備忘録です。
しばらく読んでない人がさらっと見返せる情報量にしましょう。
一章
一章ってどんな話?(自分の解釈をテキトーにぶつけよう)
- シナモリ・アキラとアズーリアが出会い別れ、再会の約束をする話
- 罪の自覚と与えられた赦しの話
- 人間のクズな手品師が、仲間に未来を託し、英雄として最期を遂げた話
- ヒロイン1(自称)が、大事なペット(予定)との熱烈なファースト・コンタクトを成し遂げる話(その後しばらく忘れられる)
- 身体を乗り換える人狼がその本性を無として否定され、転生者と夜の民が生き残った話
引用
ゆえに、祈るしかない。身じろぎ一つできなくとも、ただ失われたであろう一つの約束、そして再会を思って。
時系列&登場人物
二章
二章ってどんな話?(自分の解釈をテキトーにぶつけよう)
- 精神が不安定な転生者が、鏡写しのメンヘラ姉妹を支えとして安定を手に入れる話
- 異界のメソッドであるサイバーカラテが、呪術世界に転生して受け入れられるまでの話
- トリシューラが自分の王国を建国するまでの話
- アキラくんがテセウスの船を地でいく話
引用
「これは最初から、俺じゃなくてトリシューラとコルセスカが選ぶ話だったんだよ。俺はあれだ、演劇で言うところのマクガフィンって奴だ。替えの効く舞台装置。重要なのは主役がどう行動するかだ」
簡単に状況を整理すればこういうことだ。
現在、この世界は上の世界と下の世界に分かれて戦争をしている。地上と呼ばれる世界には俺と似たような姿の人類が住み、地獄と呼ばれる世界には異形の人類、つまり異獣たちが住んでいる。
地上は全ての異獣を絶滅させることが目的。地獄は地上から聖女を奪い生贄に捧げる事によって、異獣たちの帝王である火竜を復活させることが目的。火竜が復活すれば地上世界は消えない炎に包まれて、九日九晩の後に滅びる――と地上の様々な伝承や聖典にそう記されているらしい。
その上、トリシューラの解説では火竜とは寿命で死ぬ寸前の世界の心臓なので、復活すると世界が終わりを迎えるとのこと。二つの勢力はお互いの存亡を賭けて争っているが、多世界連合の介入によってそこには迷宮の階層を奪い合うという一定のルールが設けられた。
そんな状況に介入して来たのが【星見の塔】という呪術師の組織。【キュトスの姉妹】の最後の一人となる席を賭けての競争、あるいは試練を、こともあろうに天地を分かつ決戦の舞台で行おうなんて暴挙に出た理由は不明だが、とにかく四人の魔女が【世界槍】に解き放たれた。
魔女の一人、氷血のコルセスカは地獄の火竜を討つために探索者として戦いの中に身を投じた。
もう一人の魔女、鮮血のトリシューラは自らの存在を世に知らしめる為、第三勢力として戦場に己の王国を築き上げた。
その二人と敵対する魔女、融血のトライデントは――正直よく分からないが、その部下らしいベアトリーチェとかいう女性が地獄の総大将をやっているってことは多分地獄側なんだろう。目的はよく分からないが他の魔女を取り込んで全員イコール自分一人が最後の魔女になることらしい。
つまり四人のうち三人は身の置き場を上、中、下と定め、勢力ごとに分かれたわけである。
さてそうなると自然と浮かび上がってくる疑問がある。
四人いるゲームのプレイヤー、その最後の一人は一体どこで何をしている?
時系列&登場人物
イベント |
トリシューラのプレゼン「私たちの【ゆらぎの神話】をここから始める」 →アキラくん、運命に出会う。三日間のテスト後に使い魔になることを決める。 |
アキラくん、猫耳美少年に「レオ」の名を与える |
ロドウィのプレゼン「アニスとの結婚、家族としての立場」 |
キロンのプレゼン「アズーリアとの繋がり、新しい左腕(寄生異獣エスフェイル)」 |
レオが慈善活動を始める |
アキラくんとリーナがメル友になる |
アキラくんキロンに敗北。 転生者としてのすべて、義肢と記憶とサイバーカラテと感情制御を失う コルセスカの氷血呪?で抜け殻として延命 |
アキラくん使い魔試験失格。トリシューラに捨てられる |
コルセスカのプレゼン「RTAします」 →アキラくん、運命に出会う。コルセスカの使い魔になる。 |
トリシューラの全力手のひら返し。しかし、アキラくん拒絶しトリシューラの自我が崩れる |
アキラくん、コルセスカの使い魔をキャンセル トリシューラ、コルセスカに勝利しアキラくんを奪取。 アキラくん、共用になる |
サイバネティクスとオカルティズムのマリアージュ |
キーワードごとのまとめ
主語は特に指定のない限りシナモリ・アキラ
- 1章(半年前)
- コルセスカとの出会い
呪術の作用で以前より強く他人に共感してしまう可能性が言及される - カーインに負け、トリシューラに「頭をよく」される
- ちびシューラが脳内に。カッコいい左腕をもらう
- 融ける
- レオによる語りなおし
ゼオーティアに居場所ができる - カッサリオステーキを食べて呪力抵抗アップ
- キロンに殺されかける
- 『E-E』(=品森晶)が壊れ中の人が露出
- 記憶が失われる。一部はコルセスカが置換
- 右腕、各種アプリ群が失われる
- コルセスカの使い魔に。彼女に感情を預ける
- トリシューラの使い魔に
- 姉妹から二つの義手、【氷腕】【ウィッチオーダー】を受け取る
- 十三階段、キロンに首を刎ねられる
- 聖婚
「お待たせ! 新しいアキラくんだよっ!」
三章
三章ってどんな話?(自分の解釈をテキトーにぶつけよう)
- 精神が不安定な不思議生物が、少女時代の思い出話の狭間に安定を手に入れる話
- 最古の神秘言理の妖精?と最新のオカルトサイバーカラテが、全市民のものとなる話
- アズーリアが名乗りあげるまでの話
- 英雄が失墜し、英雄が新生する話
- 女の子たちがイチャイチャする話
- 序列と差別の世界である『地上』に生きるアズーリアが、自分がそこの住人であることを再確認する話
- アズーリアが、空の色を再確認する話
- 師弟が再会し、主従の関係性を再構築する話
- かつて落ち目だったアイドルが、苦しいときに自分を支えてくれるファンと再会した話
引用
