あまりに分厚く重いため、扱うには人を超えた腕力が必要なまさに爆鎚の名に違わぬ一品。
MH3で初登場した、ウラガンキン素材製のハンマー。
爆鎚竜の顎を模しており、非常に重量があり、並の人間には持ち上げることさえできないという。
目次
概要 
- ウラガンキンは「爆鎚竜」の別名の通り、顎をハンマーのように使いつつ、
岩石を爆破しながら戦う戦法を得意とするモンスターである。
そんなモンスターの素材から作れるハンマーと言うのだから、
見た目がウラガンキンの顎を模した作りになるのは、もはや必然と言えるだろう。
- 作品によっては異なる場合もあるが、多くの場合強化することで、
「グレンナックル」、「震鎚ギガス」、「震撃鎚グロンド・ギガ」という名称になっていくのが通例。
- 本項では亜種武器や二つ名武器についても紹介する。
性能 
- 基本的にはガンキン武器の通例通り、
非常に高い攻撃力と匠無しでのなまくらな斬れ味、そして覚醒で現れる火または爆破属性が特徴となっている。
また、MHP3以降は若干の防御力ボーナスが追加される。
- 以下に作品ごとの詳しい性能について紹介していく。
MH3 
- ウラガンキン参戦と共に初登場。
グレンナックルを経て、震鎚ギガスが最終段階の銘となる。
- 震鎚ギガスは今作で全武器ナンバーワンの攻撃力である1144を誇る。
また、覚醒させることでわずかながら火属性が発現する。
…が、斬れ味が緑止まりであり、匠をつけても緑が伸びるだけ。
今作のハンマーは気絶値が斬れ味に依存するため、
重量級にありがちな残念武器といったポジションに収まってしまった。
さらに、この頃は後続の作品にある防御力UP効果なんてものは存在しなかった。
覚醒で現れる火属性もほとんどあってないようなものであり、
非常に発動が厳しいこともあってあまり注目されていなかった。
この頃のガンキン主任は終盤で出てくる強力なモンスターだったのだが、武器はずっこける形で終わっている。- こんな斬れ味では当時の二強たる煌黒堅鎚アルメタ、カオスラッシュ剛に勝てるはずもなく、存在感も薄かった。
こんな性能でレア素材の紅玉を二個要求し作成意欲を削いでくる点も、
空気化に拍車をかけていたと言えよう。
- 一方、「下位」ではそれなりに活躍の場が与えられている。
ギガスの強化前、下位武器である「グレンナックル」は攻撃力988。
次点で更に強化前の「ブラスナックル」の884、
その次に漸く外様となるさびた塊武器「ブレス・コア」の832と
明らかに頭一つ抜けた火力を誇る事が分かる。
デフォルトの斬れ味こそ黄色だが、匠を用いればギリ実用範囲の緑が出現する為さほど気にならない。
下位の段階で青ゲージが出るハンマーはクロガネ(攻780)位な為、他に引けを取ることはほぼない。
気になるならモガ村リオレイアを試しに殴ってみよう。恐らく3分足らずで料理できてしまうだろう。
この通り「下位のうちは」非常に優秀なハンマーである。あくまでも「下位のうちは」だが。
- ただ、匠がないと途端に黄色ゲージになり弾かれやすくなり使い物にならなくなる*1上に、
匠があったとしても火事場発動状態のブレス・コアには及ばない為、どちらを担ぐかは腕前と要相談。
無論、匠+猫火事場までいければこちらが圧倒的に上回るのは言うまでも無いのだが。- なお、下位で匠を持つ防具はヘリオス・セレネシリーズのみだが、
当該防具はスロットも少なく、実用的に扱おうとするとかなり装備構成及びスキル構成も限られてくる。
不幸中の幸いなのは、その「限られたスキル」のうち一つが耳栓系統であり、
防御力も下位ではトップクラスとヘリオス装備そのものが非常に優秀な点か。
また最低でも匠がないと実用的にならないというのは、
後に追加される強化形:グロンド・ギガと共通している。
- 現在ではMH3のオンラインサービスが終了しているため、オフラインをやり込むのであれば
頼りになるハンマーとなるだろう。
- なお、下位で匠を持つ防具はヘリオス・セレネシリーズのみだが、
- こんな斬れ味では当時の二強たる煌黒堅鎚アルメタ、カオスラッシュ剛に勝てるはずもなく、存在感も薄かった。
MHP3 
- 強化による名称の変更はMH3の時と全く同じ。
震鎚ギガスはブースト込みで攻撃力255であり、
攻撃力トップの座は他のネタ武器たちに譲ったが、それでも十分高い。
また、なんと匠で青ゲージが登場している。
そして、斬れ味レベル+1時は全ハンマー中2位の物理火力と、地味ながら大きく躍進した。
…が、剛槌ドボルベルクに物理火力が負けているうえ、そもそも今作は斬れ味レベル+1を付けるのが難しいため
