【ペルラ】

Last-modified: 2020-11-28 (土) 21:53:55

DQ11

【イシの村】の住人で、【主人公(DQ11)】の育ての母。【テオ】は彼女の父。
欧米版英語表記での名前はAmber(琥珀)。他言語表記だとAmbreやÁmbarになっているが意味は同じ。ドイツ語表記だけはPetraだが「岩」という似た意味があるので、オリジナル版はそこから来ているのかもしれない。
また、外見はDQ7の【マーレ】に似たふくよかなおばちゃんであり、マーレは英語版だと「パール(Pearl)」という名前で、ネーミングはそこからの逆輸入の可能性もある。未亡人なのか、元々独身なのかは不明。まめちしきによると驚異的な美肌の持ち主らしい。
主人公の育ての親という点や主人公と血縁関係が無い点はマーレと共通だが、あちらが【主人公(DQ7)】を代理出産に近い形で生んだのに対し、こちらは拾って来た主人公を育てたという違いがある。
また上記のマーレと同じく、主人公の母親としては数少ない「物語の最初からエンディングまで出番があり、最後まで存命」という人物。
主人公の実の母親の方は既に亡くなってはいるが、この人も主人公を立派に育て上げた母親なのだ。
 
彼女の作ったシチューが主人公の大好物なのだとか。
成人の儀式を終えた主人公に、勇者の生まれ変わりであることを告げると【ヒスイの首飾り】を渡す。
優しく逞しく育った主人公を誇りに思っている。
その後イシの村はデルカダール兵に滅ぼされるが、【グレイグ】の執り成しで何とか彼女ら村人たちの命は助けられた。
 
なお、命の大樹の力で主人公が10年前のイシの村にタイムリープした際には、村人から「親切なペルラさんなら泊めてくれるかも」などと言われ、村人から人柄を高く評判されていることがわかる。
しかし、実際に主人公が話しかけると他のどの村人よりも強い警戒心を示し、家の外に追い返してくる。そんな、ひどい…。テオは気づいてくれたのに。
フォローするとすれば、自分の息子そっくりの青年が突然現れて、しかも「自分はあなたの息子だ」などと言うので気が動転していたのかもしれない。
 
冗談が通じないところがあり、過ぎ去りし時を求めた後のイシの村にて仲間に話しかけると【シルビア】から、喜んでもらおうと思い【火ふき芸】を披露したら馬鹿にしてるのかと怒られたエピソードを話している。
まあ焼き討ちにあった村の人に火吹き芸は流石に不謹慎な気はするが。
ちなみにこれは上記の10年前のタイムリープにおいて主人公へ言ったことと同じだったりする。

世界に異変が起きた後

【命の大樹】崩壊後、【最後の砦】で村人たちと共に必死に生きていた。
デルカダール城奪還に行く主人公に励ましの言葉をかけ、見送る。
凱旋の際に村人たちが手にしていたデルカダールの旗は彼女らがあり合わせの布で作りあげたものである。
 
またそれより少し前、【海底王国ムウレア】内での幼少期の回想にも登場し、【エマ】と喧嘩した主人公を諭す。
この時に言った「まずは相手とキチンと話して、その人が何を感じ何故そうしたのかに注意を払えばその人のことが見えてくる」「それから後はとってもカンタン。 笑って握手をするだけ」等の台詞は、その直後のグレイグ関連のイベントに対しての助言にもなっている。

過ぎ去りし時を求めた後

主人公が【命の大樹】から帰還し、デルカダール城へ赴いた際に再会。
ウルノーガ撃破後はイシの村へ帰り、村人たちと復興作業に精を出すことになるが、主人公の家の修復はペルラ一人では大変なのでエマが手伝いに来ている。
主人公がエマと結婚した際は相変わらず泣いて喜び、その後は夫婦水入らずにという理由で村長の【ダン】の家にいる。
 
全体的に、作中では事あるごとにハンカチで顔を拭っており、かなり涙脆い面がある。
というのも、今作でのペルラの立ち位置は、

  • 父にあらかじめ聞かされていたとはいえ、息子が使命をもって旅立つ運命になっていた
  • 泣きながらも送り出した息子が【悪魔の子】呼ばわり、しかもそれが原因で村を焼き打ちにされた
  • エマが「ヒドい噂ばかり聞いた」と語っている
  • 世界に異変が起きて数ヵ月後、死んだと思っていた息子が無事に帰ってきた
  • と思ったら息子が決死の作戦に駆り出され、泣きながら見送った
  • 息子が太陽を取り戻したことで、薄暗くてよく見えていなかった顔が見えるようになり、男前になったと感激した
  • 再び息子が無事に帰還、王様から正式に勇者として認められる

…という、人の親として涙腺がいくらあっても足りない状況ばかり起きている。
過ぎ去りし時を求めた後は上記の通りハッピーエンドになるとはいえ、波乱に満ちた主人公同様に苦労を重ねた人物である。

DQ11S

声優は小山茉美。
基本的にはオリジナル版と同じ。「エマと結婚したい!」が「幸せになりたい!」に変更されたが、仲間キャラとの同居を選んだ場合でも村長の家に住むことに。
仲間キャラと同居している場合、真【エンディング】では自宅に戻って主人公を起こし、「一緒に住んでる相手は一時帰郷してるじゃない」と言う。