Asturias

Last-modified: 2024-05-02 (木) 13:11:42

アストゥリアス級巡洋艦 アストゥリアス

IMG_5354.jpeg

ヒストリカル迷彩

Screenshot_20240422_111716.jpg
[添付]
効果:主砲射程+4%、魚雷防御+4%、対空射程+4%、最大転舵速度+4%、EXPアップ+35%、シルバーアップ+35%

水龍

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効果:主砲射程+4%、最大主砲砲弾散布界-4%、対空射程+4%、小口径対空兵装射程+4%、EXPアップ+35%、シルバーアップ+35%

性能諸元

編集時 ver.x.x.x.x

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier7
生存性継戦能力28750
抗堪性・防郭防御10%
・火災浸水耐性10%
・装甲防御9%
・魚雷防御10%
主砲射程11.03km
機動性最大速力34.04ノット[kt]
最大出力への到着時間15.15秒
転舵速度7度/秒
転舵所要時間12秒
隠蔽性8.88km



・派生艦船

派生元Baleares
派生先Cataluña



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数装填時間ダメージ(火災率)(防郭率)砲塔旋回速度
203mm L/53 Model 1927, 4基×2門10秒HE弾 575(6%)
AP弾 966(200%)
9度/秒


魚雷口径,搭載基数×門数(片舷指向門数)装填時間ダメージ射程雷速浸水率魚雷管旋回速度
533mm tubo lancisiluri, 2基×4門(4門)36秒32208.4km62.52kt0%25度/秒


対空砲種類ダメージ射程
大口径
小口径
53
83
3.6km
1.5km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
ソナーⅠ3.75㎞以内の敵艦や魚雷を全て発見する25秒間90秒3回
対空警戒Ⅰ大口径対空砲ダメージ+75%、小口径対空砲ダメージ+75%20秒間75秒3回
偵察機Ⅰ主砲射程+12%30秒間90秒2回



・艦艇の特技

  • バースト射撃
    短い間隔で斉射を行えるようになり、発射速度が上昇する。ただし斉射の回数に応じて装填速度が長くなる。
    装填時間:22秒
    連射間隔:1.6秒
    連続バースト射撃回数:2

ゲーム内説明

スペイン内戦でフランコ派が勝利を宣言した後、イタリアのファシスト政権とフランコ派との関係が強化された。この関係は軍艦建造の分野でも現れ、スペインは艦隊を強化するためにイタリアの造船技術の最新の成果を研究する計画を立てる。イタリアのアンサルド社はスペイン向けとして、それぞれに兵装の構成が異なる3種類の重巡洋艦の計画案を考案。そのうちのひとつ、203mm連装砲座を4基搭載する案を具現化したのがこのアストゥリアスである。

解説

スペインのTier7ツリー巡洋艦。しかし船体は「ブリンディジ」級とほぼ同サイズであり、横から見た投影面性が他国同格と比べて二回り以上デカい。おまけに甲板も広く、高弾道の弾を良く吸収する。

・主砲
203mm砲を連装砲塔に収めて4基8門構成。砲配置は前2後2のオーソドックスなタイプ。一見すると仏巡の如く射角が悪そうだが上部構造物のレイアウトに工夫が見られ第2第3砲塔の射角は優秀である。素の装填時間は10秒と重巡砲としては装填が速いが、射程が重巡としては短い部類である。しかし後述する艦艇スキルの「偵察機Ⅰ」を使用する事で射程を延長できるので、ここぞという時に使って欲しい。またこの砲はAP弾の威力が高くイタリアの「ザラ」と異なりHE弾も使用可能。しかしHE弾の威力と火災発生率は同格最低である。とはいえこちらも後述する艦艇の特技である「バースト射撃」を使用する事で瞬間的に火力を向上させることが可能(但し2斉射16発なので過剰な期待は禁物!)。そして砲旋回も同格重巡内では優秀な類であり、上手く使いこなせば汎用性は高いだろう。

