セリフ/【鍵が導く心のままに】

Last-modified: 2024-03-07 (木) 17:42:51

χをはじめ、主におとぎ話の時代の人が使うセリフで、古の時代のキーブレード使い達が交わしていた言葉。
この言葉をよく口にするマスター・オブ・マスターが言うには、「心の命じたことには逆らえない」という意味。

  • リク同じような意味合いの台詞を口にしている。
  • ソラ達の時代での使われ方を見ると、作中では「自分が思う通りに進め(そうすれば良い結果が出る)」というような意味合いで使われることが多い。

ソラ達の時代でも使う人がちらほらいるが、同じような意味合いでももっと直接的な言い回しをすることが普通であるため、言葉の意味そのものより、この言葉を出すことによっておとぎ話の時代とソラ達の時代の繋がりを示すのに使われていることの方が多い。
 
英語版だと 「May my heart be my guiding key.」
直訳すると、私の心が私を導く鍵でありますように といったところか。キーブレードと持ち主の心の関係を考えると、日本語版と大体同じ意味である。


KHIII発売日に公開されたスペシャルムービーも、この言葉から始まっている。
外部作品ではツムツムチリシィのスキルを使ったときもこの台詞が聞ける。


χBC

予知者達の間で使われている。半分合言葉のような扱いになっており、それぞれの思惑のままに予知者たちが対立していく様を象徴しているようでもある。
例えば、マスター・オブ・マスターが弟子であるインヴィアセッドにそれぞれ使命を伝える際にこの言葉を用いていた。
そのほか、予知者同士に関してはイラとインヴィが対話するシーンにおいてインヴィが、また、アセッドとグウラアヴァ、インヴィが対峙するシーンにおいてはアセッドが、まるで宣戦布告のようにこの言葉を用いていた。さらに、グウラがアセッドにより返り討ちにされ負傷したのちアヴァに匿われた際にはアヴァの元を去る時にグウラが呟いていた。
上記のみならず、アヴァがキーブレード使いたちを訓練する際の講話において彼女が、また、ルシュが荒野にてノーネームを手に黒い箱の横に立ち空を見上げるシーンにおいて彼が、それぞれ発言していた。
それぞれのシーンにおいては、各人がこの言葉を用いる際、そのほとんどに自然な流れで左胸に右手を当てる描写がなされている。このことから、「鍵が導く心のままに」と口にし胸に手を当てるという一連の行為が、彼らにおいて習慣として定着した所作であるということが窺える。

上記のアヴァの演説のシーンのほか、エフェメラブレインがこの言葉を口にするシーンがある。

KH0.2

王様の回想では、帰り道のことまで考えずに闇の世界に突入するという割と後先考えない行動をしていたにもかかわらず、奇跡的にアクアと再会することができた王様(ミッキー)が、この言葉を信じてみたくなったと発言している。
また、現在のソラたちがオリンポスにどうやって行けばいいか悩んでいた時、グーフィーにより、ソラが旅立つ時イェン・シッドが時々ボソッと呟いていたことが判明(ソラとドナルドにはまったく聞こえていなかった)。

  • さらに直接的に、イェン・シッドがソラに「ソラが心のままに進むことで道が開ける」というシーンもある。
    • 実際に、ソラが心のままに鍵を使うことでオリンポスへのゲートが開いた。

おとぎ話の時代に使われていた言葉だが、意外と現代のキーブレード使いにも知る者がいる様子。

  • アクアが「ずいぶん古い言葉」、王様は「大昔のキーブレード使いたちが交わした言葉」と言っているため、「古くから伝わる言葉」としてキーブレード使いの間で知られてはいるのだろう。

KHIII

上記の、冒険の行先に困っていたソラがドナルドやグーフィーとの対話の中でヒントを得、ゲートを開くシーンが「KINGDOM HEARTS 2.9」としてKHIII冒頭にも挿入された。

  • 後に再びイェン・シッドの元を出立する際に、イェン・シッドが小声で呟いている。

また、リクと王様が危険に陥った時にもソラはこの言葉に従ってデスティニーアイランドへのゲートを開き、最終的に彼らの元に辿り着けた。

その後も、旅の途中で度々行先に困るソラを導く為、グーフィーが時折この言葉を使っている。

 
その他は、シグバールが、オリンポスにおいて黒い箱探しに没頭するマレフィセントピートを見下ろしつつ、「鍵が導く心のままに」の一部と思しき「鍵が──」というセリフを言った。これは、エピローグへの伏線であるものと解される。
また、ソラが目覚めの力を使って終わりの世界から旅立った際に、それを見送ったチリシィがこの言葉を贈っている。


バトルポータルクリアで入手できるシークレットレポートでも、劇中で「あの少女」と呼ばれる「被験者X」の残したレポートの末尾にこの言葉が記載されている。

  • 被験者Xについてはゼアノートのレポートでも言及されており、曰く「彼女の話は、まるでおとぎ話の世界のよう」で、「時間を超えた可能性がある」とゼアノートは推察している。
    シークレットレポートにおけるこれらの記述は、彼女がχ時代の人間であるということを示唆していると言えよう。アンセムもこの推論により彼女の行方を追っていた。

KHIIIRM

上述の不自然に途切れたシグバールの台詞が明確にこの言葉になった。
また、マスター・ゼアノートキーブレード墓場での会議(兼答え合わせ)も終わり、一人になったところで、この言葉を呟いている。
修行時代のゼアノートとマスター・オブ・マスターとの会話でも、マスター・オブ・マスターが立ち去る時にこの台詞を言っている。
カイリを救うために旅立ったソラに、チリシィが再度この言葉を贈っている。

DR

ウルドヴィーザルヘイムダルなど、何人かのキャラクターがこの言葉を使っていることが分かる。この時代ではキーブレード使いの間でまだ普通に使われていたのかもしれない。