もちもの（道具）について

もちもの考察

こだわりスカーフ

• 種族値では超えることのできない相手の上を取るために必要な道具。
  抜きたい相手に合わせて素早さ調整しながら持たせると良い。
  意識すべきS実数値ライン

  意識すべきS実数値ライン

  • 167：最速100族(メガガルーラ、リザードンなど)
    実数値112(最速50族、準速60族)＋スカーフで抜ける
  • 176：最速108族(テラキオン)
    実数値117(最速55族、準速65族)＋スカーフで抜ける
  • 191：最速122族(ゲッコウガ)
    実数値128(最速65族、準速75族)＋スカーフで抜ける
  • 200：最速130族(メガゲンガー、クロバットなど)
    実数値134(最速70族、準速80族)＋スカーフで抜ける

  スカーフ持ちで意識すべきS実数値ライン

  • 208(139×1.5)：最速スカーフドーブル
  • 214(143×1.5)：準速スカーフ霊獣ランドロス
• トリプルでこだわりスカーフ持ちがスタンダードになっていて使用率が特に高いポケモンはドーブル、霊獣ランドロス。
• 例えば霊獣ランドロスはドーブルより素早く行動してドーブルを確定1発にできる。耐性が優秀で種族値が高いため耐久無振りでも繰り出し性能が高く、特性いかくにより場に出るだけで仕事ができる。といった点でこだわりスカーフと相性がいい。また、特性いかくの発動機会を増やすために先制とんぼがえりで交代できることも性能とかみ合っている。
• 特にスカーフドーブルより早く行動して確定1発にできるかどうかはスカーフ適性の高さの判断基準の1つになる。スカーフドーブルより速いポケモンが採用できているかどうかはパーティの対応範囲の広さに大きく関わるため、どのタイプのパーティであっても高速枠としてS2倍特性持ち、ファイアロー、スカーフ持ちのいずれかは採用したい。

• 交代するまで選んだ技しか使えない仕様上、"ねこだまし""おいかぜ"などの2回以上使っても効果の薄い技とは相性が悪い。
  放置されてしまった場合、次ターンに効果のない技を使うか交換するかの選択を迫られてしまう。

• 技を一種類しか使わないポケモンが、耐久に振りつつ素早さを確保するために使うこともある。
  代表例としてはマニューラと組んだスカーフテラキオンがあげられる。

こだわりハチマキ

• ヒヒダルマなど、素の状態で攻撃力が高いポケモンに適性がある。
• 1.5倍というのは1段階上昇と倍率としては同じなため、攻撃が1段階下げられても実数値に戻るだけである。
  そのため、一度だけのいかく耐性として使われることもある。

こだわりメガネ

• 特攻は攻撃と違い技でのみ下降のため、下げられにくい。
  そのため、ニンフィアやニョロトノのような火力を出せるポケモンのパワーを更に上げるために使われる。

いのちのたま

• こだわり系と同様、エースの火力を更に高めるために使われる。
• 最大の利点は「使う技に制限がない」こと。
  技"まもる"や変化技を使うことができるため、器用な立ち回りが可能。
• その性質と「珠ラスターカノンで無振りニンフィアが確1」ということでギルガルドへの適性が高い。
• 反動の最大HPの1/10ダメージがあるため、耐久調整をする場合は注意。

じゃくてんほけん

• 相手に弱点を突かれた時の保険よりも、味方殴りによって能動的に発動させるパワーアップ手段としての使い方が主。
  "バレットパンチ""しんくうは"などの先制技と合わせて使うと確実。
• ACの両方とも上昇するため、両刀型の技編成のポケモンだと無駄がない。
• 交代すると能力上昇の効果が失われるので、発動後に苦手な相手から退けないのが注意点。

ノーマルジュエル

• 主な用途は"じばく""だいばくはつ"の威力上昇。
• 特性"テクニシャン""てきおうりょく"と合わせて超高火力の"ねこだまし"を使うという手もある。
• 倍率は"いのちのたま"と同じなため、用途によって使い分けると良い。

オボンのみ

• 確定数ずらしや耐久力が高いポケモンのHP底上げに使われる。
• 一撃で倒れた場合は恩恵を受けられない。
• HPの調整はオボンのみの回復量を最大限にする4n+1にすることが多い。
• はらだいこを採用する場合は最大HPを偶数にすることで、パワーアップ後即回復することができる。

