FF6
FF6に登場するシド。46歳。ガストラ帝国の科学者。
身長:163cm 体重:60kg 誕生日:5月27日 血液型:B型
好きなもの:瞑想 嫌いなもの:世俗事(特に金) 趣味:新種の植物の栽培
魔導に関する技術を開発した天才であり、人造魔導士や魔導アーマーに代表される帝国の強大な軍事力は彼なしでは確立し得なかった。
ケフカ、セリスに魔導の力を注入し、人造魔導士としたのも彼である。
セリスについては、彼女が幼い頃から教育を行ってきたらしい。
人工魔導士としての英才教育の関係でセリスを幼い頃から知っており、孫のように思っていた。そのため、ケフカに脅され彼女を魔導戦士として育て上げたことを悔やんでいた。
ティナを救う手がかりを得るために魔導研究所に潜入したロック、セリスらパーティの前に現れ、
彼らに力を託した幻獣達が姿を変えた魔石の力を目の当たりにする。
ケフカの策略で仲間に疑われたセリスがケフカと共にテレポで消えた後、パーティの脱出を手引きした。
このときのパーティとの出会いにより、自らがやってきたことの愚かしさに気付く。
封魔壁から飛び出した幻獣によってベクタが攻撃を受けた際、ガストラ皇帝と共にパーティの前に再び登場。
和平会談においてはリターナー側の席に着いた。
会談後、大三角島に向かう前に不時着したブラックジャックを訪れると、
修理の協力を申し出た彼がセッツァーに追い出される場面が見られる。
FF6においてはこれが、シドが飛空艇に関わる唯一のイベントである。
世界崩壊後、孤島に漂着。
偶然にも同じ島に漂着したセリスを救い、眠り続ける彼女を一年に渡って看病した。
彼女の覚醒後、島で二人で暮らしていく決心をするが、それまでの無理がたたり病に倒れる。
セリスが看病のために海岸で漁労に勤しむことになるが、
彼の生死はプレイヤーの「腕」と「さじ加減」によって決まる。
回復し、生存した場合は夜なべの成果であるイカダをセリスに見せ、彼女を外の世界へ送り出す。
回復叶わず死亡した場合、彼の遺言書によりイカダの存在を知ることとなる。
生死問わず、以降のイベントに直接関わってくることはない。
- こちらも参照:ミニゲーム/【シド救出イベント】
- ちなみに衰弱していく様子は
『ゴホッ、ゴホッ。なかなか治らんのう』
『もしかしたらだめかもしれん』
『セリス、わしになにがあってもお前だけは希望を捨ててはいかん』
『もうだめじゃ・・・』
FF6の世界では魚は特効薬のようです。 - 助けることができた時はラストエリクサーの1本でもくれれば良かったのに…
近くに所持している虚弱な敵もいるんだから。
振る舞いが年寄りっぽく、セリスにも「おじいちゃん」と呼ばれたりするが、実年齢が46歳なのが何とも。
46歳と18歳では祖父と孫というより親子関係の方がしっくり来る気がする。
まあ本編をプレイしている限りではとても46歳に見えないから気にしなくてもいいのかもしれないですが。
- FF世界は大半が10代後半から20そこそこのキャラ。
20代後半や30前後でも「中高年扱い」
40代以上のキャラというのはシリーズ通してもぐっとそれまでの年代より減る
したがって、シドが「おじいちゃん」呼ばわりされるのも仕方ない - 参考までにFF1~13の40代以上のPT参加キャラは、
サッズ(40)・カイエン(50)・4シド(54)・バナン(54)・テラ(60)・ガラフ(60)・3シド(64)・ストラゴス(70)。
46歳を年寄りと見るかどうかはプレイヤー次第だろう。46?まだまだ若いだろ常識的に考えて
しかしこの場合の「おじいちゃん」呼びは年齢相応によるものではなく、やはり振る舞いが年寄りっぽいからという事だと思われる。FF3以降シド=爺さん(4シドは本人の意思とは別に周りが爺さん扱いする)という図式が続いていたというのもあるかも。 - ガストラ帝国は初婚の早い国なのかも。極端な例だが源氏物語では33歳で「おばあさま」、30代後半で「年寄りの小言」なる表現が出てくるし。10代前半から中盤で結婚する社会なら十分おじいちゃん呼び可能か。
- 平均寿命がどれくらいなのかも重要だと思う。
- 実は64歳設定だったのが誤植で数字が逆になった、とか……ないか。
- 出展不明だが「ロック(25歳)とセリス(18歳)は初期設定では年齢が逆だった」と言う噂を思い出した。その説も64歳設定も割と違和感がない気がする。
- 平均寿命がどれくらいなのかも重要だと思う。
