【デススタッフ】

Last-modified: 2021-07-31 (土) 17:26:05

概要

DQ6等に登場するモンスター。あんぐりと口を開けたガイコツのような顔をしており、腕もついているためどころなく人骨っぽい見た目。【エビルワンド】の色違いでその上位種にあたる。
オレンジ色の身体をしており、死(death)を司る杖(staff)に生命が宿った魔物らしい。
 
ドラクエには【ブリザード】【じごくのハサミ】【ヘルダイバー】など、安直なネーミングでありながら恐ろしく強い雑魚モンスターが数多くおり、こいつもその一種。
【ストーンビースト】【ヘルゼーエン】【キラーマジンガ】と並んで、DQ6屈指のトラウマ雑魚モンスターとして語り継がれている。
しかしながら、ストーンビーストやヘルゼーエンと同様に再登場の機会には恵まれておらず、エビルワンドが出演したモンスターズ作品にもこいつはなかなか出演できずにいた。
DQ6発売からおよそ21年後のDQMJ3Pで、ようやく再登場を果たした。

DQ6

初登場。エビルワンドの上位種として隠しダンジョンに出現。
HPは同じ場所に出る他のモンスターの半分程度しかなく、攻撃力も188と低め。
守備力は205とそこそこあるものの、単体のパラメータでは【ボーンファイター】【ランプのまおう】など特徴的な強豪モンスターの陰に隠れがち。
【こごえるふぶき】を吐くが、これ自体は【ブースカ】【デーモンキング】も使う攻撃で、終盤までくるとそこまで目立つ行動ではない。
 
しかし、こいつの恐ろしさの真骨頂はその行動パターンに集約される。
それは、細長い体形を活かして最大4匹の集団で出現し、一斉に吹雪を吐いてくること。
この手の集団で出やすいモンスターは、範囲攻撃の類が【制限行動】に設定されているのが常だが、デススタッフはそれに当てはまらない。つまり、4匹出現すれば吹雪を4連発されることも十分あり得る。
凍える吹雪の威力は無耐性なら120~140、最上位の耐性防具で固めても100前後はカタい。
つまり、吹雪を4連発されれば全員が400(無耐性だったら500)前後のダメージを受けるのだ。
裏ダンジョンに初めて挑む程度のレベルでは、【フバーハ】が間に合わなければほぼ全滅だろう。こいつの大所帯に不意打ちなどされた日には、瞬く間にパーティ全員が氷像にされかねない。
 
下位種のエビルワンドは最大6匹の群れで出現するが、上位種のこいつは自重しているのか最大出現数は4匹までで、同種5匹以上で出てくることは全くない。
「画面を埋め尽くす」というほどの出現数でもなく、6匹ほど出られるスペースはあるのに最大4匹でしか出てこないのだ。とはいえ、3~4匹でも十分すぎるほど脅威である。
 
凍える吹雪以外には【メガザルダンス】、通常攻撃、【ルカナン】【メダパニ】も使うが、やはり吹雪のインパクトが強い。むしろ吹雪以外の行動パターンを覚えていない人も多いだろう。
発売前は【ベギラマ】を使うとされていたが、そんな甘いことはなかった。
 
サイズと行動パターンの関係上、ステータス上での最強に位置づけられる【デーモンキング】とは全く違う意味で脅威。
吹雪を吐かれる前に速攻で倒そうとしても、デイン系とブレス以外の耐性が軒並み高いので、一掃するのが難しいのもつらい。
彼らはいわば、正統派の強敵がひしめく裏ダンジョンに潜むトラップ的存在なのである。単体のスペックのみで判断するのは早計という好例。その恐怖はDQ2の【ドラゴンフライ】に近い。
複雑な要因が絡み合っているため、それらを全て立体的に理解していないと、事前にその恐ろしさを実感するのは難しい。実際に戦ってみて初めてその恐ろしさがわかるタイプである。
フバーハさえかけられれば何とかなるが、素早さで勝てないうちはまともに戦おうなどとは考えない方がいい。
こいつの集団に苦戦するようなら、最深部で待つ【ダークドレアム】に勝つのは到底厳しいだろう。
逆に言えば、レベルが上がって吹雪の連発にもフバーハ無しで耐えられるようになれば、ダークドレアムとも互角以上に渡り合えるということだ。
 
