Maya

高雄型重巡洋艦4番艦　摩耶

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

4隻の高雄型巡洋艦の内の1隻は、多用途の長距離攻撃部隊の中核となることを意図されていました。増大する航空機の脅威に対抗するため、近代化改装と強化が数度行われました。

解説

9月13日より始まったイベントの報酬艦。ざっくり言えば、砲火力を犠牲に隠蔽と優秀な対空火力を持った高雄である。

・主砲
203mm連装砲を4基8門持つ。主砲自体は同格ツリー艦高雄と同じものでAP弾は平均以上のダメージ、HE弾も高ダメージ・高発火率で優秀である。ところが高雄から砲が2門減らされており同格巡洋艦の中では最低数(同数なのはヒッパーとプリンツ)。装填も速くはないので(装填特化で10秒弱)同格最低クラスのDPMとなってしまう。一応高雄砲よりは最大水平散布界が狭いが、それでも最上と同じ、同格平均といった程度に過ぎない。巡洋艦同士での単純な砲戦は射程の短さと手数の少なさから撃ち負けてしまうので絶対に避けたい。よって必ず味方と協同して戦うか優秀な魚雷を使って戦っていこう。また日巡なのでHE弾が強いのはお約束だが、駆逐艦や軽巡洋艦相手にはAP弾で大きく削ることもできるので的確に使い分けよう。

・副砲
無い。12門もあるのだから12.7cm高角砲が自動でもいいから撃てれば良かったが。

・魚雷
史実における元々の兵装は連装発射管を片舷2基ずつの搭載だったが、ゲーム内ではラバウル空襲により大破した際に受けた近代化改修後の姿で実装されているため、61cm4連装魚雷発射管×4基となり、高雄から据え置きとなっている。射角が極めて良好で威力、浸水率、雷速、射程全てハイレベルであり、戦艦に対して一発逆転も狙いやすい。隠蔽全振りしたら隠蔽雷撃出来る。

・対空
元々の兵装から20.3cm連装砲の3番主砲を撤去し、お馴染みの89式12.7cm連装高角砲を2基増設した他、これまたお馴染みの96式25mm機銃も多数増設されており、日本艦の中では屈指の対空火器の充実度を誇り、数値的にはウィチタよりやや高く、対空スキルもあるのでT8巡洋艦ではトップレベルである。下手に狙うとボロボロ落とされるので注意が必要。

・装甲
防確防御10%、装甲9%は特筆点は無い。ただし、装甲厚は艦首艦尾25mm、舷側127mmは高雄と変化はないものの、改装の賜物からか、甲板が40mmから60mmに増加しており、これによって全ての装甲厚が同格のウィチタに並んだ。
甲板が厚くなったことにより、遠距離から飛来する砲弾やAP爆撃にいくらかは耐性が出来たと言えよう。
ただし、巡洋艦程度の装甲しかないため、過信は禁物である。

・機動性
最高速度は高雄と同じであり、高雄と異なるのは転舵速度と所要時間で速度は速く、所要時間は遅くなっている。独ソの巡洋艦よりは曲がるが米巡には劣る。遠距離での回避運動は有効である。

・隠蔽性
高雄よりも0.16キロほど優れ、良好な部類である。隠蔽全振りで7.02キロと隠蔽雷撃が可能であり、ヘイトが溜まったら隠れられるので、大きな武器になり得る。

・生存性
HPは素で33000台と平均以上の体力を誇り、日巡譲りの速度と旋回性能があるので適正な距離を保って戦う分には相応に耐える事は可能だろう。そして日巡の弱点である対空能力についても相応に強化されているので、同郷のティア8艦内では「弱点が無い」という意味での生存性は高い。ところが尖った部分が削られているため、同郷の他の艦であれば火力で押し切れたであろう場面でも押し切れずに敗北を喫するケースもある。このため一概に「高いとも低いとも言えない」といった所であろうか。

・消耗品
高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジン、予備整備パック、追加対空弾から好みのものを3つ選択して欲しい。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは「精密照準装置Ⅰ」と「対空警戒Ⅱ」を使用可能。
艦長スキルは「精密照準」を強化したい場合、レベル7で「精密照準」を選択すると持続時間微増、クールタイムの短縮が可能。ただし本艦は火力が低いのでスキルを使ってなお、敵と互角に撃ち合うのは難しい。「対空警戒Ⅱ」を強化したい場合、レベル4で「対空防御専門家」を選択するとスキルの効果時間が25秒に延長され、クールタイムが50秒程度に短縮される。強みを生かしたいのであれば是非強化しておきたい。
ただし、素でもスキルは3回も使えるため、回数を増やす必要性は薄い。

・装備
　・兵装　主砲改良ⅢまたはⅡが良いだろう。
　・防御　舵か加速
　・適正　隠蔽か舵

・エリート特性
　・巡洋艦近代化改修　HP+2%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7%
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
高雄をベースにウィチタの対空を足して砲火力を落としたような性能であり、高雄から主砲を1基減らした事により火力は同格最低と大幅に下がり、対空も単艦で完封出来るわけではないのでどうも中途半端感が否めない。日巡からしたら対空は高いので空母から狙われにくくなった代わりに火力が減った高雄というのが妥当か。魚雷の使い方一つで評価の変わる艦だと言える。隠蔽等も考えると高雄>摩耶と一概に片付けることはできない。最上とは別艦だと思おう(本艦と対照的に高DPMで高雄以下の対空の最上を同系統だと思う人は居ないと思うが念のため)。
また、自慢の対空火力も敵に空母が居なければ無意味であるため、空母とプラを組もう。さもなければ劣化高雄になってしまうことがある。注意されたし。

戦闘名誉章

史実

重巡洋艦「摩耶」は高雄型の3番艦として1932(昭和7)年に就役。1943(昭和18)年11月のラバウル空襲で大きな損害を受け、横須賀で大規模修理が行われているがその際に対空火力を強化した防空巡洋艦としての改装を受けている。本ゲームに登場する「摩耶」はこの改修済の姿である。

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