キャラクター/【ルゲイエ】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 11:48:33

モンスター/【はかせ】モンスター/【ルゲイエ】


FF4

ゴルベーザ四天王の一人、ルビカンテ配下の科学者。
おそらくシリーズ初のマッドサイエンティストキャラ。


バブイルの塔を機能停止させようとするセシル達に戦いを挑んでくる。
人間状態の「はかせ」の時は戦闘用ロボット「バルナバ」に戦わせ、自らはバルナバの燃料を補給するのみだが、バルナバが破壊されるとバルナバに乗り込んで「合体メカ」として操縦する。
しかし、2回通常攻撃をした後自爆ボタンを押してしまい、合体メカは自滅してしまう。
ルゲイエを先に倒しても、バルナバは2ターン後に自爆する。自爆を避けるには、来る前に両方倒すしかない。
 
その後は正体であるサイボーグ、「ルゲイエ」に変身して襲いかかってくる。
耐性無視の毒ガスやビームに加えビームより強力なレーザーで攻撃、カウンターで睡眠ガスを放ってくるがあまり効果は無い。
思考回路がいかれてるのか、セシル達全員にエスナ効果の「治療」をかけてくれる。


元ネタは「タイムボカンシリーズ」のグロッキー(ボヤッキー)。
(過去に天野氏がタツノコプロにいた経験からか)
改造が大好きで、エッジの両親までモンスターに改造してしまっている。当然これはエッジの怒りを買う事になる。

  • ルビカンテによればエッジの両親のモンスター化は独断でやったことである。
    バロン近衛兵長のベイガンのモンスター化もこいつがやったのであろうか。
  • 「お前の両親を魔物にしたのはルゲイエが勝手にした事だが、その非礼は詫びよう」と申し訳なさ皆無の謝罪をした為かエッジからは「ふざけるな…!」と返されている。
  • これ自体はルゲイエの独断とはいえ、ルビカンテのエブラーナ侵攻が悲劇の引き金だったんだから怒って当然。「非礼を詫びよう」なんて、被害者本人からすれば感情を逆撫でする言葉でしかないし、詫びて済む話でもない。ただでさえ故郷そのものを滅ぼされてんだから。誰がやったのかなんてエッジにとっちゃ関係ない。
  • 両親との再会と死別のタイミングが怒りの矛先を向けるべき張本人であるルゲイエをぶっ倒しちゃった後なわけで。直接的に憎むべき対象がいなくなっちゃったんだからいくら本人が俺じゃないって主張したところで、怒りの矛先を収められないのは当然だろう。
  • エッジの言動は八つ当たりでも何でもなく、当然の態度。しかも「非礼を詫びた」後に「私はお前のように勇気あるものが好きだ、だが、そういった感情に振り回される人間では真の強さは手に入らん、永遠にな・・・」などとナメた言葉をぶつけてくる。
  • 一応謝罪はしているが申し訳なさ皆無の謝罪文で神経を逆撫でする行為に受け取れる。
    国を滅ぼされて両親改造されて亡くなったエッジにかわいそうと感じるのが妥当。

NTT出版の攻略本の「ルゲイエボーグ」は誤植である。
これに関しては、FFTでちゃかりネタにされていたりする

  • 英語版でもサイボーグの姿の時は「Lugaborg」になっている。
    「はかせ」の時の名前は「Dr.Lugae」
  • ゲーム内で使われてないが、スタッフもそう呼んでるし、天野画にも記載されている名称。
    ゲーム内では「ルゲイエ」になっている以上、誤植と言われても仕方ない。

一人旅をしている場合、レーザーと睡眠ガスは脅威。


天野氏によるデザインがヤッターマンのメカニック、ボヤッキーの老後のようである。
スタッフが狙ったのかは知らないが合体メカの自爆時にあのギャグをやってくれる。

  • バルナバとセットで自爆ネタばかりやってるあたりもボヤッキーにそっくり。

やっている事はFF7の宝条並みに非道なのだが(エッジの両親の改造以外にも、ドワーフを壊滅させる大砲作りとか)、ボヤッ○ーもどきなデザインと妙なコミカルさと出番の少なさゆえに割とスルーされる。

  • もし登場と退場が遅れエブラーナ関連の設定が描かれた後で戦っていたら、恐らくプレイヤーからの評価はかなり違っていただろう。

リディアに変なおじいさん呼ばわりされ、カインには徹底的に馬鹿にされる。


ルビカンテ直属の部下らしいが、武人な彼と卑劣なコイツでは何ともアンバランスな主従である。
もしかしたらルビカンテの正々堂々振りを危惧したゴルベーザが、あえてルゲイエを部下に付けたのかもしれない。


