孵化厳選の方法

Tag: 初心者向け

このページの目的

対戦に使用するポケモンを用意する。
そのために必要な情報をまとめる。

目次

孵化厳選とは?

ポケモンは同じ種類であっても能力値が異なる。
これには複数の要因があり、分かりやすいものでいえば「レベル」や「せいかく」が挙げられる。ポケモンは「レベル」を上げると能力が上がり、「せいかく」によって上がりやすい能力・上がりにくい能力が決まる。
ゲーム内で確認できるものであれば他に「きそポイント」も存在する。「きそポイント」はポケモンを倒したり、スパトレを行うことで手に入り、どの能力に割り振るかで最終的な強さが変わってくる。
しかし、同じ「ポケモン」「レベル」「せいかく」「きそポイント」であっても能力値に違いが表れる。
これはポケモンごとの「生まれつきのつよさ」による違いであり、インターネットでは「個体値」と呼ばれることが多い。当ページでも以下は「個体値」と呼称する。
「ポケットモンスター サン・ムーン」以降では「すごいとっくん」によって個体値を後天的に上げることができるが、トリプルバトルが行えるORASでは存在しないため、「せいかく」と共に後から変更できない要素となる。
対戦においてはポケモンの能力は(基本的に)高いほうが良いため、「個体値」が高いポケモンを手に入れる一連の作業を「厳選」と呼ぶ。
※一部のステータスが低い方がバトルに有利な場合もあり、その場合はその個体値が低いポケモンを厳選することになる。
「孵化厳選」とは、「タマゴ」を用いての厳選方法であり、タマゴが見つからないポケモン以外を厳選する場合の最も主流な方法である。

参考サイト
ポケモンWiki/ステータス

「個体値」の仕組み

個体値は各ステータス(HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさ)にそれぞれ個別に設定された0～31の数値であり、個体値が高いほど対応するステータスも上昇する。
個体値を一桁の文字で示すために、32進数で個体値を表現することが多い。
最も高い31は「V」、次に高い30は「U」と呼ばれることがあり、Vがn個あることをnVと呼ぶ。
例えば「こうげき」以外の全てのステータスが31であれば、そのポケモンは5Vということになる。
また、個体値が0であることを「逆V」と呼ぶ人もいる。(字数・発音数・分かりやすさ的に普通に「0」で良くない?という意見もある。)

参考サイト
ポケモンWiki/個体値

「バトルリゾート」のポケモンセンター内左上の人物に話しかけると、ポケモンの個体値を「ジャッジ」してもらえる。
まずは個体値の合計についてコメントし、次に最も高い個体値について、最後に個体値が0の箇所があればそれについても教えてくれる。

参考サイト
ポケモンWiki/ジャッジ

めざめるパワーについて

めざめるパワーはそのポケモンの各個体値が偶数か奇数かによってタイプが変わる。以下はその対応表。
(H=HP、A=こうげき、B=ぼうぎょ、C=とくこう、D=とくぼう、S=すばやさ)

めざめるパワーのタイプ判定はヒワマキシティで行える。

どこで行うの?

ポケモンのタマゴは「育て屋」で見つかる。ORASでは117番道路とバトルリゾートに存在する。バトルリゾートでは個体値を調べることもできるため、これから始める方向けの情報（3DS・ORAS所有者向け）ページなどを参考にして進めよう。
※サン・ムーン以降では「預かり屋」となり、預けたポケモンに経験値が入らなくなっているが、ORASでは主人公が移動するたびに預けたポケモンに経験値が入る。
バトルリゾートの育て屋はポケモンセンターから少し右に存在する。
ポケモンを預けるには建物の中に入り、中央にいる女の子に話しかけよう。預けるポケモンは手持ちからしか選べないが、建物内のパソコンから手持ちを入れ替えることができる。

参考サイト
ポケモンWiki/育て屋

どうやって行うの?

