ソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦(23 設計戦列艦)
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 8 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | Vladivostok |
国家 | ソ連 | 派生先 | [[]] |
生存性 | 継戦能力 | (A) 80,900 (B) 88,100 | |
装甲 | 19-495mm ・防郭 20-235mm ・艦首・艦尾 32-375mm ・砲郭 50-425mm ・装甲甲板 50-60mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 37% | |
機動性 | 機関出力 | 初期 210,000馬力[hp] 後期 231,000馬力[hp] | |
最大速力 | 初期 24.4ノット[kt] 後期 28.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 950m | ||
転舵所要時間 | (A) 20.8秒 (B) 14.9秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 15.8km | 15.8km | 17.8km | 15.2km | |
航空発見距離 | 12.6km | 20.8km | 15.6km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 15.8km | 0m | |
mod.2 | 17.4km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 406mm/50 B-50/MK-1 | 3基×3門 | HE弾 5800(40%) AP弾 13250 | 33.0秒 | 30.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 100mm/56 MZ-14 | 4基×2門 | HE弾 1400(6%) | 3.8秒 | 5.0km | |
152mm/57 MK-17 | 6基×2門 | HE弾 2200(12%) | 8.0秒 | 5.0km | ||
B | 130mm/55 B-2-U | 6基×2門 | HE弾 1900(8%) | 5.0秒 | 5.0km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
A | 37mm 70-K | 8基×1門 | 46 | 3.2km | |
37mm46-K | 8基×4門 | 82 | |||
100mm/56 MZ-14 | 4基×2門 | 59 | 5.0km | ||
B | 25mm 4M-120 | 4基×4門 | 34 | 3.1km | |
37mm V-11 | 8基×2門 | 74 | 3.5km | ||
37mm 46-KR | 12基×4門 | 122 | 3.2km | ||
130mm/55 B-2-U | 6基×2門 | 74 | 5.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | ||
4 | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 | |
副砲改良3 | -20%:副砲装填時間 | ||
対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (-) | ━ | モジュールスロット2 (-) | ━ | モジュールスロット3 (-) |
船体 | ||
---|---|---|
Sovetsky Soyuz 船体B | 5,000,000 | |
主機(エンジン) | ||
推力 231,000 | 625,000 | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
照準装置 VIII mod.1 | 625,000 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 3 回 | 消耗品の動作時間:10 秒 消耗品の準備時間:40 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 2 回 | 回復:0.5% HP/秒 消耗品動作時間:28 秒 準備時間:80 秒 | |
十字キー右 | |||
水上戦闘機 | 4 回 | 消耗品動作時間:90 秒 準備時間:80 秒 | |
着弾観測機 | 4 回 | 動作中の自艦の砲安定性:+10% 消耗品動作時間:30 秒 準備時間:200 秒 | |