シルソル一式などで火力を強化した暴風槌【裏常闇】などのほうが高火力になってしまい、
結局今作でも日の目を見ることは無かった…
しかし、MHP3で紫ゲージの武器が無くなったことに加え、
地味に防御力+20というガンキンらしい能力も手に入れており、
MH3時代と比べると幾らか待遇は良くなったと言える。
今作初参戦で獣竜種仲間のドボルベルクのハンマーに、
無属性ハンマー最強の座を譲るあたりがガンキン主任の優しいところか。- 一応、最強を譲ったと言っても匠使用時に関してドボルハンマーの白が期待値310に対して
こちらも青で306までは迫っていたりはする。
1段階斬れ味を落とした状態でお互いを比較すると青と緑の倍率差からそこそこ差がついてしまっているのだが、
最大斬れ味であればモーション値や防御率、肉質を考慮すればこれは差がついていないも同然なので、
スロット面で問題がなければ敢えてこちらを採用して戦う選択肢も検討できる。
ウラガンキン武器のファンである場合は勿論のこと、
そんな状況が存在するかはさておき仮に防御力+20の差が活きるという場合は
積極的な採用を試みていいだろう。
- 一応、最強を譲ったと言っても匠使用時に関してドボルハンマーの白が期待値310に対して
- 今作でも下位においてはグレンナックルの性能が圧倒的。
匠を付けてやれば上位序盤まで充分活躍できる……のだが、まさかの下位においてもユピテルグローブの脅威が。
性能としては、グレンナックルは上武具玉強化で攻撃力205。に加えて防御力+10がある。
匠がないと相変わらずダメダメな斬れ味だが、付けてやればどうにか実用範囲の緑は出る。ここまでは良い。
一方のユピテルグローブは上武具玉強化で195。
「なんだ、攻撃力は低いんじゃん」と思うなかれ、こちらはデフォルトで緑ゲージ。
そして匠を発動できるならば、こちらは青ゲージが出現するのだ。
決して長い青ゲージとはいえないが、グレンナックルの緑ゲージも決して長くはないことを考えると
総合的にはユピテルが上回ってしまうのだ。
また今作は普通にソロで上位に上がれるため、下位の時点で匠装備を作るというケースが少ない。
それを踏まえると青ゲージの有無にかかわらず、そもそも匠なしでも充分扱えるユピテル一択となる。- 下位武器という範囲で見ると、他にも驚異的な会心率と素で長い青ゲージで期待値がユピテルにすら肉薄し、
更に作成難易度も低く時期も早いヒドゥンブレイカーがかなりの強敵である。
- 下位武器という範囲で見ると、他にも驚異的な会心率と素で長い青ゲージで期待値がユピテルにすら肉薄し、
- そして、匠無しで白ゲ+スロ2+高属性値の最強ハンマーことアルメタの壁はやはり厚く、
依然として残念武器と評される状況は続いていた。
爆鎚ジャイガン 
- ちなみに、グレンナックルに亜種である鋼鎚竜素材を投入することで、
メルトナックルという新しい武器に派生できる。
こちらの最終強化版である爆鎚ジャイガンの性能はと言うと…- まず目を引くのが、少ないながらも火属性がデフォルトで付属している点。
何と、MH3では覚醒でなければ発現しなかった火属性が、亜種武器と言う形で受け継がれているのだ。
また、攻撃力はブースト込みで245と、震鎚ギガスに一歩及ばずながらもかなりの高さ。
スロットや会心率はないが、防御力の高さも震鎚ギガスと全く同様である。
- しかし、ガンキン武器と言えばやはり気になるのは斬れ味。見てみると…
匠で緑ゲージ止まり。残念ながら、青ゲージが出たりはしなかった。
これではMH3時代の震鎚ギガスに毛が生えた程度だろう。
ウラガンキン亜種の登場も遅いため、攻略にも使いにくいという体たらくだった。
- まず目を引くのが、少ないながらも火属性がデフォルトで付属している点。
- なお、メルトナックルから爆鎚ジャイガンへの強化の際に、
あろうことか爆鎚竜の紅玉をまたしても2つ要求される。
震鎚ギガスの方は1つだけで済むのだが……なぜこんなところまでMH3から受け継いでしまったのか。
MH3G 
- 言うまでもなく続投。
今回はブラスナックルから直接、震鎚ギガスかメルトナックルに強化されるようになり、
「グレンナックル」の段階は消失することとなった。
- 上位で強化できる震鎚ギガスの性能は攻撃力1248(倍率240)、防御力+20、緑ゲージと、ここまではいつも通り。
…と思ったら、会心率-10%と残念武器にありがちなマイナス会心がついてしまった。
- 今作もこういう扱いか…と思いきや、斬れ味レベル+1を発動させた瞬間、目を疑う光景が。
