【訳・日本語】BBS/8

Last-modified: 2015-03-02 (月) 21:55:05

tuber(塊茎)とpod(種)

カテゴリ7巻DH(死の秘宝)
投稿者nevi
優先順位普通
状態
投稿日2015-02-26 (木) 11:52:49

日本語版7巻p.385
 ハリーが見上げると、ピ-ブスがブンブン飛び回り、スナーガルフの種を
 死喰い人の頭上に落としているのが見えた。種が割れ、太ったイモムシ
 のような緑色の塊茎が、ごにょごにょと死喰い人の頭を覆った。

原書
 looking up, Harry saw Peeves zooming over them, dropping Snargaluff
 pods down onto the Death Eaters, whose heads were suddenly engulfed
 in wriggling green tubers like fat worms.

7巻トップのコメント欄からお引っ越し。

  • tuberの訳について 指摘されてないので補足として。「塊茎」とはジャガイモのようなのを指します。さつまいものようなものが「塊根」。なので「塊根」の方が適切だと思います。tuberの訳として「塊根」はOKなようです。英語版のWikipediaも見て確認しました。また、「根茎」という言葉もあります(ショウガなど)。これもありかな? -- へもへも 2015-02-24 (火) 23:01:16
    • コメントありがとうございます。
      種(鞘)の中に入っているものが茎とはこれいかに、という感じですね。
      この直後 green roots という別の表現もされているので、植物学的には「根っこ」っぽくあります。
      wriggling していて slimy だし、6巻でも7巻でも worms のようだと書かれているので、ミミズのような細くて長くてナマっぽいものをイメージします。
      ただ、ここは tuber の訳語の適不適よりも pod の訳語の方が気になるところで、
      塊茎に言及するとしたら、ピーブスが「ブンブン飛び回」ったり、「太ったイモムシのような」tuberが「ごにょごにょ」と…といったひとつづきのシーンの中で「塊茎(塊根)」という表現がはたして適当なのか?ということになってくると思います。
      スナーガラフが出てくる6巻の薬草学の授業のシーンを読んでみても、いまいちこの pod の質感がわかりません…
      ハーマイオニーがスナーガラフから取り出した pod は pulsating していて、彼女は気持ち悪がっています。さらに先生はそれを squeeze しろと。
      そしてハリーが移植ごてで叩きまくっていた pod は resilientな、だと…
      -- nevi 2015-02-25 (水) 03:04:24
      • おはようございます。今まではrom専だったのですがこの話題が気になって…ついでてきてしまいました。neviさまはtuber<podとの認識のようでいらっしゃいますが、私はneviさまのtuberの説明を読んでバッタリ倒れそうになりました!(ちょっと大げさですが^^;)「イモムシのような塊茎」からはミミズがスライミーなんて図は浮かばないのですが、よかったらneviさまのこのシーンのイメージ図を教えていただけませんか!御回答によっては新しいBBSにトピックを作ってもいいレベルだと思います。 -- rose 2015-02-25 (水) 07:26:10
      • ちなみにpodは厚めのゴムのようなものでできたエンドウ豆のサヤをイメージしていました。ぶにょんぶにょんとresilientしていて割る取っ掛かりがなくハリーが乱打していたのかなと。あと授業ではスプラウト先生の後頭部にぶつかって帽子を吹っ飛ばすシーンがあったと思うのですが、硬いものだと先生は怪我をしているんじゃないかなと。それに硬い「種」が脈動・拍動するというのはちょっとイメージできません。 -- rose 2015-02-25 (水) 07:36:33

コメント

  • >roseさん
    コメントありがとうございました!よろしければ今後もお気軽にコメントしてくださいね。
    倒れそうとは…ミミズが気持ち悪かったでしょうか…
    イメージ図は個人的な印象なので参考までに。
    【日本語版を読んだ時~最近まで】
     大きな胡桃の殻のようなものが落下中にくす玉のようにパカッと割れて、
     中から丸っこいイモムシが1個ぼてっと落ちてきてデス・イーターたちの頭にぶつかる(どうやって頭を覆うのかは不明だった…汁…?)。
    【先日原文を読んで】
     エダマメのようなサヤ(形状不明)が頭にぶつかった瞬間ににょっと開いて、
     中から緑色の細長い根っこがもじゃっと出てきて一瞬でデス・イーターたちの頭を覆い隠す。
     ぎゃーきもちわるい!w
     初めは釣り餌のワームみたいなものが一塊になっている図を想像しましたが、おそらく根っこは長いのが1本ですね。
     それがまとめられたロープのようになっていて、頭に絡みついて蠢いているのでしょう。
     ほんとにきもちわるい!w

    並べてみるとまったく違う光景になりました。他の原書読者の解釈も聞いてみたいです。-- nevi 2015-02-26 (木) 12:30:49
  • 御回答ありがとうございました!倒れそうになったのは今までのイメージと落差がありすぎて、です^^;私も6巻での描写を忘れて、このシーンではバスケットボールサイズのものが割れるイメージでした。中身についてもイモムシからは長さは出てきませんよね。neviさまの原文の解釈とてもわかりやすいです。よりデス・イーターが悲惨な感じが出ていますね。やはりtuberの訳語ももう少し検証してみた方がいいのではないでしょうか? -- rose 2015-02-27 (金) 07:28:56
  • 原文です(見やすいように改行してあります)

    ●7巻投下シーン
    Harry saw Peeves zooming over them,
    dropping Snargaluff pods down on to the Death Eaters,
    whose heads were suddenly engulfed in wriggling, green tubers like fat worms.

    ●7巻slimy
    the slimy, green roots

    ●6巻wriggling
    the bowl was full of tubers wriggling like pale green worms.

    ●6巻pulsating
    an unpleasantly pulsating green object

    ●6巻resilient
    Harry continued to pound the resilient pod with a trowel.

    最初の投下シーンですが、邦訳ではsuddenlyの訳が抜けているように感じます
    neviさんの文章では「瞬間に」「一瞬で」とありますが自分のイメージもそんな感じです
    根についてはneviさんのイメージとは違い、一本ではなく側根のようなものがたくさんあって蠢いているような…
    デス・イーターの頭がメデューサのようになっているイメージだったので画像検索をしてみたらぴったりなのが見つかりました
    (人によっては気持ち悪く感じると思うので閲覧注意です)
    http://livedoor.blogimg.jp/plmh/imgs/a/a/aae7d44d.jpg
    画像のものはサボテンとのことですが太さ長さ色など、こんなイメージです
    これが頭部全体を(顔面も)覆っているのだと思いました-- toori 2015-02-28 (土) 10:25:59
  • tooriさま、原文をありがとうございました。まるで邦訳とは受けるイメージが違いますね…私もneviさまの原文の解釈と同じ読み方をしました。根はいまいちイメージができなかったのですが、画像の説得力がすごくて!もうすっかりこれのイメージになりました。warmsのようなtuberといったらこうですね。 -- rose 2015-03-02 (月) 12:52:59
  • すごいw本当にぴったりな画像ですねw
    わたしが当初イメージしていた釣り餌バージョンはこういうイメージでした。
    そうか、側根やひげ根があるから先端は何本あっても良いんだ…
    というわけで先日の「長いの1本」は取り消します!
    この画像のトゲトゲがなくて、ツルツルで、ドラクエのホイミンの足(?)のような質感イメージということで。 -- nevi 2015-03-02 (月) 21:55:05