- 年齢が近いシドに、FF零式のシド元帥がいる。
こちらも47歳という年齢ながら、見た目や声、そして雰囲気から、より年齢を重ねているように見える。
また地位は違え優秀な科学者であり、自分を親のように慕う女性がいる点では共通点がある。 - 「18歳の」セリスが「8年前から常勝将軍」であることからして年齢などの設定はあまり深く捉えないほうが良いだろう。
というのも、キャラに誕生日や好物などのプロフィールがあるとファンコミュニティが盛り上がりやすい。
よって雑誌や攻略本、広報などが主導となり、シナリオライターの目を通さずに設定が作られる…ということは
今となってはとんでもない話だが当時はままあったのである。
シドはドット絵も天野絵も中年に見えるため、「本編を読まずに年齢を決めろ」と言われれば46歳はまぁ妥当。
ケフカに魔導の力を注入したせいでケフカの精神は壊れてしまった。
世界崩壊の原因を作った張本人なので、死んで当然という意見もある(俺もそうだけど)。
- あくまで結果論だけどね。ケフカの件は命令したのはガストラ皇帝だろうし。そんなこと言ってしまったらキリがない。あんな土壇場でケフカを仕留められなかったパーティにも責任がない訳じゃないし。
- とはいえシドが「なにをしたのか」は割と気になるテーマである。
帝国は魔石の存在を知らず、生体からエネルギー(魔導の力)を取り出すという非効率的な方法に頼っていたが、偶然マディンたちが魔石化するところに居合わせたところからシドが魔石の存在を知る。
そしてシドは会食でリターナー側に座って味方のような顔をするが、直後の帝国の裏切りでケフカが「幻獣を魔石化する秘技!」を使用している。
帝国は魔石の存在を知らなかったわけで、ケフカに魔石の存在を教えられるのも「秘技」を編み出せるのもシドしかいない。シドがケフカに協力したことは状況証拠から間違いない。
もしかしたらシドは会食のタイミングではガストラやケフカと完全にグルであり、そのせいで世界が滅びたことから「セリスが目覚めるまでの1年の間に」悔い改めたのではなかったか。- シドの独り言をケフカが盗み聞きしていた可能性もなくはない。
実際あの場面では、ケフカは魔導アーマーまで連れて準備万端で張り込んでいた。そこへ突然シドが出てきて耳寄りなことを口走ったから、それを元に独自に研究した線も考えられる。
- シドの独り言をケフカが盗み聞きしていた可能性もなくはない。
生き残ったら生き残ったで、
「死んでたほうが物語に深みが出る」とかなんとか叩かれる可哀想な人でもある。
上でも挙がっているが今作のシドはプレイヤー次第ではストーリー中盤で故人となってしまう関係上、クリア時点での生死に関わらずエンディングには一切絡まない。
ゲームのシステム上当然といえば当然なのだが、前作、前々作のシドが共にエンディングに登場するキャラの一人だったので少し気の毒である。
彼が死んでいなければ、エンディングのロックのバンダナを落とすシーンで矛盾が発生するので制作者もシドを死なせる事を前提にしているのかも。私は人死にが苦手なのでいつも生かしているが(死なせてしまったらケフカの思惑通りになっているような気がするので)
- 死んだ場合
- 絶望したセリスは崖から身を投げるが死ななかった。そして浜辺にいた鳥に付けられていた
ロックのバンダナから、ロックが生きていると希望を持ち、シドの遺言書の通り、島を出る。
- 絶望したセリスは崖から身を投げるが死ななかった。そして浜辺にいた鳥に付けられていた
- 生存した場合
- シドは夜なべの成果のイカダをセリスに見せ、セリスは島を出る。
死んだ時と違いロックのバンダナを見つけるシーンがないため、エンディングに矛盾が生じてしまう。
世界崩壊前にロックからバンダナを貰っていたのだろうか、それとも盗んだのか
- シドは夜なべの成果のイカダをセリスに見せ、セリスは島を出る。
- 生存成功の場合の「ロックとやらもな」という発言は茶目っ気があって好きなんだが。
なんか孫に「彼氏連れて来い」って言ってるみたいで、あの状況で余裕が出てきたかなという感じで。
生き残ってもずっとセリスに感謝し続けるだけで、
浜辺に流れ着いたケーツハリーの魔石の存在にも全く気付いてくれない。
- それどころか、パーティーにセリスがいなくてもずっとセリスの名前連呼だったような…。
例え一度も会った事のないはずのウーマロ一人で会いに行っても「ありがとうよセリス」。- もう眼がやられていたのか…?
