作品/【Final Fantasy IV ピクセルリマスター版】

Last-modified: 2023-06-01 (木) 16:17:12

概要

FF4のピクセルリマスター版。
ピクセルリマスター版の共通仕様などについてはこちらへ。


ピクセルリマスター版の共通仕様であるが、GBA版やDS版の追加要素は未収録となっている。
GBA版以降の隠しダンジョン、DS版などの追加「しっぽ」は存在していない。
したがってレアドロップ狙いはSFC準拠となる。
ただし、後日のアップデートで実績システムに関わるアイテムは入手難度を下げる調整がされた。隠し召喚アイテムのドロップ率が上昇し・アラームも購入できるようになった。

隠しダンジョンがない影響で時期限定モンスターが増えたのでモンスター図鑑を1度に全回収するなら注意。


GBA・PSP版FF4の追加要素である祈りの塔でのPT変更・エクストラダンジョン・各キャラ専用最強装備の削除が非常に惜しい。アップデートで追加されないだろうか。
「GBA・PSP版FF4の追加要素なくてもいいから、早いレベルアップとアイテム所持数制限解除等でオリジナルであるSFC版FF4をめっちゃ快適に楽しみたい!」っといったユーザー向けだろう。

  • 今作のコンセプトは知れているんだから言っても詮無いこと。そっちよりもDS・アプリ版のデカントを採用して欲しい人もいるだろう。
    • デカントアビリティもオリジナルには無い追加要素だから無理。個人的にはジオット城でなくていいから開発室を何処かにこっそり追加してほしい。
  • SFC版をベースにしたPS版はゲームアーカイブスで、GBA系列の最終作であるPSP版はPSStoreで、3Dリメイクはスマホとsteamでと、多少古いハードであってもPR版以外の配信が継続されているだけFF4は恵まれていると思う。
    • 購入手段を完全に抹消されてしまったスマホ版5と6は本当にもったいない。

以下に述べられているように、初期verの極端なヌルゲー化や演出の劣化からピクセルリマスター版の中でも特に出来が悪いと評価されることが多い。

  • オリジナル版の再現度の低さについては他のピクセルリマスター各作品でも大なり小なり存在するのだが、ゲームの難易度までが易化方向へ激変しているのは本作のみであるため、その点が際立って目についてしまうことになった。
  • 極端なヌルゲー化についてはアップデートにより調整されている。

各キャラのレベルアップに必要な経験値がSFC版の半分に減っているため、ver1.0.1までは逃げずに戦うだけですごい勢いでレベルが上がっていたのだが、ver1.0.2からはモンスターの獲得経験値を30%減らすことで、レベルアップのスピードが遅くなるよう調整されている。

  • 後発の5PRや6PRに比べ、ゲームプレイへの大きな影響は経験値バランス以外になかったためか、本格的な調整アップデート(Ver1.0.2)は半年以上後となった。

