[1909 - 1938]
https://www.aozora.gr.jp/cards/001674/files/54899_71675.html
日章旗ベッタリ垂れた蒸暑さ
散る菊へ私一人だけが泣く
レッテルを信じ街々の舞踏する
五と五とは十だと書いて死にました
人死して目出度神となり玉ふ
神様よ今日の御飯が足りませぬ
監獄の壁にどれい史書きあまり
働けど食へず盗んで縛られる
太陽の黒点、軍備、資本主義
めかくしをされて阿片を与へられ
食道を絞めて爆弾握らせる
俺達の血にいろどった世界地図
寿命だと言って手当をくれぬなり
タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう
葬列めいた花嫁花婿の列へ手をあげるヒットラー
サムライ
――西龍夫におくる――
鶴 彬
食ふか食はれるか
やけ半分の大安売りのビラ
旗鳴物入りで
まきあるく
二年もかかって
ラッパ吹くことをおぼえてきて
いまは紙芝居屋となり
軍事劇の
ラッパ吹きならす。
サムライに転向すれば
きっと食ひはぐれはないとは
失業にあえぐ
年若いともよ!
「軍事予算がぼう大すぎる」――
昂奮する代議士の背後
機関銃のやうに
ふてぶてしく黙殺する
大臣。
昔から
細々とつづく
労働者農民の血
最後の一滴まで
………[伏字]まふといふ。
稼ぎ手を殺してならぬ千人針
空白の頁がつゞくメーデー史
フジヤマとサクラの国の餓死ニュース
男らは貧しくひとり、花嫁映画みるばかり
万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た
手と足をもいだ丸太にしてかへし
- 死因
- お察しの通り
小林多喜二ほど知名度無いけど文学部とかでは習う枠。
- 世の中がプリコネになっているときは問題意識の表出すら命がけ/命と引き換え。
ヒトラーからトランプまで…独裁者はなぜ「女を専業主婦にしたがる」のか | クーリエ・ジャポン
2025.10.21
https://courrier.jp/news/archives/418717/
ナチスの母性賛美からMAGAのウーマノスフィアへ
ヒトラー、ムッソリーニ、そしてトランプの「女性の扱い方」には共通点があると歴史家たちは指摘する。権威主義体制はいつの時代も、母性や家事労働を美徳として称えつつ、女性を国家維持の道具として利用してきた。「子供、台所、教会」を唱えたナチスの女性誌と驚くほど似た言説が、現代のインフルエンサーたちから発信されている。
国力に不可欠な「ゆりかごとお玉」
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- 問題意識の表出
- 問題意識・風刺そのものは批評精神をもってすればナンボでも湧いてくる/最低限文章を書き慣れていればリズムもすぐ整えられる。
こんな感じ。(これは今考えた私の作)愛国とアメリカ米を食う右翼
- 「発表すると危ない」と考えねばならぬ時代になったらレッドアラート。
鶴彬にせよ小林多喜二にせよ、戦前プロレタリア文学の人々は大衆一般への期待が過度に高い。
(つまり「問題意識への到達を妨げられているだけ」の、純に抑圧された側と見る。これは実像を反映していない。)