概要
夜の民。鋭い犬歯という触手をもち、生命吸収の呪術を使う。
『瘴気』という曖昧な呪力を操り、使い魔の系統を得意とする。
詳細
【疾病】
マロゾロンドが、人類の無意識化に根付いた『病からの恐怖』から作り出した眷属種。
肉体は疑似細菌と瘴気で作られており、再生力と変態に優れる。
それぞれの血統の根源に『病』の名を持つ。
弱点
陽光や清流、火葬や祈祷、下水整備や検疫、共同体からの隔離。
もっとも有名なのは顕微鏡。
『杖』の叡智によって、瘴気の呪力を病原菌などとして貶めることが出来る。
しかし相応の医術が備わっていなければ、逆に抵抗が不可能になるので注意しよう。
ドラトリア系夜の民
吸血鬼は天獄において長らく異獣として忌まれてきた。
だが、エルネトモランの争乱によって、政府・槍神教の上層部にまで感染が広がったことにより、
天使マロゾロンドの眷属、ドラトリア系夜の民として人類にカテゴライズされた。
ドラトリア
マロゾロンドが直接作り出した始祖吸血鬼によって築かれた国家。
吸血鬼に対するバリアフリー化が進んでる。
生命吸収
吸血鬼の代名詞的呪術。生命と情報を奪って自分のものとする。
これを取得した呪術師は、一代限りの吸血鬼となる。
始祖
- カーティス
様々な始祖を取り込んだ始祖喰いの始祖。 - ザッハーク
【頭痛】
歴代のカシュラム王を苦しめた。
頭痛の原因とされる吸脳鬼。脳を啜り知性と理性、感情と魂を奪う。 - カズキス
【黒死】。ペスト。
カシュラムを近隣諸国もろとも滅ぼす。
ダーカンシェルはこの血統に連なる。 - 【毒花】
ヘレゼクシュかぜ。東方諸国の人口を半減させ、文明に致命傷を与える。 - ブイオ・ガルッピ
【悪疫】。天然痘。
生き残ったものにも重篤な呪いを残す。生存者は隔離され仮面をつけ、無貌の民となった。
無貌の民はブレイスヴァにすがって、静かな滅びを祈っている。