匠で出現したのはまさかの紫ゲージ。
MH3での緑ゲージとはいったいなんだったのか。
そして、試しに覚醒させてみると、MH3同様火属性…ではなく、これまた衝撃の爆破属性が出現。
火山の爆弾魔として爆破フィーバーに便乗することに成功したようだ。
もっとも、上位では匠も覚醒もつけられないが…。- 強化元故に影こそ薄いが、少し手前のブラスナックルの時点で既に斬れ味は従来より大きく向上しており
制作時期としてはかなり有能な物理性能を見せている。
ギガスに至っては緑ゲージにも拘らずディオステイル改や蒼火鎚フラカンなどの
優秀な青ゲージ持ち上位ハンマーの物理期待値とマイナス会心込みで同等に並ぶ。*2
後述するが将来性という観点ではギガスの圧勝である。
- 強化元故に影こそ薄いが、少し手前のブラスナックルの時点で既に斬れ味は従来より大きく向上しており
- 以上の事項及びギガの圧倒的な強さのおかげで、攻略のみを重視するというのであれば
ボーンハンマー→ドロスボーンメイス→ドラグロハンマー系統→ブラスナックル系統
という一本道でハンマー使いのハンターは何ら問題なく攻略を進められてしまう。
ドロスボーンメイス→ドラグロハンマーがやや厳しいので現実的にはそこの繋ぎを用意することになるだろうが、
今作では下位の間は充分な物理性能に加えて
氷属性までも持つフローズンコアがゲーム開始時点で作れたりもするのでそう苦労することもない。
G級でも、匠さえ発動できればG1到達直後の段階ではほぼ火力トップ*3である
未覚醒バンブ=ボルボと同等の物理性能を持つようになる。
紫ゲージ及び白ゲージの長さこそ心許ないが、それは他の同時期の武器も同じこと。
それゆえ、下手なG級ハンマーを作るよりも安上がりかつ強力である。- 一方、ギガスで覚醒を発動させると爆破300が顔を見せる。
匠と両立できた場合攻撃力1248に爆破300に紫10のスロ1となり、
数値上これはノヴァジオの前身である爆砕の破鎚に匠を発動させたものと同等である。
実際には覚醒必須なことや白の長さ、会心率の差からあちらには勝てないのだが、
上位武器とG級武器の比較であることを考えれば凄まじい程の肉薄と言えるだろう。
- 一方、ギガスで覚醒を発動させると爆破300が顔を見せる。
- その後はそのまま通常種素材で強化すると震撃鎚グロンド・ギガとなる。
これこそが今作のハンマーの真骨頂といっても過言ではない。- また、ブラスナックルに亜種素材で強化した場合は最終的に爆炎鎚ドジャイガンになるが、
こちらはいまいち影が薄い。詳しくは後述。
- また、ブラスナックルに亜種素材で強化した場合は最終的に爆炎鎚ドジャイガンになるが、
震撃鎚グロンド・ギガ 
- 主任の快進撃は止まらない。
G級では大本命、震撃鎚グロンド・ギガへと強化を遂げる。
その脅威の性能は- 有無を言わせぬ攻撃力1508
この攻撃力1508という数字、武器倍率に換算すると実に290である。 - あって損はない防御力+25
- 青ゲージに会心率-15%
しかし「斬れ味レベル+1」により白ゲージ30+紫ゲージ20が出現する。 - 覚醒で400もの爆破属性
- おまけにスロット1つ
覚醒による属性値はブラキ武器の破岩鎚ノヴァジオをも上回り、
基本攻撃力もマイナス会心率を考慮してなおノヴァジオを軽々と上回る期待値を誇るシロモノである。
なんせノヴァジオの武器倍率は260、こちらはマイナス会心込みでも期待値は279.1。
これはグロンド・ギガが白ゲージでもノヴァジオの紫に匹敵する程の物理火力を出せる*4ということである。
紫ゲージの長さも同じ20で、もはや全く勝負になっていない。
また、上述したようにスロットも1つついているので、申し訳程度ではあるが拡張性もある。- このようにオーバースペック気味と言っても過言ではないほどの超性能を獲得したことにより、
過去作において最強を誇っていたアルメタとの上下関係は完全に逆転。
逆に、アルメタのG級派生であるアル・メタリアの方が
同属性武器と拮抗する程度のスペックに凋落する事態となってしまった。
あのガンキンハンマーが、あの産廃の代名詞たるガンキンハンマーが
3シリーズのラストにかくも鮮やかな大革命を起こすなど、一体何処の誰が想像しただろう。
正に爆鎚竜の名を表すに相応しい武器となった瞬間である。
これほどの大逆転を達成した武器は歴代シリーズまで見渡しても数えるほどしか無い。 - 有無を言わせぬ攻撃力1508
- これにより2chのハンマースレにはグロンド・ギガ使用者が大量に溢れ、