・魚雷
533ミリクラスを4連装で片舷に1基づつ搭載。魚雷発射管の位置は艦中央なので指向させやすく、更に魚雷発射管旋回速度も25度/秒と優秀。単発火力はドイツ魚雷に毛が生えた程度だが、これを比較的短い装填時間で4射線を撃てるのは防御向きと言えるだろう。そのうえ「ザラ」魚雷よりも若干射程が長いので牽制やトラップ魚雷としても十分使える。とはいえ巡洋艦の魚雷なので側面を曝して無理に撃ちに行く運用はお勧めできない。

・対空
素の対空は残念としか言いようがないレベルである。一応艦艇スキルの「対空警戒Ⅰ」を持ってはいるが、大口径対空砲のダメージが53ではスキルを使用したとしてもコケ脅しにすらならないだろう。とはいえ、スキルを使用する事で敵航空機の撃墜は無理でも攻撃成功率を下げる事はできる様なので忘れずに使用したい。

・装甲
巡洋艦の装甲に期待してはいけない。特にこの艦は後述する機動性のうち、速度には優れるもののそれ以外がモッサリ艦なので敵弾回避にせよ魚雷回避にせよ色々と間に合わない事が多い。船体もデカくて目立つから的にされ易い上に甲板も広くて薄いのでダメージが通り易い。更に耐性もイタリア譲りのザルなのでダメージを軽減したりする事は考えない方が良い。

・機動性
素の最高速度は34ノット台と平均以上の速度を出せる。消耗品の搭載のみで35ノット出るので同格内では優秀な類と言える。但し加速は平均以下であり、速度に乗るまでの時間が妙に長く感じる。舵の効きは数値の上では平均よりやや下に過ぎないがかなり直線番長気味。つまり速度に乗っている時は舵が効かず、速度が出ていない時は加速の鈍さ故にやっぱり曲がらない事から操船はやや面倒なタイプと言える。速度に乗っている時の旋回半径が大きい点にも注意が必要だろう。

・隠蔽性
素の被発見距離は9キロにやや満たない程度。巡洋艦としては良く無い部類である。

・生存性
体力的には28000台とそこそこの体力を備えている。しかし隠蔽が悪く、対空が全くダメと同格巡洋艦と比較すると弱点が多く、更に船体が小回りが効かないのに載せている砲は射程がやや短く瞬間火力タイプという具合に癖が強い。このため他国艦と異なり自由に位置取れるポジションに制限がある。またイタリア譲りの体力が減ってくると「絶コロ」され易く、引き際が非常に重要という面も引き継いでいる。そう考えると艦本体の生存性はお世辞にも高いとは言えないだろう。逆に言えば立ち回りや位置取りで色々カバーできる艦長の手に掛かれば、本艦であっても最終局面まで生き残るのは容易なことに違いない。

・消耗品
基本的には「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」「予備整備パック」の巡洋艦3点セットを推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「ソナーⅠ」を3回、「対空警戒Ⅰ」を3回、「偵察機Ⅰ」を2回使用可能。
また艦艇の特技として「バースト射撃」を使用可能。「バースト射撃」は専用のボタンを押す事で「通常の射撃」と「バースト射撃」のモードを切り替える事が可能。「バースト射撃」モードにした場合次弾装填を極僅かな時間で行える替わりに、その次の装填時間が2斉射分+αかかってしまうというもの。利点としては1斉射可能な隙があれば2斉射分の砲弾をお見舞いできる点に尽きる。但しモードの切り忘れやボタン操作ミスには十分注意の事。