ver1.0.1までは飛行敵の浮遊表現が再現されていなかったが、ver1.0.2から再現されるようになった。

各種仕様・変更点など

演出面

  • クリスタルが現れロゴと共に煌めく美しいタイトル画面が丸々削除される。
  • OPのミシディアのやり取りでバロンの地下に魔道士を拉致している事もあり
    クリスタルルームにいる魔道士は斬って倒しているように描写して区別されている。
  • パロム・ポロム石化イベント
    • 壁が迫る効果音がサンダー系魔法の音から壁らしい音に。
    • ブレイク詠唱直前の時点で壁の揺れと音が消える。
    • ブレイク詠唱時に画面が点滅する演出がない。
      • 目に配慮したやむを得ない改変の可能性。しかしファブール防衛イベントで店の前のファブール兵が倒されるシーンや月の地下渓谷へワープした時は画面が点滅する。
    • テラがエスナ詠唱前にうつむかない。
    • テラのエスナ詠唱時の白魔法発動の効果音がFF5の音。
      • ファブール防衛イベントでのリディアのケアル時=FF4仕様、ゾットの塔でのローザのテレポ時=FF4仕様、エッジ加入時のローザのケアルラ=FF5仕様。効果音の使い方がバラバラで統一されていない。
  • エンタープライズ発進イベント
    • エンタープライズがバロン城から発進する際にワールドマップが揺れる演出が無くなる。
    • カインの飛空艇が飛んでくるシーンが削除される。
      【SFC版】テラ「しろはた?」→マップ上をカインの飛空艇が飛んでくる。
      【PR版】テラ「白旗?」→画面暗転→カインと会話。
    • セシル「舵を北西へ」のセリフの語尾が!ではなく…。に変更。
  • 磁力の洞窟入口での説明セリフ時にBGMが無音にならない。
    • SFC版は磁力の効果音のみが流れてダンジョンの怖さが強調される演出だった。
  • カルコブリーナの合体が解けてもBGMが『バトル2』が流れ続け『踊る人形カルコブリーナ』に戻らないGBA版と同様の仕様になった。SFC・3Dリメイク版では合体が解けるとBGMも戻る。
  • バブイルの塔の巨大砲に入っても画面上部に地名が表示されない。
    【SFC版】巨大砲に入ると画面上部に『きょだいほう』と表示。
    【PR版】巨大砲に入っても何も表示されない。
  • バブイルの塔の巨大砲でBGM『ボムの指輪』が流れない。
    【SFC版】巨大砲に入り1マス上に移動すると敵のセリフ表示と同時にBGMが『ボムの指輪』に。
    【PR版】BGMが『バブイルの塔』のまま変わらず。
  • シドの火薬イベント後の飛空艇シーン
    • セシル「バロンへ…向かう!」のセリフ後にカインがセシルの方向を向かない。
      【SFC版】セシル「バロンへ‥‥むかう!」→ローザ・リディア・カインの全員がセシルの方向を見る。
      【PR版】セシル「バロンへ…向かう!」→ローザ・リディアはセシルの方を見るがカインだけが動かず右を向いたまま。
    • BGM『赤い翼』が流れるタイミングが遅くズレる。
      【SFC版】「バロンへ‥‥むかう!」→仲間がセシルの方を向く→直後すぐ『赤い翼』が流れる。
      【PR版】「バロンへ…向かう!」→仲間がセシルの方を向く→画面が暗転(間がやや長い)→ワールドマップ画面になりBGMが流れる。
      • PR版はBGMが流れるタイミングが遅くズレたことでSFC版より盛り上がりに欠ける。
  • フック取り付け作業シーン
    • シド弟子のドット絵が足踏みの動きをせず移動する時以外は静止状態。
    • シド弟子が片方の者を怒りに上に行った時、セシルたちがその方向を見ない。
    • 作業が終わってシド弟子が上に去って行く時に、セシルたちがその方向を見ない。
  • エッジ覚醒イベントで決めセリフと同時にBGM『ゴルベーザ四天王とのバトル』が流れない。
    【SFC版】
      エッジ「その にんげんの!
       いかりってモンを‥‥
      (セリフが区切られる)
      みせてやるぜえ!  ←ここでBGM
    【PR版】
      その人間の!
      怒りってモンを…
      (セリフが区切られる)
      見せてやるぜえ!
      ↓
      エッジが赤い気を発する
      ↓
      怒りがエッジの  ←ここでBGM
      眠っていた力を引き起こした!
    • PR版は決めセリフとBGMが流れるタイミングにズレがある。3Dリメイク版もSFC版同様「見せてやるぜえ!」の決めセリフと同時にBGM。PR版だけがSFC版と異なる
  • ルビカンテ戦でルビカンテの消滅前に必ず特殊セリフが表示されるようになった
    【SFC版】
     特殊な条件を満たすとルビカンテが消滅する前に、
     ルビカンテ「ここは わたしのまけだ だが(区切り)いつのひか かならず よみがえる(区切り)さらば
     というセリフが表示される。
    【PR版】ルビカンテの消滅前に必ず「ここは私の負けだ、だが…(区切り)いつの日か必ずよみがえる…(区切り)さらば…!」というセリフが表示される。
  • ファルコン発進シーンでファルコンが砂ぼこりから出現する際、ワールドマップが揺れる演出が無くなる。
  • 負傷したシドの活動開始時にBGM『親方シド』が流れない。
    【SFC版】
       ようがんのうえを ひこうできん。
      シド「フフ!
       ワシのでばんのようじゃの!
       わしがいないと なんにも できんのか
      (セリフ区切り)
       まったく‥‥  ←ここでBGM
    【PR版】
      シドがベッドから動き出してもBGMが『街のテーマ』のまま
      ↓
      ローザ
      心配なさそうね。