強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 準備時間:160秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦 (プロイェークト 23) は、ソ連で起工されたものとしては史上最大の砲熕艦で、世界で最も強力な戦艦の1隻でした。本艦はプロトタイプである「戦艦 A」に比べて大型であり、兵装システムも洗練されていました。
設計年:1939
解説
- 概要
ソ連のTier8戦艦。自国の名を艦名にしただけあってか、ソ連戦艦ツリーの特徴を受け継ぎつつも、その性能は折り紙付きである。
- 主砲
前級Vladivostokに引き続く16インチ砲9門を搭載しているが、諸元は大幅に強化されている。
最大のネックだった短射程は17km台まで伸びており、序盤の距離をとっての睨み合いがかなり楽になる。
弾道・貫通力は大幅に向上し、ライバルIzumoと比べて貫通力で劣り、弾道弾速で勝る優秀な性能。
また3番砲塔の射角もやや改善されており、全門斉射しやすくなっている。
なんといっても極めつけは、主砲の180度旋回所要時間が驚異の30秒。
ツリー中Tierでの遅さが嘘のようなスペックで、これは同巡洋艦並。
意図的なロック外しと合わせて駆け引きに使うことで、敵に一泡吹かせられる...かもしれない。
しかし引き続き主砲の精度には改善がなく、遠距離での命中は運頼みである。
またT7以降の戦艦は32mm艦首装甲をもっているため、優位に立つことができる機会も減っている。
全体的に、中~近距離砲戦を得意としていることに変わりはない。
- 対空
Vladivostokから進歩していない。
中距離対空砲があるためIzumoよりマシといった程度で、他の艦と共同で防空するのが前提。
- 抗堪性
HPがFriedrich Der Grosseより若干多く、Tier8ではトップ。
更に甲板の非常に広い範囲*1が60mm装甲で覆われており、前級から飛躍的にHE弾への耐性が高まっている。ドイツ巡洋艦・大型巡洋艦などの50mm装甲を貫通するHEをかなり弾くことができる。
しかしHEを投射してくる英仏戦艦に効果があるわけではないほか、Azuma/Yoshinoの超甲巡シリーズなどソ戦退治が得意な艦艇も存在しているため、相手次第では無いも同じである。最大限に警戒して立ち回るべきだろう。
艦首こそソ戦の特徴である装甲が厚めの部分があるものの、側面はそれほど厚くもなく傾斜もついていない。
引き続きバイタルが水面上に出ていることもあり、側面を晒すことが厳禁なことには変わりない。
- 機動性
Vladivostokからあまり変わっておらず、旋回半径が長く、転舵所要時間が短め。
水雷防御は順当に強化されており、航空魚雷程度なら結構耐えることができる。
- 隠蔽性
前級より1km以上悪化してしまっている。
しかし順当に隠蔽スキルと隠蔽システム改良1を積むことで、転舵ビルドの大型巡洋艦には優位に立つことができる。
- 総評
射程や抗堪性など前級の大きな欠点が幾つか解消され、汎用性が増している。
しかし攻撃力も防御性能も突き抜けた強みがあるとは言い難い。
操作するプレイヤー諸氏の得手不得手を踏まえて、戦い方を模索していく必要があるだろう。
史実
日露戦争で壊滅的な被害を受けたロシア海軍であったが、第一次大戦までにそれなりの海軍が再建されつつあった。
しかし一次大戦中にロシア革命が始まり、多くの艦が破棄されるなどし、ソ連建国の際に手に入れることのできた戦艦は旧式のガングート級3隻のみだった。
やむなく1934年頃にアメリカに対し35000t,406mm砲搭載の戦艦の建造を打診。しかし交渉は失敗に終わり発注されることはなかった。
1930年代後半に入り5カ年計画の成果もありようやく自力で戦艦建造ができるような基盤が完成しつつあった。そして1936年に23号計画が立てられ、
1946年までに戦艦と巡洋戦艦をそれぞれ15隻ずつ建造する大艦隊の計画が完成した。それに基づき最初に計画されたのがソビエツキー・ソユーズ級戦艦である。
ソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦は、第三次五カ年計画の目玉政策としてやっと建造にGOサインが出た。
ソビエト海軍は「大艦隊計画」において戦艦8隻、重巡16隻を建造する予定であり、その戦艦8隻全てがこのソヴィエツキー・ソユーズ級であったと言われている。
設計は主にイタリアの設計会社が行ったが、当然のことながらソ連人民の設計者も設計に携わっている。またアメリカの会社から装甲や機関、さらに世界最大級の457mm主砲?等の重要部品を輸入する予定だったと言う話もあったのだが資本主義のクソ野郎共アメリカ政府の横槍や金銭面の工面、果ては同志書記長による大胆すぎる人員整理もあって、またしても建造開始の夢を見ることなく歴史の闇に消える――かと思われた。
しかしながら上記のようにソヴィエツキー・ソユーズ級戦艦は人民の耳目を一身に集め、労働者団結の象徴となることから建造に至るのである。
が、問題は時期であった。
1番艦ソヴィエツキー・ソユーズが起工したのは1938年7月、2番艦ソヴィエツカヤ・ウクライナは同年11月、3番艦ソヴィエツカヤ・ベロルーシヤは1939年12月、4番艦ソヴィエツカヤ・ロシアは1940年3月である。
そして独ソ戦の開始が1941年6月。こんなん間に合うわけがねぇ!