- 脳かもしれない。
- 旅立つ時に「きっとここへまた戻って来る。皆を連れて」「ロックとやらもな」という会話があったにも関わらず、
実際にパーティーにロックを入れてシドの元に戻ってきても特に反応はない。 - 彼が助かった場合のみ手に入るアイテムなどが無いだけマシかもしれないが、
それにしても、もう少しなんとかならなかったのだろうか。 - ファルコンを手に入れた後、あんなところにいたら危ないだろうから助けなきゃ!と思って迎えに行ったのに乗ってくれなかった…。
北瀬佳範氏によると、本来はシドが死んでしまうルートが正史であり、助かるルートはおまけという扱いらしい。
死亡が決定事項だとあまりに救いが無さ過ぎるために展開が分岐するようにしたそうだが、あくまでおまけのためか生存後のシドの扱いが上記のように投げやり気味だったり、ストーリーに矛盾が起こっているので蛇足感は否めない。
死亡は避けられないが、看病の果てに遺品で限定アイテムでももらえるような要素の方が良かったかもしれない。
ブラックジャック号整備のシーンではセッツァーに対し、
こともあろうにカジノを潰せばもっとスピードが出るとKYと呼ぶことすら烏滸がましい進言をしていた。
- 案の定、「論外だ!!」の一言で一蹴される。
が、去り際に「本当に速くなるのにのー」と呟いている辺り、まだ懲りていない様子。- どう考えてもシドの言い分の方が真っ当でありセッツァーの酔狂が行き過ぎなだけ。懲りるとか何言ってんだ。
- セッツァーはギャンブルに、シドは機械にこだわりを持つ。
何かにこだわる人同士、お互い譲れないものがある。衝突すると溝は深い。 - 単に技術屋とギャンブラーのこだわりの差だよなあ…。
軽量化なんて乗り物のチューニングとしては一番シンプルかつ合理的だし。 - が、結局ブラックジャック号は世界崩壊の煽りを諸に食らって大破。
崩壊後にはギャンブル場がない分速度で勝るファルコン号に取って代わられることに。
シドの提案が結果的に正しかったことになるのだが、ファルコンを蘇らせた当初(それ以降も)、
セッツァーはシドの提案の正否云々よりも蘇らせた翼で世界を救うことに重点を置いている。- シドの提案が正しい事はファルコン(ダリル)に勝てなかったセッツァーが一番身を持って知っているだろう。
それでもギャンブル場を潰さないのはセッツァーの拘りであり、復活したファルコンにギャンブル機材を置かないのもまたセッツァーの拘りである。- しかしその拘りを捨てていれば世界崩壊の衝撃からブラックジャック号が逃げ切れたかも知れない、というあたり運命は皮肉である。
- シドの提案が正しい事はファルコン(ダリル)に勝てなかったセッツァーが一番身を持って知っているだろう。
- 何気に、本作の「シド」が飛空艇に係わるのは、このイベントだけだったりして。そういえば初の「飛空艇を作っていないシド」でもある。
- 前作のシドも作ってないよ。とは言え彼は古代の遺産である飛空艇を改修したので、完全に飛空艇にノータッチなのはこっちが初か。
魔導研究所では、再会したセリスに向かって「反乱をくわだてておる連中に、スパイとしてもぐりこんだと聞いたが…?」と話しかけてくる。(これはセリスとリターナーをはめる為に帝国がシドに与えたデマなのだが)本当にスパイだった場合、間違っても言ってはいけないセリフ(しかもリターナー達の目の前で)。どうやらシドの常識と感覚は一般人とはずれているらしい。
