Giuseppe Verdi

Last-modified: 2024-01-22 (月) 00:35:16

マルコ・ポーロ級戦艦 ジュゼッペ・ヴェルディ

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ヒストリカル迷彩

[添付]
効果:

専用迷彩「熱風」

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効果:HP+4%、主砲射程+4%、対空射程+4%、副砲射程+6%、EXPアップ+50%、シルバーアップ+50%

変更点

Ver.7.0で小口径対空値が297から396に増加。

性能諸元

編集時 ver.5.5

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier9
生存性継戦能力51330
抗堪性・防郭防御15%
・火災浸水耐性15%
・装甲防御16.50%
・魚雷防御30%
主砲射程13.54km
副砲射程6.90km
自動副砲射程5.87km
機動性最大速力30.56ノット[kt]
最大出力への到着時間22.18秒
転舵速度5.50度/秒
転舵所要時間13.20秒
隠蔽性10.92km



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数装填時間最大ダメージ(火災率)(防郭率)砲塔旋回速度
406mm L/50 Model 1940, 3基×3門23秒HE弾 1121(14%)
AP弾 1876
6度/秒


副兵装口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数)装填時間ダメージ(防郭率)砲塔旋回速度
152mm L/55 Model 1936, 4基×3門(6門)6.5秒SAP弾 450(150)12度/秒


自動副兵装口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数)装填時間ダメージ
90mm L/50, 12基×2門(12門)6秒SAP弾 240


対空砲種類ダメージ射程
大口径
小口径
227
396
3.60km
1.80km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
排気煙幕Ⅲ即時隠蔽の煙幕を展開する15秒間60秒2回
副砲オーバーロードⅡ副砲の装填速度と射程+25%20秒間60秒2回
偵察機Ⅰ主砲射程+12%30秒間90秒2回

ゲーム内説明

1930年代の中盤にイタリアで設計された戦艦の計画案。ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の発展型であり、406mm砲を搭載していた。

解説

2022年11月10日にアルティメット箱で実装された、イタリアTier9戦艦。同国同Tierのマルコ・ポーロとは姉妹艦である。

・主砲
主砲には16インチ砲を3基9門搭載しており弾速、弾道、貫通力も申し分ない。砲弾は姉妹艦の「マルコ・ポーロ」と異なりAP弾とHE弾の構成。HE弾はローマの11%に比べて14%とかなり強化されており、この構成で「マルコ・ポーロ」のスキル持ちであったならと悔やまれる。とはいえ「精密照準」を持たない割には命中させ易く、どちらの砲弾を使用しても効果を発揮するだろう。

・副砲
本艦を特徴づける装備であり150mm砲を3連装で片舷に2基6門、90mm砲を連装で片舷辺り6基12門搭載。砲配置はヴィットリオ・ヴェネト級に似ている。射程も第1ルートのドイツ戦艦と同程度が確保されており、艦艇スキルの「副砲オーバーロード」を使用する事でさらに射程を伸ばすことも可能*1。しかし手動・自動副砲ともに「使用できる砲弾がSAP弾のみ」という相当にパスタをキメた構成であり非常に癖が強い*2。本艦は「精密照準装置」を搭載して居ないので副砲精度の向上は艦長スキルで補ってもらう必要があるものの、扱い方によっては副砲火力で敵をねじ伏せるという事も不可能ではないだろう。

・対空
大口径対空砲のダメージはツリー艦の「レパント」と同程度。しかし小口径対空砲のダメージが「レパント」からやや強化されており、狙われた際の反撃がしやすくなっている。とはいえ大口径対空砲のダメージはイマイチなので攻撃前に敵機を漸減するのは厳しい。

・装甲
素の装甲値は16.5%と平均以上だが、同格の19.5%グループには劣っている。防郭防御は平均的であり、火災浸水耐性も同様。対水雷防御は元となったヴィットリオ・ヴェネト級譲りの高い数値を誇る。

