レックウザ

Last-modified: 2024-01-21 (日) 18:11:39

Tag: レックウザ メガシンカ メガレックウザ ドラゴン ひこう 禁止伝説

目次

基本データ

ポケモンタイプ能力特性
タイプ1タイプ2HP攻撃防御特攻特防素早特性1特性2隠れ特性
レックウザドラゴンひこう105150901509095エアロック
メガレックウザドラゴンひこう105180100180100115デルタストリーム

ポケモン徹底攻略

概要

『ポケットモンスター エメラルド』のパッケージを飾る伝説のポケモン。メガストーンと同様の機能を持つ臓器(ミカド器官)を内蔵しており、ゲーム中で唯一、専用のもちもの無しでメガシンカできる。

特性「エアロック」と高火力先制技による独自性こそあれど、4倍弱点による脆さや若干足りないすばやさ等が足を引っ張り、あまり評価が高くない伝説ポケモン……というのは過去の話。本作では、専用技「ガリョウテンセイ」と、その技の所持を条件とするメガシンカの獲得によって一躍最強クラスの性能を誇るポケモンになっている。
とはいえ伝説ポケモンかつメガシンカも使用する都合上、他ポケモンに比べると採用コストは重い。圧倒的高火力を叩き出せるものの基本は単体攻撃であり、攻撃面のみを考えて採用するにはやや厳しいものがある。「エアロック」や「デルタストリーム」をしっかり活かせるようパーティを纏め上げたい。
こういった理由からカイオーガとの組み合わせが最も一般的とされているが、トリプルバトルにおいての考察はまだまだ発展途上。超スペックゆえに他の選択肢の開拓にも期待ができる。

  • 「つよいあめ」
    ゲンシカイオーガの専用特性「はじまりのうみ」により発生する。「あめ」状態の効果に加えて、ほのおタイプの攻撃技が無効になる。
  • 「ひざしがとてもつよい」
    ゲンシグラードンの専用特性「おわりのだいち」により発生する。「ひざしがつよい」状態の効果に加えて、みずタイプの攻撃技が無効になる。
  • 「らんきりゅう」
    メガレックウザの専用特性「デルタストリーム」により発生する。ひこうタイプのポケモンに対して打つ、でんき・いわ・こおりタイプの攻撃が等倍になる。(例えばメガレックウザの場合は、でんき技が半減、いわ技が等倍、こおり技が2倍弱点になる)

ゲンシカイオーガゲンシグラードンメガレックウザが発生させるこれらの上位天候は、通常の天候操作(「あまごい」や「ひでり」等)を無効にし、これら上位天候のみでしか書き換えられない。また、天候の持続ターンは永続であり、発生させる特性を持つポケモンがフィールドから離れたときに天候は通常状態に戻る。

採用理由や固有の能力

  • あらゆる面で高性能であり、構築の主軸として採用するに相応しい。
  • このゲームの中心的要素である天候の奪い合いに介入できる。
  • カイオーガと組み合わせて、ゲンシグラードンを強く睨むのが基本パターン。