ラムのみ

• 主な用途は技"ダークホール"を筆頭とする催眠技を一度無効化すること。
• 全ての状態異常に反応するため、"ねむる""いばる"などの技とコンボを狙う場合、暴発防止に"カゴのみ""キーのみ"を選択する手もある。

しんかのきせき

• ラッキー、ポリゴン2、サマヨールなどの高耐久な未進化ポケモンに持たせられる。
• ピッピ、プリンといった特性"フレンドガード"のポケモンの活用にも役立つ。
• 技"はたきおとす"を受けると一気に脆くなるので注意。

とつげきチョッキ

• 特殊方面の耐久を底上げできる。
• "まもる"をはじめとした補助技が使えなくなるので、立ち回りに工夫が必要。

きあいのタスキ

• 低耐久ポケモンやLv1ポケモンの相棒。
• 4倍弱点であっても一発は耐えられるため、バンギラスのような高耐久ポケモンとも相性が良い。
• 残った1のHPをフェイント・砂嵐などで削られ倒れることは多々ある。

きあいのハチマキ

• 発動が運次第であり、HPが0になる一度だけのチャンスであるため試行回数が稼げないので不確実。
• 一応、体力が満タンでなくても耐える可能性が生まれる。
  そのためファイアローなど、一度でも行動回数が増えれば恩恵が大きなポケモンに持たせる手もある。

ひかりのこな

• 特に持たせる道具が浮かばなかったときや、回避系の特性と合わせて持たせられる。
  特性"すながくれ""ゆきがくれ"と合わせた時の命中率は0.72倍となり、命中100の技であっても吹雪並みの信頼度まで落とすことができる。
• ねこだましを回避する可能性もあるが、過信はできない。

せんせいのツメ

• 特に持たせる道具が浮かばなかったときに、素早さの低いポケモンに持たされる。
• ツボラキにおけるツボツボなど、行動さえできれば強力なギミックが完了する場合は最悪の場合でも20%で成功するため保険として使うこともできる。
• 運による発動のため、行動順が重要なギミックには向かない。
• あくまでも同じ優先度の中で最も最初に行動できるだけなため、トリックルームの先手発動には使えない。

たべのこし

• 技"みがわり"を活用し、長いターン居座る耐久型ポケモンに適性のある道具。
• まもるを挟むことで、実質1/8ずつ回復することができる。
  みがわり→まもる→攻撃→まもる　で身代わりで消費したHPを取り戻せる。
• 毒タイプの場合はくろいヘドロを持たせたほうが良い。

くろいヘドロ

• 毒タイプ専用たべのこし。
• "トリック"などで奪われた場合、相手が得をしづらい利点も。

たつじんのおび

• 技範囲が広いポケモンと相性が良い。
• 倍率がタイプ強化アイテムと同じなため、タイプが偏る場合は適さない。

ふうせん

• 地面タイプが弱点のポケモンに、一時的とはいえ無効耐性がつけられる道具。
• 持っているポケモンが場に出ると「ふうせんで浮いている」というメッセージが出るが、見逃されて地面技を撃たれることも多々ある。
• 場に出た時に砂煙を出さない効果もある。
• 場がマジックルーム状態の時はもちろん効果が消えるが、「ふうせんで浮いている」というメッセージは表示されず、攻撃されても割れない。

ピントレンズ・するどいツメ

• 特性"きょううん"や技"きあいだめ"などと合わせて特性"いかりのつぼ"を発動させるためのギミックパーツ。
• 一応急所率が二段階アップの段階で50%の確率で急所に当たるため、トゲキッスと合わせて高火力の範囲打点を撃つことも可能。

こうかくレンズ

• さいみんじゅつ、ねむりごな等の低命中技を使う場合に選択肢になる。
• いわなだれ、だくりゅう等の命中不安の範囲技を使うポケモンに持たせると命中率がかなり改善される。

フォーカスレンズ

• 後手であるという必要はあるが、1.2倍の補正は85までの命中率を100にできるため強力。
• 素早さの関係で高確率で後攻になるポケモンに持たせると、低命中技の高火力を押し付けやすくなる。