どこぞの資本主義国家でなければ、莫大な資源と労働者を必要とする戦艦を戦争中に建造する余裕などソ連にあるはずはなかった。ついでに言えば造船所があるウクライナが戦場の独ソ戦では戦艦建造なんてすることなど不可能。
開戦3年前から作っていた1番艦ソヴィエツキー・ソユーズでさえ、開戦時の完工率は20%少々と絶望的。そのため全艦建造中断となり、戦後祖国が勝利した日の再開を夢見て海軍は辛抱したのだが……。
当然のことながら、ドイツ軍の砲爆撃を受けてソヴィエツキー・ソユーズ以下起工した4隻全てが何らかの損傷を受けており、2番艦ソヴィエツカヤ・ウクライナに至ってはドイツ軍に鹵獲されて鋼材やら部品やらを持って行かれ、ソ連が反撃に出た頃に爆破処分と散々な目に遭っている。そしてソ連自体も戦争によって国家経済が疲弊していたため、戦艦建造に予算と人員、資源を回す余裕はなかった。
故に工事再開が絶望的と言うこともあって1番艦以外は建造中止が決定。1番艦は大きいモノ大好きなスターリンおじさんが望んでたから建造が最も進んでいたことから建造再開されたが、1949年4月に1番艦も建造中止が正式に決定。時代はすでに核とミサイルだったのである。
こうして、ソ連海軍の夢の戦艦計画は、ついに夢のまま散ったのである。
小ネタ
主砲406mm について
少し前まで日本では、主砲は製造されていないと言われていた時期もあったが、そんなことは無い。
レニングラード防衛戦に参加した本砲は、戦後も試験を続行し、今でもサンクトペテルブルグ近郊に鎮座しているのである。
元になった記事が無くなった為、Wikipediaの主砲を参照
・イタリアの血
少し前まで日本では、本艦の艦首にはシアがほぼ無いと言われていた時期もあったが、そんなことは無い。
当時の設計図面や本作のモデルにおいてもはっきり分かる程度のシアが設けられていた。
本艦の水中防御はかの有名なイタリアのプリエーゼ式である。このプリエーゼ式は一時期「逆に損害を増やしてしまう欠陥防御」と言われていたが、近年では実戦で有効に機能していたという説が有力であり、一部の艦の被害拡大もプリエーゼの範囲外の被雷によるものだったとされている。
とはいえこの方式には高い工作技術が求められるため、当時のソ連に建造、使いこなせるのかは疑問である。
・その後のソ連のおフネ事情
戦艦計画が夢と散ったのが悔しくて堪らないスターリンは、残された砲戦主体の大型巡洋艦計画を推し進める。これは66号計画艦(モスクヴァ)や82号計画艦(スターリングラード)などのことである。しかし時代は既に核とミサイル。軍内部でも今更砲艦建造への賛同者は皆無であったが、ソ連のお家芸粛清が怖くて誰もスターリンに意見することが出来なかった。
結局スターリンの死後にこれらの計画も即中止された。ただし船体の設計はミサイル巡洋艦に流用されたようである。
コメント欄
- 横にデカすぎるせいで正直レーニンの方が強く感じる -- 2022-09-22 (木) 07:58:15
- 殆どウラジオと変わらんのにレジェンダリーと当たりまくるのは納得いかない。 -- 2022-09-22 (木) 20:48:36
- ソ連艦が弱い…だ…と? -- 2022-09-22 (木) 21:07:07
- 公式より抜粋。中距離での精度を向上、長距離での精度を低下主砲 180 度旋回所要時間を 30 秒から 20 秒に短縮転舵所要時間を 21.5 秒から 22.2 秒に延長主砲の HP を減少。どの程度精度上がったかは不明だが確かに纏まりやすくなってる。あと主砲旋回が早すぎてビビる。 -- 2024-01-16 (火) 03:54:53
- 旋回20秒ってどんなもん?って人のために参考。主砲改良3を載せたクリーブランドが旋回20.3秒 -- 2024-01-16 (火) 08:07:41
- なんなら駆逐艦の砲旋回よりも早いから狂ってる。 -- 2024-01-16 (火) 10:06:36
- 課金艦は、買った直後は主砲精度は最良になっている気がするので、それ以上にはならないと思う。経験上。 根拠は無い。 -- 2024-01-16 (火) 18:59:25
- ジョージアオハイオ(´;ω;`) -- 2024-01-16 (火) 19:30:33
- 公式の言う、中距離と遠距離とはどのくらいの距離なんだろう… -- 2024-01-16 (火) 19:39:00
- ソ連戦艦あんま使った事なかったけどALロシアは予想外に使いやすいな。縦てたらめちゃくちゃ硬いし主砲が雑に強い -- 2024-01-16 (火) 20:10:49
- 旋回20秒ってどんなもん?って人のために参考。主砲改良3を載せたクリーブランドが旋回20.3秒 -- 2024-01-16 (火) 08:07:41