- ベクタの子供にケアルを覚えさせていた。この辺りの行動はやはり一般人とはずれてるんだろうね。
- その時シドはまわりのメンツを、リターナーだとは思っていなかった。「お前さんの部下かね?」
- 半裸の子供や一国の王が居ても部下扱い。やはりどこかずれている。
- 世俗事にうとい彼の性格はこの場面に集約されていると思う。帝国に身を置くには、ある意味純粋すぎた人。
- まあ、世俗事を徹底的に嫌ってる人だから多少疎いのは仕方ないかもね。
専門家気質で、しかも外の人間と多くの交流を持っているとは考えにくい。
研究に対して非常に熱心な分、人間関係面で空気を読む力に欠けるのは良くあること。
不幸なのは、そんな彼が帝国とリターナーの「駆け引き」の場所に出てきてしまったことか。
魔導研究所のエレベーターに乗らずに話しかけても、こちらを一瞬見るだけでまた横を向いてしまう。
…ロマサガじゃん。
- 私が所長です。
- 私が村長です。
果たして本当にケフカに脅されてセリスを魔導士にしたのか?
可愛がっていたのであればシド自身が魔導士にしたとは考えにくいが、シナリオの説明だけでは動機が不鮮明。
また、さんざん辛酸をなめさせられるセリスのことを考えると、保護者として相当罪は重い。
- そこは、脅されて魔導士にしたものの、だんだんと情が移っていったと解釈した方がよろしかろう。
- (技術確立後の)魔導注入をヤバい技術だとまったく思っていなさそうな言動からして魔導注入ではなく「可愛がっていた女の子を戦わせたくない」という点で嫌がってたんじゃないかと。一流の魔導戦士として育て上げられれば嫌でも戦火の激しい場所に行く羽目になるだろうし。
- 「魔導士にしなければ、用のないセリスを殺す」という脅しなら、納得はいくかも。
- Ⅵは意外と説明不足な部分が多い。Ⅲ以前がそうだったように戻ってしまった感じ。
封魔壁から飛び出した幻獣たちがベクタを襲撃した際に幻獣たちの怒りの声が聞こえたとは本人の談。
しかし実際は幻獣たちの暴走の結果であり、当人たちは申し訳ないとすら思っていた。
状況からして幻獣たちは怒っていると感じたのだろうが、結果としてとんだハッタリとなってしまった。
- しかしティナも「怒ってた」と言ってるしなあ…。
- 幻獣たちの怒りは仲間が帝国に捕らわれていたことに対するもので、仲間たちを取り返すだけのつもりが暴走の勢いでベクタそのものを破壊してしまった……と考えれば矛盾は無い。
- 単に頭に血が昇ったというかバーサクのような状態だったのでは。申し訳ないと思ったのは暴走から我に返った後、と言う事で。
ラストネームの綴りが一定しておらず、媒体によって「Marguez」「Marquez」「Marguz」と微妙に表記が割れている。
- 一応、現在の公式表記は「Cid Del Norte Marguez」となっている模様。
- シリーズ中で最も名前が覚えにくいシドだと思う。
FF14
シド・ガーロンドが第七霊災のショックで記憶を失っていた時に「マルケズ」と名乗っていた。
アルフィノに見出だされるまで聖アダマ・ランダマ教会で墓守をしていた。
ちなみに、綴りは「Marques」となっている。
- よほど6の設定に詳しい人
かこのwikiを読み込んでいる人以外はまずピンと来ないであろうネーミングだが、
機械に詳しいなどシドを思わせる要素はチラつかせている。
フードを纏った姿はどことなくオルランドゥを彷彿させる。