・機動性
30㌩出るため機動力は優秀。

・隠蔽性
素の被発見距離は10.92kmとそこそこ優秀。この値は他国同格内でトップクラスの隠蔽を誇る「プリンツ・ループレヒト」にこそ敵わないものの、「レパント」や「ライオン」に次ぐレベルであり、プレミアム艦としては最優の「マルボロ」を含めても5本の指に入る*3。なおプレミアム艦を含めて最も隠蔽が悪い「武蔵」「キアサージ」ら12.6km組と比較するとその差は約1.7kmもある。とはいえ戦艦に隠蔽性は不要という考え方が主流であり、これを活かした戦い方ができるかどうかは別の話である。

・生存性
素のHPは51000台と平均以下。さらに主砲射程が短く、何も考えずに敵を撃てる位置につこうとするとチームから突出して集中砲火を浴びやすいため生存性が高いとは言い切れない。しかし最近流行している副砲重視艦ほどの偏ったバランスではないので、向こうよりは大分マシ。いざという時には艦艇スキルの「排気煙幕」もある。

・消耗品
本艦の特性を活かすべく「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食料」を主軸に、残り一つを「予防整備パック」「高品質石炭」から選んで欲しい。

・艦艇スキル/艦長スキル
「排気煙幕Ⅲ」を2回、「副砲オーバーロードⅡ」を2回、そして「偵察機Ⅰ」を2回使用可能。なお偵察機については「レパント」の持つ「偵察機Ⅱ」ではなく射程延長効果が12%のものなので注意して欲しい。艦長スキルについては本艦の特徴を活かすべく副砲重視戦艦に準ずる構成、主砲と副砲のバランスを取る構成が考えられる。とはいえツリー艦艦長をそのまま搭乗させる場合は煙幕強化・副砲強化している艦長以外は艦艇スキルを増補できず、さらにレジェンド艦長を搭乗させても姉妹艦の「マルコ・ポーロ」と異なりLV11の「高密度砲発射薬包」の効用が薄いといった具合。本格運用したい場合は通常艦長で良いので専用艦長を用意した方が良いかもしれない。

・装備

・エリート特性
 ・
 ・
 ・功績 EXPアップ+10%

・総論
ヴィットリオ・ヴェネトからSAPを取り上げて榴弾を与えて順当にTier9に強化した艦である*4。姉妹艦の「マルコ・ポーロ」が短射程とはいえ主砲火力に注力した艦であったのに対し、本艦は主砲こそ同じものの副砲の火力に注力した構成となっており、明確に異なる味付けがされている。特に本艦は排気煙幕としては格段に展開時間が長い「排気煙幕Ⅲ」を保持しておりこれを利用して接近戦に持ち込むというコンセプトなのだろう…しかしティア帯を考慮すると周りの敵の多くはレーダーやソナーを装備しており、既に時代遅れ気味と言わざるを得ない。さらに似たようなコンセプトの第2ルートのドイツ戦艦と異なり「ソナー」を装備していない事から、接近する際の安心感はまるで違う。「レパント」を使用した事がありもう少し副砲を使ってみたいと感じた艦長や、副砲重視戦艦に乗り慣れているがイタリア風の味付けも楽しんでみたい艦長にはお勧めできるだろう。

戦闘名誉章

レベル12
報酬
ミッション内容

史実

格納

この船が計画された背景には、1935/36海軍プログラムの計画、いわゆる「oceanic/breakout fleet」計画に端を発した、1942年までに、イタリア王立海軍がムッソリーニを説得するために強力な艦隊を建設しようとした事があります。 当時、1935年以来すでに研究が行われているヴットリオ級だけでは飽き足らず、その発展型としての新鋭戦艦41,000トンの戦艦の計画及び設計も行われ、最終的に42,000トンに達しました。
計画案では、3基×3門の 406mm主砲、4基×3門 の152mm/55副砲、および12基×2門の100mm/47機銃といった兵装が盛り込まれていましたが最終的に、「oceanic/breakout fleet」計画は、エチオピアとの戦争の後に英国との緊張が低下したため、ムッソリーニによって廃止されました。
余談ですが、1936年初頭に設計されたデザインは、設計者アンサルドによって修正され、ソ連に売却されました。しかし、デザインは1936年以降も開発と変更が続けられ、結局45,000トンに達しました。 しかし、地中海の戦局の変化により、この計画案が実際に使われることはありませんでした。