    セシル
    ああ! 
    ↓
    画面が暗転し場面がファルコンに  ←ここでBGM

  • ミスリル装着作業シーン
    • 【SFC版】落下しそうになるドワーフを助ける終わり方(参考動画:SFC版)。
      ブリッジに立っていたドワーフがその場でクルっと回転→下移動でブリッジから落ちそうになる→セシルたちが駆け寄る→もうひとりのドワーフも駆け寄る→シドとエッジも駆け寄る。
    • 【PR版】キャラのグラフィックが誤ってズレて表示されていて意味不明な終わり方になっている(参考動画:PR版)。
      ブリッジから落ちるはずのドワーフが左移動し、ブリッジを出てファルコンの甲板に乗ってから下移動する(「クルっと回転する」処理をミスって左移動にしてしまったらしい)。
      ドワーフが落ちてから駆け寄るはずのセシルたちもドワーフと同時に左移動してしまっている。
      ブリッジまで駆け寄ってくるはずのドワーフも移動位置がズレており、ブリッジに飛び乗らず甲板で止まってしまう。
      ドワーフ二体の位置がズレたため、最後はブリッジ上でシドとセシルが向かい合って終わる。
      明かな移植ミスなので修正が求められる。
      • また、PR版はドワーフのドット絵が足踏みの動きをせず静止状態である。
  • ジオットとの会話時にBGMが無音にならない。
    【SFC版】
      ジオット「なんと! そろってしまったか!
       もはや うつてはない‥‥
       あの まどうせんの でんせつが ほんとうでも
       ないかぎり‥‥
      (セリフ区切り)
      『まどうせん!?  ←BGMが無音に
    【PR版】BGMが『キング・ジォットの城』のまま変わらず。
  • シド登場時にBGM『親方シド』が流れない。
    【SFC版】
     エッジ「バブイルのとうも クリスタルが
      ぜんぶ そろっちまって ちかづけやしね-!
     (セリフ区切り)
     「ワシが なんとかしよう!
      ↓
     シドが登場し歩いてくる  ←ここでBGM
    【PR版】BGMが『キング・ジォットの城』のまま変わらず。
  • ドリル装着作業シーン
    • ドワーフのドット絵が足踏みの動きをせず静止状態。
    • シドが中央でぐったりして倒れる時にBGMが無音にならない。

飛空艇・魔導船の飛行時の画面表現の変更

  • 共通
    • 飛行中にマップが縮小せずマップが倒れて空と地平線が見える演出に変わる。
      SFCの拡大縮小回転機能を駆使して空高く舞い上がったことを表現したFF4独特の演出が無くなった。
      • PR版FF5も同様の改変をされる。GBA版FF1・2・4、PSP版FF4、ピクセルリマスター版FF1~3の画面表現と同一のものとなった。
      • 高所から世界を見下ろして飛ぶ爽快感が消えてしまった。SFC版より視野が狭く画面が窮屈で見づらい(地底・月は画面上部が暗い為尚更)。
    • 飛行速度がSFC版より遅くなりGBA・PSP版に近い速度になった。その結果爽快感が減っている。
  • 飛空艇
    • 地底に出入りする時にマップが拡大・回転せず、GBA・PSP・3Dリメイク版のように画面が暗転して切り替わるだけ。
      • 地底に潜った感や地上に出た感を上手く表現したダイナミックかつスピード感ある演出だった。