「個人的な好みで言わせてもらえば――悩むくらいなら両方の要素をぶち込んでしまえばいい。収拾がつかないとか辻褄とかバランスとかは気にしないで、滅茶苦茶なくらいが一番面白いと、俺は思う」
時系列&登場人物
イベント |
独房の中のアズーリアが骨組みの花に襲われる 歌いながら登場するハルベルトがアズーリアを救い、唇を奪う |
アズーリアが英雄になる |
アズーリア、コルセスカが妹に会いに行くことを促す [時間軸は二章開始ちょっと前] |
アズーリアチームVS修道騎士ペイルチームinパレルノ山開始。審判は唐突に師匠を名乗りだしたハルベルト |
リーナのトレイン。ついで骨組みの花の襲撃。事故でハルベルトとアズーリアが二人きりに |
プリエステラの父の仇討ちのため、舌獣イキューに挑む。 ミルーニャ、イキューによってバラバラにされる |
白のメートリアン宣名、ハルベルトの襲名を狙う |
骨組みの花の襲撃、融血呪の発動。メートリアン、アズーリアを守るために動く。アズーリアたちは逃走 |
メートリアン、骨組みの花を飲み込んで再登場 アズーリア、メートリアン/ミルーニャを解体して語り直して、愛を証明する ペレケテンヌル負傷 |
過去イベント |
アズーリア、知らず憑依転生を否定する言葉を吐き、妹である転生者ビーチェに呪いを与える |
ビーチェが古代の魂を受け入れどこかへ消え去る |
アズーリア、喋れなくなる |
登場人物 | ||
アズーリア | 主人公 | 小さくて素敵な、ミルーニャの勇者様。謎の触手生物。自分の名前がよくわからない。 空の青さの理由を探している。 |
ハルベルト | ヒロイン | 美少女。末妹候補。異端審問官。師匠。 梔子を振りまいてアピールしつづけたが、アズーリアにはいまいち伝わらなかった。 このセクションではだいたいずっと嫉妬していた娘。 |
ミルーニャ | ヒロイン兼ボス | 打算的ぶりっ子。マゾ。白のメートリアン。運命への抵抗者。 二股DV父が大嫌いだった。 亡き父の三本足として、多少の再生能力を持つ。 |
メイファーラ | 仲間 | 天然っぽくあざとい。武術家。天眼によって過去を見通す。 |
プリエステラ | 仲間 | ティリビナ人の巫女。イキューは父の仇。 |
ベアトリーチェ | ヒロイン | アズーリアの妹。ビーチェ。優しく賢い憑依転生者。 アズーリアの言葉により憑依を気に病んで、最終的に体を投げ出した。 |
イベント | |||
どうして空は青いの? | 骨組みの花 | ティリビナ護送計画 | ドラトリア |
ガルズ、時の尖塔を爆破、群青司教殺害。 ガルズ、犯行声明を出す。 13人の殺害予告名簿には歌姫Spearとアズーリアが含まれる | パレルノ山の滅びにあたり、ティリビナの民の護送を計画 | ||
チョコレートリリー結成 歌姫Spearにサインを貰う | 名簿に載った神官が殺害されていく | 痕跡神話のサリアに護送の協力を依頼 | |
【死の囀り】によって全滅 | ティリビナの民の護送開始。 【死の囀り】と【白焔】によって全滅。 | ||
ここから時を少し遡りループ開始 | |||
アズーリア、未来回想をコピーして失敗のたびに過去へ情報送信。 増え続ける未来情報に発狂寸前となる。 | 全滅 | 全滅 | |
アズーリア、サリアの時間遡行をコピー。ループに参戦。 | 全滅 | 全滅 | |
アズーリア、ループの中で階梯を駆け上る。 フィリスの侵食とマロゾロンドの巫女適正上昇はリセットされない。 | 全滅 | 全滅 | |
ループここまで | |||
触手の怪物としての本性を全開。 ドン引きされる。 | ガルズとマリー、アズーリアたちに拘束される。 【死の囀り】との戦闘に協力する | アズ、ハル、リーナ、サリアが残り、ティリビナの民たちを先に逃がす。 アズーリアが【死の囀り】を解体し、サリアが【白焔】を破砕。 | |
うねうねが止まらない | 【白焔】によって老成した【蛇の王】による襲撃。 ティリビナの民たちは逃がせたがチョコレートリリー瀕死、 サリアが救出に向かう。 | ||
知能無き疑似細菌として解体され、アズーリア死亡 | サリアがいない隙に拘束を解除、アズーリアの存在を解体する | ||
マロゾロンド、巫女アズーリアに降臨しようとする サリア、アズーリアの内面世界に飛び込みマロゾロンドと戦闘開始 | サリア、ガルズをバラバラ死体にする マリー逃走 | ||
ハルベルト、アズーリアを救うため黒血呪を発動 | ドラトリアの姉妹、ハルベルトから黒血呪の発動を知らされる 黒血呪の代価として、言災がドラトリアで発生 | ||
アズーリアの容態安定するが、 マロゾロンドの妨害により自我はまだ戻らない | |||
黒百合の子供たち、フィリスの封印を解く、昔語りを毎夜行う サリア、アズーリアの内面世界で戦闘継続 | 殺害は予定通りに実行され続ける | 開いた席に滑り込む形で、 ドラトリア姉妹は葬送式典へ参加を決定 | |
ハルベルト、アズーリアの内面世界に突入 ヴァージリアとアズーリア、「ハルベルト」の名前を共有 アズーリアの自我が安定する |
- アズーリア
- 「号は澄明、性は摸倣、その起源は幻獣」
「キュトスの姉妹の七十一番、未知なる末妹ハルベルトの使い魔にして一番弟子! 私の名は、永続者アズーリア・ヘレゼクシュ!」 - ハルベルト
- 初めて歌を聞かせた人はアズーリア。初めて聞いた声はアズーリア。初めて名前を呼びあった人はアズーリア。初めて一緒に歌った人はアズーリア。初めてファンレターを書いてくれた人はアズーリア。初めてキスをした人はアズーリア。
- ミルーニャ
- ハルベルトと正反対の白であり杖であるから、サイバーカラテに言理の妖精公開にと要所要所で活躍。三章前半と合わせるとアズーリアの二大ヒロインの一人といっていいはず。リーナに対して複雑すぎる感情抱いているが、いざという時にはしっかりお姉ちゃんであった。メイファーラより派閥関係が込み入ってるが、実利を追求した結果なので特に困ってはいない。
- メイファーラ