ちなみに生息域がやや変わっており、前半部分では【海底神殿】マップでのみ一旦出現し、その後は姿を見せないと思いきや、後半部分の溶岩エリア(【ムドーの島】マップ)から再登場する。
海底神殿マップでは、【オクトセントリー】【のろいのカガミ】などと一緒に1~2匹出現する程度。
溶岩エリアに行くと、同種3~4匹の群れで出現するようになり本領を発揮する。
【エビルフランケン】が出るフロアにはデススタッフは出ない。
 
強さの割に経験値も微妙。【ブルサベージ】【サタンジェネラル】の3匹組を倒した方が安全に稼げる。
落とすアイテムは【ゲントのつえ】。何故一品物のゲントのつえをコイツが……。
コイツ自体が杖のモンスターということでなんか関係はありそうだが、この時期に杖自体の攻撃力は勿論【ベホイミ】効果も完全に焼け石に水であり、無用の長物。
メガザルダンスに因んで【メガザルのうでわ】辺りが欲しいところであった。

対処法

このように無策では論外、正攻法でもハードルが高いものの、対策はある。
「吹雪」に完全耐性を持つはぐれメタル職マスターの仲間や【はぐりん】御本人に 【におうだち】をさせれば完封できる。
たったこれだけでコイツはただの棒きれ同然と化す。コイツに苦戦していたプレイヤーは、あの頃の恐怖はなんだったのかと思わされるだろう。
なお、このはぐれメタル職+におうだち戦法は【ダークドレアム】にも有効である。
 
ただし、はぐれメタル職マスター+【パラディン】★6のキャラを用意するには後述の通り膨大な戦闘回数をこなす必要があり、対策と呼ぶにはかなり制約が強いのが難点となる。
におうだちをレベルアップで習得する【ハッサン】【トビー】なら、パラディンに就く手間が省けるので【はぐれのさとり】入手後に最短で300回戦闘すれば条件を満たせる。(もともと裏ダンジョン開放のために50回の戦闘は必須)
ただ、すでにマスター済みのはぐれメタル職に就いている必要があるので、その間は他の職業の習得ができないのが難点となる。職業習得はもっと楽に戦える場所で行い、あくまでも洞窟探索時の安全確保が目的というのであれば問題はない。
リメイク版はトビーは仲間にならないが、代わりにちょっと寄り道するだけではぐりんが仲間になるので、最短で473回戦って仁王立ちを習得すれば実現できる(SFC版でクリア前に運良くはぐりんを仲間にできたのなら、無論そっちを使っても良い)。
 
なお、判断力が高いため、パーティの3分の1以上が【おいかぜ】状態なら吹雪を吐かなくなる。【レンジャー】をマスターしたキャラがパーティにいるなら【ほしふるうでわ】で素早さを高めた上で、馬車外メンバーを3人にしておいかぜを使わせればかなり安全に戦えるようになる。
準備の難易度で言えばこの方法がもっとも楽かもしれない。
 
【不意打ち】が起こったときのために、移動中も馬車の外には一人しか出さないでおく手もある。
【キラーマジンガ】など物理特化の連中が出現して不意打ちが起こった場合は諦めるしかないが…。
 
上記の準備が面倒だという場合は、大きなダメージを受ける前に速攻で撃破するぐらいしか対策がない。
もちろん、先述のフバーハも対策として有効。フバーハを使えるキャラに星降る腕輪を装備させ、先手で唱えれば凍える吹雪のダメージは半減できる。
HPは他の敵の半分程度しかない典型的な鉄砲玉タイプ。打たれ弱いため、倒すこと自体は難しくないはず。
しかし各個撃破で倒す場合、仲間が半分以上倒されると優先的に【メガザルダンス】を使うようになるので、まとめて倒しておきたいところ。
単なる鉄砲玉と思いきや、こうしたリカバーを仕掛けてくるのもこいつの厄介なところ。
エビルワンドと同じく【ゾンビぎり】も有効だが、まとめて倒す火力がない場合でなければ単体攻撃はあまり有効とは言えない。ちなみにバギ系には完全耐性を持っているため、【グランドクロス】は全く効かない。この肝心な相手に……!!
呪文耐性は全体的に高いがデイン系と息攻撃には耐性が無いため、当然ながらレベルが十分に上がってドラゴン職の最上位ブレスやデイン系を自在に扱えるようになれば「殺られる前に殺る」のもさほど難しくはなくなる。
素早さで勝てるようになり、強力な全体攻撃が揃うようになれば、もはや怖い相手ではないだろう。
【ギガスラッシュ】【ジゴスパーク】【かがやくいき】【しゃくねつ】で他の敵ごと一掃するのが無難。HPは同じ吹雪使いのブースカと同程度で、デイン系に耐性がない点も同じ。ギガスラッシュなら一発で瀕死に追い込める。
輝く息なら3発で確実に倒せるが、2発だとたまに討ち漏らしが出てメガザルダンスを使われてしまう。それでもそのターンはほぼ吹雪が来なくなるので無駄ではない(ついでに経験値も増える)。
 
