大和型戦艦 2番艦 武蔵
モデルは就役当時そのままの状態。大和と比べると舷側や船体中央はすっきりしている。
ARP Musashi迷彩は既に武蔵を所持している人に用意された迷彩。ただし直接5,000ダブロン支払う以外方法はない(コンテナでは出現しない)ので注意が必要。それでもARP Musashiを25,000ダブロンで購入するより遥かに良心的なのだが…。
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 8 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | - |
国家 | 日本 | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 85,000 | |
装甲 | 16-650mm ・艦首・船尾 32-50mm ・対水雷防御 32-50mm ・上部構造 19-500mm ・砲郭 32-57mm ・主砲 135-650mm ・重要区画 50-410mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 55% | |
機動性 | 機関出力 | 150,000馬力[hp] | |
最大速力 | 27.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 900m | ||
転舵所要時間 | 18.7秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
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海面発見距離 | 16.1km | 17.2km | 18.1km | 16.0km | |
航空発見距離 | 12.9km | 22.1km | 15.9km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 17.2km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 460mm/45 Type94 | 3基×3門 | HE弾 7,300(35%) AP弾 14,800 | 30.0秒 | 45.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 127mm Type89 A1 mod.2 155mm 3rd Year Type | 6基×2門 4基×3門 | HE弾 2,100(8%) HE弾 2,600(10%) | 7.5秒 12.0秒 | 5.0km 5.0km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 13mm Type93 25mm Type96 mod.2 127mm Type89 A1 mod.2 | 2基×2門 12基×3門 6基×2門 | 7 73 61 | 1.2km 3.1km 5.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | ||
4 | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 | |
副砲改良3 | -20%:副砲装填時間 | ||
対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品動作時間:8 秒 準備時間:80 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 2回 | 回復:+424(0.5%) HP/秒 消耗品動作時間:28 秒 準備時間:80 秒 | |
十字キー右(いずれか選択) | |||
水上戦闘機 | 4 回 | 消耗品動作時間:90 秒 準備時間:80 秒 | |
着弾観測機 | 4 回 | 動作中の自艦の砲安定性:+10% 消耗品動作時間:30 秒 準備時間:200 秒 | |
強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 準備時間:160秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
武蔵は、大和の姉妹艦としては唯一戦艦として就役した艦であり、大和と同様、世界最大の戦艦でした。大和と武蔵には、竣工時には両舷に 155 mm 副砲が搭載されていましたが、大和では 1944 年の改装時に撤去されました。
就役:1942
同型艦数:4
解説
- 生存性・装甲
HPは85,000とレジェンダリーの大和より5,000程低下しているがほぼ誤差程度でありマッチングするレジェンダリー戦艦と遜色なく、同格の中では2位*3の数値である。
装甲厚や対水雷防御に関しては大和と同じ*4であり防御姿勢であれば大抵のAP弾は弾いてくれる。
流石に側面を向けていればレジェンダリー戦艦同等の装甲と言えどVPを抜かれてしまうので気を抜かないように。
大和と同じくバイタルパートが前部主砲の直下から後部砲塔にかけて広く伸びている為、近距離で横腹を晒している場合は一撃で大ダメージを受ける可能性が非常に高い。
また、修理班の回数が大和同様2回となっているので弾受けは計画的に。
- 主砲
当然ながら非常に強力。32mm強制貫通の効果を持つ46cm砲9門を搭載する本艦はTier8艦艇で最大の火力を持つ。この火力アドバンテージを活かして戦線を押し上げるのが本艦の仕事の1つと言える。
装填速度は大和と同じ30秒。アップグレードで強化すれば27秒まで縮み、(向いているかどうかはともかくとして)艦長スキル「乱闘」で更に縮める事が出来る。
弾速、弾道はそれぞれ並みであり、射撃システム改良1を付けると散布界は256mまで狭まる。
σ値が1.65と劣悪で大和や出雲と比べると精度が10%程の低下*5により遠距離戦で弾がバラける。
距離が離れていてもまともに当てられるようにする為に可能な限り主砲精度を補強しておきたい。着弾観測機は出し惜しみせずに使っていこう。
なお、後部砲塔の射角が約35度とあまり良くないので基本的には前部の6門での砲撃がメインとなる。