- あざとい癒し枠。でも実はフィリスを使いこなすために絶対に必要な過去を見通す瞳、その為に生まれたんだって。そしてトライデントの最重要細胞にして真なる第九魔将であるところのカーインの幼馴染。地獄の魔元帥と店員さんに槍神教の聖女の幼馴染でもある。勢力入り乱れてて何がなんだかよくわからないが、本人が一番よくわからなくなってるし一番困っている。
- リーナ
- アズーリアの名前を見つけたりアキラへの手紙を促したり、結構重要な転機に位置している。ガルズとの関係も含めて三章のもうひとつのメイン軸。空使いだからかな。葬送式典において、クロウサーの親族たちに最終決戦的使い魔ノリで力を託され空使いとして覚醒し、当主に劇的就任した。"空使い覚醒"="クロウサーに心身の支配権を奪われること"であり、リーナは無意識に拒んでアホやっていたが、今回決壊した。
- リールエルバ
- 裸の人。死人の森の断章にとても詳しい。吸血鬼化によって敵性ゾンビ化を阻止、断章を奪って味方のゾンビ勢力用意、エスフェイルの世界アップデートの停止、アズ&ニアと協力しての御霊送りで葬送式典を締めくくるなど振り返ってみると異常に活躍している。
- セリアック=ニア
- リールエルバの妹。猫。恩師であるディスペータの仇としてアズーリアを滅茶苦茶嫌ってる。リーナとは滅茶苦茶仲が良く普通に談笑するし、婚約者っぽくなってたことも。リーナ&リールエルバと力あわせてヲルヲーラに立ち向かったり、アズ&リールエルバと力合わせてすべての死者を霊界に還したりした。仲が悪くても幼馴染でチョコレートリリー。
- プリエステラ
- 恋も確執も裏もないまっとうな友人なのだが、本人も民族が綱渡り。三章における原動力。イキューはプリエステラの父の仇であり、アズーリアのループ&霊格上昇はプリエステラの運命に立ち向かうためだった。プリエステラは天地を引き裂く災厄の鍵であり、共生と平和の鍵でもあるのだとか。死ぬよりつらい運命らしいぞ。
キーワードごとのまとめ
死人の森の断章
一章でアズーリアに託された魔導書。言語支配者ディスマーテル・ウィクトーリアの綴った、再生者の神ハザーリャの秘宝。
ミルーニャは父の遺品として、ガルズは死霊術師の秘宝としてこれを求めた。
リールエルバも断章を求めたが、その理由は真実をゆらいだままにするために伏せられた。
- 以下、断章にフォーカスした時系列
- アズーリアが、ミルーニャに断章に記録された父の遺言を伝える
- アズーリアが、ミルーニャに断章を託す
- ガルズが、アズーリアから断章を奪い取る
- ガルズが、断章に載ったエスフェイル戦の物語を読み解き、【静謐】でアズーリアを解体する
- マリーが、ガルズの首と断章を回収して逃亡
- ガルズが、クロウサー家当主を、断章に記録されたエスフェイルの道連れ呪術で呪殺
- ガルズが、十三階段の儀式によって、天の御殿のアクセス権限を奪取。12の魔将を復活させ、死人の軍勢を地上に溢れさせる。
- エスフェイルが断章を完全に掌握(ガルズの邪視と使い魔に加えて、エスフェイルの呪文と杖が必要だった)。
- リールエルバ、断章をエスフェイルから奪い取る。
- 断章そのものとなっていたエスフェイル、世界の更新を始める。底なる古き神ハザーリャと頂なる古き神エクリーオベレッカ顕現。天獄と地獄・生と死が一体化し、この世の全ての死者が再生者となり始めた。
- リールエルバが、断章の力で味方となる死人の軍勢を復活させる。
- リールエルバが、世界の更新を取り消す。
最終的に物理的断章の所有者はミルーニャ。
断章の権限はミルーニャとアズーリアとリールエルバで分け持つことになった。
クロウサーに関係する要人を狙った儀式殺人。殺害方法は体内からの骨の槍。
葬送式典までの13日間で、13人の生贄を積み重ねることを予告した。
その名簿の中には、歌姫Spearとアズーリアの名が含まれていた。
生贄 | |
群青司祭/ユネクティア | 最初の犠牲者にして黒幕。四体に分裂したあと、三体が一人として生贄として捧げられ、一体は逃亡した。魔将側に分裂していた個体が天の御殿に登録されていたので、分裂体であっても死んでることには変わりがないのだろう |
アズーリア | パレルノ山で存在を解体される。思い出の仮想使い魔として編み直されるが、一度死んだので生贄としてカウント |
モブ高位司祭など | 九人殺害される |
歌姫Spear | 12日目のリハーサルで殺害、されたと見せかけてアズと入れ替わることで回避。しかし、パレルノ山で倒した歌姫カタルマリーナの過去が代わりに生贄としてカウント |
サイリウス | ガルズの道連れ呪術によって殺害される。霞を食べて生きているので、骨の槍で殺すことはできなかった。 |
今回の殺人事件の鍵は食卓であった。
食用奉仕種族の神であるユネクティアが黒幕であったのだから、食用奉仕種族という法的死体による殺害だったのではないだろうか。
あとサイリウスが道連れ呪術であっさり死んでしまったが、クロウサーの始祖が糸を引いていたのかもしれない。
言理の妖精/エル・ア・フィリス
- 第一魔将。無彩色の腕。ことばの義肢。起句だけの空っぽの呪文。
- アズーリアとフィリスは切り離せないほど同化している
- 言理の妖精はチョコレートリリーの共有の神秘から、誰もが使える呪術基盤となった
- メイファーラはアズーリアのための瞳。再解釈するための過去を見通す天眼
- 以下、フィリスにフォーカスした時系列
- 【脳】のルーシメア、メイファーラにフィリスをアズの元へ運ばせる
- フィリス、メイファーラの色である灰(過去)に染められる
- メイファーラ、フィリスを黒百合宮で解放
- フィリス、アズーリアに取り憑く。ちょうどリーナによって、マリー・スーがアズーリアの名を手に入れた時
- フィリスinアズーリア、暴れる。ディスペータを子供にして過去へ追放
- アズーリア、フィリスを抑えハルベルトの呪いを祝福する。
- ハルベルトとアズーリア、初めて互いの名を呼び合う。互いの強固な認識がフィリスを抑えこむ。
ただしフィリスはアズーリアと完全に同化して切り離せなくなっていた。 - フィリス、チョコレートリリーの玩具になる
- アズーリアへのフィリスの侵食を抑えるため、フィリスをチョコレートリリーみんなで共有。またそれぞれの黒百合宮の記憶を封印。アズーリアにはフィリスを縛る金鎖も。
