「世界ヲ生ミシ母ナル性」
金色煌めく宝鎚に記された、
失われし文明の記憶の欠片。
(宝鎚の金属器)
宝鎚の金属器最終形。
命を育み、今再び世に現ず。
其身天空の女主人が具す鎚也。
(碑文の鎚ハトホル)
目次
概要
- MHXXのラスボスであるアトラル・カの素材で製作したハンマー。
外見は黄金に輝く面のやや凹んだ正八面体が先端部に付いた棍棒で、使用時には正八面体が4つに分割される。
黄金色の外見や表面に浮かぶ碑文などから、ハンマーというより王笏か何かにも見える。
- 生産段階が「宝鎚の金属器」であり「碑文の鎚ハトホル」への強化を経て、
究極強化形「真名バアラトゲバル」となる。
性能
- 究極強化形の真名バアラトゲバルの性能はというと
- 高めの攻撃力330
- 属性は無し
- 素で紫ゲージ20を持ち、匠スキルで延長可能
- 便利なスロット3
- かなり大きなボーナスの防御+60
無属性武器として非常に優秀な性能となっている。
無属性であるものの、属性よりも物理性能を重視するハンマーの傾向とは合致しており、
汎用性に優れてかなり使い勝手のよい一振りと言えるだろう。
- しかしライバルとなるハンマーはかなり多い。
高めの攻撃力を持つとはいえ、MHXXでは攻撃力340以上の無属性武器や、
攻撃力300越えの属性武器もかなりの数が存在する。
そのライバルの例として- 攻撃力330、匠+2で紫50、爆破30、スロット3の
「ミラバルカンルイン」
バアラトゲバルと同じ攻撃力とスロットに斬れ味+1で肉薄する斬れ味、
そして汎用性に優れた爆破属性も持つという強豪である。 - 前者2種より高い攻撃力350、匠+2で紫20、スロット2、そして作製難度が易しい
「堅骨戦槌ケミキ」 - 攻撃力370、会心率5%、匠+2で白20、スロットは0だが狩技ゲージブーストを持ち、匠+2なら全ハンマー中最高火力の
「打堕ン王の渾身撃」 - 攻撃力320、会心率30%、匠+2で紫30、龍属性値25、スロット2を持ち、超会心構成に置いてはケミキを上回る
「パワーofエンミティ」
これらは高火力を活かす為に斬れ味+2が必要で要求スキルが異なる為、
直接比べられることはあまり多くないだろう。
ちなみにこの5本の武器はどれも白ゲージがかなり短い - 攻撃力330、匠+2で紫50、爆破30、スロット3の
- バアラトゲバルは匠なしの場合の期待値ではマイナス会心のある轟槌【大虎丸】を除けばトップであり、
匠なしの中では特に扱いやすい性能になっている。
匠なしでのライバルとなるのは攻撃力こそ低いものの圧倒的会心率を持つ無明槌【中諦】だろう。
スロットも2つとこちらに肉薄しており超会心との相性も良好な強敵である。
余談
- 銘のモデルになった「ハトホル」は他のアトラル武器と同様に古代エジプトの神が由来。
豊穣の女神であると共に、多様な性質を持つ女神であり、時代と共に内容する要素が増えたり、
他の女神に要素が引き継がれていたりするが、いずれも高位の女神として扱われている。
このような経緯のため、太陽神ラーの妻だったり、その息子の天空神ホルスの妻だったりと
時代によって異なっているが、ハトホルは「ホルスの家」という意味でホルスの妻となった際の命名とされ、
碑文ハトホルの説明文の「天空の女主人」を読むにこの武器もホルスの妻としての解釈に因むようである。
名前と説明文とは裏腹の破壊力満点のメイスハンマーに付けるとはいかほどのものだろうか
- 「バアラトゲバル」は正しくは「バアラト・ゲバル」と区切り、
「バアラト」は「女神、女主人」を意味し、「ゲバル」は現レバノンの古代都市ビブロスの古い呼び名である。
碑文ハトホルの説明文の「天空の女主人」はこれに因む。
元々は西アジアで広く崇拝されていた女神アシェラトと指したとされ、
古代エジプトの支配範囲の拡大でゲバルが支配下となった際、アシェラトがハトホルと同一視されたため、
この名でも呼ばれるようになったとされている。
- なお、同じくMHXXで登場の「宝鎚グロボゼタ」と「宝鎚の金属器」で銘がカブってしまっている。
どちらも強化途中での名前であるだけまだマシかといえるか。