グロンド・ギガの外見がう〇こと比喩された事もあって糞スレと呼ばれる事もあった。
折角の大躍進なのにあんまりな呼び名である。
それほどまでにこのグロンド・ギガの使用者は多いのである。- 上位のギガスを強化すると、すぐグロンド・ギガという作りやすさもある。
実際、港★6(G★1)のイベントクエストで、ちょうどおあつらえ向きなクエストも存在する。
他のG級武具は、最終強化までG級に入ってからも強化を3、4回も繰り返す必要があったりする。
ライバル(といえるのか甚だ疑問だが)のノヴァジオもイベントクエストを使えば★6で作成可能だが、
G級上がりたての状態でこのクエストをクリアするには、冗談抜きでプロハン級の腕が必要である。 - 余談だが、コロコロクエのウラガンキンは攻撃力こそG級だが身体が小さいので当たりにくく、
2頭クエストであるお蔭で前段階の震鎚ギガスに匠を付けられれば大体10分前後で卸せる、
即ち上位単体クラスのHPに収まっている良心設計である。
肉質は堅く弾かれやすいが、上手く顎破壊を誘発できれば砥石が足りなくなるということはまずない。
ラングロトラも2頭クエスト相応のHPなので、安心してこの武器の用意に取り掛かれるだろう。
- 上位のギガスを強化すると、すぐグロンド・ギガという作りやすさもある。
- ただし、上記のように「斬れ味レベル+1」と「覚醒」を付けての驚異的性能であり、
その2つがなければ真価を発揮することができないのが唯一の難点と言った所か。
というより、スキルの選択枠が制限されるのは覚醒武器の常である。- だが、グロンド・ギガの場合、
匠さえ発動させれば物理威力の期待値の時点で既にトップクラスになる。
その火力は覚醒なしでも無属性ハンマーの代名詞、ネロ=カオスをも上回ってしまう。
参考までに、こちらの期待値は上記の通り280弱、一方ネロ=カオスは276.75である。
白ゲージが短いため長時間殴り続けるとやや劣ることもあるが、
ハンマーは斬れ味が減りにくいので、ジエン・モーランか超強化モンスターが相手でなければ
負けることはほぼない程度の差である。
無論覚醒を付ければ計算するまでもない。こちらの圧勝である。
同じく覚醒と匠が必須のランスと違い、ハンマーは必須スキル自体が少ないため、スキル自由度が高い点が救いと言える。 - 紫ゲージ20、それに続く白ゲージ30は、正直なところMH3Gにおけるハンマーとしては少し心許ない。
その為、火力を維持し続けたいならば覚醒、匠に加えて出来れば業物も欲しくなる
(匠と業物を同時発動させたいならこれがあるが、流石に覚醒も発動させるのは難しくなる)。
しかし、紫ゲージ時ではぶっちぎりの火力であること、
白ゲージでもなお平均的なG級ハンマーの物理火力は持ち合わせていること、
そして何より今作では爆破属性が異常に強力であることを鑑みれば、
結局は3Gの全ハンマー中でも断トツの実力ということになる。
ここまで来るといかに狂った性能であるかよくわかるだろう。
勿論業物を付けることができればその恐るべき性能に更に磨きがかかる。
- だが、グロンド・ギガの場合、
- このように最強クラスの物理性能に超万能属性と言われた爆破属性を併せ持つという、
ネタ武器から一転、正しく3G最強のハンマーとして君臨することとなった。
ガンキン主任の面目躍如といったところなのだが、その性能は完全にはきゅんの再来と言えるものであり、
悲しきかなこれ一振りで他のハンマーの存在意義すら爆砕してしまったのも事実である。
パチンコや零点、ブラキ武器と並び、
3Gにおける「とりあえず爆破武器担いでおけばOK」という風潮に加担してしまった、
ある意味では罪深いハンマーであるとも言える。
- 一応MH3G内の環境で比較すると、
暴風槌【裏常闇】がほぼ唯一このグロンド・ギガの対抗馬になるだろう。
あちらは攻撃力こそやや控えめだが匠不要でギガより圧倒的に優れた斬れ味を持ち、高い会心率を有する。
低攻撃力高会心なので、ギガに匠を搭載する分で攻撃力UP【大】が発動できればそれだけで物理火力は並ぶ。
無論攻撃力UP【大】は匠より重いが、ギガは匠を載せての紫ゲージもやや短いのでその分の差である程度補える。
またギガには匠を積む必要があるので業物を積むのが難しくなるが、裏常闇であればその心配もないし、
何よりその紫ゲージ30に加えて長大な白ゲージのおかげで業物すらも載せないという
圧倒的なスキル自由度を与える選択肢もある。
そのため、最終的な性能はほぼ互角になると言えるだろう*5。