- アズーリア、パレルノ山ループでフィリスの侵食率を高めすぎる。アズーリア死す。
- チョコレートリリー、フィリス(≒アズ)を共有していたことを利用して、共有仮想使い魔『アズーリア』を詠唱する。
- アズーリア、過去の頌歌とメイファーラを参照する天眼透徹によって哲学的ゾンビ・ティリビナ人・吸血鬼・食用奉仕種族を人にする。
呪文の骨子は【哲学的ゾンビ】【色無しマリー】【骨組みの花】。
『人に魂がない』『哲学的ゾンビに魂がある』という破綻した認識と経験をぶち込んで、色々あやふやにした。 - アズーリア、ヲルヲーラの侵略に立ち向かう。フィリスによるアズーリアと世界への侵食が限界的に
- ミルーニャ、言理の妖精をオープンソース化。フィリスが人類を侵食するが、同時に零落して無害化。
- アズーリア、神秘を失って消滅しかけるが、無数の呪文とサイバーカラテを取り込んで存在を保つ。
『言理の妖精語りて曰く、』は起句だけの空っぽの呪文であり、それ自体に神秘はなく、神秘がないままに呪文として成立する。
誰かがその先を紡ぐことで神秘が編まれるのである。
- カタルマリーナ、歌姫として名を博す
- カタルマリーナ、パレルノ山六千人殺しの件で死の囀りとして呪われる
- (大断絶)
- ヴァージリア、誕生する。母とその師であるカタルマリーナに呪われる。聴力を失う。女神にならなければ死ぬ。
- ヴァージリア、初めて歌声を聞かれてしまう。マリー(=アズ)と夢を語り合い、歌姫を志す。
- ディスペータが失われた。彩石の儀を勝ち抜いたサンズが第五位に。旧ディスペータ派をカタルマリーナがまとめる。
- ヴァージリア、歌姫カタルマリーナとしてデビュー。鳴かず飛ばず。
- ヴァージリア、アクスとしてとある企業のバックアップを受けて再デビュー。「ぴょんぴょーん☆」が辛くて逃げ出す。
- ヴァージリア、歌姫Spearとしてネットアイドルデビュー。
- 歌姫Spear、初めてのファンレターを受け取る。梔子が添えられた手紙。
- 歌姫Spear、クロウサーの全面バックアップを得る。世界に羽ばたき出す。サイリウスがファンだから?
- 【死の囀り】カタルマリーナ、迷宮パレルノ山にドロップ。アズーリアたちによって討伐される。
- 歌姫Spear、葬送式典のリハーサルで殺害される。
- 歌姫Spear、葬送式典当日に復活。ライブを行う。新曲の作詞は新進気鋭の英雄アズーリア。サイバーカラテとコラボ。
【死の囀り】という呪いを打ち砕き、カタルマリーナの声を取り戻す。
過去の頌歌を世界に響かせ、英雄になる。
- アズーリアとシナモリアキラ、エスフェイルを討伐する
- ガルズ率いる『骨組みの花』、第六階層に壊滅。マリーは精神的自殺によって哲学的ゾンビに。
アズーリアが英雄になったため、地上の勢力バランスが崩壊、英雄ガルズにさせるべく無理矢理第六階層に追い立てられた。 - アズーリア、エスフェイルを倒した新しき英雄として喧伝される。
当初は獄中の人だったが、第五階層が混沌になったため。 - 堕ちた英雄キロンvs異界の英雄シナモリアキラ
スポンサーはクロウサー。脚本はアズーリア。歌姫Spearとのコラボイベント。
キロンの治癒能力が製薬会社などに疎まれたことで成立した。 - 歌姫Spearとアズーリア、英雄になれなかった男ガルズと復活魔将たちの討伐で英雄としての名を高める
- アズーリアの妹ベアトリーチェが、氷に封印された魔元帥セレクティフィレクティと融合。故郷を壊滅させて地獄に去る。
- 第九魔将メイファーラ、フィリスを身に隠して星見の塔に潜入
- メイファーラ、第一魔将フィリスを解放。フィリスはアズーリアに寄生して暴れまわったのち、ハルアズの愛と歌で抑えられる。
- 氷の魔女を適度に追い詰めて氷血呪を使わせようと、魔将たち逐次投入される。五人を残して壊滅。
- エスフェイル、シナモリアキラとアズーリアに討ち取られる。
- 第十七魔将ガドールと第十八魔将マーネロア、葬送式典の日に第四階層に攻め入る。
- ガルズによって、12人の魔将が蘇る
- エスフェイル、再び討ち取られた魔将たちの力を受け継ぎ、断章の力で世界の更新を始める
- エスフェイル、次元侵略者ヲルヲーラに立ち向かい全ての力を失う
- エスフェイル、アズーリアに再び討ち取られる
四章
四章ってどんな話?(自分の解釈をテキトーにぶつけよう)
- 失われたサイバーカラテがサイバーカラテによってサイバーカラテになる話*1
- つまるところ、これは恋の物語なんですよ
- 一人の少女が、たった一つだけと定めた大切なものを再び手に入れるまでの話
- 銀の森の少女、失敗したコルセスカの未来の姿である彼女が、長い戦いを経てシナモリアキラと一つになるまで(でもキスは頬にだけ)の話
- アキラくんが、またしても熱烈ストーカー魔女にくっかれてしまい、自分のことしか考えないヤンデレ彼女の対処に悩むようになった話(わりといつもどおり)
- 生まれたばかりの王国―ガロアンディアンが権威を確立していく話
- トリシューラが、古代の王国「死人の森」からある程度権威を引き継いで、その立場をやや安定させた(借金も出来た)話
- シナモリアキラの定義がぶれぶれになる話
- シナモリアキラがすべてを失い、失いきったままアクションする話
- 役と役者の話であり、演じること、すなわち振る舞いの話でもある
- シナモリアキラとアリュージョニストの定義がまた拡張され、アキラくんが、第五階層の未来を自分のことのように考えるまでになる話
- 星見の塔トーナメント
- 様々な敵や災厄に対処していったら、いつの間にかルウテト(現在はディスペータ)とラクルラールの姉妹ケンカに第五階層(アキラくん)が巻き込まれている構図が残った話
引用
「そんな馬鹿な――シナモリアキラが多すぎる!」
各パートのまとめ
死人の森の断章編
「ゲームをしましょう、アキラ。とある呪術儀式、その作法に則って、アキラの苦痛は私が責任を持って取り除く。ゲームの名前は、呪術儀式を参照して――そうですね、【星見の塔トーナメント】というのはいかがでしょうか」
幻想再帰のアリュージョニスト、前回までは!
