【水系】

Last-modified: 2023-07-28 (金) 04:30:25

概要

この項では、モンスター系統としての「水系」を扱う。
攻撃属性としての「水系」は【水属性】を参照のこと。
 
DQM2で新規に追加され、その後PS版のDQM1にも登場しているモンスターの系統。その後はナンバリングや不思議のダンジョンでも系統として存在している。
一方でモンスターズシリーズにおいては、キャラバンハートでは【動物系】、ジョーカー1以降は【自然系】に統合され、水系としては登場していない。
系統のアイコンは水滴。

DQM2

GB版DQM1では陸地しか(というより魚系モンスターは陸地の活動が難しいという理由で)存在しなかったので、巧みに他系統に移った【ぐんたいガニ】と、GB版DQM1で初登場した【ダーククラブ】【ダンジョンえび】などを除いて、水棲モンスターのほとんどが出演できなかった。その為、DQ6の主要ボスの中で【グラコス】だけハブられていた。
DQM2では海に囲まれた世界が幸いし、無事に系統として成立した。陸地フィールドでも出現するが海上ではほぼ100%確実に出会え、逆に他の系統モンスターがほとんど出ないほど。
PS版のDQM1は相変わらず陸地のみのフィールドだが、【他国マスター】が水系モンスターを引き連れていることがある。
しかし、その内訳は【アックスシャーク】【クラブマン】【ヘルパイレーツ】の3体のみ。
しかもパーティのステータス平均値が高い状態だと連れておらず、水系を狙いたければわざわざ低ステータスのモンスターを連れ歩く必要がある。
また、携帯のDQMiとの通信によっても入手が可能。いずれにしても水系が導入されたにも関わらず、ほとんど出現しないせいで、PS版DQM1のモンスター図鑑完成は極めて困難である。せめて水系オンリーの扉を新規で追加すればよかったのに。
(ちょうど水や海が深く関係する作品もあることだし。その場合のボスキャラはやはりコイツになるのだろうか。それならそれで導入していればファンからの評価はさぞ高かっただろうに…)。
 
海域によって出現する敵のピンキリが激しく、隠しダンジョンでも水のフロアが出てくると最強クラスの敵が出現することが多い。
水の中にいるということで【メラ系】や水系(属性の方)には強く、感電したり水ごと凍って動けなくなるためか【ヒャド系】【デイン系】などにはあまり強くない。
状態異常では、眠ったまま泳ぐという習性やエラ呼吸からか【ラリホー系】・息封じ系に強い傾向がある。
しかしPS版DQMにおいては【ザキ】系と【メガンテ】に弱いという致命的な弱点を持つ。
特にメガンテにいたっては全32種類もいながら完全耐性を持つ個体は1体もいない
メガンテは強耐性でも割と効いてしまう上、ルカイル編ではふしぎなかぎの異世界において敵に使われる機会が多く、とにかく危なっかしい。
水系を主力にする際はメガンテ使いに重々警戒しておこう。
 
この系統の、地上では登場できないというDQM1であった問題は未だに発生する。
水場があまり出ないヒーローズシリーズでは、【ホイミスライム】の色違いである【しびれくらげ】しか登場していないのである。

トルネコ3

該当するモンスターは、
【アイアンタートル】【ランドアーマー】
【おばけヒトデ】【マージスター】
【タップペンギー】【岩とびあくま】
【ガニラス】【じごくのハサミ】【ぐんたいガニ】
【スカイフロッグ】【ファイヤーケロッグ】【デーモントード】
【つのうしがい】【しびれマイマイ】【あんこくつむり】
【デビルアンカー】の16種族。
全員がシナリオ中に遭遇し得るモンスターで、クリア後に新登場する水系モンスターはいない。
全186種類、全9系統(剣系除く)として平均値は20~21体なのでちょっと少なめ。
 
PS2版では、水系モンスターは【水路】の上に立っていると、水系以外から通常攻撃や隣接したキャラに効果のある特技を受けなくなる特性がある。
プレイヤーも【オーシャンロッド】【銀の爪】の持つ水系特効効果を使わなければ通常攻撃が届かないので注意。
GBA版トルネコ3では仕様が変更され、水路の上にいても通常攻撃が当たる反面、一撃で倒さないとターン終了時にHPが全快するようになっている。
どちらにせよ、この系統を水路で相手にすることは避けたい。
 
