ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦 ヴィットリオ・ヴェネト
効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲砲弾散布界-4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%
効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲砲弾散布界-4%、最大転舵速度+4%、EXPアップ+40%、シルバーアップ+40%
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 8 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 47436 |
抗堪性 | ・防郭防御15% ・火災浸水耐性15% ・装甲防御15% ・魚雷防御27% | |
主砲射程 | 13.28km | |
副砲射程 | 6.56km | |
自動副砲射程 | 4.14km | |
機動性 | 最大速力 | 28.34ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 24.52秒 | |
転舵速度 | 5.50度/秒 | |
転舵所要時間 | 13.20秒 | |
隠蔽性 | 10.20km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
381mm L/50 OTO 1934, 3基×3門 | 23秒 | SAP弾 1829(250%) AP弾 1770 | 5度/秒 |
副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
152mm L/55 OTO 1934, 4基×3門(6門) | 8秒 | HE弾 448(2%) | 12度/秒 |
自動副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率) |
---|---|---|---|
90mm L/50 OTO 1939, 12基×1門(6門) | 6秒 | HE弾 189(1%) |
対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 113 198 | 3.60km 1.80km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
排気煙幕Ⅱ | 即時隠蔽の煙幕を展開する | 12秒間 | 60秒 | 2回 |
偵察機Ⅰ | 主砲射程+12% | 30秒間 | 90秒 | 2回 |
ゲーム内説明
ヴィットリオ・ヴェネト級は、新世代のイタリア戦艦であった。対水雷防御が優秀であり、就役当時には戦艦として世界最高級の速力を誇った。
解説
多くの無課金・微課金プレイヤーが待ち焦がれた、プレミアム艦ローマの同型艦がツリー艦として実装された。しかし同型艦といってもその特性は大分異なっている。またtier9には架空の妹が実装されている。
・主砲
前級と同口径の381mm砲を3連装砲塔に収め、3基9門搭載。砲塔の幅は前級と殆ど変わらないため第3砲塔の前方射角はイマイチだが第1砲塔の後方射角は3連装の割には優秀。砲弾のダメージ(SAP:1783→1829/AP:1725→1770)と射程(12.77km→13.28km)も順当に強化された上に、3連装となった事で前級よりは命中させ易くなっている*1。とはいえAP弾ダメージは口径相応で平均よりもやや下、SAP弾ダメージはワンランク上のダメージを誇るとはいっても他国同格のAP弾ダメージと比較すると平均よりやや上に過ぎない。それでも装甲の薄い戦艦から観れば本艦の撃ち出すAP弾は十分に脅威であり、またSAP弾は巡洋艦や駆逐艦からすると悪夢でしかない*2。とはいえSAP弾の貫通力はAP弾と比べると大幅に落ちるので、対戦艦においては艦首・艦尾や上部構造物に当たれば有効だが、それ以外の部分に当たると半減・無効化され易い。