トルネコ3
【異世界の迷宮】(及び【異世界の試練】)の46~50Fの俗称。読みは「みず」ゾーン。
出現モンスターは
【岩とびあくま】LV4、【しびれマイマイ】LV4、【マージスター】LV4、【アイアンタートル】LV4、【ガニラス】LV4、【ぐんたいガニ】LV4、【デビルアンカー】LV4、【グレイトマーマン】LV4、【ラリホーアント】LV6。
【水系】モンスターが勢揃いしているゾーン。ここに出ない水系は【スカイフロッグ】の系統だけである。
グレイトマーマンとラリホーアントは水系ではないが、前者は見た目的にこのゾーンにいても違和感はない。
当然のように全フロアに水路が存在する上に、他のフロアより水路の面積が圧倒的に広く、水路からの奇襲が猛威を振るう。
敵自体は【さんご礁の神殿 回廊】とほとんど同じなのだが、敵が強くなっているのは当然のこと、さんご礁の神殿の時のように【オーシャンロッド】片手に水系ほぼ一撃でスムーズに進めるなんてことは、持ち込み不可・レベル1スタート・入手アイテムにバラつきがある異世界ではそう都合よくできることではない。
しかしモンスターのHPは全体的に低めで、オーシャンロッドなしでも1~2回の攻撃で倒せるモンスターが多く、グレイトマーマン対策の【転ばぬ先の杖】さえあれば、比較的安全に巡回が可能な階層ともいえる。
「敵自体は」浮遊ゾーンよりはマシである。
しかし、このゾーンのもう一つの危険要素として石像の出現率が高いという点がある。
その出現率は体感で【不思議の宝物庫】と同程度。【開幕】で大量の石像の洗礼を受けることもよくある。
【メガンテの石像】、【変化の石像】、【転びの石像】、【すいとりの石像】などがあると地獄を見せられる。
逆に【火炎の石像】、【場所替えの石像】、【遠投の石像】などはそれほど脅威でもない。
どうしようもない時もあれば、大したことない石像で拍子抜けさせられたりと、その時々で差が激しい。
通路では水路から水系モンスターが奇襲、部屋では石像とハプニングが多く、敵の経験値はかなり低い。
しかも、46F・47Fには【雑草】とゴールドしか落ちてない始末。
危険に反して見返りがあまりにも乏しいため、稼ぎには全く向かない。【即降り】推奨である。
石像の機嫌に左右されることも多く、なす術なく一瞬で冒険が破綻することもあれば、あっさり突破できることもある。
その辺は、運の善し悪しと割り切るしかない。無害で突破できることを祈ろう。
モンスターごとの対処法
特にグレイトマーマンの薙ぎ払いは、アイテムが水没して大量にロストする可能性があるので非常に危険。
【魔法無効】体質でもあるので、いざという時は【爆発の指輪】での処理も考慮に入れること。
転ばぬ先の杖があっても、【マホトーンの石像】が同室していると転んでしまうことも忘れずに。
通路で会ってしまった場合は、あえて転ばされても安全な部屋まで連れてきてから倒すのもあり。
水系ではないが浮遊系なので、【ウィンドスピアー】が有効。
岩とびあくまの仲間呼び、【メダパニ】は序盤戦の【タップペンギー】の悪夢再来になりかねない。
水路で戦うのは避けた方がよい。例え部屋で会っても仲間呼びとメダパニは脅威なので、油断は禁物。
コイツの仲間呼びは何故か魔法扱いらしく、【マホトーンの石像】が同じ部屋にあると仲間を呼べなくなる。
【ぐんたいガニ】は【2ダメージ化能力】を持ち、大半のアイテムが効かない難敵。
HP・攻撃力共にこのフロアでは最も高い部類に入る上、3~4匹ほどの群れで出現するのでかなり危険。
部屋の入口付近で待ち伏せしていると、入室直後にカニから集団リンチされる可能性もある。
例によって爆発は有効なので、危険を感じたら爆発の指輪や【大砲の弾】で処理すること。
【デビルアンカー】は自爆が厄介だが、上位種と違って爆発までに5ターンの猶予があるので対処しやすい。
すぐ近くにいるなら爆発する前に殴り倒せばいいし、離れた場所にいるなら逃げ続けて勝手に爆発してもらおう。
水系だが爆弾系でもあるので、【水がめ】で封印することも可能。
他のモンスターを爆発に巻き込ませて倒してもらう、デビルアンカー同士で誘爆してもらうという手もある。
モンスターはこいつを避けてプレイヤーキャラに近づくみたいな気の利いたことはしない。
低層にも登場した【ラリホーアント】は、レベル6になって再登場。相変わらず睡眠カウンターが嫌らしい。
矢などでHPを削り、一撃で倒せる状況にしてから通常攻撃で仕留めたい。【眠らずの指輪】があれば安心。
得意の壁堀り能力は、水路だらけのこのゾーンではあまり活かせていない。
50Fは壁にアイテムが埋まっているフロアなので、一応【発掘】に利用できなくもないが。
全く水と縁が無く、壁堀りの特技も活かせないラリホーアントをこのゾーンに配置した理由は謎である。
まあ、開発スタッフが気まぐれで決めたのかもしれないし、気にしないでおこう。
ポポロ編では
通路で岩とびあくまに遭遇すると、味方が混乱させられている間に仲間呼びでどんどん増える、部屋ではぐんたいガニの入室直後のリンチが致命傷になる、デビルアンカーは爆破のカウントダウンが始まるタイミングが悪いと仲間が爆死する……等々の事故が起きやすい。
水中のモンスターの処理の難しさ、石像から受ける影響の大きさはトルネコよりポポロの方が大きいので、ここもポポロの方が難易度が高く感じるゾーンの一つである。
特にポポロの場合、メガンテの石像と変化の石像は致命的。トルネコ以上に石像の危険度が上昇するので、転ばぬ先の杖がない場合は即降り安定である。
このゾーンの水系モンスターは【防御・早熟】タイプが多いが、初期ステータスが低い連中が多く、仲間にしても育てるのに苦労する。
【浮遊ゾーン】で【おおめだま】・【ラストテンツク】などの優秀な仲間が加入していたり、序盤から【メイジももんじゃ】・【ハエまどう】・【ひょうがまじん】などの強い仲間が生き残っていれば、特に狙う必要のある仲間はいない。
ぐんたいガニだけはそこそこステータスが高く、2ダメージ化能力も便利なので仲間にする価値がそれなりにある。
しかしコイツは群れで発生する性質があるので、勧誘する際のリスクも大きい。狙うかはプレイヤー次第だろう。
ちなみに50F以降は、【パンの石像】・【身代わりの石像】・【レミーラの石像】が一切出現しなくなる。
同じくプレイヤーに有利な石像である【ワナ壊しの石像】・【投げ効果の石像】は引き続き出現するが、あまり救済措置になっていない。
アイテムテーブルも変化し、50F以降は【祝福の壺】も床落ちで入手できなくなる。店で入手できる可能性はあるが、ポポロはアイテムを解呪する手段がほぼなくなると考えた方が良い。
「呪われた道具と呪われていない道具を合成すると、呪われていない道具になる」という仕様があるので、指輪や杖は【合成の壺】で解呪を行うことはできる。
次は【エミリゾーン】である。ここでようやく経験値が4桁を超えるモンスターが初登場し、今までのゾーンよりはレベル上げを行いやすくなる。