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【いやー さがしましたよ。】

Last-modified: 2019-06-17 (月) 07:36:47




DQ2 Edit

【サマルトリアの王子】と会ったときに彼が発するセリフ。
 
DQ2の主人公であるローレシアの王子は、旅のはじめにまず彼と落ち合うべくサマルトリアへ向かったが、その時にはちょうど【勇者の泉の洞窟】へ身を清めに行っており見事にすれ違う。
この後、ローレとサマルは勇者の泉→ローレシア→サマルトリアとひたすらすれ違い続け、【リリザ】の宿屋でやっと出会うことに成功する。
なおFC版では勇者の泉で「サマルはローレシアに向かった」という情報を聞けば彼はリリザに出現するが、リメイク版ではさらに【ローレシア王】から「サマルトリアに向かった」という情報を聞く必要がある。
 
旅に出て最初のイベントらしいイベントで、このような面倒な手順を踏まされることになる。
散々すれ違いで人をイライラさせておきながら、のんきに【リリザ】の宿屋でくつろいでいる彼の姿も相まって、「それはこっちのセリフだ!!」と言いたくなったプレイヤーもいただろう。
 
だが冷静に考えるとこのセリフも当然のものである。
彼自身もローレシアの王子に会うために各地を歩き回っていたわけで、双方とも互いを探し歩いていただけである。
サマルトリア王子の合流までの道のりを推測してみると、

【サマルトリア城】【勇者の泉】→リリザ(FC版のみ)→【ローレシア城】→リリザ

となることが予想される。
これは【ローレシアの王子】(とプレイヤー)とスタート地点以外同じ道のりであり、実際のところローレシア王子を探してすれ違い続けたのはサマルトリア王子も同じ。
 
ましてや序盤の一人旅はローレシア王子も魔物に袋叩きにされてあっけなく死ぬことが少なくない。FC版をプレイした人間なら彼が合流するまでどんなに過酷な旅をしてきたかが分かるだろう。
合流時のステータスを見てみると経験値0。つまり戦闘に一度も勝利していない。恐るべきことに彼の一人旅の方針は全逃げである。
FC版の逃走成功率が66%固定である仕様を突いた、その後の攻略にも役立つかなりの上級者プレイである。
所持金すら0であるところを見ると、ありったけの薬草や毒消し草を買い込んで逃げ続けたに違いない。
(全滅を繰り返して所持金が減っていた可能性もある。もし薬草を減らした後に全滅してしまえば、薬草を買う金すら無くなって、文字通りの詰みである。)
そして道具も全て使い果たし、最後の最後に何とかリリザに辿り着き、ナケナシの所持金すらも全て使い果たし、宿屋で傷を癒やしていたのだろう。そこをのんきものと罵るケースもあったであろうが、ローレだって過酷な1人旅の途中で傷つき宿に泊まる事くらい何度も経験しているはずであり、サマルトリア城に向かう途中で彼が宿に泊まる事など当然の事なので、この点について彼を叩くのはあまりにもスジ違いなのである。
 
プレイヤーが怒りを覚えるのと同様に、サマルが気が短い性格だったら同じく怒りを覚えていたはずである。
「いやー、さがしましたよ。」で済ませられるあたり彼は心が広く、
逆にこのイベントにイライラしてしまったプレイヤーは、気が短く心が狭いといえるのかもしれない。
 
もっとも、あらかじめどこか待ち合わせ場所を設定して合流する、手紙などを送りどちらかを招待するなど、良い方法は他にいくらでもある。
ローレシア国・サマルトリア国の双方、何故その発想に至った者が誰もいなかったのか。
 
小説版とCDシアターは両者とも「サマルはローレにライバル意識を抱いている」という設定が追加されているので、残念ながら出会いの際にのんびりと「さがしましたよ」と言ってくれるような彼ではなくなった。
また、両者とも「くつろいでいる」というよりも「とある事情からリリザの宿屋から出られない」と表現する方が正しく、前者は「ドアの前にはサマルを連れ戻そうとサマルトリアの兵士が待機しているから」、後者は「(文無しで旅立ってしまった為)宿賃が払えないから」といった理由である。