というのも本艦の砲は精度の問題でやや散る傾向があり「弱点を狙ったつもりでも実際には舷側等の硬い部分にも命中してしまう」ため、かなり頑張って狙ってもせいぜいAP弾と同等のパフォーマンスを発揮するのが関の山…よって対戦艦においては最初からAP弾を装填したいところである。しかし駆逐艦が近くをうろついている時はとりあえずSAP弾で戦艦への攻撃を行い、警戒が緩んだと思って姿を現した駆逐艦に対してそのまま手痛い一撃を食らわせる等、周囲の状況を見て選択して欲しい。なお本ツリーにおける共通の弱点である射程の短さ*3は健在であり、必然的に前に出ざるを得ないので周囲の艦からのヘイト管理に留意しターゲットが集中してきたと感じたら速やかに後退しよう。
・副砲
手動の副砲は前級同様に152mm砲を3連装砲塔に収めて艦橋構造物を囲む4隅に配置してあり、片舷指向可能数は2基6門である。前級と比べると射程と単発火力が微増したものの、基本的な所は変わって居ない。副砲が強い戦艦群と比較してしまうと勝負にならないが、それ以外の戦艦群と比較すると射程は6.56kmと仏戦と同程度あって精度もやや良い方なので扱いやすい。しかし片舷指向可能数が6門と他と比べて少なく、装填も速くは無いためDPMとして観ると下から数えた方が速いため単体で観るとかなり頼りない。
・自動副砲
自動副砲も前級同様に90mm砲を単装で6門、艦橋構造物を囲むように配置してある。前級と比較すると射程と火力が殆ど変わっておらず、ティア向上に伴う周囲の火力増強を考慮すると前級よりも頼りなくなっている*4。このように自動副砲の火力を考慮してなお副砲の斉射火力・DPMは不十分であるため「副砲火力を頼りに近接戦闘を仕掛ける」のは推奨できない。同郷の「ローマ」の如く艦艇スキルの「精密照準装置」を使って精度を増す事も出来ないため、あくまで防御用・自衛用の補助火器として考えるのが無難である。
・対空
同格ツリー艦内においては最も貧弱な対空値となっている。特に大口径対空砲のダメージが113というのはティア6に毛が生えた程度。小口径対空砲のダメージ198も他国の高対空艦の半分の値に過ぎない。よって総合対空指数(対空ダメージ*射程)は「ローマ」と本艦が最下位とブービー賞に並んでいる。とはいえ後述する対水雷防御の高さ故に他国の低対空戦艦程はしつこく狙われないのがせめてもの救い。また戦艦にしては加速や旋回が優秀で、艦艇スキルの「排気煙幕Ⅱ」も所持しているので頑張って回避に専念したい。
・装甲
結論を先に述べると前級よりは固くなって対戦艦において一方的に大ダメージを食らう事は少なくなった。船体各部を観ていくと、艦首・艦尾はティア向上に伴い26mmから同格標準の32mmに向上。舷側は360mmと前級における堅固な戦艦群を上回る装甲を手に入れた。甲板は100mmと同格内ではそこそこ厚い方。とはいえティア向上に伴い、どの国の戦艦も高速戦艦化して装甲配置が変化しているので弱点を内包しているのは何処の国でも変わらない。並みと同等、若しくはそれ以上に強化されたが完全ではないという認識で居れば間違いないだろう。
・機動性
素の最高速度は28.34ノット。この速度は他国同格内ではちょうど平均的。通常の進軍や陣地転換には困らない程度の水準は備えている。加速についても24秒台と平均的な値だが全体で観ると中の上といった所。舵の性能は同格内でそこそこ優秀な類であるが、旋回半径はやや大きい様なので取り扱いに注意。なお機動力の面では同郷の「ローマ」にあらゆる面で劣っている。
・隠蔽性
被発見距離は10.2kmであり、通常の戦艦としては非常に優秀。ミニマップのサークルを見ると射程に対して被発見距離がかなり短い事を実感できる。駆逐艦を処理し空母の艦載機が付近に居ない状況であれば戦艦に対して先手を取れるだろう。しかし本艦は副砲がイマイチで魚雷も持っていないので隠蔽を強化する意義は薄い。また最近増えてきた巡洋戦艦と比較すると流石に劣っているので念のため。
・生存性
HPは47000台でTier8戦艦のボリュームゾーンのど真ん中に位置する。つまりほぼ平均である。装甲防御は15%と普通だが、魚雷防御が27%と非常に高く(ローマは30%だが)魚雷に対しての耐性は高い。