効果音

  • 多くの効果音がSFC版から一新され、PR版FF1~3・5と共通のものとなっている。
    SFC版と近い音があるかと思えば、全然違う音に変わってる音があったり統一されておらず、コンセプトが中途半端。
  • SFC版の効果音はインパクトや個性があって印象に残る音が多いのに、特徴が薄くなったりまったく違う音に差し替えられた。
    • 聖剣の効果音がPR版FF3の効果音と同様のものに差し替えられ、3Dリメイク版ともSFC版とも違う音になっている。
      • PSP版も似た音であり、GBA版からなぜか改変された要素。FF4で特に印象深く、ゲーム中特に頻繁に聴く音だけに気になる。

エフェクト

  • 多くのものがSFC版から一新され、PR版FF1~3・5と共通のものとなっている。
    • PR版FF6のみSFC版に忠実なものが多い。
  • メテオに関しては、3Dリメイク版より遥かに迫力がある。

魔導船浮上イベントで海が渦を巻く演出が削除される。普通な状態の海からそっと浮上するだけ。

  • DS版では再現されていた。

演出上の問題点は細かな部分まで含めればかなり多い。

  • 例えばフィールド上でキャラクターがジャンプするシーン(テンションが高い時のパロムやシド、エッジなんかがくるくる回りながらぴょんと飛び上がるアレ)などは原作では滑らかに上下運動するためしっかりジャンプしているように見えるのに対し、リマスター版ではカクカクと動くため、ジャンプしているのか歩いてるのかわからない挙動になっている。

バトル

  • オリジナル版とは違いATBゲージが搭載されている。
  • 「バトルスピード」「バトル中メッセージ」が5段階になった。
    最速の「速い」でも、SFC版のように理不尽なスピードではなく、そちらに慣れているとむしろゆっくりめに感じるだろう。
    オートバトルにすると全員バーサクがかかったみたいにバッサバッサと斬り込んでくれて爽快である。
  • ギルバートの「うたう」が竪琴を装備していなくても使用できるようになった代わりに、発動する歌がランダムになり、狙った歌が出せない元々の仕様に戻った。
    • 弓矢でも歌える分には強くなったと言えるかもしれない。
  • FF3と同じく、矢が消費されなくなった。
    持てるアイテム数の制限も無くなったのでローザとエッジの使い勝手が大幅向上。
    • パロムとポロムも、聖なる矢を打ち放題となりなかなかの火力を出せる。
    • 持ち換えは面倒だが大量の装備を持ち運びながら敵毎に効果的な武器・矢に持ち替えれば大ダメージを期待できる。
    • 装備を取り換えられる、というのは地味にセシルも大きい恩恵を受けている。
    • メデューサの矢が消費なしで撃てるようになったのは大きい。
      DS版と違ってリディア等も使用可能なのでどんどん石化を量産することができる。
    • エッジ加入前でもアガルト周辺等にくろとかげがいるため、スロット1のドロップで(ドロップアイテムとしては)高確率で入手可能。
  • パロムの「つよがる」は効果が大幅に弱体化。
    重ねがけは可能なようだが、3回どころか10回重ねがけたファイラでもスカルミリョーネを仕留められず、魔法を発動すると効果が0に戻る。
  • ポロムの「うそなき」はSFC版と同じメッセージが出る。効果もSFC版準拠なのだろうか?
    • 「うそなき」を使用する際、味方全体が対象になっているようだが一体どんな効果なのか?
  • ゼロムスのビックバーンの行動前の処理やHP調整処理もマスク処理から行動処理として行っている。
    言わば、一度フルケアを使って、行動パターンを切り替えるシステム近い。
  • ゼロムスにクモの糸がミスになったり、カルコに銅の砂時計がミスになったりした。必中ではなくなった?
    • ダークドラゴンもトルネドが全く効かない。耐性があるか不明だが、DS版などの性能も含まれている?
    • SFC版で猛威を振るっていたストップ、ブレイク、トルネドなどの魔法は軒並み命中しにくくなっている。
      逆に今まで日の目を見る事がなかったホールド、スリプル、サイレス、コンフュ、デスなどは比較的当たりやすくなっている。
  • ダークグラネイドの連鎖爆発が、一部エネミーに対してミスするようになった。
    ダークグラネイド、ルナウイルス、ユカリョーテが同時出現すると、ユカリョーテだけ残る。
    ユカリョーテは元々即死耐性を持つため、連鎖爆発の耐性無視が消滅したと思われる。
  • 逃げてもギルを落とさなくなった。
    FF3のピクセルリマスター版と同じく、道中は逃げまくりでも経験値とギルとドロップアイテムが入らない以外は何もデメリットが無い。
    レベルが上がりやすいため、むしろ適度に逃げた方がボス戦のスリルを味わえるかもしれない。
    ギルに関してもエッジ加入後はオートモードと状態異常やいのりを組み合わせて大量に盗んだアイテムを売り払えば経験値0で稼ぎまくる事が可能になってしまう…
  • 逃げられる率も全体的に上昇している気がする。
    戦闘開始時から逃げコマンドを入力しておけば誰かのATBバーが満タンになった時点ですぐ逃げられる。戦闘中のテレポの立場が無い。
  • エッジの盗みの仕様については「1体の相手から何個でも盗める」という点は変わっていないのだが、
    敵のカウンターを発動するようになった。
    サーチャーなら警報を発したりビームを撃ったり、
    ミステレグなら盗みをしかけた時点で盗みの成功に関わらず孵化してしまう。
    スロット1のアイテム稼ぎ放題という点では相変わらず有用だが、
    敵によってはストップ等をかけてカウンター行動自体を封印・無力化する一工夫を入れないとオートで放置して盗みまくり、
    というのはやりづらい。
  • 先制攻撃の時、キャラクターの行動選択の優先順序が変更されている。
    「中央⇒一番上⇒一番下⇒上から二番目⇒下から二番目」という順だったのが、「一番上⇒上から二番目⇒中央⇒下から二番目⇒一番下」に変更されている。
  • バルバリシア戦
    • ジャンプで竜巻状態を解除してもバルバリシアがカウンター通常攻撃と指先をしてこない

