巫女の留守を預かる仙人

Last-modified: 2024-03-23 (土) 19:34:03

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基本情報

画像詳細
巫女の留守を預かる仙人.jpg名前巫女の留守を預かる仙人
レアリティ★5
属性
イラストマッパニナッタ
入手ドロップ(L閑-5-2)
備考'22/05/31追加
装備時上昇ステータス
強化値+0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10強化値
陽攻+32+38+44+50+56+62+68+74+80+86+92陽攻
陰攻+18+22+26+30+34+38+42+46+50+54+58陰攻
#特性
限界突破0限界突破4
特性1装備スペカの肉弾の威力を25%アップ(1T)装備スペカの肉弾の威力を50%アップ(1T)
特性2使用時に自身のCRI命中を1段階アップ(3T)使用時に自身のCRI命中を2段階アップ(3T)
#解説
解説1「たまにはいいものね。 巫女の代役も」

有角の仙人は嘯(うそぶ)いた。
今日は不思議と、気分が良かったから。

これは封結晶が現れるより前。
しかし時の流れの上には無い。
語られなかった、物語。

「お賽銭は、ないけど」
解説2「博麗霊夢は留守ですか。 茨木華扇くん」

人間の参拝客はさっぱり来ない。
妖怪ばかりが集まる妖怪神社。
こうして拝殿前に腰掛けていると、それが実感できる。
本当に、人間が来ない。

「そういえば、貴方は神様だったわね」
「ええ、玉造部です。 勾玉を造る神です」
「霊夢の陰陽玉も、貴方が作ったのよね」
「そうですよ。 それがなにか?」

かつて、陰陽玉に触れてみたことがある。
とんでもないことになった。
この神様に聞けば、正体が分かるのかしら。

「いいえ、別に。 ところで、水饅頭でも食べる?」

いつでも聞けることは、いつか聞けばいい。
今はただ、この時間を過ごしていたい。
仙人は、そう思ったのだった。
解説3「あややや!? 山の仙人様が、そんな恰好をして」

天狗もまた、妖怪と呼ぶには「深くなりすぎた」存在だ。
強固な伝承の基盤を持っているため、人間から恐れられやすい。
外の世界では、今でも天狗を神様として信じている人々がいるとも聞く。

「一枚、よろしいですか?」
「記事にするつもり?」
「まあ、そのようなものです。 写真を主体とした新しい出版物を企画中でして。
仙人様にもきっと、『ファン』がたくさん付きますよ」
「へえ。 てっきり何か、こそこそ話をしにきたかと思ったわ」
「そういう日もありますよ」

何をやっても嫌がらせになる天狗が、お行儀よく仕事に専念とは。
明日は天狗つぶてでも降るんじゃないかしら。
……ん?

「今、なんて言った?」
解説4「おや? 華扇じゃあないか。 ひとり?」

鬼、ねえ。
今も昔も、最強の妖怪だ。
いや、妖怪ですらないかもしれない。
むき出しの精神みたいな、そういう感じの……。

「一緒に楽しみながら、霊夢が帰ってくるのを待たないか?
お前が掃除してくれたおかげで、境内もキレイなことだし」
「華扇さんも、ぜひ食べてください。 私の自慢の居酒屋料理です」

鯢呑亭の看板娘は、ずいぶんあの鬼と仲がいいようだ。
料理の腕は、幻想郷でも指折りと言っていい。
またひとり。
またひとり、と。
境内には、新しい仲間が加わっていく。

「引き寄せるは、宴か巫女か」
解説5「留守番ありがとう、華扇」

白黒の魔法使いを伴って、紅白の巫女はそう言った。
なにも特別なことはない。
いつも交わされる、普段どおりな言葉だ。

しかし今日は、それがどうもたまらなく愛おしく思えた。
理由など、知らない。

「霊夢っていつから、『茨華仙』よりも多く『華扇』って呼ぶようになったんだったかしら」
「さあ? 忘れちゃったわ」
「あら、そう」

今日、私は改めて知った。
貴方の周りに、多くの仲間たちがいることを。
私はその中のひとりとして、貴方を。

誇らしく、思うわ。
 

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