HPに余裕があれば【まねまね】で吹雪を跳ね返すのも手。4人でまねまねすれば、一回は吹雪を食らうが、反撃によってほぼ一掃できる。もちろんこれも「習得者が4人もいれば」の話だが。
 
【おどりふうじ】も効くが、ラストダンスに興じる暇があるなら補助なり回復なり攻撃なりに手を回すべき。
ちなみにAIに任せるとやたらと踊り封じをしたがるので、面倒でも「命令させろ」で戦った方がいい。
 
リメイク版ではHPが低くなっているため、ほぼ確実にギガスラッシュ1発で倒せるようになった他、山彦ギガデインも効果的。輝く息も2発当てればまず倒せる。
また出現数も減り、3体以上の集団で登場するのは稀。
総じてSFC版ほどの恐怖はなくなっているが、そのスリムな体型は健在なので、他の敵と一緒にギリギリのスペースでも出てくることがある。

補足

行動に偏りを感じるのはランダム行動(偏向型)によるもの。
コイツは、メガザルダンス>こごえるふぶき>ルカナン>打撃>こごえるふぶき>メダパニとプログラムされている。
そして、特に偏りの激しいタイプなので、吹雪とメガザルダンスの使用率が突出している。
単純な確率だけで考えても、最初は出現した全員が8割近い確率で吹雪を吐くことになる。
通常時に吹雪ばかりを吐きまくり、なおかつ仲間が半分以上倒れるとメガザルダンスをきっちり優先するのはこのため。吹雪が制限行動でないのは前述の通り。
 
判断力が高いので、こちら全員の守備力が376以上だと通常攻撃を行わず、吹雪を吐く頻度がさらに上がる。
ただし、初めて出会う頃にパーティ全員がこれほどの守備力を得ていることはほとんどなく、ルカナンも使ってくるのであまり意味はない。逆にパーティに1人でも守備力375以下のキャラがいれば通常攻撃もきっちり行う。
 
メガザルダンスを使う必要が無い状況で、こちらの戦闘メンバーのうち3割以上が【おいかぜ】を使うと吹雪を使わなくなり、ルカナンと打撃に特化する。だが、このルカナンも制限行動であるため1ターンに1回しか使えない。なので1匹を除いて通常攻撃をしてくるだけになる。
稀にその下のメダパニをしてくることがあるが、メダパニもまた制限行動なので、打撃とルカナンばかりでメダパニが見られるのは稀。ここまでしてメダパニを使わせる意味はあったのだろうか…。
こうした限定された状況でしか使わないためか、SFC版の公式ガイドブックではメダパニを使うことは掲載されていない(DS版では記載されている)。

DQMJ3P

エビルワンドの復活に便乗してか再登場。
物質系のBランク。サイズは【ノーマルボディ】
特性は【マジックガード】(固定)、【氷結ブレイク】、+25でパラメータブレイク、+50でこんらんブレイク、+★で【ブレスのコツ】
メガボディ化で【最後の息吹】、ギガボディ化で【AI2~3回行動】、超ギガボディ化で【ぼやき】を習得する。
 
氷結ブレイク+ブレスのコツは凍える吹雪、パラメータブレイクはルカナン、こんらんブレイクはメダパニと、本編での行動が特性で再現されている。
  
合体特技は【フォースドハック】。合体特性は【マジックマスター】
 
所持スキルは【ナイトメア】。こごえる吹雪の悪夢か。