その他

  • 魔法の位置変更も可能、ただしこちらから空白は作れず覚えた分までに限定される
  • パーティから外れたキャラの装備が自動で外れて持ち物に入るようになった。
    これで身ぐるみ剥ぎ忘れても安心。
    • これで助かるのがカイナッツォ戦。双子を事前に全裸にし、更にトドメを刺すまでに武器も外す、という作業をしなくて済む。
      また装備をローザにまわせるテラ、参加期間が長く強力な装備を持たせがちなカイン2の外し忘れを防げるのもありがたいところ。
  • アイテムの個数所持制限については発売前にここで懸念・想像されていたように、
    全ての種類を持ち運べる(アイテムの所持種類制限撤廃)。
    反面、1種類につき持てるアイテム個数は最大でも198個(手持ちの99個+でぶチョコボに預けた99個)。
    FF4のレアアイテム稼ぎのお供といっても過言ではなかったアラームも例外ではなく、198個まで。
    • アップデートでアラームはDS版同様のハミングウェイの住処で購入可能になった。
      またピンクの尻尾隠し召喚のドロップ率も向上しており、モンスター図鑑を見るにスロット3のアイテムと入れ替わった模様。
      この影響で「ボム」と入れ替わったボムの魂がレアアイテム化している。
      • ドロップ率もそうだが、アラームが使いたい放題になったことで隠し召喚の入手効率は(ボム以外は)超大幅に向上した。
        バロン周辺でゴブリン、ミシディア周辺でコカトリス、磁力の洞窟1Fでマインドフレアを確定で登場させられる。
  • ピクセルリマスター版のFF3と同じく、大半のイベントアイテムが「大事なもの」として他のアイテムと別枠になり、
    かつイベントを消化しても大半のものは残るようになった。
    • 一例として最終盤までボムの指輪を持ち歩く。
      勿論追加イベントがあるわけでは無いのでバブイルの巨人中枢を破壊する…といった出番があるわけでは無い。
  • 装備せずとも武器をアイテム使用できるようになっている。ただし使用できるのは装備可能なキャラクターのみ。
    例えば、ディフェンダーやエルフィンボウのプロテスやシェルをラスダン組が複数人で使い、プロテス・シェルを高速で重ねがけができるようになる。
    また、磁力の洞窟突入前にエブラーナ城で眠りの剣を入手すれば、磁力で阻まれることなくスリプルを使用できるようになる。
    • オートバトルで複数人がアイテム欄にある1本の癒しの杖を使うように指定したところ、
      使えずに「たたかう」を行うキャラクターが出てきた。
      おそらく他のキャラクターが使用中のアイテムは使えないのだろう。
      人数分確保できるものは人数分用意しておきたい。
      (有用な魔法が発動するものに限って個数限定品だったりレアアイテムだったりするのだが)
  • 矢は消費無しになったのにアルテミスの矢がたくさん手に入るが、
    SFC版と異なり1本10000ギルで売却できるため終盤の金稼ぎに向く。
    月の女神も月の中心核や幻獣神の洞窟でよく出会えるためミニマムとバーサクをかけてしまえば盗み放題。
    • 普通に敵を倒した方がギルを稼げると思うけど…
      • 経験値を入れず、またオートバトルで放置稼ぎも出来る。普通に戦うのだと戦闘とエンカウントのための操作が必要になる。
