SD1.x

Last-modified: 2026-07-27 (月) 19:17:05

概要

  • SD1.4, SD1.5を総称してSD1.xと呼ぶ(当Wiki内限定の表現)
  • RunwayとCompVis、Stability AIが2022年にリリースした画像生成AIモデル。
    オープンソースの画像生成AIとして、としあき達への普及にあたって先駆けとなった存在。

性能面

  • 複雑な構図やプロンプトの細かい指示には、当時としても弱い傾向があった。
    人体構造の破綻は当り前。
    • が、それを逆手にとった遊びやジョーク、カオスさがふたばのとしあき達で話題であった。
      一方で、生成速度は非常に軽快で、旧世代のGPUでも十分動作する。
  • ネイティブ解像度は512x512pxと、後発モデルに比べると低め。
  • LoRAやControlNet、各種拡張機能のほとんどがまずSD1.5向けに開発される慣習が長く続いた。
    派生モデル(マージモデル、ファインチューンモデル)の数は他のどのシリーズと比べてとても多い(失敗作も多い)。
    • Loha, Lokrのような軽量LoRA方式が登場したのも同時期。
      当時は4GB~8GBグラボ主流で学習ツールが未成熟だったため、モデル読込だけで限界であり、パラメータをVRAM展開する余裕はほとんどなかった。
      その結果、SD1.x現役時目線で見ても、品質が明らかに低いLoRAファイルが多く流通している。
    • とはいえ、その数の多さをガチャ感覚で楽しむとしあきも多かった。
  • Danbooruタグとの親和性が高く、イラスト系の運用実績が豊富。
  • 要求スペックに関しては非常に低く、VRAM4GB程度でも推論が可能。
    学習環境も個人PCレベルで十分に構築できる。
  • コンテンツフィルタは緩く、学習データセットの性質もあって、成人向け表現を含むファインチューンが盛んに行われた。

ユーザーの動向

  • SDXL登場してからも、かなり長い期間使用されており、SDXL成熟期(おおよそIllstrious登場した頃)までは結構なユーザーが残っていた。
  • ComfyUI, Forge NeoなどのVRAM削減が進み、SDXL, Animaへの移行が進んだ結果、新規ユーザーがSD1.xを導入することはほぼなくなった。
  • t2iとしての最低限の機能はあるため、2026年でも「これで十分」と、メインで扱う古参ユーザーもごく少数ながら見かけたりする。
  • 総じて、性能は低いが、生成AIは楽しむものという基本を教えてくれた良作と言える。

特徴

基本スペック

  • アーキテクチャ基本構造
    • LatentDiffusionModel(LDM)をベースとしたモデル
  • 拡散モデル
    • U-Net
    • パラメータ数860M(8.6億)
  • TextEncoder
    • CLIP ViT-L/14
    • パラメータ数約123M(1.23億)
  • VAE
    • SD1専用VAE
  • ベースモデルのスタイル系タグ適正
    • 得意分野・・・anime, illust
    • 可能・・・photorealistic, concept art, watercolor, oil painting, 3d
    • 不可・・・
  • テキスト出力・・・不可。
  • コンテンツフィルタ・・・なし。
  • 固有機能・・・なし

利用方法

対応UI

推奨生成パラメータ

サイズ

縦横いずれも、512px推奨。

  • その解像度以外は使用範囲外で、
    およそ700pxを超えて生成したあたりから、同じ画像パターンの繰り返しみたいな明確な破綻が起こる。
    追加学習で解決する問題ではなく、モデル構造上の問題。

プロンプト

当Wiki各ページに色々書いてあります。

派生モデル

モデル紹介/SD1.x系


*1 sd-scriptsの学習上限