一方属性に関しては覚醒によりあちらは毒が出るが、こちらは爆破。
使い分けるにはどちらも充分強力な属性である。
爆炎鎚ドジャイガン 
- ブラスナックルにウラガンキン亜種素材を使ってメルトナックルに派生強化した場合、
爆鎚ジャイガンを経て爆炎鎚ドジャイガンというものになる。
- 攻撃力はグロンドと同様全ハンマー中第2位で、その名の通り火属性も持つものの
斬れ味レベル+1を付けても白ゲ、会心率-20%、スロ無しと、グロンドと比較すると大きく劣っている。
スヴァログや始祖ノ炎ヲ抱キシ花を入手できるようになるまでの繋ぎにはなる…かもしれない。
こちらはこちらで最終強化までに爆鎚竜の天殻を2個も要求されてしまうのだが。MH3から続く悪しき伝統である。
それ以前にこれらの火属性ハンマーの存在ですらすべてグロンド・ギガに喰われてしまっているという事実が
このハンマーにとって最大の逆風になってしまっている。
- 上位時点のメルトナックルでは攻撃力1196とダントツで、なんと何を間違えたのか素で青ゲージ20を有している。
そのため、会心率-5%を加味しても他のハンマーの追随を許さない物理性能となっている。
G級では残念なことになるが。
もっとも、作成可能となるのは上位最終盤なので攻略には向かない。
- ここまで微妙さばかりが喧伝されてしまっているが、一応フォローを入れると
実際には始祖ノ炎ヲ抱キシ花には物理の差で勝てることも多く、スヴァログも紫ゲージが滅茶苦茶短いのもあって
マイナス会心を+に転じさせるなどなんらかの工夫を施せばスヴァログにも勝る可能性はある。
そして仮にあらゆる場合で劣るとしてもこちらは制作時期がG2と早く、
その時点でクリア後でないと作れないスヴァログとの差別化は出来ている。
グロンド・ギガに勝るのは難しいというだけで、こちらも一線級の性能は保てているといえるだろう。
MHX 
- 主任の復職に伴いこのハンマーもめでたく復活。
震鎚ギガス 
- 鉱石繋がりからかグレートノヴァからの派生となり、最終強化は震鎚ギガス。
今回も「グレンナックル」の銘は登場しない。
- 性能をまとめると、
- ガンキン武器らしく攻撃力240
- あって嬉しい防御力+20
- 素では緑ゲージだが、匠の延長分は全て青ゲージ
- 会心率はブレのない0%
- 覚醒が無いので今回は無属性
- スロットはなし
- 今までとは打って変わって、匠で長めの青ゲージを持つ安定性に長けたハンマーとなった。
期待値としては306。攻撃力220の白ゲージ(期待値310)を僅かに下回る程度となる。
さすがにMH3Gのグロギガほど大暴れは出来ないものの、MHP3までと比べれば十分実用可能な性能といえる。
匠がやや重い本作だが、素の緑ゲージを利用した文字通りの鈍器運用というのも
ロマン運用としては有りかもしれない。
ただし、緑ゲージで鈍器のみを発動させても青ゲージの期待値を上回れない点は注意。
- まともに運用するならば、やはり匠による長い青ゲージを活かしたいところ。
匠は重いものの今作では狩技やスキルの恩恵で斬れ味を維持しやすく、
あまり手数の多くないハンマーということもあって匠を+1止まりにしても十分に運用が可能。
空いたスキル枠で火力を補えば、他のハンマーにも劣らない活躍も期待できるだろう。
- ただし、ベルダーハンマーの派生となる歴耀鎚シデロスが大きなライバルとなる。
あちらは攻撃力220に匠で白ゲージが丸々出現するため、期待値を僅かに上回られた上に斬れ味の差別化もできない。
ならば防御ボーナスで…と言いたいところだが、あちらはベルダー武器系統なので強化が非常に簡単な点も売り。
防御ボーナスで巻き返せるかと言われるとやや厳しいところである。
グロボナックル 
- また、MHXでは二つ名個体である宝纏ウラガンキンの素材を使うことで、
グロボナックルという系統の武器が新たに作れるようになった。
レベル10まで強化することで、「宝鎚グロボゼタ」という名称となる。
外見は、青い宝石を散りばめたブラスナックルと言ったところ。
う○こに宝石をばら撒いたとか言ってはいけない。
- 宝鎚グロボゼタの性能を見ると、
- 通常種よりやや劣る攻撃力220
- こちらも微妙に負けてしまった防御力+10
- 斬れ味は素で緑ゲージ、匠の追加分は全て青ゲージと、ギガスと全く同じ
- 会心率ではわずかに勝る5%
- やっぱり無属性
- そして二つ名武器の常であるスロットなしと、狩技ゲージの蓄積ボーナス機能搭載
会心率は5%だけではほぼ誤差程度だし、それだけで攻撃力20の差を埋めるのは不可能。