砲塔旋回速度は大和と同じ45秒/180°、UGや艦長スキルで強化すれば取り回しに困ることはないだろう。*6
- 副砲
大和と比べると155mm副砲が片舷あたりでは1基多い一方、127mm副砲は半減している。副砲特化は大和程有効とは言えない。
- 対空
悲惨。 改装前の姿なので対空砲の威力は非常に弱い。
武蔵の対空はTier5扶桑より少し良い程度で、Tier6長門にすら大きく劣る。Tier8でこの対空火力の低さは致命的。防衛不可能である。
空母が居る戦場で孤立すれば恰好の的になりかねないため、常に味方の防空圏を意識して立ち回りを考えたい。
雷撃機には大和型戦艦ということもあり水雷防御は高いので多少は耐えられるものの、史実のように集中攻撃されれば空母のみに倒されることもある。
役に立つかどうかはともかく、着弾観測機が必要無ければ戦闘機を選択して防空の足しにしても良いかも知れない。
- 機動力
最大速度は27ノットと大和と同じ。Tier8戦艦としてはやや低速である為、撤退する時は置き去りにされない様に位置取りは注意しよう。
転舵所要時間18.7秒は大和の19.2秒はもちろん出雲の19.7秒よりも早くなっており、ツリー艦に比べれば回避運動は取り易いだろう。
- 隠蔽性
大和と同じ。最良で13.0km。遠距離の命中精度に不安がある為、最良隠蔽値にして可能な限り近付き主砲の命中弾を増やしたい。
- 総評
レジェンダリー戦艦の大和に対して副砲と対空火力を下げてTier8用の艦艇に調整された大和といった味付けがされている。
周りの対空能力が高いこのティア帯において、対空がずば抜けて低い本艦は空母がいたらほぼ毎回狙われてしまう。
また、大和と同様機動性が低く、魚雷回避には早めの対処が要求される。
逆に空母がいない戦場ではレジェンダリー戦艦と同等の強力な戦闘力を誇る本艦は勝敗を左右する存在と言っても過言ではない。
持ち前の大火力で戦線を維持して押し上げるのも重要だが、味方の盾となり敵の攻撃を受け持つのもお仕事。甘い動きを見せる敵艦に対しては一撃必殺の念を持って葬ろう。
当然の事ながら、いくら絶大な攻撃力を誇るとは言っても当たらなければお話にならないので、よっぽど特別なこだわりがない限りは主砲精度に特化しておくのが無難。
当たりさえすれば受けを許さない圧倒的な攻撃力と貫通力は敵からしてみれば最大級の脅威となり得る。大口径戦艦特有の持ち味を生かした立ち回りを心がけたい。
史実
大和型戦艦の2番艦であり、大日本帝国が最後に建造・完成させた戦艦となる。
建造は三菱重工長崎造船所で行われ、1937年9月8日に呉の艦政本部から「A140-F6(仮称:第二号艦)」として正式に発注された。
1944年3月、米潜水艦タニーからの雷撃を受け中破。この修理の際に中央両舷の副砲を撤去した。空いた位置には高角砲を設置する予定だったが断念し4月末に復旧。その後最期まで高角砲が増えることはなかった。
高角砲は生産が追い付かなかったとも、工事の時間的余裕が無かったからともいわれている。ちなみに両舷副砲を撤去しないまま機銃を増設する計画もあったそうだ。
小ネタ
造船所は久々の大型戦艦の発注に沸き立ち、嬉々として準備に取り掛かったと言われている。ところが、待てど暮らせど肝心の設計図がやってこない。いくら発注を受けても設計図が無ければ艦は作れない。
2ヶ月経っても音沙汰が無いので、担当者が艦政本部に直接出向いて設計図が欲しいと伝えるが「軍事機密だ!」の一言で一蹴されてしまう。その後、事務上の手続きミスで設計図の発送が遅れていた、という実に締まらない理由が判明する。
設計図がやっと届き、いざ建造しようとすると全長不明、全幅不明、排水量不明と不明だらけ。無論、これで建造などできはしない。
またもや2ヶ月放置され、結局正規の設計図が届いたのは発注を受けてから実に4ヶ月も経ってからであった。
設計図を待っている間も準備は行われているが、特に問題になったのは建造中の武蔵の姿を隠す事だった。
だが、相手は世界最大の大和型である。
呉の海軍工廠でも、大和の巨体を隠すのに四苦八苦していたが、三菱の造船所がある長崎では更に苦心する事になる。
海外の領事館と港の間に倉庫を建てて見えないようにした他、長崎市内を一望出来るグラバー園を丸ごと購入して立ち入り禁止にしたりした。
それでも建造ドックを隠しきれない為、ドック全体をシュロを編んで作った簾で覆い隠す事にした。
この一件で大迷惑を被ったのが、全国の漁師達だった。当時は漁網をシュロで作っていたのだが、ドックを隠す為に大量のシュロを買い付けた事でシュロの値段が高騰してしまい、生活に困窮するようになったのた。
この為、「悪質な買い占め事件」として警察が捜査に乗り出す羽目になる。
また、簾で覆われたドックは近隣からは「得体の知れないものを作っている」と噂になり、「お化け屋敷」というあまり有り難くない渾名で呼ばれるようになる。
推定20本の魚雷を受けた武蔵は「世界一被弾した軍艦」としてギネスブックに登録されている。この他、「世界最大の戦艦」、「航空機に撃沈された最大の軍艦」という記録を大和と共に保持している。
ちなみに、空母に改装された信濃も「最も短命の空母」、「潜水艦に撃沈された最大の軍艦」という記録で登録されている。
....「世界最大の戦艦」の記録以外は、不名誉なものばかりだが。しかし、被弾数が多いことは、それだけ簡単には沈まなかった、撃沈までに多くの被弾に耐えたという証拠でもあるため、必ずしも不名誉と受け取る必要はない。もし、簡単に沈む軍艦なら、1発目の魚雷を受けた直後に撃沈されていたと思われる。
沈没した武蔵は長らく見つかっていなかったが、2015年3月にポール・アレン氏率いる探査チームによる調査によりシブヤン海の海底1000mにて発見された。
発見されるまではバイタルパート内に未浸水な部分も多かったことから、海流に乗って彷徨い続けているという説まであった。
だが、発見された船体は原形を留めないほどバラバラに砕け散って1km四方に四散しており、艦首ブロックと艦尾ブロックが残るのみという惨澹たる有り様であった。
NHKの専門家チームの検証によれば、海没した後に第二主砲塔直下の弾薬庫が何らかの原因で爆発し、それによって船体が破砕されたと結論づけられた。
ちなみにその武蔵発見から1週間後にWoWsクローズドベータはスタートした
-- 2024-01-29 (月) 23:39:34