転生者シナモリ・アキラはきぐるみの魔女トリシューラの使い魔である。アンドロイドであるトリシューラの存在級位を高め、最後の女神である【未知なる末妹】に至る為、二人は世界を貫く槍の中心で建国を行う。トリシューラを女王として戴く王国の名はガロアンディアン。足場を固め、仲間を増やしていく二人。そんな主従の前に四英雄の一人グレンデルヒ=ライニンサルが率いる【変異の三手】と古代王朝【死人の森】が立ち塞がる。次々と襲い来る刺客を退ける二人だったが、折悪しくトリシューラは言語魔術師試験のため単身月へと向かうことに。離ればなれになった二人はそれぞれ危機に陥る。どうにか強敵を退けたアキラだったが、一方でトリシューラは囚われの身となってしまう。その事実を知る者は誰もおらず、【変異の三手】は不気味に地下で胎動し、総攻撃の機を窺っていた。
- 前章から3カ月
- 勢力
ガロアンディアン トリシューラの王国。未だ王権が安定しない。 変異の三手 四英雄グレンデルヒ率いる探索者集団。 死人の森 古代王朝。現在はグレンデルヒに隷属している。
- ダモクレスの剣
正統な王を定め、僭主を殺める大規模呪術儀式。僭主の王国に滅びをもたらす。
シナモリアキラは女装して娼館に潜入し、コルセスカと徹夜でエロゲをしたために風邪を引いてしまう。コルセスカはアキラの快復を願って【星見の塔トーナメント】が開催するが、戦いの中でシナモリアキラとコルセスカは存在そのものを【変異の三手】に乗っ取られてしまう。
現在のすべてを奪われたシナモリアキラたちは、手付かずの遥か過去に活路を見出し、演劇によって過去干渉を始める。
その狙いは、勝利のための伏線を後付けすることであった。
「私は、幸せで蕩けるような恋の話がしたいです。偶然出会った二人は旅をして、恋に落ちて、別れ際に約束を交わすの。私たちはそれぞれ帰るべき王国があるけれど、大人になったらまた出会って、きっと結婚しようって」
- 劇のストーリー上の目的
- アキラの罪の清算
- 過去のヒュールサスを救う
1、まず盟約のある六王国を救う
2、ついでにジャッフハリムの勢力を削ぐ
- ルール
- 演劇闘争の勝者は死人の森の王国の力を得る。王国の力=断章=六王。
- なんとなく物語風のストーリーを展開して順に畳む
- 第五階層に戻ったとき整合性が取れてないと困る
- 各陣営の目的
シナモリアキラ 六王国に未来での同盟を取り付ける。トリシューラとコルセスカと自分自身を奪い返す 死人の森の女王 シナモリアキラの保護。六王を配下として取り戻すこと グレンデルヒ 六王の思想をマッチョ化 ゾーイ 不正転生したシナモリアキラの回収 ヴィヴィ=イヴロス 死人の森の女王に協力 ラクルラール なんだっけ、たぶんトリシューラいじめ
- 劇のあらすじ
- 主人公は、冥道の少女と自らの罪である屍狼に出会う。
- 罰神ティアードゥ登場。罪人たる主人公の命数を定める。
同時に浄罪の道を示す。その鍵、屍狼を救う術はヒュールサスのもとにあるらしい。 - 死と演劇の神ハザーリャは狂い零落し、王国ヒュールサスは滅びの最中にあった。
いにしえの盟約の六王国もすでに滅び、救いを求めることは出来ない。
主人公と少女は、演劇によってハザーリャを慰め、六王国を再演によって救うことを決めた。 - 演劇の中で主人公と少女は、王権と死と恋を知っていく。そして六王と救済の約束をした。
- 少女の救済とは滅びの回避でも心の慰めでもない。滅びを認めた後の再生者としての繁栄である。
ヒュールサスに六王国は蘇り、ハザーリャは弑され、王国は救われた。
少女は死を統べる女王として戴冠する。 - 罰神ティアードゥ登場と同時に死亡。いまや少女こそが死と法を司る神である。
主人公は少女によって赦され、裁かれる。主人公と屍狼は、死によって救われていた。
主人公は少女の庇護のもと、屍狼と話し合っていくことを決めた。 - 主人公と少女は約束をした。再び出会うことを。幸せな結婚をすることを。
一行は六王を巡って演劇闘争を繰り広げたが、この再演の旅路そのものが
シナモリアキラ=サイバーカラテを世界に定着させる儀式だった。
そして、聖婚したコルセスカ(操作キャラ:シナモリアキラ)は並み居るプレイヤーを打ち倒し、TCGに見事優勝する。
今日もまた、サイバーカラテの他流派試合の勝率が上昇するのだった。
シナモリ・アキラ | サイバーカラテの紀人になる。カイン(骨狼)と和解する。グレンデルヒとゾーイに勝利し、TCGに優勝する 再生者になりカインと対話し続けるってルウテトと決めたけど、アズーリアにカインの思い出話しようと誘われたのでキャンセル。 |
コルセスカ | 自分を肯定する。邪視の奥義―浄界を会得。シナモリ・アキラと聖婚する |
トリシューラ | アズーリアに助けられる。死人の森の女王と同盟する |
ルウテト | あとちょっとのところでシナモリアキラに逃げられる。変異の三手から抜け出す。トリシューラと同盟する。 |
グレンデルヒ | キャラクターであることを暴かれる。敗北する。シナモリアキラとして雇われる |
ゾーイ? | 敗北する。気持ち良い戦いに満足する。シナモリアキラの死体を貰って任務達成。サイバーカラテユーザーになる |
六王 | 死人の森の女王の元に集う。サイバーカラテの起源になる |
内的闘争編
「では――ゲームが成立したと見てよろしいですね?」
静かに、氷のような穏やかさでコルセスカが呟く。
振り向くと、氷の目に輝きを湛えた冬の魔女は既に世界の改変を完了させていた。
イアテムとミヒトネッセにより男根城が屹立し、六王はクレイの親権で揉めだし、第五階層は欲望と暴力の渦巻く乱世と化した。舞台はこの乱世を【コキュートス】によってゲーム化した第五階層。キーアイテムは死人の森の断章。断章をコンプリートし王権を確立することでゲームクリアとなる。
断章を全て集めたのはリールエルバ=カーティス、新たなる死人の森の女王として戴冠し、運命に追い詰められたことでニアとの心中を図る。しかし、ニア可愛い。ニアは運命の糸をたぐって真なるプレイヤーであるブウテトを打倒し、二人のハッピーエンドで幕を下ろす。
キーアイテムとも役とも舞台とも成り果てたシナモリアキラは、罪を失い宝石を受け取って、次なる舞台へと赴くのだった。
名前 | |
リールエルバ | ドラトリアの王。隔離という聖性を保つためのクローン、カーティスそのものとして王権を持つ。 |
セリアック=ニア | ドラトリアの王に突きつけられる法の剣。 |
リーナ | クロウサーの王。現代社会の頂点に君臨する王 |
オルヴァ | カシュラム最後の王。人類史のいついかなるときにも滅べる |
ハルベルト | 太陰の姫。ヴァージルと同じ名前を持っていた |
アレッテ | ガロアンディアンの姫であり、ラフディの権威の源 |
トリシューラ | 新生ガロアンディアンの女王。血統ではなくコンセプトの継承 |
クレイ | 冥府の王子。法の剣。クレイ自身が王権を持つというより、冥府の王権者の子であるという形式が強い。トロフィーのひとつ。 |
ルウテト | 冥府の女王。この王権を巡って争っている。 |
コルセスカ | 冥府の女王と同一人物 |
ミルーニャ | メクセトの末裔。断章【富】が外部性を司るためか六王とは別の権威。サイバーカラテもまた外部性を本質にするが関係あるだろうか |
- 時系列的まとめ
- リールエルバ誘拐(できたよファンクラブ!)
