デアフリンガ―級巡洋戦艦 デアフリンガ―
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 5 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 33376 |
抗堪性 | ・防郭防御10% ・火災浸水耐性10% ・装甲防御12% ・魚雷防御12% | |
主砲射程 | 11.38km | |
副砲射程 | 5.94km | |
自動副砲射程 | 4.62km | |
機動性 | 最大速力 | 25.84ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 20.04秒 | |
転舵速度 | 5.40度/秒 | |
転舵所要時間 | 12.90秒 | |
隠蔽性 | 9.36km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
305mm L/50, 4基×2門 | 21秒 | HE弾 672(8%) AP弾 1176(250%) | 4.5度/秒 |
副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
150mm L/45, 12基×1門(6門) | 8.20秒 | HE弾 336(2%) AP弾 504(150%) | 10度/秒 |
自動副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率) |
---|---|---|---|
88mm L/45, 8基×1門(4門) | 4.50秒 | HE弾 168(1%) |
対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 81 34 | 3km 1.50km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
副砲オーバーロードⅠ | 副砲の装填速度と射程が+20% | 15秒間 | 60秒 | 2回 |
ゲーム内説明
デアフリンガー級巡洋戦艦は、第一次世界大戦に参加したドイツの巡洋戦艦の中では最先端だった。主砲として305mm砲を背負式配置で搭載していた。
解説
・主砲
同郷の「ケーニヒ」と同口径の305mm砲を4基8門搭載。砲配置は艦前部に2基、艦後部に2基という非常にオーソドックスな配置。射角も第1~第3砲塔は普通だが、第4砲塔のみやや離れた位置にあるため前方射角に優れる。しかし後述する艦の機動力と比較して砲旋回が遅く、乱戦等で砲の向きを左右に振り替えるような戦い方は苦手。そしてケーニヒは砲口径が小さくとも5基10門というそこそこの数を搭載する事で火力を補えたが、本艦の場合は4基8門しかないので明らかに瞬間火力に劣る。このため主砲のみで戦おうとはせず、副砲火力も考慮した上で戦うように心がけたい。
・副砲
手動の副砲は艦の中央構造物をぐるりと囲むように片舷辺り6門、両舷合わせて12門を搭載。片舷6門のうち4門は前を向いており、艦前方の目標に対して指向し易い。射程が長めで弾種の選択もできるため他国の戦艦の副砲と異なり、攻撃と防御の双方において頼りになるだろう。しかし素の装填時間は「ケーニヒ」の6.9秒に対して本艦は8.2秒とやや長め。自動副砲も艦の中央構造物を囲むように片舷辺り4門、両舷合わせて8門を搭載。ティア帯的にまだまだ頼りないが近接戦闘の際にはペチペチと可愛い動作を見せてくれる。
・対空
素の対空値115は平均的だが、同郷の「ケーニヒ」と比較すると劣っておりやや頼りない。特に大口径対空砲のダメージが81と低く、さらに射程も国際標準を下回る3kmしかない。このため狙われると敵航空機を攻撃前に漸減する事は難しい。狙われていると感じたら自慢の機動力で回避行動を取ろう。
・装甲
船体のうち舷側装甲は305mmありこの部分の厚みは同格トップクラス。しかしやや面積広めの艦首・艦尾は平均的な19mmしかなく、何より甲板は35mmと巡洋艦クラス。このため被弾するとダメージが通ってしまう部位が非常に大きい。装甲値は12%と同格内では平均的だが、第1戦艦ツリーの艦の如く「装甲によりダメージを軽減できる」とは考えない方が良いだろう。防郭防御や火災浸水耐性についても平均的でしかなく、見た目の割にダメージが通り易く耐性もあてにできない。
・機動性
素の最高速度は25.84ノットと平均以上であり、速度面に不満は無いだろう。加速力も同格トップクラス、舵の効きもトップグループにこそ入らないものの第2グループのトップといった立ち位置。戦艦というカテゴリである事を考えればかなり恵まれた機動力・旋回能力を持っている。
・隠蔽性
素の被発見距離は9.36kmとかなり優秀。しかし迷彩や消耗品を使用しても被発見距離は最大で8km後半までしか強化できない…装備で「隠蔽システム改良Ⅰ」を選択できるのはティア6からなので今はこれで我慢するしかない。
・生存性
素のHPは同格内では恵まれた34000弱。このため一見すると生存性が高いように見える。しかし実際には隠蔽と機動力が高いもののそれ以外は平均以下という性能のため被弾によりガンガンHPが減るので実際は試合中盤位で沈んでしまう事もしばしば。ハッキリ言って敵前に躍り出た際の生存性は高くない。
・消耗品
「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」の搭載を推奨。残りは「高品質石炭」か「予備整備パック」のどちらかを好みで選んで欲しい。
・艦艇スキル/艦長スキル
「副砲オーバーロードⅠ」を2回使用可能。
尚このツリーでは、tier6のマッケンゼンからソナーを備えるので、艦長を乗り継いでいくならば、LV6で「偵察と警戒」を選択するのはマストとなる。
・装備
・兵装「主砲改良Ⅰ」「副砲改良Ⅰ」
・防御「操舵装置改良Ⅰ」「推力改良Ⅰ」
・適正「操舵装置改良Ⅱ」「推力改良Ⅱ」
・エリート特性