もう少し詳しく

 「バースト射撃」モードにおける射撃感覚は、発射ボタンひと押しでドン!(1.6秒後に)ドン!といった感じ*1。2発目の発射は自動的に行われるので「その間も照準を合わせ続ける必要があり」仮に照準を外してしまった場合は2斉射目は何処に飛んでいくか全く見当もつかない。このため基本的には斉射する事になるだろう*2
 続いて、斉射を行うという前提において「バースト射撃」モードに変更しても良いと思われるシチュエーションを幾つか紹介したい。
 1.装填の前借りショット:次の装填を待っていたら機会を逃してしまうというシチュエーションにおいて使用するケースである。具体的には側面を見せて旋回中の敵が居た場合や弱った敵が島陰等に逃げようとしている場合であり、特に後者の場合はAP弾貫通を見込める敵であればHP15000以下、HE弾貫通であればHP9000以下ならば倒せてしまう可能性がある。
 2.駆け込みショット:一定時間射撃できなくなることが確実なシチュエーションにおいて使用するケースである。具体的には此方が島陰に逃げ込む直前や姿勢を立てて隠蔽に入りたい場合、もう沈むことが確定している場合の悪足掻きもこれに含まれるだろう。
 3.引き撃ちの補助ショット:前述の姿勢を立てて隠蔽に入りたい場合のシチュエーションで自分よりも遅い艦が追ってきた場合においてのみ成立しうるケースだが、「バースト射撃」を使用可能な艦艇においては「隠蔽状態からの不意のバースト射撃」「射撃後にすかさず隠蔽に入る」というローテーションを繰り返す事が可能*3

また本モードにおける詳しい考察については「アンダルシア」の解説を一読されたし。

・装備
 ・兵装 
 ・防御 
 ・適正 

・エリート特性
 ・巡洋艦近代化改修 HP+2%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7% 
 ・新型砲塔 主砲旋回速度+20% 
 ・功績 EXPアップ+10%

・総論
 一言でいうと戦場の始末屋としてHPが半減した巡洋艦・駆逐艦を速やかに海底に送り届ける能力を貰った替わりに、色々なものを失った大巡である。普通、始末屋的能力は小柄ですばしっこい艦が担い、ヒット・アンド・アウェイを繰り返すのが普通である。ところが本艦の場合は速度はあっても退避できるだけの旋回能力や煙幕も持っていない。それどころか大巡じみた船体は極めて撃たれ弱く、少しでも目立つ動きをすると集中砲火を食らって文字通りアッという間に沈んでしまう。このため堂々と敵前に姿を現して「バースト射撃」を繰り返すのは現実的ではなく、どちらかというと味方の陰に隠れつつ弱った敵艦を確実に始末するという戦場の掃除屋といった運用になりがち。とはいえ支援型巡洋艦にありがちな長射程を持つタイプとは異なり、スキルを使用して場を切り抜けるというまた違ったタイプでもあるため独自の運用を研究してみるのも良いだろう。ただしその特性的に絶対に巡洋艦初心者向けの艦ではないし、中・上級者向けである事は間違いない。

戦闘名誉章

レベル1234
報酬艦艇exp7500
シルバー100k
艦艇exp7500
シルバー100k
艦艇exp7500
シルバー100k
カッパー1
艦艇exp7500
シルバー100k
カッパー1
ミッション内容10回勝利防郭に30回ダメージ敵巡洋艦25回撃破900000ダメージを与える

史実

本艦は計画案であり史実においては建造に至っていない。

小ネタ

艦名の由来

 本艦の艦名の由来は恐らくスペインの自治州の一つであるアストゥリアス州から。
 地図上においてはスペインをカタカナの「ロ」に例えると左上端がガルシア州、そのすぐ右にある平べったい三角形の州が「アストゥリアス州」である。州都は「オビエド」。この州の属するスペイン北部の気候は他の地域と異なり変化に富んでおり「緑のスペイン」とも呼ばれる。夏は温暖で高湿度、冬は厳しくはないが雪が降る事もある。この気候と起伏に富んだ海岸線、険しい山地が織りなす美しい風景はリゾート地としても知られる。