似た役割を持つポケモン

主要なわざ

技名説明
ガリョウテンセイ「インファイト」のひこうタイプ版。よって、トリプルバトルでは好きな場所に攻撃できる。この技の所持がメガシンカの条件であり、よほどのことが無ければ採用する。
しんそくこちらもほぼ必須技。倒しきりや単純な削り、「いたずらごころ」やファイアローの「ブレイブバード」、相手の「このゆびとまれ」「いかりのこな」よりも先に攻撃できるなど、便利な場面が非常に多い。
りゅうせいぐんドラゴン技を採用するなら特殊から選ぶのが主流。「いかく」を気にしないで済むのが良い。
りゅうのはどう
オーバーヒート一致技の通りが悪いはがねタイプに刺さる特殊技。連打することは稀であり、デメリットは気になりにくい。
性格ようきかいじっぱりでも、H252振りメガクチートを確定一発で倒せる。
じしんガリョウテンセイと相性の良いサブウェポンで範囲物理技。
だいちのちからガリョウテンセイと相性の良いサブウェポン。こだわりハチマキでない場合はゲンシグラードンに対してはじしんより高火力になる。
たきのぼりゲンシグラードンに対するピンポイント物理技。
ただし、みず2倍弱点相手の場合はガリョウテンセイと威力が変わらない(アクアテール:180)か低い(たきのぼり:160)のため注意。
アクアテール
つるぎのまいひとたび積めれば、強力な縛り性能を獲得できる。他の禁止伝説ドラゴンタイプは覚えられない。
りゅうのまい
じこあんじ「ジオコントロール」や「はらだいこ」使用後の味方の上昇能力をコピーできる。
おいかぜ「ガリョウテンセイ」と「しんそく」で基本は完結しているので、選択肢を広げる手段としてアリ。
まもる集中攻撃を受けやすいので、こだわりハチマキを持たせない場合はなるべく覚えさせたい。

その他のわざ

攻撃技は、ガリョウテンセイ(威力180)を半減する相手の弱点を突けるかどうかが採用基準の一つとなる。

技名説明
かみくだくあく物理技。無制限ルールの幻ポケモンにはエスパータイプもいるが、抜群(160)でも威力がガリョウテンセイ(180)以下なので、ほぼドータクンピンポイントメタの技となる。
ドータクンを重く見るなら採用したい。
れいとうビーム伝説のポケモンはドラゴンタイプが多いため、多くのポケモンの弱点を突けるように見える。
しかし、相手のひこうタイプに対して撃つ場合、「らんきりゅう」でひこうタイプへは等倍になり威力が下がるため注意すること。(メガボーマンダランドロスレックウザ等には4倍から2倍に下がる)
そのため、攻撃面ではメガレックウザとの相性は悪く扱いづらい。
きあいだま「じしん」を採用しない場合のディアルガなどのピンポイント特殊技。命中に難あり。
くわえて、メガレックウザが使用可能なルールではバンギラスを活躍させにくいため、ほぼディアルガピンポイントになるため、バンギラスを意識して採用することはまずない
「だいちのちから」や「じしん」でもディアルガバンギラスはじめ、ひこう技を半減以下にするいわやはがねの弱点を突けるのと、レックウザの育て方次第では「じしん」の方がダメージが入りやすい
どうしても特殊かくとう打点を使いたい時には候補に入るだろう。
なみのり範囲特殊技が欲しい場合に。「テレパシー」「ちょすい」「よびみず」「かんそうはだ」の味方と併せて。
ただし、レックウザの特性が雨パーティと相性が悪いため、なみのりを積極的に使う構築は作成するのが難しい。
伝説無制限ルールで「きゅうこん」「じゃくてんほけん」「だっしゅつボタン」の起動用に使われる事がある。
Vジェネレート第五世代の「ポケモン総選挙」でレックウザが1位になった記念に配信された親「せんきょ」のレックウザが覚えている。反動でBDS1段階下がるが威力が180と強力な技。
過去作産が使えるルールでのみ使用可能だが、一応頭にいれておきたい。
なお、一旦忘れさせると二度と思い出せないので注意。

もちもの

もちもの説明
いのちのたま火力強化。物理技・特殊技ともに強化できるのが便利。
こだわりハチマキ最大火力を出力できる。適当に「しんそく」を連打しているだけでも強い。
きあいのタスキ1発で倒されてしまうケースは少なくないので、保険として無難。
とつげきチョッキ特殊技で弱点を突かれるケースが多いので、持たせておけば場持ち良く戦いやすい。裏投げする使い方を狙う際に真価を発揮する。