・戦艦近代化改修 HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%
・水雷防御装置 魚雷防御+10%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
前級の「快速」はやや鳴りを潜めてしまったものの、それでも平均以上の速力を誇っている*1。このため主砲射程はやや短めながらも、敵の一群に先んじて攻撃を加えつつ引き撃ちに入ったり、味方が構築した前線のサイドから横槍を入れるといった「巡洋戦艦」としての運用に向いている。また前級には無かった艦艇スキル「副砲オーバーロードⅠ」が初めて追加された事から、接近してやや貧弱な主砲火力を副砲で補いながら敵を火力で圧倒するという「副砲重視戦艦」としても使える。ただし後者の扱い方は艦本体の耐久力が劣っている為、単純に突っ込めば何とかなるほど容易ではない。「巡洋戦艦」運用で敵に削りを入れるべき割合と、ここからなら「副砲重視戦艦」として身を削りつつ敵を堕とせるという割合を会得しないと、途中で息切れして波間に消えてしまいかねない。まずは単独行動はせずに、味方と協同して敵部隊と当たる所からスタートし、効率的な戦法チェンジのタイミングを覚えよう。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 | 3 |
---|---|---|---|
報酬 | 艦艇exp2500 シルバー50k | 艦艇exp2500 シルバー50k | 艦艇exp2500 シルバー50k |
ミッション内容 | 10戦プレイ | 10回勝利 |
史実
ドイツ帝国海軍の巡洋戦艦。同型艦は3隻。
ユトランド沖海戦でイギリスの巡洋戦艦クイーンメリーとインヴィンシブルを爆沈させたことで有名である。同海戦でデアフリンガー自身も21発の命中弾を受け大破したが帰還することに成功しており、その設計の頑丈さを見せつけた。
戦争終結後、イギリス軍への引き渡しを潔しとしなかった乗組員によって自沈。その後引き揚げられ解体されたのは2次大戦終結後であった。
小ネタ
本艦の艦名の由来は「ゲオルク・フォン・デアフリンガー」に因む。貧しい生まれながらも元帥に上り詰め貴族に列されるまでになった人物である。
彼は貧しい家に生まれただけでなく、三十年戦争(1618年~1648年)のために故郷を離れなければならなかった。故郷を離れている間、彼は幾つかの国の軍に所属したが最も長く務めたのはグスタフ2世アドルフのスウェーデン軍であった。ここで何と一兵卒(しかも輜重兵)から騎兵大佐にまで昇進を遂げる。終戦時には元帥の幕僚の一人に数えられるほどであった。三十年戦争が終結するとブランデンブルク選帝侯「フリードリヒ・ヴィルヘルム」(大選帝侯)に仕官、三十年戦争で疲弊したブランデンブルク軍の再建に力を尽くし、皇帝レオポルト1世より帝国男爵の位を授かる(1674年)。1675年及び1679年に侵攻してきたスウェーデン軍を撃退し、後に元帥にまで上り詰めポンメルンの総督まで務めた。彼は89歳で死去したが、その5年前には84歳という高齢ながらルイ14世と戦うためにフランス遠征に参加していたとされる。
本艦の進水は当初の予定では1913年6月14日とされていた…ところが造船台からレールを滑り降りて初めて水に触れる前に、トラブルにより僅か数センチで船体がストップ。結局その日はどうにもならず、後日の7月12日に再度実施された。この時はトラブルもなく無事に進水できたようだ。
本艦以降の第4砲塔について少し触れておきたい。まず前提として「本艦以降の第4砲塔は他の艦よりも第3砲塔からやや離れた位置に存在する」事を観て取れると思う。この特殊な砲配置のお陰で第4砲塔はほんの少し艦を傾けるだけで前方に指向が可能である。そしてティア8以降の艦*2においては「第3砲塔が砲旋回の邪魔をする」こともなく全周が可能である事も相まって、振り撃ちが非常にやり易い。この特性は本ツリーにおける高ティア艦を乗りこなす際に有用な小技なので、是非今のうちから心の片隅に置いておきたい。
編集用コメント
コメント欄
- 主砲305mm8基は物足りないが、副法と自動副砲で、駆逐は割と削れるので、巡洋艦や駆逐相手には割と使えるかな。 -- 2022-10-01 (土) 11:05:56
- 副砲オーバーロードが使用可能なのでチャンスがあると使用して火力の上乗せするといいですね。 -- 2022-10-01 (土) 19:05:31
- 接近戦強いですし、駆逐もかなり削れます -- 2022-10-11 (火) 22:08:16
- 半貫通が多いし、そもそも弾がまとまらない。ひどい時だと一斉射で約1000ダメ。戦艦には辛いよ。 -- 2023-09-19 (火) 02:25:24
- まぁ乗った事ないので何ともですが、金剛やニューヨークから見たら脅威には感じない。寧ろタイガーの方が活躍してるイメージはあります、乗り手次第なんでしょうけどね。 -- 2023-09-19 (火) 03:17:43
- このTier帯ではまだ回避機動する人あんまりいないから副砲当てまくるミッション消化するときに重宝してる -- 2023-10-14 (土) 19:40:08
- 副砲の弾種選択どうしてます? -- 2024-01-29 (月) 01:38:05
- 駆逐と巡洋艦には基本AP、戦艦は初手APで跳弾多かったらHEって感じにしてます。 -- 2024-02-17 (土) 22:01:26
- このコメントは、滅茶苦茶有益だと思う。「有料級」だね。 -- 2024-02-17 (土) 23:00:03
- 艦首艦尾にAPだと戦艦でも刺さるから縦向きでない限りAP使ってます -- 2024-02-22 (木) 20:07:01
- 駆逐と巡洋艦には基本AP、戦艦は初手APで跳弾多かったらHEって感じにしてます。 -- 2024-02-17 (土) 22:01:26
- こいつからキレイな砲配置で好き -- 2024-02-22 (木) 20:06:02
過去ログ
過去ログ一覧 |