本人曰く、四天王には加われなかったがゴルベーザのブレインと言われているらしい。
彼の使う攻撃を見てみると「厄介・嫌らしい」攻撃は多いものの切り札と言えるような強力な攻撃が無いので、器用貧乏というか一芸に秀でていなかったことが邪魔者を排除するのが主要任務である四天王の候補から外れた理由だろうか。


人間と思われる彼は、いったいどこの出身で、ルビカンテ(あるいはゴルベーザ)はどうやって彼を見出してスカウトしたのだろうか。
この世界で機械文明らしきものがあるのはバロンくらいなので、バロン王国で「才能はあるけれど性格に難あり」としてくすぶっていたところを、ゴルベーザ辺りに見出されたのだろうか。
そう考えると「貴様セシル!」というセリフもおかしくない。

FF4(DS版)

DS版ではバルナバの油切れの際使用してくる治療を含めてHP回復効果が搭載されており、しかもFF12から初登場している状態攻撃リバース(逆転)効果のあるリバースガスをお互いに放ってくる為、HP回復でダメージ効果がある場合だとダメージを喰らう(当時最新作だったFF12をプレイしていないと理解できない効果)。
惜しまずエリクサーを使用するか、リバースの解除された状態で倒すしかない。

FF4(小説版)

小説版でもエリクサーを使われて倒されてたりする。

FF4TA

息子バルナバと共にクリスタルの記憶から再生され、再び襲いかかってくる。
前作での悪行はどこへやら、実際に戦った面々やそれ以外のキャラにも妙に敬意を払われている。
ポロム曰く「無念の思いが響いてくる」との事であり、元上司にも「その力正しく使えていれば…。」などと言われている。また、ルカは「ひどいよ!人形に罪はないのに!」とバルナバに同情するような発言をしている。
もしかしたら元々は普通の科学者だったのをハゲに洗脳されたか、悪事を強要される過程で某道化師の様に壊れてしまったのか。


エッジの発言は「あの娘…ふざけやがって!」である。
エッジにとってルゲイエは父母を魔物に改造した、絶対に許されない人物であるので、他のキャラのように敬意は全くない。
それで遣り場のない怒りの矛先が、再びそれを呼び出した(とエッジが解釈している)謎の少女に向けられているようである。

FF14

ID「魔導神門 バブイルの塔の2ボス。
1ボスのバルナバをけしかけた筈が殴り飛ばされ、その後サイボーグ姿で登場。きっちり原作再現を披露した。
世界の終末を画策する「テロフォロイ」一派に与しており、「ゼノス様のブレイン」を自称しているが、そこに至った経緯は不明。少なくとも近辺にいるほかの人々のように洗脳されている様子はない。
主人公たちに倒された後は逃げ延びていたようだが、サブクエスト「事件屋ヒルディブランド」暁月編にまさかの出演。
ギャグ展開と爆破オチに巻き込まれ頭だけの姿となり、そのまま御用となった。

FFL

FFLでも登場する。序章の終盤では彼の姿だけしか確認できないが、暗黒騎士編のラスト(メモリスト編の予告)シーンで名前が明らかになる。
表記は「ルゲイエ博士」。見た目(ドット絵)はFF4のと似てる。アルジイなる兵器(?)はこの人が作ったっぽい。


FF4とは違って(たぶん)良い人。
一応アルジイは兵器として生み出された人造生命体だが、情が移ったらしくアルジイを娘のように可愛がっていた。
アルジイ自体もルゲイエ博士のことを「パパ」と慕っており、彼が襲われそうになったときには身を呈して「兵器としての力」を発揮して彼を守ろうとした。


イメージ的にはFF6のシドに近いか。


ナイト編でも引き続き登場。
爆発寸前のヘリオガバルス内で絶望するソールたちを連れて船で逃げたり、帝国の飛空艇からの空爆よりソールたちを守るため自分は船に残り運命を共にした。
…と見せかけて実はその船はルゲイエ自慢の飛空艇で後にソールたちを助けに行く、などと何ともすごい科学者である。
大事な娘であるアルジイを帝国の最終兵器ヘリオガバルスの中枢に使いたくなかったという理由だけでソールたちを手助けするあたり、FF4での設定が嘘のような人物でもある。


黄昏の章でもアルジイと共に光の戦士に同行。大戦艦のパスワードを解読したりしてくれる。
なんというか、従来なら「シド」の名を持つキャラがつくべきポジションをかっさらってしまったような印象が…。

  • 一方でFFLのシド自体は悪役的な役回りであった。

終章~エンディングまで光と闇の戦士のサポートをしてくれる。
エンディング後は科学と魔法の理想的な融合のための研究を続けているらしい。