- セリアック=ニア惨殺(ちびニア化)
- イアテムの呪術によって第五階層の男性性が暴走をはじめていた
- ダモクレスの剣がブウテトに落ちたことにより、六王が死人の森の枷から解き放たれた。(このダモクレスの剣は、ミヒトネッセの盗んだルウテトの髪によって強化されている。)
- 六王が海の民らの体を奪って憑依転生。(対象はミヒトネッセが性交済み)
- ヴァージルが政府系ちびシューラをハッキング。ガロアンディアン王国の体制が崩壊。(言語魔術師試験の際に、トリシューラに化けたアレッテが王権保持者としての権能によって冥道の封印を解いていた。)
- 第五階層の王権を巡って争いが勃発。コルセスカが淨界コキュートスによってゲームとして整える。
- 曰く、これは魔女たちのゲームである。スタート当初の指し手は『二人』
- 指し手の二人はルウテトとラクルラールだろうか?それらしく描写されたのはヴァージルとオルヴァではあるが、魔女たちのゲームとあるので違う。ミヒトネッセがクレイの「俺は人形ではない」発言にキレたのも、トライデントの駒―コルセスカの駒という同じ立場なことを自覚してないのかテメーということではないか。
- 概要
- カシュラム王国滅亡!ラフディ王国滅亡!新旧ガロアンディアン簒奪!
- ラフディとガロアンディアンの王権を携えて、アルト=イヴニル君臨だ!
- シナモリアキラにマラードが加入しました。
- 詳細
- アレッテは二人いる。太陰でミルーニャと戦うものと、第五階層でオルヴァを滅ぼしマラードに取り行ったもの。
- ラフディーボール開催。このときパーンは中立。アルトは好意的中立。
- トリシューラはラフディボールに勝利した。しかし、アレッテの【扇動】と【騒乱】によってラフディとガロアンディアンの民の間で敵意は際限無く高まり、争いが始まる。
- それはそれとして、メタ空間であれこれやってた四番目のラクルラール、パーンに殴られる。
- トリシューラとミルーニャたちがアレッテを追いかける過程で合流。アレッテと対峙する。
- アルトはアレッテを追い、塔の最上階にたどり着き、しかしアレッテに敗北し存在を奪われる。
- 虐殺の業と暴力の連鎖に世界が震えた。言震の予兆である。
- 人形であるマラード、アレッテの【地位】の断章をもって【王殺し】を実行。主であるルバーブから【愛情】の断章を奪う。蓄えた力を制御できず、マラードは呪術竜としての本性を顕にした。また、愛を失ったルバーブは滅びた。
- ミルーニャとリーナとトリシューラが、断章によってルバーブを語り直す。ルバーブはシナモリアキラとして新生した。
- アレッテとルバーブのライムバトル。ルバーブのリリックがマラードに届く。そうして、ダモクレスの剣が落ちラフディ王国が滅んだ。
- アレッテがマラードと強制聖婚。アルト=イヴニルとなる。
- 言震の予兆にキレたヴァージルが乱入。アルト=イヴニルと激突する。
- トリシューラ陣営撤退。名前を失った元アルトを拾う。
- 概要
- ヴァージル王権粉砕。パーン存在吸収(変わり身)。骨剣クレイ奪取。何度目だカシュラム滅亡。
- アルト=イヴニルは最後の六王カーティスを奪いに、地下迷宮へ。
- シナモリアキラとは何か?シナモリアキラでないもの。シナモリアキラとなる運動。そのオートポイエーシスがシナモリアキラの輪郭を浮かび上がらせる。
- チャート
- 12人のシナモリアキラ-チャート
- 詳細
- アルトイヴニルのガロアンディアンが正統となり、トリシューラ反政府勢力に転落。
- シナモリアキラの名が高まり、あやかって自称するもの急増。おりよく墓標船(異界データ)が漂着し、『シナモリアキラ』たちによる『本物としての確信』と『異界の情報』の奪い合い勃発。
- シナモリアキラの魂、イェレイドと駆け落ち。
- 各勢力と各シナモリアキラが結びつく。
- レオが可愛らしさの暴力でシナモリアキラをおさめる。
- トリシューラがミヒトネッセに、コルセスカの雪華掌の一つ『氷球』を渡す。紀人のうねりからは逃れられないとか。
- 魔将ガドールがレオの命を狙う。また、アルマから雪華掌の一つ『氷燭』を奪い取る。
- ヴァージル、少年期のオルヴァを手に入れるが、ダモクレスの剣を落とされ王権消失。レミルスらと落ち延びる。
- パーン、ヴァージルの幼術によって幼児化。氷結呪によって融血呪に対抗。アレッテに存在を吸収されたのは身代わり。ミシャルヒと共に落ち延びる。
- アレッテ曰く、「退場しろ陽根の担い手ども。既にクレイはお前たちの呪力を『覚えた』――三手の副肢を 削ぎ落とし、主肢に全ての力を注ぐ時だ」
- オルヴァ、シナモリアキラの前世と入れ替わろうと画策するが、シナモリアキラの前世が美少女化したため失敗。都合よく使える前世として落ちぶれる。
- シナモリアキラ、オルヴァの前世介入を通して、転生者としての自分を再確認し猫性を強める。また、ふらふら二股するのが自分だということを再確信した。
- 概要
- アレッテがうっかりシナモリアキラに。リールエルバとひどく共感、聖婚までいく。
- リールエルバ、シナモリアキラを寝取って死人の森の女王となる。
- クレイ、アイドル界の頂点に立つ。即座に、ゼドがクレイから王国の剣を略奪。そこへミヒトネッセがゼドを騙し打ち。
- 詳細
- パンデミックを食い止めるため、地下迷宮にトリシューラたちは突入。
- 大変! ここで地下アイドルランクを上げないとこれより先のフロアには進めないみたい!