小ネタ

艦名の由来

 本艦の艦名は「ジュゼッペ・ヴェルディ」こと「ジュゼッペ・フォルトゥニーノ・フランチェスコ・ヴェルディ」に由来する。彼はイタリアのロマン派音楽の大家であり、作曲家であると同時にオペラの製作者として活躍した人物である。代表作は「椿姫」「アイーダ」等オペラに興味がない人でも1度は名を聞いたことがあるビッグタイトルで、彼の作品はイタリア国内だけでなく世界中で公演が行われた*5。それにより同時代の他国のオペラ作家達がしのぎを削り、言語や国境そしてジャンルを超えた展開を見せた事からオペラ業界に変革をもたらした*6。またその脚本は当時の世界情勢や政治問題を強く意識した内容であり、賛否両論の評価を受けた。特に初期の作品は愛国精神に訴えかけるものが多く、イタリア統一運動の機運とも結びついて人気を博し後年「国民の父」とまで呼ばれるようになる。しかし彼は後に国会議員となり文化保護に取り組んだ時期もあったが、政治に直接かかわる事は無かった。

編集用コメント

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コメント欄

  • 未だにコメント無しw 誰も箱開けてないねぇ。 -- 2022-11-12 (土) 14:51:58
    • 今回は天井ないからね...(ゴールドの価格も上がったし) -- 2022-11-12 (土) 17:52:29
      • ゴールドの値上げが大きいよなぁ 今まで+1箱は開けていたのに今はそれすらも開けるのを躊躇してしまう。 -- 2022-11-13 (日) 10:14:55
    • ティア9艦ってだけで引くの躊躇うわ。10マッチに放り込まれてボコボコにされるのが目に見えるし。 -- 2022-11-13 (日) 04:12:40
    • すでにスラヴァとか黒レピュとかサンディとかが実装される事が知らされてる中で値上がりしたゴールドを投資してまでティア9の船が欲しいとは個人的には思わないなぁ。 -- 2022-11-13 (日) 10:38:18
  • なんで主砲がオート・メラーラのじゃないんだろ?口コミが少ないってことは、、、、、そういうことなのかね? -- 2022-11-12 (土) 17:00:41
  • かなり上手い外人の使っているのと何回か敵対マッチをした限り、マルコ・ポーロ程の強さを感じない。やはりSAPが撃てないので、やや強い普通の戦艦、といったイメージ。9の副砲強化は10ランダムマッチではほとんど意味が無いのでは。 -- 2022-11-19 (土) 10:22:11
  • いや、野良で7割行けてる。基本性能が高いと思います。 -- 2022-11-19 (土) 23:52:27

過去ログ

過去ログ一覧
過去ログ一覧

*1 手動副砲の射程は素で6.9kmあり、専用迷彩(副砲射程+6%)の使用で7.3km台に延長が可能。
*2 既にご承知の通りSAP弾は軽装甲艦には手痛いダメージを与える事ができる反面…重装甲を誇る相手には弱点を狙わない限り貫通は見込めないし発火も期待できない。とはいえ敵を手動・自動副砲の射程に収めて「副砲オーバーロード」を使用した際の弾幕の美しさは一見に値する。
*3 装備の適性で「隠蔽システム改良Ⅰ」を搭載すると9.8km台に、通常迷彩(被発見距離-3%)の使用で9.5km台となる。
*4 同郷の「ナポリ」を戦艦に艦種変更してティアを落とした艦とも言える
*5 このため公演国の様式を取り入れるというオペラの多国籍化が進んだ。さらに国をまたいで1つの演目が何度も繰り返して公演される事でレパートリーも蓄積され、同じ街では同じ演出は繰り返さないという後に「レパートリー・システム」と呼ばれる形式が生まれる事になる。現代では当たり前の「同じ演目であっても常に新たな試みを取り入れつつ、観客を飽きさせない仕組み」を造ったのも彼であった。
*6 華麗な旋律を重視するイタリア・オペラにフランスのグランド・オペラ、ワーグナーから発達したドイツ音楽のシンフォニズムなどの影響を及ぼしたことからイタリア・オペラ界においては「オペラ王」の異名で知られる。