明確に勝てているのは狩技ゲージが溜まりやすい点だけである。
この武器に素材を使用する際は慎重に考えた方がいいだろう。
せめて睡眠属性くらいは付いてほしかったところである。- 幸い、見た目は無骨さと豪華さがうまく合わさっており、なかなか悪くはない。
効率は二の次に、ファッション性を重視したいのであれば出番もあるかもしれない。
- ちなみに、最終強化時にやっぱり爆鎚竜の紅玉を2つ要求される。毎度恒例いつものやつ。
残念性能なものに強化する場合には紅玉や天殻が2つ要求されるというのは、もはや伝統なのだろうか。
MHXX 
- G級が追加されたということで、あのグロンド・ギガも堂々の復活を遂げた。
震撃鎚グロンド・ギガ 
- MH3Gの頃の猛威を知っているハンターからはさぞや待望の復活、となる…はずだった。
蓋を開けてみるとその性能は、- 他のハンマーより頭一つ抜けた攻撃力350
- 変わらない防御力+25
- ついに達成した念願の会心率0%
- スロットは0
- 斬れ味+2で出るゲージは上記の強力な点を全て帳消しにする青30+白20
一応白ゲージ時の期待値は462と低くはないのだが、今作の無属性ハンマーとしては
あのアトラル・カのハンマーである真名バアラトゲバルに防御力、スロット、斬れ味の
面で負けてしまっており、一応白ゲージでは期待値でわずかに勝るがスキル負担を考えるとほぼ意味がない。
まあそもそも斬れ味レベル+2前提の無属性ハンマーには同攻撃力で紫ゲージが出る上にスロ2の
堅骨戦槌ケミキが存在するのでラスボス武器と比較して悔しがるのもおこがましいのだが。
この武器だけに該当することではないが、ミラバルカンのハンマーであるミラバルカンルインが
バアラトゲバルから防御アップと素の紫を取り除いて爆破属性30を付けたという、ある意味MH3Gのこれを
彷彿とさせる恐るべき性能を有しており、無属性ハンマーの立場そのものが今作では微妙である。- 一応斬れ味レベル+2 さえ付ければそこそこの期待値は出せるため、
3G時代から二回り位デチューンした程度で使い方自体は当時とあまり変わっていない。
寧ろ当時のグロンド・ギガの性能がおかしいだけで、
今作で本来のガンキン武器の立ち位置に戻っただけとも言えるが…。
宝顎鎚デアマンテ 
- このように残念な結果になってしまったギガだが、ガンキンハンマー自体は実は思いのほか健闘していた。
それがグロボナックル究極強化形のデアマンテである。
- その性能だが、
- ギガを超えた怒涛の攻撃力380
- ギガと同等の防御力+25
- グロボナックル時代より強化された会心率10%
- 斬れ味+2で出るのは青ゲージ50、以下はバルク武器並に長大な緑ゲージ
- スロット0だが、狩技ゲージ増加率アップの効果
というのも、今作の鈍器の効果は「緑ゲージ時に攻撃力×1.1倍」に変更になっているのだ。
したがってこの武器で鈍器運用をした時の期待値は実に449まで上昇する。
これでも真名バアラトゲバルの紫ゲージにはやや及ばないが、長大な緑ゲージによる業物いらずの高い継戦能力と
二つ名武器特有の狩技ゲージの溜まりやすさという二つのアドバンテージにより、
どうにか最前線で戦える程度の性能になることは出来た。
やっぱりミラバルカンルインの壁は高いが、少なくともグロンド・ギガよりは救われた性能である。- もっとも同じく二つ名武器の鎧裂鎚ドヘシオリが長い白ゲージと鈍器込みのデアマンテに匹敵する火力を持つため
業物いらずの維持能力という点では差別化しづらいのが辛いところ。
そして何よりドヘシオリはG1~G5までクリアすれば済む上に鎧裂武具は優秀な物が多く募集が成立しやすい。
一方こちらは武具の性能がピーキー過ぎて募集そのものがかなり稀な
難敵の宝纏を1~G5までの15回に渡って相手にしなければならない為、作成難易度がかなり高い。
- なお緑⇒青の上昇幅が大きいため鈍器より匠のほうが期待値が上昇する。
紫ゲージの弱体化もあり真名バアラトゲバルやミラバルカンルインの紫ゲージを超える期待値を誇る。
青25あるいは50あればハンマーなら問題なく戦うことが可能なので、こちらの運用も選択肢として取れるだろう。
ただしこちらの運用では匠1で期待値が肉薄するウィルギガントリペルの存在がネック。
MHWorld 
- 主任が続投した今作ではブラスブレイカーと名を変えて登場。ラドバルキン素材のボーンスパイクから派生する。
デザインも一新されており、ロックボーンをベースにウラガンキンの甲殻をあしらった地味な形状になっている。
