Huron

Last-modified: 2024-12-03 (火) 19:22:22

トライバル級駆逐艦 王立カナダ海軍 G24ヒューロン

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ヒストリカル迷彩

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効果 :主砲射程+4%、魚雷射程+4%、最大転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+35%、シルバーアップ+35%

専用迷彩「オルカ」

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効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+35%、シルバーアップ+35%

性能諸元

編集時 ver.x.x.x.x

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier7
生存性継戦能力14950
抗堪性・防郭防御5%
・火災浸水耐性10%
・装甲防御3%
・魚雷防御3%
主砲射程8.71km
機動性最大速力35.84ノット[kt]
最大出力への到着時間8.14秒
転舵速度9度/秒
転舵所要時間3.90秒
隠蔽性6.60km



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数装填時間ダメージ(火災率)(防郭率)砲塔旋回速度
120mm L/45, 3基×2門4.4秒HE弾 345(2.5%)
AP弾 391(150%)
12度/秒


魚雷口径,搭載基数×門数(片舷指向門数)装填時間ダメージ射程雷速浸水率魚雷管旋回速度
533mm, 1基×4門(4門)47.6秒35657.80km63.91kt17%25度/秒


対空砲種類ダメージ射程
大口径
小口径
23
25
3.6km
1.5km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
エンジンブーストⅠ最大航行速度+8%25秒間75秒2回
低速用発煙装置低速で煙幕を展開する(煙幕持続時間9秒)42秒間120秒2回
ソナーⅠ3.75㎞以内の敵艦や魚雷を全て発見する25秒間90秒2回

・艦艇の特技
修理班+1

ゲーム内説明

解説

トライバル級駆逐艦の1隻であり、立ち位置としては同郷・同格の「ハイダ」のスキル違いである。所属は異なるが格上の「コサック」と「エスキモー」も同型艦。

・主砲
120mm砲を連装砲塔に収め、艦首部に背負い式で2基4門、艦尾部に1基2門搭載。この構成は同じトライバル級である「ハイダ」と一緒。しかし微妙に性能が異なっているので「ハイダ」搭載砲と比較しつつ観ていきたい。まず本艦の砲は「ハイダ」搭載砲よりも若干射程が長く、かつ装填時間に優れる。このため砲戦に関しては基本的に「ハイダ」よりも本艦の砲が有利。ただしHE弾のダメージが「ハイダ」搭載砲よりもかなり落ちており、「ハイダ」搭載砲自体も発火率が微妙だったことから対大型艦における攻撃力は「ハイダ」に劣っている。

・魚雷
533mmクラスの魚雷を4連装で1基4射線搭載。この構成および魚雷の単発火力や射程・雷速・浸水率といった基本的な部分は「ハイダ」と変わらないが、魚雷の狭角での発射ができない替わりに単発での発射が可能。しかし魚雷発射管が1基しか無い上に艦艇スキル「魚雷装填Ⅰ」も搭載していないのでメイン武器として考えるとかなり厳しい。

・対空
対空が残念なのは「ハイダ」と変わらない。

・装甲
駆逐艦に装甲なんて期待してはいけない。火災浸水耐性や対水雷防御についても同様。

・機動性
最高速度は「ハイダ」と同様。しかし本艦は加速力や舵の性能がほんの少し上である。英国駆逐の系譜に繋がりつつも舵の重さがネックであった「ハイダ」と比較すると、本艦のほうが扱いやすい筈だ。

・隠蔽性
素の被発見距離は6.6kmと「ハイダ(素で6km)」よりもかなり悪化して同格内では最底辺。序盤の探り合いでは慎重にいかないと袋叩きにされてしまう可能性もある。

・生存性
HPは15000弱と平均的。速度は平均的で隠蔽が良くない事から、艦本体としての生存性はイマイチである。しかし本艦は多彩な艦艇スキルを搭載しているので、これらを適切に使いこなせばピンチを凌いで終盤まで生き残る事も不可能ではない筈だ。

・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」の搭載を推奨。残る1つは「高品質石炭」か「予備整備パック」をお好みで。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「エンジンブーストⅠ」「ソナーⅠ」「低速用発煙装置」をそれぞれ2回づつ使用可能。
また艦艇の特技として追加の修理班を持っている。

・装備
 ・兵装 主砲を強化する装備をお好みで
 ・防御 「推力改良Ⅰ」「操舵装置改良Ⅰ」などが候補に挙がる
 ・適正 「推力改良Ⅱ」「操舵装置改良Ⅱ」「隠蔽システム改良Ⅰ」が無難か