- クレイ、【生存】の断章とともに打ち捨てられる
- ミルーニャ、クレイとのアイドルバトルに敗北。しかし、炎冠ヒュドラボルテージを手にし、あるけみ☆アイドル★メートリアンとして覚醒。
- リールエルバとシナモリアキラがボーイミーツガール
- アマランサス、夢の世界でラクルラール打倒の協力を申し込む。
- クレイ、振られる。が、試練を乗り越え、ファウナに弟子入り。
- リールエルバとシナモリアキラ、奈落の底で死人の森の女王(蝿たかる豚の生首)と再会する。
- シナモリアキラ、アマランサス率いるSNA333を打倒。アマランサスをシナモリアキラ化。
- クレイ、師ファウナの死を乗り越え、黄金のコーデをまといミヒトネッセを打倒。トップアイドルとなる。
- ゼド、クレイの右腕すなわち王国の剣を略奪。
- リールエルバ、下方勢力につくことを決める。シナモリアキラ(アレッテ)と聖婚する。カーティスとして覚醒する。紀竜レーレンタークを召喚する。パンデミックを始める。
- コルセスカ、アイドルデビュー。
- ゼド、クレイとの略奪婚を完遂しようとするが、ミヒトネッセが入れ替わっていた。ミヒトネッセ、ゼドを手に入れる。
- 打ち捨てられたクレイ、プーハニアに拾われる。
- 概要
- お姉さま方による長々しい講義。テーマは「罪と運命」
- そんなことよりアイドルだ!うちの妹が宇宙一可愛い件について!
- 罪がそんなことでしかないなら赦しもいらんよね、ということでトバルカインにさようなら
- 第五階層のシナモリアキラ
- 詳細
- リールエルバ、第五階層を死人の森=ドラトリアとして上書きを始める
- シナモリアキラのNTRシーン
- トリシューラたちにカーインとイツノが合流し、大病院に撤退&籠城
- リールエルバ、無数の使い魔で侵攻。オルヴァ、拡散し探索者たちをカシュラムに染めて対抗
- シナモリアキラ、12人の病気持ちとして拡散
- コルセスカ、アルマの狂気を吸って再起動させる
- イツノ、マラコーダの正体をラクルラールの第一位であると明かす
- トリシューラ陣営の方針決定。コルセスカは鉄のスリッパで夢世界に突入しライブ、カーインがアキラの穢れを除去、トリシューラが魔竜と対決。
- トリシューラ、非戦闘員を第六階層に送る。人道支援の名目があるとき、イェレイドは派閥争いの外で安全だとか。
- カーイン、黄火疫との闘いを楽しむ
- ゼド盗賊団を率いるミヒトネッセと、チョコリリ空組が対魔竜戦に合流。対魔竜用の決戦兵装『鉄のスリッパ』をミヒトネッセがくすねる。
- コルセスカ、夢世界でSNA333とライブバトル開始
- ミヒトネッセ、ツインテールにニアを狙わせる
- 言理の妖精語りて曰く、『お腹ゴロゴロ村のゲリ便ブリブリ太郎』!
- イツノ、マラコーダを偏見の呪いから救う
- リールエルバ、シナモリアキラたちを『隔離されたもの』として惨めに敗北させることで、トリシューラに虐殺者を再演させる
- アズーリア(猫耳少年)とニアの会話の回想、その続きとしての夢
- 最強の吸血鬼狩りニアが、シナモリアキラ(凶作、頭痛、ヘレゼクシュ風邪)を打倒
- アキラくんがいないトリシューラ、迷い停滞する
- ミヒトネッセ=ゼドが差別を煽る、ニアを誤射と思わせて攻撃
- カーイン、強敵を前にした共闘の楽しさに絡めとられる
- コルセスカ、鉄のスリッパを投げつけ、 現実から醒めろと夢から叫ぶ(くるみ割り人形からの引喩)
- 一緒にアイドルマキアを戦ったコーデと絆は、アイドルを裏切らないとかそんな展開
- トリシューラ、ダモクレスの剣を砕いて踏み出す。
- コルセスカとリールエルバのアイドルバトル佳境
- 調子を取り戻したトリシューラ、鮮血呪を剣に変えて悪い魔女として無双する
- 魔竜の本体は過去にある。魔竜は共同幻想。魔竜とは罪である。
- カーイン、実のところレオのことよくわからない
- カーイン、シナモリアキラの競落秘孔を突く
- ニアとリールエルバのバトル。二人とも打たれ弱い
- 空組のライブ。カーティスを打ち倒す過去遡航。因縁から解き離れた楽しいだけのニアの歌。
- 『私の妹は世界一可愛い』
- コルセスカとトリシューラ聖婚。三人でステージに立つ。
- 都市「シナモリアキラ」
- トリシューラ、鮮血呪によって聖俗を罪を零落させる。舞台としてファッションとして。
- 罪の価値を失ったシナモリアキラから、ミヒトネッセ=ゼドがトバルカインを奪い取る
- 猫パンチ!