最終強化、ブラスブレイカーIIの性能は- ハンマー中同率2位の攻撃力1092
- 斬れ味は素で短い青ゲージ、匠Lv5でも青止まり
- 会心率は0%
- 低めの火属性120
- スロットはレベル3が1つ
- お馴染みの防御ボーナス+30
- レア度7の為カスタム強化は2回
- 単体の性能だけ見れば決して悪くないのだが、ブロスシャッターIIの存在が壁となる。
あちらは属性こそついていないが、今作はこういった高い火力におまけの属性といった形の武器は
無属性強化のせいで火力で上回られやすい。物理重視のハンマーであればなおさらである。- また、潰滅の一撃も大きな壁となる。MHWorldでは火が効いて龍が効かないモンスターがほとんどおらず、
属性による差別化も厳しい。
- また、潰滅の一撃も大きな壁となる。MHWorldでは火が効いて龍が効かないモンスターがほとんどおらず、
MHW:I 
- マスターランクでも強化され、最終強化の銘は重甲鎚ガンキンII。
攻撃力だけは1508と一級品、火属性は240と低めだがLv4スロット持ち、オマケの防御+35とここまではいいが、
斬れ味が匠Lv5をつけても青から変化しない。
同じ攻撃力で斬れ味白や紫が出る武器もあるので、このハンマー自体の出る幕はないだろう。
- とはいえこれで終わらせてもそれはそれで不憫なので一応フォローを入れると、
攻撃力1508の青ゲージは攻撃力1370の白相当であり攻略段階ではそれなりに高い水準である。
他の同じような時期(MR5前後)に作れる火属性ハンマーを見回すと、- 攻撃力1352・素白ゲージ・Lv1スロット1つ・火属性330の斬竜鎚ウルガ*7
- 攻撃力1404・会心率-20%・素青ゲージ・火属性270・スロットなしの蛮顎竜ノ猛槌II
- 攻撃力1248・会心率20%・素白ゲージ・火属性300・Lv1スロット1つの火竜砕フラカン
スロットを考えればガンキンはむしろ同ランク帯において優秀な部類ですらある。
そして何も火属性に限った話ではなく、全体的に同時期のハンマーはこのくらいの性能である為
Lv4スロットがない武器が相手ならその時点でLv4スロットでの差別化が効いてしまう。
一応ウルガやフラカンは匠で紫が出現する為不利にも見えるが、
匠や紫維持用のスキルを採用する分でこちらも別のスキルを増やせる為さほど不利にはならない。
あくまで「最終的には微妙」というだけで、ランク相応の力は備えているということである。- とはいえ他の属性まで見渡すと攻略段階ではベネ・フローレスが強力なため
資金繰りなどが忙しい攻略段階で敢えてこちらも作るかは微妙なところだが、
そのベネ・フローレスは物理がこちらより若干低く、Lv2*2スロットは備えるがLv4スロットはないため
スロットの質や属性で使い分け可能ではある。
MHF 
- ブラスナックルの性能は
- 非G級のハンマーとしてはNo.1に躍り出た攻撃力1560
- お約束の会心率-15%
- 火属性580
- 防御力+125
- 斬れ味レベル+1で紫ゲージが発生
マイナス会心は見切りスキルが充実するMHFでは打ち消しは容易であり、
紫ゲージの長さも十分実用に足る。
- この武器の攻撃力を上回るものは非G級では存在しない。
同じ攻撃力を有するのが進化武器燦然Lv100であることから、
その破格のスペックがお分かりいただけるだろう。
一応防具効果を得た天嵐武器や覇種武器には劣る面もあるが、
クエストを問わず安定した破壊力を発揮できるのは強い魅力と言える。
- GR100で最大強化できる、震撃鎚グロンド・ギガの性能は以下の通り。
- 攻撃力2714
- 火属性1030
- 会心率は-15%で据え置き
- 斬れ味レベル+1で空色ゲージが発生
- 攻撃力2700を超えつつ標準で空色ゲージを持つハンマーはG級進化武器を除くと存在しなかった。
マイナス会心は痛いが、G級から使用可能になるシジルなどを使えば十分カバーできる。
ただしG級系統武器の一つである始種武器では、
防具条件次第だが攻撃力2700越え+空色ゲージという恐るべきものも存在する。
MHF-G9.1現在、火属性の始種武器はないため、火属性値を活かした差別化も十分考慮に値するだろう。- 欠点を述べるならば、G級で主流構成となっている会心率100%構成にそのままでは対応しないことである。
一閃+3・見切り+5・秘伝書特殊効果会心+22%で合計102%であり、あと13%足りない。
そのため、この武器を100%構成で運用するには、上記のようにシジルを焼き付ける、
あるいは閃転のように会心率を上げるスキルをさらに加える、ということが考えられる。
