Takao

高雄型重巡洋艦　高雄

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

高雄は妙高の改良型。強力な203mm主砲と新型徹甲弾を装備しており、さらに強化された装甲によって同クラスの敵巡洋艦の火力をしのぐことができた。

解説

　妙高において高い火力を実現した日本海軍ではあったが、既に判明していた細かな弱点(主砲迎角が取れない、魚雷射角が良くない)を若干の改善しつつ、新たに艦隊指揮能力を向上させた「改妙高型」とも言える巡洋艦を建造することにした。それが「高雄型」である。基準排水量は前級同様10000トン以下であるが、実排水量は11490トン(改装後は13400トン)とやや大きくなった事で、さらなる火力の向上を遂げている。日本海軍が実際に運用できた重巡の最終型(改高雄型も計画はあったが中止)であり、姉妹艦としてプレミアム艦艇である摩耶も実装されている。
また、夜戦に有利な漆黒の迷彩を施され、高速装填と排気煙幕で武装した黒高雄も存在する。
なおこの船は、とある映画で大活躍したとされている。

・主砲
・50口径三年式二号20.3cm連装砲 5基計10門
砲自体は妙高と同じであり門数や装填速度は変わらないが史実で仰角が上がった事を反映してか弾道が妙高より高くなった。このため、上部構造物に命中しやすくなり、燃やしやすく、米戦ほどではないがある程度は島越え射撃も可能。
精度も妙高より向上しており(シグマが0から1に、そして、散布自体も気持ち程度向上)高い火力、発火率は変わらないので砲撃だけでもダメージを稼ぐことができる。HEは勿論のこと、APもなかなか優秀であり、巡洋艦にはバイタル貫通も取れる。駆逐にはAPの方が刺さりが良い。ただし、203mm組の共通の欠点ではあるが、5~3kmより近いと過貫通してしまうことがあるので距離に応じて、巡洋、駆逐にはAP、戦艦にはHEと弾種の切り替えをしつつ戦闘しよう。
しかし、射程は、同格の中ではやや劣る高ティア日巡共通の弱点も露呈してくる。なので脳死で撃ち続けると言うよりは、良好な隠蔽と足回りを活かして「今撃てるかどうか、有利に戦いを進められるか」を考える必要が出てくるだろう。
また、装填速度の差から何も考えずに撃ち合うと手数の差で撃ち負けてしまう。それらに勝つには主砲のみではなく魚雷や回避運動、位置取りなどのテクニックで補ってやる必要がある。

・魚雷
・61cm4連装魚雷発射管 4基計16門(片舷2基8門)
遂に青葉、妙高で難点だった射角が若干だが改善され、少しだけ戦いの幅が広がるとともに魚雷が3連装から4連装となり火力が向上、片舷から8本もの魚雷を放てるようになった。
運用は決め打ちやトドメのための肉薄雷撃と言う運用よりも・予め敵が来そうな方向に流す置き魚雷・砲戦を始める前に回避先や進路に予め置いておき、砲戦を有利に進めるための魚雷・引く時にばらまいて進路妨害をするための魚雷・隠蔽雷撃 など、立ち回りを有利にするための魚雷といった色が強い。これは蔵王まで同じである。

・対空
そこそこでしかなく信頼できるものではない。船体も長く雷撃機をやり過ごすのは難しいので狙われるようであれば対空の高い艦の庇護を受けよう。日本艦の宿命(日本軽巡と一部のプレ艦を除く)なのでしょうがない。

・装甲
青葉から数値上は変わっておらず、装甲はシャルル・マルテルやウィチタに並ぶ9%であるが水雷防御が7.5%と低く同格の重巡洋艦の中では最低の防御性能である。一応装甲の厚さ自体は妙高から甲板35→40mm(実は青葉は45mmなので青葉より劣化している。)、舷側102→127mmと強化はされているが、装甲も重巡にしてはアテには出来ないので回避を主体に、また船体が長く水雷防御の低い本艦への魚雷は致命的であり回避はもちろんのこと距離も取る必要がある。

・機動性
最高速度や加速度は妙高から変わっておらず優秀。
転舵性能はほとんど変わっていないが周りの機動性の悪化からか、同格でも平均以上の値をキープしている。
ただし、長い船体からか旋回半径は広めで小回りが効かずソ連艦と同じく直線番長的な要素を持つ。
遠距離であれば敵弾はなんとか回避できるが、駆逐艦に近づかれれば魚雷をモロに喰らう可能性が高く、距離を取って対処する必要がある。

・隠蔽性
前級からほんの少し悪化したが同格巡洋艦の中では摩耶、利根に次ぐ高さ、最上と同値であり優秀である。隠蔽雷撃に活きるのはもちろん、位置取りや立ち回りにも使える要素である。
大体の同格巡洋艦に対して先手が取れるという事は頭に留めておくと役に立つかも知れない。この先の日巡の生命線の要素なため、ここで隠蔽の使い方を学んでいきたい。

・生存性.
妙高よりは耐久値は順当に増加した。
しかし、運用法にはほぼ変化なく船体も大きいためバイタル貫通されやすい。また、防御性能は巡洋艦の中で中程度と高いとは言えず、対空も艦載機の攻撃を防げるほど高くない。また小回りも利かないので距離を取って戦うのが重要である。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、予備整備パック、改良型ディーゼルエンジンの中からプレイスタイルに合わせて選択する。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして精密照準装置Ⅰを3回使用可能。20秒間、精度が25%向上する。集弾性が向上するのでここぞというタイミングで使用すればよりダメージを与えられるだろう。ちなみに艦長スキルで強化すると3回分斉射出来る。

・装備
　・兵装　主砲改良ⅠorⅢ
　・防御　操舵装置改良Ⅰ
　・適正　隠蔽システム改良Ⅰor操舵装置改良Ⅱ

・エリート艦艇特性
　・巡洋艦近代化改修　HP+2%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7%
　・エリート砲術員　主砲装填時間-3%、主砲旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
弾道が高くなり、魚雷性能が向上した妙高と言ったところか。妙高と同じく主砲、魚雷共に火力が高く速度も出る攻撃性能の高い巡洋艦になっており、どんな艦種にも有効打が与えられる。反面、船体が長く、あまり小回りは利かないのも妙高と同じであり、魚雷はあくまで牽制運用とし、比較的遠距離での交戦が望ましいだろう。
魚雷は妙高で難点だった射角が若干だが改善されており、さらに陽炎と同じ本数を片舷で放てるという絶大な火力を誇るがその魅力に騙されることなく、あくまで投射量は少ないが高精度で発火率も高くAP、HE共に優秀な性能を持った砲を一発必中の精神で戦うしかない。

戦闘名誉賞

史実

小ネタ

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