調整

  • シンプルかつ最も汎用的なもの
    性格:むじゃき(orせっかちorようき)
    努力値:A252 C4 S252
    実数値: 180-202-110-171-99-161
    実数値(メガシンカ):180-232-120-202-108-183
    • S:全振り
    • A:全振り
    • C:残り

性格の選択について。
先制技に高火力の物理技が多いことを考えると防御に下降補正をかけたくないが、せっかくのタイプ耐性を活かすのであれば特防の下降補正も勿体ない……というように下降補正をかける箇所は一長一短で難しい。
メガシンカすれば「ようき」無振りでも「おくびょう」全振りラティオスと同等の特攻になるので、「ようき」で問題ないケースも少なくない。

  • 「とつげきチョッキ」用
    性格:いじっぱり
    努力値:H212 A212 B4 D20 S60
    実数値: 207-216-111-*-113-123
    実数値(メガシンカ):207-249-121-*-123-143

型考察

AS振り基本型

使用感

好きな位置に攻撃できる「ガリョウテンセイ」と、高火力先制技「しんそく」(その火力はファイアローの「ブレイブバード」を上回る!!)がとにかく強力。
「まもる」を採用するとあと1枠が余るので、パーティに合わせて必要なものを採用できる。

同じ構築に入れたいポケモン

とつげきチョッキ型

使用感

カイオーガグラードンに対して裏投げする立ち回りを多用する場合に安定感を持たせられる。

同じ構築に入れたいポケモン

構築サンプル集

GSトリプル

&カイオーガ

&グラードン

&イベルタル

無制限トリプル

その他情報

ガリョウテンセイについて

  • レックウザが『ガリョウテンセイ』を覚えられるのはORASのみのため、『ガリョウテンセイ』を覚えたレックウザをXYに交換しておくることや、ポケモンバンク経由でXYに連れていくことはできない。
  • エピソードデルタを終えた後でないと、たとえ『ガリョウテンセイ』を覚え、メガストーンを所持していてもメガレックウザにメガシンカすることができない。
    メガレックウザを使いたい場合は、かならずエピソードデルタのストーリーを終わらせなければならない。

GSトリプル用の構築記事の見つけ方

  • GSトリプルは公式のルールとして採用されたことがないため、世に出回る構築記事もすくない。
    しかし、2016年の世界大会ルールはGSであったため、伝説のポケモンの技構成やステータスなどは、VGC2016ルールの記事も含めれば参考になる記事が見つかるだろう。
  • また、第七世代(WCS2019)の世界大会もGSルールであったため、VGC2019の記事も参考になる。もちろん、ウルトラネクロズマやZわざなど、第六世代に存在しないポケモンを想定した調整も中にはあるが、第六世代GSでメジャーなポケモンは第七世代でも依然強力であったため、参考になるものも多い。

伝説幻のポケモンが使用可能なルールの物理耐久基準

メガレックウザは禁止級伝説や幻のポケモンの中で第一級の物理攻撃力を有する。
そのため、これらのポケモンが使用可能なルールでは、メガレックウザ(ようきA232orいじっぱりA255)の火力補正アイテム(いのちのたまorこだわりハチマキ)持ちのガリョウテンセイを耐えることが物理耐久の基準となっている。
メガレックウザが使用可能なルールでは、特性いかくや、リフレクターなどを用いてメガレックウザの火力を下げてくることが多く、一撃で相手を倒せることは少ないかもしれない。
相手がメガレックウザ対策を何かしら対策をしていることを必ず想定しておきたい。

関連ページ

参考リンク

crymoreさんのBVがあります。伝説無制限ルールで採用。

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パデックさんの動画があります。

コメント

  • じしんとだいちのちからについて、VGC2019で使っていて全然違う技だと感じたため解説欄を分けました。 -- なわたけい? 2022-12-28 (水) 01:35:16
  • 表記揺れを修正しました。
    一部表現を変更しました。
    関連ページに現在では入手困難なポケモンを追加しました。 -- 2023-03-16 (木) 23:06:22