【エスターク・ジュマ】

DQM3

【イシュカ】が生み出した地獄の三神の一柱。本名は「ヴィエンドゥーラ」（本名の存在には物語的にあまり意味がないが、実在する複数の宗教では神を本名で呼ぶことが禁じられ、別の名で呼ぶのは珍しくないため、そうした設定を本作にも取り入れているのだろう）。
英語版におけるVenjahという名は日本語版での本名に近いものを意識したか。しかし同時に、日本語版の通称に近い発音である"Dumah"は、英語版のクークをさすためちょっと紛らわしい。

本作オリジナルのデザインで、上半身は従来のエスターク（本作で言うところのクーク）と真ではない方の【災厄の王】を足して2で割ったような感じだが、口と足がなく、代わりに大きな翼を生やして竜巻を発生させながら宙に浮いている。
最初は【災厄の魔宮】中層にいる【パッゴイ邪教団】のところでその姿を確認することはできるが、後に上層の【エスターク神殿】へ行っても、ジュマ神殿の玉座の間は空で、どこにも見当たらない（もっとも、こいつは玉座に座っていたとは思えない姿をしている）。

戦えるのはクリア後で、最初の【裏ボス】となる。

戦闘

【精霊樹の森】で戦う。こちらは短いダンジョンな上、序盤でイベントに突入するため、「ボス前は旅の扉が出現して一旦帰れる」設定に慣れて傷ついた仲間で戦うとやられ易い。
とはいえイベント発生を示すアイコンは表示されているため初見殺しとまでは言えないかもしれないが、他3体の裏ボスと異なり、突然戦闘へ突入してしまう所だけは気をつけるべきである。

HPは約7500、特性は1～3回行動、風ブレイク大。
【暗黒斬】→【空裂斬】or【蒼天魔斬】→【いてつくはどう】or【ぎゃくふう】→【シルバースパーク】or【バギムーチョ】→通常攻撃の完全ローテーション。
全体攻撃が強力だが、例によって眠りが強耐性止まりなため、眠りブレイク持ちなら完封もできなくない。
裏ボスとはいえ先鋒という立場もあり、ラスボスを倒せたパーティならば油断しなければ問題なく撃破できるだろう。

戦闘BGMはエスターク系統でおなじみの【邪悪なるもの】。