      • 鍵はオルティシエに上陸したところでシドからもらえるが、実際乗れるようになるのは9章前半、リウエイホテルでゲンティアナに会ってから(アンブラ開放と同じタイミング)。
    • 上記の3つの港に向かう場合、ファストトラベルも可能。レガリアとは異なり手間賃はない。ノクトが操船してるからだろう。
    • ガーディナ、カエムのどちらかに接岸したあと、もう一方に向かった場合は船は置きっぱなしなので要注意。うっかり忘れやすい。

また、オルティシエ内の移動手段としてゴンドラが存在する。
こちらは点在しているゴンドラ乗り場へと移動する。
移動はシームレスだが演出をスキップすることも可能。


10年後の世界ではガーディナから見える神影島に接岸しており、ノクティスはこれを操縦しアンブラとともに本土に戻ることに。

  • 後にオンライン拡張パック「戦友」にて、リベルトをはじめとする「王の剣」の生き残り達が用意していたことが判明した。

「エピソード・イグニス」では船を操縦できる。
上記の船と同じ船ではなく、アコルド政府が「王を助けるため用意してくれ」と頼んできたイグニスに対して用意したボート。
操縦方法はレガリアとそれ程変わらない感じだが、いかんせん自分で操作できるのがかなり短いため、人によってはあまり印象には残らないかもしれない。

FFT

ワールドマップ上で海になってる所を移動すると、ちゃんとアイコンがラムザから船に切り替わる。
明らかに連絡船など出てなさそうなネルベスカ島ディープダンジョンに向かう際にも乗っているので、もしかしたら自部隊が所有する船なのかも知れない。


ストーリー上では、chapter2で敵の目を掻い潜るためにゴーグからウォージリスまで船で海路を行くことになる。
この後、ウォージリスの港で船から降りたところにディリータが待ち受けている。
FFTのイベントシーンで船が映っているのはこの時だけ。


乗り物ではないが、儲け話では沈没船の引き揚げ作業によく駆り出される。

  • 儲け話にはカジノ船ブラックジャック号も存在する。
    • なお本作のブラックジャックは飛空艇ではなくただの船。

FFCC

トリスタンが所有する帆船。
当然ながら、操作不可能。
乗船すると結構な運賃を取られるが、特定のアイテムをトリスタンに渡すと、運賃を値引いてくれる。

光の4戦士

ジュスカサウザンドから貰う。
浅瀬しか進めないのか自由に動くことはできず、ウルペスから北の地くらいしか行けない。
イベント用の乗り物扱い。


ちなみに浜辺しか乗り降りできない(ケトスもだが)為、殆ど他所に行くことができない。
闇の氾濫後には無くなっている。

FFL

光の戦士たちは吟遊詩人編での海賊討伐後に乗ることになる海賊船の他、ルゲイエの船(後に飛空艇となる)等、
シナリオ上で世話になることが数回ある。
対して闇の戦士たちたちはクリスタルの神殿脱出後に乗る難波船のみ。
尚、いずれもプレイヤーが操作は不可能。