【ムドーの城(曲名)】

Last-modified: 2023-04-19 (水) 08:23:36

概要

DQ6で初登場した、ボス部屋の曲。
交響組曲の中では、【悪のモチーフ】が最初に使われる曲である。
 
構成=Intro:2小節、A:12小節、B:9小節、C:7小節
調=ト短調(Gm)(SFC版以外はキー+2)
BPM=95(SFC版)
拍子=4/4
 
邪悪さが感じられる一方で、流れるようなメロディには気品も感じられる。さながら「悪流の気品」である。
全編に渡って4声部で書かれており、Aの部分はフガート(フーガの技法を使って書かれた部分)で、伴奏に徹するテノール声部以外の全てに「悪のモチーフ」が使われている。
最初にソプラノ声部に2小節のモチーフ(悪のモチーフ2回+8分音符による順次進行)が現れ、次にバス、最後にアルトに同じモチーフが現れる。
一見、8分音符の伴奏に徹し続けているように見えるテノール声部にも、Aの5小節目から悪のモチーフをリズム変形したものが隠れており、合計するとAの部分だけで12個の悪のモチーフがある。
B以降は、ソプラノ声部にのみ悪のモチーフ(またはその断片)が現れる。
 
オーケストラ版では、SFC音源に比べテンポが速くかつキーが+2になっている。

DQ6

敵幹部のいるフロア(【ジャミラス】除く)やダークドレアム登場時、また【はざまの世界】のフィールドで流れるBGM。
この曲がイベントで流れると、敵のお出ましか、よくないことが起こるため、
プレイヤーのコントローラを握る力も強くなることだろう。はざまの世界で【HP1、MP0】になった状態はより戦慄が走るだろう。
 
DS版はオーケストラ版に準拠している。
 
ちなみに、ムドーの城で流れる曲は【戦慄のとき】なので勘違いしないように。
この曲「ムドーの城」はムドーの城の中ではムドーの自室でしか流れない。むしろ他の魔王たちの部屋でも同様に流れ、かつはざまの世界でも流れる。
これらはゲーム内で最も戦慄が走る、クライマックスにあたる場面である。かつ、「戦慄のとき」の方はムドーの城固有のBGMで、それ以外で流れることは一切ない。
かつ、これらの2曲はサントラで連続して並んでいる。
それゆえ、この2曲の曲名はサントラ掲載段階で当初の予定と逆になってしまったのでは、もしくはDQM2における【天空の世界(曲名)】【凍てつく世界】のように曲の使用箇所を入れ替えたのでは、という説がある。

DQ10オンライン

Ver.5.0で登場したエリア「ゴダ神殿」のBGMとして採用されている。
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ユアストーリー

【工事中の神殿】から脱出したリュカ【ヘンリー】が、麓の町【プサン】から【ゲマ】の企みについての話を聞くシーンで使われた。