簡単なのはもちろんシジルだが、遷悠武器の両対応スロットを活かしてスキルでカバーするというのも
選択肢としては十分考えられる。
- 欠点を述べるならば、G級で主流構成となっている会心率100%構成にそのままでは対応しないことである。
- 今では辿異種のハンマーも数多く流石にもう分が悪くなってしまっている……が、
会心率さえどうにか出来ればその性能は辿異種リオレウス☆2の素材で作れる
「火竜猛鎚ジュール」と数値上はほぼ同等である。
辿異スキルや会心率、及び発達部位への特効効果なども考慮すれば総合的にこちらがやや下ではあるが、
それでも常にアップデートを続けていくネットゲームであるMHFにおいて
辿異種実装の1年前であるG9の時点で既に辿異種にも通用する破壊力を有していたという点は
間違いなくこのハンマーに対する評価の指標の1つになるだろう。
余談 
- MH3Gにおけるグロンド・ギガは、
- デフォルトの斬れ味は微妙だが匠で紫が出現する
- 覚醒で凄まじい値の爆破属性が出現する
- カテゴリトップクラスの攻撃力を持つ
- ややキツめのマイナス会心を持つ
ついでに、もう片方の派生先が微妙武器であるところも共通している
(向こうは微妙どころの騒ぎではないが)。
マイナス会心で期待値は少しは下がっているが、攻撃力期待値がそれを考慮しても非常に高い上、
紫ゲージが付き、それに加えて強力な爆破属性を引っさげているのが強さの原因、もとい秘訣である。
ただ、向こうはブラキ武器との差が少なく、作成難易度の高さも相まって
こちらほどの独占状態にはなっていない。
- MH3Gでグロンド・ギガが圧倒的な力を見せたのは、
当時の仕様が追い風となっていたというのもあり、具体的には- MH4Gまでは紫ゲージの斬れ味補正が非常に大きく、
斬れ味紫の長さが重要で白ゲージ以下は軽視されがちだった - MH3G当時の爆破属性はバランスブレイカーとされるほど、
敵に与えるダメージ量が大きかった - 当時は超会心や達人芸などの会心関連スキルが無かった為、
マイナス会心率は軽視されることが多かった
現在のMHでMH3Gの能力のまま登場したとしても、
白ゲージの長さや会心関連スキルでの総合的火力や持続戦闘力で凌駕したり肉薄してくるライバル武器が
多数出てくることが予想され、MH3Gだからこそ君臨できた武器と言える。 - MH4Gまでは紫ゲージの斬れ味補正が非常に大きく、
- この武器は「あらゆる槌の中で最も重く、最も硬い」と言われており、
さらに、説明文には「持ち上げるには人を越えた腕力が必要」と書いてある。
つまり人間には持ち上げることは不可能ということである。なのにハンターは簡単に持ち上げている。- 更に砥石でといだ後に行うお決まりのポーズの際には、片手で軽々と持ち上げる。
ここにきて、ハンター超人説が一段と濃厚になったといえるだろう。
というよりもそんな重さの物を腰に付けていてはまず立ち上がったり走ったりする事すら難しそうである。 - ちなみに、名称は「指輪物語」及び「シルマリルの物語」に登場する槌「グロンド
」に由来すると思われる。
この武器と同様、とても人間の担げるような代物ではない。
- 更に砥石でといだ後に行うお決まりのポーズの際には、片手で軽々と持ち上げる。
- 外見がウ○コっぽいと比喩されているのは前述した通りなのだが、
その後MH4で本当にウ○コっぽい、というかまんまウ○コなオトモ武器が登場してしまった。
一体誰が予想できたというのか。
- MHP3やMH4、MHXにおけるオトモ用ウラガンキン装備の武器は、
本武器を猫風にデフォルメした可愛らしいものになっている。
- ブラスナックルは「真鍮のゲンコツ」といった意味になる。
現実で言えば名前の通り、拳に金属の輪をはめて破壊力を増すための武器のこと。
素材は真鍮に限らないが、メリケンサックなどとも呼ばれているアレである。
モンハンのブラスナックルは素材とモチーフがアゴな上に、武器としてはハンマーなのだが…
- デアマンテはイタリア語やスペイン語においてダイヤモンドを指す単語の
diamante(ディアマンテ)に由来していると思われる。
関連項目 
モンスター/ウラガンキン
モンスター/ウラガンキン亜種
モンスター/宝纏ウラガンキン
武器/ガンキン武器
武器/レイジングテンペスト - MH3Gでは匠で青→紫ゲージに、覚醒で爆破属性を得るという点が共通。
武器/渦巻く骨の塊鎚 - MH3Gのグロギガと共通点が非常に多く、MH4では本武器の後継者と言えるハンマー。