火災浸水耐性15%は有象無象の12.5%組*5よりやや高く、多少の優位性がある。防郭防御15%はカンザス・ローマと同じ値で高め。ドイツ戦艦ズの17.5%に次ぐ。
・消耗品
体力、装填、速力がベスト。
・艦艇スキル
艦艇スキルは前級と同じ「排気煙幕Ⅱ」×2に加え、ツリー艦初となる「偵察機Ⅰ」×2を使用可能。
「偵察機Ⅰ」は使用すると30秒間射程を12%延長するというもので、素の射程13.28kmが使用中のみ14.87kmに延長される。スキル使用中限定とはいえ、同格内で最長の射程を得る事が可能。またこのスキル使用中は兵装で主砲を選択した状態で敵艦をフォーカスしつつ双眼鏡視点にすると視点が高くなる。この視点だと奥行きも含めて見通すことができるため、島裏に潜んでいる敵艦の姿勢や艦を立てている敵艦の前進・後進の判別も可能。ただし、敵の動向が判っても砲精度は向上しない上に少々癖があるため、命中させられるかは別問題である*6。まだ触ったことのない人は事前にAI戦で使ってみた方が良いだろう。
・装備
・兵装 主砲改良Ⅲ
・防御 推力改良Ⅰ
・適正 転舵装置改良Ⅱ
・エリート特性
・水雷防御装置 魚雷防御+10%
・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%
※主砲の精度がイマイチの為、装備で主砲の精度を補う事が多い。よって砲旋回が遅く感じられるため基本は「エリート砲術員」を推奨。ただし雷撃でやられることが多いと感じられる場合は「水雷防御装置」で対水雷防御を29.7%に向上させるのも手である。
・総論
平均的な能力を備えた船体に、対駆逐艦・軽巡洋艦に有利な主砲を搭載したツリー艦らしいイタリア戦艦である。同郷の課金艦「ローマ」と異なり凶悪な艦艇スキルの組み合わせが無かったり、魚雷防御もやや劣ってはいるが船体の防御力に難してはほぼ同等。そしてお馴染みのSAP弾を搭載しているお陰で対駆逐艦・軽巡洋艦への攻撃能力はこちらが上である。このSAP弾と魚雷防御の組み合わせにより敵駆逐は本艦とその僚艦には接近してこない事からタフな艦隊護衛艦(対駆逐という意味で)として振舞う事も可能。戦艦同士の砲戦の前に本艦が周囲の露払いを引き受けたり、周囲を護衛する事で味方戦艦は安心して砲戦に集中する事ができるだろう…ただし本艦はソナーを持っていないので周囲の露払いの際には隠蔽雷撃に注意して欲しい。また「ローマ」には無い艦艇スキル「排気煙幕Ⅱ」は攻撃にも防御にも使える汎用性が高い強力なスキルである。
これらの特性の組み合わせにより、状況対応能力はかなり高めであり相手を良く選んでコツコツとダメージを積み重ねていけば数値以上の強さを発揮できる。反面「ローマ」の如き精密照準や高速装填といった正面火力を増すタイプのスキルは持って居ないため、戦艦同士が互いの主砲で殴り合うような戦いに持ち込まれた場合、火力で押し切られてしまう場合も。このようなケースにおいては自身の残りHPと相手の特性を考慮しつつ、一定の間合いを保つべきかそれとも距離を詰めて一気にカタを付けるかを考えよう。纏めると同郷の課金艦「ローマ」を将棋の金とするなら本艦は銀と言える。双方とも強いがそれぞれ強さの方向性が異なるので、それを理解した上で上手く使いこなして欲しい。まだ建造していない艦長は目指してみるだけの価値がある艦と言えるだろう(Ver.5.3においてはコロンボとレパントはナーフされたが本艦に大きな修正は入らなかった)。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|
報酬 | 艦艇exp12.5k シルバー125k | 艦艇exp12.5k シルバー125k カッパー | 艦艇exp12.5k シルバー125k カッパー1 | 艦艇exp12.5k シルバー125k カッパー2 |
ミッション内容 | 15回勝利 | 巡洋艦35隻撃沈 | 120万ダメージ | 75隻撃沈 |
史実
「ヴィットリオ・ヴェネト」級戦艦は、イタリアが新たに仮想敵国としたフランスの新戦艦(ワシントン海軍軍縮条約に基づいて設計された戦艦)「ダンケルク」級に対抗すべく設計された。1番艦「ヴィットリオ・ヴェネト」および2番艦「リットリオ(後にイタリアへ改称)」はワシントン海軍軍縮条約における代替建造規定(艦齢20年以上に達した艦は条約の範囲で代艦建造を許可する)によるもので、3番艦「インペロ」および4番艦「ローマ」は条約の範囲内における増備枠を使用して建造されている。しかし、3番艦「インペロ」に関しては起工は行われたものの最終的に竣工はせずに、3隻のみの竣工・就役となっている。