・エリート特性
 ・新型砲塔 主砲旋回速度+20% 
 ・新型魚雷 魚雷ダメージ+3%、魚雷浸水発生率+7% 
 ・功績 EXPアップ+10%

・総論
 同郷の「ハイダ」よりもAP弾使用時の攻撃力を上げ、加速力と舵を強化した様な味付けとなっている。元となった「ハイダ」の艦艇スキルが米駆と英駆の要素を併せ持った艦であったところ、本艦は「ソナー」を搭載している事から独駆の要素も加えてみましたといった具合である。艦艇スキルとして「低速用発煙装置」と「ソナーⅠ」を備えている事から、対駆逐・軽巡洋艦においては強気に砲戦を挑む事ができるだろう。しかし独駆と同じように対空がダメで魚雷の性能も微妙という部分もあり、強みと弱みがハッキリしている。その意味では全体的に器用貧乏で尖った所が無かった「ハイダ」よりは扱いやすくなっているものの、まだまだ駆逐初心者にはお勧めできるとは言いかねる。しかしハイブリッド艦が好きな艦長や、米英独の駆逐を乗りこなして来た艦長にはお勧めと言えるだろう。

戦闘名誉章

レベル12345
報酬
ミッション内容

史実

小ネタ

艦名の由来

 本艦の艦名の由来はカナダの先住民族「ヒューロン」族から。ただしこの呼び名はフランス人の探検家が彼らのごわごわした髪形を揶揄し名付けたという説もあり、現在ではあまり使われていない。それよりも彼らが使うワイアンドット語より、ワイアンドット族という呼び名の方が一般的である。
 なお、ヒューロン(ワイアンドット)族はカナダのオンタリオ州南部、ジョージア湾の周辺で暮らしていたがヨーロッパ人と接触する事で彼らが免疫を持たない疾病(天然痘・麻疹など)により人口が半減、敵対していた部族との勢力争いに敗れて離散した。現在ではカナダのケベック州に居留地がある他、アメリカにも3つの村落がある。

余談:カナダの地理

 上記でカナダのケベック州が登場したついでに、余談になるがカナダの地理についても簡単に話をしたい。カナダはアメリカ合衆国の直ぐ北にある国で、カナダの南の国境線はほぼそのままアメリカの北の国境線でもある。そうなると国境線としては非常にユニークな特徴が出てくるのだ…というのもカナダを東西に2分した際の東側に相当する国境は、湖や河といった自然地形を元にした分割となっている*1。反面、西側に相当する国境は開拓に伴い事前に決めた分割が元になっている為、自然地形とは無関係な直線状となっている。アメリカにおける西部の州の境も同じようになっており、東から西へと探検や開拓が進んだであろう歴史を垣間見ることができるのだ。
 ここへ来てようやく地理の話になるが、カナダの州は大まかに東から「ニューファンドランド・ラブラドール州」、「ケベック州」、「オンタリオ州」となっておりここまでの南は自然地形の分割。ここから西の「マニトバ州」「サスカチュワン州」「アルバータ州」「ブリティッシュコロンビア州」までは南が開拓による直線分割である。入試にはまず出ないが、覚えておくと面白いかもしれない。

余談:赤毛のアン

 上記のカナダの地理を元に「モントリオール」市に至る大西洋航路を思い描いたうえで読んでもらいたい作品がある。それがカナダ在住の女流作家「L・M・モンゴメリ」が執筆した「赤毛のアン」である。作者のモンゴメリは新聞で読んだ「男児を引き取るつもりが誤って女児を引き取った夫婦の話」を元に主人公となる少女「アン」を草案、自身が早くに両親と離れて祖父母に育てられたことから感じた孤独感や自身が暮らしたセントローレンス湾に浮かぶプリンスエドワード島での田舎暮らしを元に、主人公「アン」が孤児院からカスバート家に引き取られ学校を卒業するまでの5年間を描いた。この作品は当初どこの出版社も相手にしてくれなかったが数年間のお蔵入りを経て再交渉した出版社がアメリカで出版、その後は続編が何冊も出る人気作となった。
 日本においても原作の再現度が高い神山妙子訳を元に世界名作劇場の第5弾として高畑薫監督の元でTVアニメ化され人気を博した。本作は原作を忠実にTVアニメ化した作品として評価が高いが、ストーリーの後期にはやはりオリジナルの部分が追加されている。また後期における動画の乱れ(世界名作劇場としては珍しい)も指摘される。

編集用コメント

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  • 小ネタを追加 -- 2024-02-09 (金) 22:17:02

コメント欄

  • ハイダよりかはマシな気がする。 -- 2023-12-30 (土) 11:11:44
  • ヴァンパイアもそうだが、移動煙幕は単体ではあまり強くない。副砲戦艦を運んでこそのロマン煙幕。 -- 2023-12-30 (土) 14:17:00

過去ログ

過去ログ一覧

*1 実際には最も東に相当するケベック州の南側の国境線、つまりアメリカから観た北側の国境線はやや特殊で、隣接するニューヨーク州・バーモント州・ニューハンプシャー州・メイン州側に明らかに膨らんでいる。これはこの膨らんだ地域がカナダにおける2番目に人口の多い都市である「モントリオール」市の影響圏にあった事を示しており、その影響でこれらの地域及びセントローレンス湾に面する地域はアメリカ合衆国ではなくカナダの所属となっているのだ。