  • 開発室は削除された。開発室への下り階段自体が消えており、行き止まりの張り紙に「1991年 開発室 跡地」と1行メッセージが表示されるのみ。
    • FF4TAでは跡地でも「空室」は見られた。
    • オリジナル版スタッフの時田貴司氏がファミ通のインタビュー記事で削除された理由を説明(『FF4』30周年&ピクセルリマスター版発売記念インタビュー。時田貴司氏にリマスターや当時の開発秘話、演出に込めた想いを訊く)。時田氏としては残したい気持ちだったが個人情報に関わるなどの事情により削除された模様。なのでFFファンは決して時田氏を責めないように。
  • レベル71以降は6~8種類の合計8つのテーブルからランダムでステータスがアップするが、これまではマイナスに成長する時があった。
    しかし、(全員はまだ確認していないが)マイナスに成長する値が0に置き換わったため、少なくとも弱くなることだけはなくなった。
    • マイナステーブルが複数存在したリディアやエッジには大きな変更。特に3/7の確率でマイナステーブルを引いていたリディアへの影響は大きい。
    • リディアがマイナステーブルを引く確率は3/8。一部のキャラクターは同じテーブルが2つあったりするため、一見6、7種類しかテーブルが存在しないと勘違いしやすいが、内部的には全キャラクターが8つのテーブルを必ず持っている。これに関しては本Wiki等に各キャラクターの成長パターン一覧が記載されているので、0未満を0と読み替えながら見るのがいいだろう。
  • レベル70までの成長に関しても、SFC版では暗黒騎士セシルはレベルが上がると精神が下がっていったのに対して、今作は初期値の3から変化しない(ただしデスブリンガーを装備すると補正で0になる)。テラの力、素早さ、体力に関しても同様である。
  • ルビカンテが使用する技は「火炎流」と漢字になった。「火燕流」ではない模様。
  • PSP版でもいなかったのに何故かバブイルの巨人内にDS版同様のショップがある。
    ラインナップもDS版と同じ。
  • オリジナル版ではファルコン入手~封印の洞窟クリアの間はバブイルの塔の地底から入る部分に侵入できたのができなくなっている。
    (オリジナル版ではバブイルの塔の外見が変化していなければ侵入できた)
    そのためフラウドパペットからスケープドール
    フレイムナイトから炎の槍を盗んで量産という事ができなくなっている。
    後者はバグを利用しての装備ができなくなっているが、それでもギル稼ぎには便利だったのだが…
    • ファルコン入手直後であれば一応は入れる模様。
      ドワーフ城に入るなどしてマップを切り替えると入れなくなる。
      多分バグなので今後のアップデートで修正される可能性はある。
      (SFC版のようにバリア前まで入れるようになるか、完全に入れなくなるかは不明だが)
    • マップ切り替えにはバブイルの塔自身も含まれるので、ファルコン入手後の進入は最大で1回っぽい。

各種バグ関連

戦闘中に使用出来る装備アイテムの威力が色々とおかしい。
ダンシングダガー(従来なら300前後のはず)が30ダメージしか与えられなかったり、
星くずのロッドのプチメテオが全体に50しか出なかったりする。ロッドと大差ないとか一体どうなってるんだろう?