この系統であるかの判別はしやすく、水路に居たらその時点で【浮遊系】か水系の二択。そして浮いているグラフィックがなければほぼ水系である。
名前からも水生(両生)生物ぽいやつが多い。
上位二種とは異なり、錨のモンスターであるためかデビルアンカーもここに属する。
【グレイトマーマン】はともかく、【ホイミスライム】【しびれくらげ】【ベホマスライム】は見た目が「くらげ」なのでいかにも水系っぽいが、浮遊系に属している。
 
また、この系統は下位種・上位種で能力値に大きな差がないモンスターが多い。
ステータス自体は全体的に低いので、オーシャンロッドを装備して戦えばそれほど苦戦しないだろう。
 
敵としては【さんご礁の神殿 広間】【さんご礁の神殿 回廊】に多く登場する。
【異世界の迷宮】では、46F~50Fの【水ゾーン】でレベルが上がったものがゾロゾロ出て来る。
ランドアーマー・あんこくつむり・じごくのハサミ等は登場しないが、石像の出現率が異常に高く設定されており危険。
ポポロ編では味方がペンギンに囲まれたり、デビルアンカーの自爆に巻き込まれたりして数を減らされる上に、石像まで干渉してくるため、油断しているとあっという間に黄色の点が無くなっているだろう。
搦め手が効かないガニラス系、水系ではないが【魔法無効】のグレイトマーマン、カウンターで眠らせてくる【ラリホーアント】Lv6なども相手にするとダルい。
 
仲間モンスターとしては、【2ダメージ化能力】を持ちステータスも高いぐんたいガニはかなり人気がある。
特殊能力が便利なタップペンギー、つのうしがいもそこそこ使える。
どのモンスターも特殊能力または特技のいずれかは必ず持っており、相手が単純な戦闘しかできない敵ならば相性がいいともいえる。
数ある系統の中でも優遇されており、何気に2ダメージ化能力を持つモンスターも【ヘルジャスティス】【ジャスティス兄】を除けば全て水系である。
しかし、同じ2ダメージ化能力持ちでも、アイアンタートル系は鈍足というハンデが災いして非常に使いづらい。
 
この系統のモンスターの成長タイプは、多くが【防御・早熟】なのが特徴。
例外は、おばけヒトデ(【防御・晩成】)、ファイヤーケロッグ・デビルアンカー(【普通・早熟】)、スカイフロッグ・デーモントード(【攻撃・晩成】)の5体。カエル3種のみ成長タイプの軸から完全に外れてしまっている。
なお、おばけヒトデとファイヤーケロッグはレベル上限が低い。もっともファイヤーケロッグは【炎系(系統)】でもあり、系統が優秀すぎるためレベル上限もこうせざるを得なかったのかもしれないが。
第一に、水路の中にいればほぼ無敵な水系がクリア後の敵並に強かったり、【攻撃・特殊】とかだったらゲームバランスが壊れかねない。よって防御・早熟に落ち着いたのだろう。
防御・早熟タイプは唯一ドーピングできない防御力が高くなるため、フルドープ後は輝く系統でもある。
しかし、【防御・晩成】【守備・特殊】のモンスターと比べると最終的な防御力で劣るため、言うほどドーピング向きでもない。
2ダメージ化能力を持つモンスターはドーピングが困難というジレンマも抱えている。
 
余談だが、この系統は「水系+〇〇系」というように、他系統とほとんど複合していない。
例外はファイヤーケロッグ(炎系)、デーモントード(【悪魔系】)、デビルアンカー(【爆弾系】)のみである。
それ以外は水系のみとして存在する。
頭数の多い浮遊系とは複合していないのは意外である。まぁ冷静に考えて、水中と空中は矛盾するのでこの組み合わせはあり得ないのだが。

特効武器

扇系武器全般(DQ9,10)、【聖王のおうぎ】(3DS版DQ8)、【バトルフォーク】【トライデント】【グラコスのヤリ】【うみなりのつえ】
【わだつみの杖】【オーシャンロッド】【銀の爪】【いなずまのけん】

特効技

【波紋演舞】【すいりゅうぎり】