本艦の設計はイサッコ・ウンベルト・プリエーゼ造船将軍が担当、既に実績のある「コンテ・ディ・カヴール」級の設計をベースに「フランチェスコ・カラッチョロ」の設計経験を生かした拡大型として設計が行われた。起工は1934年10月、進水は1937年7月、竣工・就役は1940年4月である。ワシントン海軍軍縮条約の発効後に設計された本艦は、軍縮条約の既定の範囲内で建造が行われる…筈だったのだが、実は設計段階で既に35.000トンでは収まり切らないことが判明していた。しかしイタリア海軍は何食わぬ顔で設計申請を35.000トンとして提出、どこの国でも少々のごまかしはやっていたものの「堂々とワシントン海軍軍縮条約の制限を超えた」世界初の戦艦となった。
作戦行動範囲を地中海方面と完全に割り切ったうえで燃料タンクの容量や外洋航海用の装備を削り、浮いた重量分を武装と装甲に割り振って、それを条約の制限を超えた船体に詰め込む。この思い切った設計によりカタログ上の性能は英仏独の戦艦軍に匹敵、もしくはそれを凌駕する性能を秘めた艦と見なされた。ところが第2次世界大戦においては、地中海戦線における戦況よりイタリア海軍の上層部は虎の子である本艦級を積極運用するのを良しとせず、消極的な運用しかされなかった。さらに戦争中期以降は燃料不足や資材不足、そして度重なる連合軍からの空襲により出撃するどころではなくなっていった。
1943年9月上旬、イタリア本国が降伏を選択。ちょうどその頃本艦を含む新鋭艦3隻は残った燃料や弾薬をかき集め、最後の決戦を挑むための準備を執り行っていた。しかし、そこにイタリア降伏の知らせが届く。連合軍に挑むためにかき集めた燃料や弾薬は、今度はドイツ軍に接収されるのを避けるために連合軍の下に逃げ込むために使用されることになった。この逃避行の最中に旗艦「ローマ」はドイツの誘導爆弾フリッツXの直撃を受けて沈没。「ヴィットリオ・ヴェネト」は無事に連合軍の庇護下に入り、スエズ運河のグレートビター湖で抑留された。
第2次世界大戦が終結すると、イギリスに賠償艦として引き渡されるも後にイタリアに返還されている。しかしイタリアにおいても大戦終了後に運用や維持に莫大なコストのかかる本艦を再就役させる余裕は無かった。1948年に海軍から除籍された後は長期間保存されていたものの、1960年に廃棄されスクラップとして処分された。
小ネタ
本艦の艦名の由来は、第1次世界大戦中の1918年10月24日~11月3日にかけて行われイタリア軍がオーストリア・ハンガリー帝国軍に対して大勝した「ヴィットリオ・ヴェネトの戦い」である。戦いの経緯については詳細は記載しないが、この戦いの結果オーストリア・ハンガリー帝国(ハプスブルク君主国)が消滅、ハンガリーが独立する等イタリアにとって非常に重要な意味を持つ戦いとなった。
「ヴィットリオ・ヴェネト」と「リットリオ」は発注日および起工日が同日である。しかし進水と就役は「ヴィットリオ・ヴェネト」が先であった事から、1番艦を「ヴィットリオ・ヴェネト」2番艦を「リットリオ」としている資料が多い。このためWG社においても「ヴィットリオ・ヴェネト」級という扱いになっているようだ。だが、予算の計上はリットリオが先であった事が判明しており、1番艦を「リットリオ」とする資料も存在する。また、現在のイタリア海軍公式webページにおける艦艇紹介ページでも「リットリオ」級という紹介が行われている。
本艦に搭載されている副砲は、主砲と同じくOTO(オート・メラーラ)社製の新設計による「152mm L/55 OTO 1934」である。この砲は速射性がよく、史実的には同郷の「アブルッツィ」級軽巡洋艦に搭載された砲と同じものである。ただし、こちらはあくまで副砲なためゲームシステム的に射程・装填時間・HE弾発火率が抑えられているものの、単発火力はやや上回っている。
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