「タマゴ」の入手方法

ポケモンのタマゴを育て屋で手に入れるには、同じ「タマゴグループ」であるポケモンの♂と♀を預ける必要がある。
「タマゴグループ」はゲーム内では確認できないため、ポケモンWiki/ポケモンのタマゴグループ一覧などから調べよう。
また、メタモンを「タマゴみはっけん」グループ以外のポケモンと預けることでもタマゴを手に入れることができる。

タマゴを入手できる組み合わせで育て屋に預け、(育て屋外の右側にいる男の子に話しかけ、べつべつのポケモンと遊んでいると言われなければOK)しばらく移動していると男の子が画面下側を向く。
このとき、その男の子に話しかけることでタマゴを受け取れる。

参考サイト
ポケモンWiki/タマゴ

タマゴの孵化

タマゴは、手持ちに入れて移動(歩く・ダッシュ・自転車・なみのりなど)することで孵化させることができる。
タマゴが孵るまでに必要な移動量はポケモンの種ごとに異なり、例えばコイキングは早く孵るが、ミニリュウは遅い。
タマゴの孵化を早める方法はいくつかあり、

• 特性「ほのおのからだ」または「マグマのよろい」を持つポケモンを手持ちに入れる。
• Oパワー「タマゴふかパワー」を使用する。(Oパワーは下画面のPSSから使用可能)
• スーパーひみつきちで「タマゴなでなで」を使用する。
• 「まるいおまもり」を入手する。

といった方法がある。

参考サイト
ポケモンWiki/タマゴのサイクル数
ポケモンWiki/ひみつきち
ポケモンWiki/Oパワー

効率的にタマゴを預かり孵化する方法

1. 手持ちを特性「ほのおのからだ」または「マグマのよろい」のポケモン1匹の状態にする。オススメは「そらをとぶ」を使えるファイアローやウルガモス。(ORASでの入手は難しく、むげんのふえもあるのでバクーダなどでも良い。)
2. 育て屋の前を十字キーで往復する。男の子の前なら障害物に当たらずに両端まで移動可能。
   端まで来たときに十字キーの上を押すとエンドレスで島をグルグル回ることもできる。(途中で動きが遅くなる砂場があるのでおそらく効率は若干悪い)
3. 男の子が画面下向きを向いていたら話しかけてタマゴを受け取る。
4. 手持ちが全て埋まったら「タマゴふかパワー」を使って孵化スピードを早めよう。
5. タマゴが孵ったら(1匹ずつでも、ある程度溜まってからでも)ジャッジへ向かい、孵ったポケモンをパソコンに預け、2.に戻る。

「遺伝」について

タマゴから孵ったポケモンは育て屋に預けたポケモンから様々な要素を受け継ぐ。

参考サイト
ポケモンWiki/遺伝
ポケモンWiki/タマゴわざ

厳選の流れ

まずは最終的に手に入れたいポケモンの要件を定義しよう。
今回は例として『トリックルームパーティで用い、「みきり」と「めざめるパワー(じめん)」を使用するニンフィア』を用意することとする。
つまり、

• 「みきり」を遺伝
• 隠れ特性(イーブイは「きけんよち」、ニンフィアは「フェアリースキン」)
• せいかくは「れいせい」(とくこうが上がりやすく、すばやさが上がりにくい)
• 個体値がH31/A(自由)/B31/C30/D30/S1
  ※「でんこうせっか」を使うならAも31が望ましい。

である必要がある。

この場合の厳選の流れは

1. 最初に用意するのは隠れ特性のイーブイ(ニンフィア)。ORASでは116番道路の図鑑ナビサーチで出現するのでサーチで粘る、もしくは誰かから貰うか過去作から送ってこよう。
   手に入れたイーブイ(ニンフィア)が♂なら、メタモンと一緒に預け、隠れ特性で♀のイーブイを手に入れよう。
2. 次に、タマゴわざである「みきり」の遺伝。
   今回はORASで野生で出るアブソルから遺伝する。
   「みきり」を覚えたアブソル♂とイーブイ(ニンフィア)♀を育て屋に預ける。
3. 産まれてきた「みきり」を覚えたイーブイと、せいかく「れいせい」のポケモン(持ち物:かわらずのいし)を育て屋に預ける。
4. せいかく「れいせい」で「みきり」を覚えたイーブイと、めざめるパワーをじめんタイプにしやすい個体値のポケモン(持ち物:あかいいと)を育て屋に預ける。

といった順序になる。

厳選に必要なアイテムと入手方法

育成・対戦で使う道具の入手方法より引用

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