メトロノーム

• 同じ技を使い続ける必要があるため、多くの場合はこだわり系アイテムの方が良い。
• りんしょうパーティなど、一つの技を軸に戦う場合は有効なことがある。
• 火力上昇の恩恵を捨てることになるが行動を縛られないため、技"まもる"で緊急避難することも可能。
• 2回目でタイプ強化アイテムと同倍率、3回目でいのちのたま以上こだわり系以下の倍率、4回目でこだわり系を抜く倍率をどう見るか。

しろいハーブ

• ダウンした能力を元に戻すため、ぶつりポケモンに持たせていかくへの対策になる。
• りゅうせいぐん、オーバーヒートといった技とのコンボもあるが、相手のいかくで暴発する恐れがあるのでトリプルだと勝手が悪い。

パワフルハーブ

• 溜め技といっても通常ルールの場合はゴッドバードくらいにしか使いみちがない。
• ドーブルに持たせてジオコントロールを行い、じこあんじさせるギミックのパーツにもなる。
  しかしドーブル自体がダークホールの使用警戒で集中砲火され倒されやすいのがネック。
• "あなをほる""ダイビング"などの溜めている間に姿を隠すタイプの技にも適用される。
  霊獣ランドロスの"そらをとぶ"は唯一の飛行物理技なため、奇襲に使うこともできる。

メンタルハーブ

• トリル始動役ポケモンが妨害耐性を得るために持たされる。
  怯みは無効化できないため、ねこだましの効かないゴーストタイプのポケモンとの相性が良い。

ひかりのねんど

• 基本的に壁を張るポケモンに持たせることになる。
• トリプルの8ターンは非常に長いため、壁を張ることができればかなりのアドバンテージになる。
• 延長の有無は「発動したときに道具を持っているか否か」で決まるため、例えば後からはたきおとす等で道具が消失しても効果は延長される。

きれいなぬけがら

• 滅びパーティに対するピンポイント対策アイテム。

だっしゅつボタン

• 特性"いかく"や技"ねこだまし"を活用するポケモンが、場に居残り続けるのを防ぐためのアイテム。
• 上記2つの特徴を併せ持つカポエラーへの適性が高い。
• ニョロトノなど、天候変化特性持ちに持たせることで天候の取り合いに貢献させやすくなる。
• この道具による入れ替えは特性"かげふみ"などの交代ロックを突破できるため、滅びパへの耐性を得ることもできる。
• 行動前に攻撃された場合、選んだ技を出す前に交代してしまうので素早さや優先度に注意。

かえんだま・どくどくだま

• 特性"こんじょう""ポイズンヒール"と併せて使うのがベター。
• 第六世代では1ターンの火傷ダメージが最大HPの1/8のため、短期的に見ると"どくどくだま"の方がダメージは軽い。
• 一応「状態異常中には状態異常にならない」ということから、半永久的なねむり耐性として使うこともできる。
  可能ならば技"からげんき"を持たせたりしてシナジーを求めたい。

おうじゃのしるし・するどいキバ

• 特性"スキルリンク"と合わせた連続技と一緒に使うことで高い確率での怯みを期待できる。
• 怯み効果は重複しないため、技"いわなだれ"を使うポケモンに持たせても効果が薄い。
• 技"なげつける"をした際、受けたポケモンが必ず怯むため疑似ねこだましをするためのアイテムとしても使える。
  この場合、技自体に優先度はないため素早さで上を取る必要がある。

くろいてっきゅう

• 技"なげつける"で最大威力が出る道具。
  この使い方の場合はバンギラスと合わせる事が多い。
• トリックルーム下でのスカーフのような運用をする道具。
  抜く相手としては汎用的なトリル対策ポケモンであるモロバレルが主。
• 飛行・浮遊の耐性が欲しく、素早さが半減するという効果だけを享受したい場合は"きょうせいギプス"などを使うほうが良い。

天候岩

• 天候の継続ターン数を伸ばす道具。天候変化特性にも有効。
• トリプルバトルの場合は天候の書き換えが起きやすい、一度裏に出てきて再び天候を変える動きが多く、天候岩の恩恵を受けられる場面が少ない。
• "あめうけざら""アイスボディ"などの天候で回復する特性と合わせる場合に有効……か？

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