余談:地名の由来

 アストゥリアス州の名前の由来は「アストゥリアス公」の領土という意味である。ところがスペインにおいてこの「アストゥリアス公」というのは非常に重要な意味を持つ。というのも「アストゥリアス公」はスペイン国王の推定相続人に与えられる称号であり、要するにスペインの皇太子に相当する人物に与えられる称号なのだ。イギリスの国王と目される人物がまずは「プリンス・オブ・ウェールズ」を名乗る様なものである…というか、どうやらイギリスをモデルに14世紀に始まった習慣の模様。
 因みにスペイン王家においてこの地が重要視される要因そのものがイベリア半島がイスラム勢力に席巻されていた時代に遡り、この地にあったアストゥリアス王国が半島におけるキリスト教国最後の砦とも言うべき存在であった。そこからレオン王国→カスティーリャ王国→スペイン王国と発展して行ったので言わばスペインの大元になった地と考えれば納得が行くのでなかろうか。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 基本性能とゲーム内説明を記載 -- 2024-04-21 (日) 10:16:45
  • 小ネタを追加 -- 2024-04-21 (日) 18:07:00

コメント欄

  • クセ強すぎやな速度あっても曲がれない、射程短いから島影固定砲台も出来ないなかなか難しい…味方戦艦とコンビ組んで隙見て突撃!!拠点占領やな -- 2024-04-23 (火) 07:06:41
  • これOPでしょ戦艦のバイタル抜けるし足速い -- 2024-04-24 (水) 22:52:29
  • 説明のwotの部分だけど、ローダーではないでしょ。クルーザーMK.Ⅳが持ってるポンポン砲と同じ。でもそれが弾倉1装填しかできない。 -- 2024-04-25 (木) 08:28:40
    • 記載者です。当方Helsing主砲のイメージでしたが、ローダーではないという指摘により文章を変更します。ご指摘ありがとうございました。 -- 2024-04-25 (木) 18:57:55
      • ヘルシも2点バーストですね。ローダーって言われるとフォッシュとか、バッチャみたいなやつ想像してしまうので...いずれにせよ、訂正ありがとうございます。 -- 2024-04-25 (木) 22:39:03
  • 戦艦(カリフォルニア)乗ってたけど対面したとき貫通取られまくってきつかった、ナーフ前のイタ巡SAPを彷彿とさせると火力があったこりゃ実装が楽しみ -- 2024-05-02 (木) 12:55:39
    • 対空値を見るんだ...そういう事なんだ -- 2024-05-02 (木) 13:11:42

過去ログ

過去ログ一覧

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*1 射撃回数2回でリロードに入る主砲というと筆者は兄弟ゲームである「World of Tanks BLITZ」におけるHelsing主砲を連想したが、連射間隔やらが異なるので使用感覚等を表現する参考にはならない模様。
*2 斉射でなく砲塔毎の順次連続射撃も可能であるが…筆者がトレモで試した所「順次連続射撃を続けると自動発射されるタイミングがバラけ易く扱いずらい」かつ「最初の数発を照準調整に使った上で斉射に移行するならパパっと撃ってモードを戻したうえで魚雷を使うといった事も可能だが…斉射に移行しなかった場合、順次連続射撃中は常に照準を合わせ続ける必要があり隙が物凄く大きくなる」事が判明。1対1なら兎も角、周囲に敵が居る状況で悠長に使い続けるのは避けた方が良いだろう。
*3 通常の巡洋艦の場合、引き撃ちにおいては「姿勢を造っていると全門斉射ができず、かといって斉射に拘っていると側面を狙われ易い」という火力維持と体力維持のトレードオフが成り立ってしまう。さらに装填時間毎に射撃を行うと何時まで経っても隠蔽に入れず、巡洋艦乗りはこれらの条件を常に気にしつつ引き撃ちをしなければならない。ところが「バースト射撃」を使用可能な艦艇の場合はこういった繊細な運用が不要。何故なら「バースト射撃」モードによる2斉射であれば短時間に全火力を投入できるし、装填が20秒を超えるので戦艦の如く簡単に隠蔽に入れる。このため一般の巡洋艦の引き撃ちにおけるジレンマが生じる余地が少ないのだ。とはいえBlitzではマップが狭いので行き詰まってしまう事があり、何度もローテできない事があるので別の意味で注意が必要だ。