  • 逆にボムの欠片などの攻撃系消費アイテムは300~400ほどのダメージを与えられるようになり、序盤でそこそこ重宝するようになった。
  • アイスロッドが10ちょっととロッドのマジックアローの半分程度しか威力がない。
    弱点突いてようやく同じくらいのダメージになる。
    下手すると後列からでもダメもとで殴ったほうがダメージが出るかもしれない。
    • 逆にこの低いダメージを活かして「ゴブリンを呼ぶ召喚士」相手にサンダーロッド使用の全体掛けサンダーを撃つと召喚士に1ダメージ、ゴブリンを殲滅して●ゴブリン狙いという事ができる。
      何が幸いするか世の中わからない…
  • ヒット数が設定されていないか、あるいはDS4の設定をそのまま持ってきて知性依存の設定だけを消してしまったかのどちらかの気がする。シドのだいちのハンマーはクエイクで200ダメージ。
  • 変化のロッドをアイテム使用したポーキーもまるでヒットしない。
  • 一方で味方にかけるミスリルの杖はちゃんと機能するので持ち歩く価値がある。

アップデート履歴

2021年10月1日にSTEAM版およびiOS版ver1.0.1アップデート。
アップデート内容(外部リンク)

主なアップデート内容は以下の通りです。

  • 特定のモンスターが落とす召喚魔法と「ピンクのしっぽ」のドロップ率を上昇させました。
  • アイテム「アラーム」を特定の道具屋で買えるようにしました。
  • 先制攻撃、不意打ち、バックアタックの発生確率を調整しました。
  • コマンド「チェンジ」がオートバトルで選択されないようにしました。

以下の不具合を修正しました。

  • 「たたかう」で攻撃した際に武器を振る回数が正しくないものがある。
  • 「伝説の剣」など一部の武器で攻撃した際のエフェクトとSEが正しくない。
  • 一部のモンスターに影が設定されていない。
  • 戦闘開始後、最初の行動開始までの時間が敵、味方ともに正しく動作していない。
  • 特定の条件下で敵を選択した場合に、別の敵を攻撃してしまうことがある。
    特定の条件下でパーティメンバーが加入した場合に、隊列が乱れてしまうことがある。
  • 一部の画像を修正。

2022年8月1日、ver1.0.2アップデート。
アップデート内容(外部リンク)

■バトルに関する調整

  • 敵の行動速度が状況によって本来の挙動よりも遅くなる不具合を修正しました。
  • バトルでの最初の行動開始までにかかる時間の振れ幅を敵味方ともに小さくしました。
  • 敵から獲得できる経験値を全体的にやや減少させました。
  • 敵がアイテムを落とす確率について、よりレアなアイテムを落としやすくしました。
  • 一部の飛行している敵について、空中を上下する演出を加えました。
  • 味方の攻撃がクリティカルになった際に画面がフラッシュする演出を加えました。
  • バトルから逃走した後の画面遷移にかかる時間を短縮しました。

■マップ・イベントなどに関する調整

  • メニュー画面でアイテムを自動で「せいとん」した際に、武器や防具が「種類ごとの」攻撃力(防御力)順に並ぶようにしました。
  • マップ遷移後は画面右上のミニマップがすぐに表示されるようにしました。
  • 宿屋に泊まる際の選択肢について、カーソルの初期位置を「はい」にしました。

