【イシュカ】

Last-modified: 2024-03-01 (金) 22:56:19

DQM3

本作の【裏ボス】の一人で、地獄の帝王を生み出した元凶、言わばエスタークの母。元々は【天空人】で、【ルーシア】から先生と呼ばれるほど高い地位に居たようだが、秩序のある世界に不満を抱き(本人曰く『統制された世界に明日などない。罪があるからこそ光もまた輝く』『苦しみがあるからこそ幸せは際立ち、世界はより美しくなる』)、【マスタードラゴン】に逆らって【進化の秘法】を持ち出し、【エスターク】を含む地獄の帝王こと地獄の三神(クーク、ジュマイスナ)を作り、わずか数日で世界の半分を焼き尽くした。
彼女の所業は天空の書に書き写され、今日まで天空人の間で語り継がれており、実際に【天空城】で読んでもらえる。

エスターク達はマスタードラゴンに心と身体を切り離され、彼女自身もリュノの母【アルシャエル】によって古代エルフの異界に封印されたが、ストーリークリア後に【リュノ】が自分の目的のために封印を解き、そのまま戦闘になる。
撃破した後はリュノによってトドメを刺され、あっけなく消滅する。
英語版での名はAzabel。古代イスラエル王国にて王をそそのかし、ユダヤ教視点では邪神とみなされる神々の信仰を広めて暗躍していた王妃イゼベルにちなんでいると思われる。
日本語版の名前の由来はそのイゼベル+イシュタル(メソポタミアの女神)+アショーカ(古代インドマウリア朝第3ラージャ)だと思われる。
 
姿は緑色の髪と白い衣、天使の翼を持った女性。声優は佐倉綾音。
 
【天空人】でありながら【進化の秘法】を巡り【マスタードラゴン】と対立し、現在のエスタークの誕生に関わりこれらの罪により封印されていた、という点から小説版DQ4の【ジャコーシュ】を彷彿とするキャラクターとなっている。
ただし今作においては彼ら二人の接点は特にないのではあるのだが。
また、マスタードラゴンに逆らって罰を受けた天空人の女性であり、髪の色が勇者と同じ緑色という点は、勇者の母親ではないかと邪推させることを意識して設定されたのかもしれないが、彼女が封印された時代と勇者が生まれる時代は大きく離れており、そうした話は一切出てこない(実際、DQ4本編の天空城にて勇者の母親と思われる女性は緑髪ではない)。

戦闘

クリア後の裏ダンジョンである【精霊樹の森】で戦うことになる、全4体の裏ボスの内3回目の対戦相手。
戦闘時の姿は帽子を外し、天使の翼が6つに増え、宙に浮いた状態になっている。
 
HPは10,500程度、特性は「2回行動」「全ガードブレイク」「光ブレイク大」。
【ザバトローム】or【ヴェレノーマ】【いてつくはどう】or【ひかりのはどう】【グランドクロス】【ラリホーマ】or【シビリーニョ】【ひかりの息】or【ビッグバン】の5段階ローテーション。
攻撃が強力な他、素早さが中々高いためこちらが先行で回復が間に合わない可能性もあるが、かといって後攻回復に任せると状態異常に巻き込まれてしまう恐れがある。
戦闘BGMは【邪悪なるもの】。各エスタークらの母であるからしてこの曲が流れるのだろう。
 
倒すと季節を自由に変えられる【季節のフルート】が入った宝箱が取れるようになり、リュノの母が作ったエルフの理想郷に行けるようになる。