サマル再加入バグ Edit

FC・MSX・MSX2版は「何らかの理由(主に暗転時)によってサマルトリア王子が『進入不能なマス』に入ってしまう」とこのイベントを再度見れる。
一例としてハーゴンの神殿の6F(本来は5Fからでも同じ飛距離のはずだが、神殿の内部処理の都合で1階層低く計算され距離が足りない)から「【かぜのマント】」を装備した状態で西(左)側に飛び降りると岩山にめり込んでしまう。
この時唯一平地の東側には進めるのだが、ここで振り返ってサマルに向かって話すと「ボクはサマルトリアの○○おうじです。(以下略)」とサマルが加入時のセリフを突然言い出し、その後加入時のSEが流れてサマルだけ後をついてくるようになる。
(なぜかムーンには話せず、こちらが動くと地形を無視してずれた動きを始める。)
一見滑稽なだけで無意味に見えるが、サマル死亡時にこれを行うとサマルが「HP0かつ棺桶姿のまま」生き返る。この状態のまま戦わせたり、ホイミや薬草等でHPの回復も可能。
棺桶の姿も、何かしらの建物に入ったりルーラを唱える等で画面を切り替えれば元の姿に戻る。
ザオリクも覚えているのなら、ムーンがもし死んでいれば復活させることが可能なので世界樹の葉がない状況でサマルがやられたときの保険になるかもしれない。
(もっともこの時点でかぜのマントを持っている人はあまりいないと思うが…)
上述の地形めり込み以外に、宿屋で「起きた時にサマルがいる位置」に村人が重なっていてもこのサマル再加入現象が起き、いずれの場合もサマルとムーンの生死にかかわらず、めり込んだ彼らを置いて別マップに行ったり戦闘画面になると全員集合している。
同じ様な現象をペルポイの町とハーゴンの神殿の幻の中でも発生させられる。まずペルポイにおいては宿屋の女性宿泊客、ハーゴンの神殿においては誰でも良い(効率で言うなら宿屋近くにいる犬が良い)が、誰か城の住人を宿屋に泊まってチェックアウト時に丁度サマルが立っている位置に追い込み宿屋の主人に話しかけ宿泊をすると、チェックアウト時に女性宿泊客や住人がサマルと重なった状態になっている。その状態で女性宿泊客や住人の方を向き話すと宿泊客や住人ではなく重なっているサマルと話す現象が発生し、「ボクはサマルトリアの~」の会話の後、ローレが向いてる方向の後ろにサマルが移動し、ムーンはもともと立っていた場所にいるまま。そのまま歩きだすとムーンが他の2人とは離れた位置を歩く事になり、ムーンだけが本来歩けない筈の壁なども御構いなしに歩き回る現象が発生する。因みにハーゴンの神殿では住人の行動範囲が無制限故に可能なバグてはあるが、住人の行動範囲の制限が狭くて宿屋の中まで追い込めないローレシア城では不可能なバグとなっている。

DQM+ Edit

漫画【ドラゴンクエストモンスターズ+】では、本編とは逆にサマルトリア王子(サトリ)がローレシア王子(ロラン)を探し出すというシチュエーションがあり、ようやく再会を果たした際にロランが「サトリが僕を探しにくるなんて信じられないな」と軽口をたたく一幕がある。
サトリは「どういう意味だ!?」と反応していたが、読者は苦笑を禁じえなかっただろう。

DQ11(3DS版) Edit

【さらに遥かなる旅路】【迷いの森】にて主人公にこの発言。
主人公がユグノアの王子であると知るとヤケを起こしかけるが、主人公の勇者の力でなんとかなった。

DQB2 Edit

PS4版の【トロフィー】のひとつに、このセリフにちなんだ「いやー さがしましたよ」がある。
グレードは銀。達成条件は【みちびきのたま】を12個起動すること。すなわちストーリー中で多数の地域を訪れていることを示す。

余談 Edit

2016年の【ドラゴンクエストミュージアム】では、企画の一環としてロト編(DQ1・2・3)の名場面を描いた油絵が展示されたが、そのうちのひとつが「いやー さがしましたよ」と題されたサマルトリア王子の肖像画であった。
会場で使われた音声ガイドはきっちりと「探したのはこっちだボケ!」とツッコミを入れている。
 
ちなみに同企画でDQ2からピックアップされた名場面は【ムーンブルク】の壊滅、【ロンダルキア】の風景、【シドー】出現と、これを含めた4点。
全体的に緊張感ある作品の中で異彩を放つ一枚である。
まぁそれだけ多くのプレイヤーの印象に残る場面(発言)ということだろう。

ビルダーズ2の発売日には【ドラゴンクエスト あそびえほん2 いや~ さがしましたよ!】が発売された。