■不具合の修正

  • 特定の状況下でまれにバトルが進行しなくなる場合がある。
  • 特定の状況下で一部の敵の行動が不自然なものになる場合がある。
  • 特定の状況下でオートバトルの行動が不自然になる場合がある。
  • 「リフレク」で複数の味方が同時に魔法を反射した際に、敵に想定以上のダメージを与える場合がある。
  • 「かばう」が一部のダメージを受けない攻撃や、瀕死状態で「石化」した味方にも発動してしまう。
  • 武器「アヴェンジャー」を装備して「バーサク」状態になったセシルが「かばう」を発動してしまう。
  • 「混乱」状態の味方が特定の行動をとると不自然な挙動になる場合がある。
  • 「ストップ」状態を重ねがけした際に、効果時間が更新されない場合がある。
  • 「死の宣告」のカウントダウンが遅くなる場合がある。
  • 「アイズ」「サーチャー」が「ぬすむ」に対してもカウンターで「警報」を使用する。
  • 敵の技「吹雪」「津波」が本来よりも強力になっている。
  • 特定の条件下で倒した敵のグラフィックが消えない場合がある。
  • シナリオの進行によってエンタープライズで地底に行くことができなくなる。
  • 特定の条件下で一部のイベントシーンが正常に表示されない場合がある。
  • 一部のテキストが適切に表示されていない。
  • 一部のグラフィックが適切に表示されていない。
  • 特定の状況下でキャラクターの挙動や演出などのグラフィック表示が不自然になる場合がある。
  • 一部のBGMやSEが適切に再生されていない。
  • サウンドプレイヤーについて、一部の楽曲の再生時間に誤りがある。
  • 特定の条件下でモンスター図鑑のマップ画面に遷移すると進行不能になる場合がある。

steam版アチーブメント一覧

★ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター STEAM版 アチーブメント(達成項目)一覧

名称条件
焼失と決意ミストの村が崩壊してしまった。
光を託されし者試練の山に登りパラディンになった。
悲しみを越えて水のカイナッツォを倒した。
取り戻した愛と絆風のバルバリシアを倒した。
地底世界へ地底世界に到達した。
怒りを力に火のルビカンテを倒した。
月へ魔導船を入手し月の世界に到達した。
再戦四天王を再び倒した。
蒼き星へゼロムスを倒し世界に平和を取り戻した。
伝説の聖剣エクスカリバーを入手した。
伝説のしっぽピンクのしっぽとアダマンアーマーを交換した。
解放されし力封印された装備をすべて入手した。
召喚マスター隠しを除く召喚魔法をすべて習得した。
召喚コレクター隠し召喚魔法をすべて習得した。
歴戦の強者たち全員がレベル70に達した。
見習い戦士モンスターを100体倒した。
熟練の戦士モンスターを500体倒した。
伝説の戦士モンスターを1000体倒した。
魔物図鑑・基礎知識編モンスター図鑑のコンプリート率が10%に達した
魔物図鑑・戦闘解析編モンスター図鑑のコンプリート率が50%に達した。
魔物図鑑・完全攻略編モンスター図鑑のコンプリート率が100%に達した。
トレジャーハンター・ルーキー宝箱の回収率が10%に達した。
トレジャーハンター・ベテラン宝箱の回収率が50%に達した。
トレジャーハンター・レジェンド宝箱の回収率が100%に達した。
小金持ち累計10000ギル入手した。
大金持ち累計100000ギル入手した。
大富豪累計500000ギル入手した。
アイテムハンターすべての隠しアイテムを獲得した。
探求の冒険者すべての場所を訪れた。
FF4マスター!すべてのアチーブメントを獲得した。

家庭用版

様々な変更点が確認されている。

  • ルビカンテ戦のBGM開始タイミングを変更
  • カインのジャンプ軌道をオリジナルと同様のものに変更
  • 一部の効果音がSFC版に近く変更
    • 確認できたもの=あんこく・ジャンプ・聖剣・ブリザド・ブリザガ
      • GBA版以降の移植・リメイクで改変されてしまった聖剣のSEが待望のSFC版に近い仕様に
  • 一部のエフェクトがSFC版に近く変更
    • 確認できたもの=ファイラ・ブリザド・ブリザガ