- ニア、ディスペータの豚の生首を砕く。姉さまはそう思ってると、リールエルバを決めつける
- シナモリアキラ、ニアから宝石を託され、青い糸との闘いに出向く
- 勢力毎のまとめ
- 第一断章【尊敬】が初期アイテム
- リールエルバを助けにスキリシアへ
- 聖マローズ教団から分裂した絶対美少女吸血姫神リールエルバ様教団に釣られる
- サリアによって人類史に打ち込まれ、追放。【尊敬】はどこぞの暗闇で蠢く
- 白骨迷宮から怪しく瘴気を漂わせる。白骨迷宮が地下アイドル界になる。
- リールエルバ、シナモリアキラっぽい人と逃避行する
- リールエルバとアルト・イヴニル、カーティスとして目覚める。
リールエルバ、全ての断章を手に入れる。
リールエルバ、第七紀竜の巫女として下側の勢力に付く。
リールエルバ、死人の森の女王を模倣し、アルト・イヴニルはシナモリアキラを模倣。
リールエルバ、第七紀竜を呼び出し、シナモリアキラを自分のものにする。 - リールエルバ、六王(シナモリアキラ)を支配下におき、死人の森の女王として戴冠を宣言。王権を巡る戦いに勝利する。
- 第四断章【健康】が初期アイテム
- 男根城へ乗り込みラクルラールを支配
- 猟犬はヴァージル勢力に。中傷者捕縛する。
- 官庁シューラをクラックしてワルシューラに
- アレッテと戦争
- 天狗を送り込み、オルヴァとゲーム
- パーンと闘争しているところをアレッテに襲われる
- アレッテに【健康】を奪われゲームオーバー
- 猟犬とともに逃走
- 第五断章【道徳】が初期アイテム
- 竜騎士団を率いてトリシューラに加勢。ラフディに攻め込む。
- アレッテの【忘却】によって、アルトは『 』になる
- アレッテに【道徳】を奪われゲームオーバー
- 元アルトな『 』はレオに絆され、トリシューラの影響下へ
- 初期アイテムなし
- 後ろ髪のラクルラールがコルセスカとクレイを誘拐。【生存】を奪う。
- 男根のイアテム、男根城ファルス建設
- 後ろ髪のラクルラールとイアテム、ヴァージルの支配下に
- 襟足のラクルラールが、アルマを洗脳してトリシューラへぶつけるが、即退場
- アレッテがオルヴァを撃破。【地位】を奪う。
- アレッテがアルトを撃破。【道徳】を奪う。
- アレッテがマラードを口説くも振られる。聖婚して【愛情】を奪う。第九紀竜アルト・イヴニルになる
- 前髪のラクルラール、パーンに敗北
- ミヒトネッセ、トリシューラから氷球を渡される
- アルト・イヴニル、漁夫の利でパーンとヴァージルを撃破。【技能】と【健康】の断章を奪う。
- アルト・イヴニル、海の民を虐殺。イアテムはアルト・イヴニルに挑む。
- アルト・イヴニル、クレイと【生存】を奪う。
- アルト・イヴニルは、リールエルバの原初の土とカーティスの【尊敬】を狙い、根の国を目指す。
- アルト・イヴニル、クレイと【生存】を迷宮に打ち捨てる。
- アレッテから分離したアマランサス、アマランサス・サナトロジーとしてアイドルデビュー。
- ミヒトネッセ、リールエルバに変身し、アイドルデビュー。
- アルト・イヴニル、自分を見失い、シナモリアキラとしてリールエルバとボーイミーツガールごっこを始める。
- ミヒトネッセ、クレイに敗北。
- アマランサス、SNA333に敗北。シナモリアキラになる。
- アルト・イヴニル、カーティスに取り込まれる。シナモリアキラとして、リールエルバの使い魔になる。
- ゼド、クレイから『王国の剣』を盗み取る
- ミヒトネッセ、クレイに化け、結婚によってゼドの力を奪う
- 魔竜に勝利するには、正体とその無敵性を暴くことが必要。
- 魔竜とは、過去から投げかけられる影、すなわち罪。過去の影だから攻撃は届かないし、被害者を傷めつけても罪は重くなるばかりである。
- コルセスカがスリッパを投げたのは、くるみ割り人形を引用して魔竜の正体を示唆するため。
- 過去と対峙しカーティス本体からの干渉を断つため、空組は再演による時空移動を狙う。
- 空組のみでは本来不可能だったが、第五階層の時空観が既にガバガバだった。
- なにより、ニアがただ一人に向けたアピールを、リールエルバが「可愛い」と思わないことこそありえなかった。
- トリシューラとリールエルバは王権をかけて戦っている。
- トリシューラには、邪視=王の器が必要。
- コルセスカにアウトソーシングしたいが、二人の媒介となるシナモリアキラが奪われている。
- 魔竜の因果を混乱させる能力によって、シナモリアキラはハックされていた。カーインが経絡秘孔を突いて治した。
- コルセスカとトリシューラの舞台によって、トリシューラはファッションリーダー=王として承認された。
- トリシューラの王としての対策
- 現実における脅威である不衛生さと病について
- 公衆衛生を整えた。また、サイボーグ化によって人体の弱さを克服。
- イメージにおける脅威である罪について
- 消し去ろうとすることもまた罪であるので、エンタメやファッションとして零落させて共存することにした。
- 夢と現実を継ぎ接ぎにして、虚構であることの特権性を奪った
- 問題は真に解決したわけではないが、『解決できないものは解決しない』。
- 現実における脅威である不衛生さと病について
- ニアとリールエルバ
- 罪は、人類にとって不可避の試練。でも猫に関係ないよね。にあー。
- ラクルラールの糸を利用し、リールエルバとニアを縛る運命に、ディスペータに爪を剥く。
- 「姉様はそう仰っています。セリアもそう思います」。ニアの理想を押し付けて、リールエルバを変えてしまう。
学園編
「蠱毒――いえ、星見の塔トーナメントと言った方がわかりやすいでしょうか」
いい? この再演劇のベースとなっているのは、基幹参照世界におけるソフォクレスの悲劇『アンティゴネ』。そこに『オイディプス』とかアイスキュロスの『テーバイ攻めの七将』の要素も混ざっているけど、あくまでメインは『アンティゴネ』だと思っていい。私はそう考えている。
これらの物語は予言された通りに宿命に弄ばれ、そうと知らずに父を殺し母と結婚したオイディプス王の悲劇を発端とする一連の破滅を描いている。
テーバイ王オイディプスが宿命によって王国を追放された後、その二人の息子たちは王位を巡って争うことになった。その結果、兄エテオクレスが勝利し、弟ポリュネイケスは国を追放されたけど、ポリュネイケスはアルゴス王アドラストスを頼り、異国の軍勢を率いて祖国テーバイに攻め入った。王位を勝ち取った兄と敗北して祖国を裏切った弟、二人は戦いの末に相打ちとなって共に命を落とす。
テーバイの新王となったのはオイディプスの叔父、宰相クレオン。彼は敵将と相打ちになった前王エテオクレスを手厚く葬らせたけど、異国の軍勢を引き入れた裏切り者ポリュネイケスを許さず、その埋葬を禁じて屍を野晒しにせよと厳命した。それに反発したのがオイディプスの娘にして相打ちになった王子たちの妹、テーバイの王女アンティゴネ。
彼女はつい最近まで追放された父オイディプスと共に放浪の旅をしていて、老いた父が亡くなったために祖国に戻ってきた。もともと情の深い王女だったのね。そして同時に、神々の定めた法を大切にする信仰心に篤い一面もあった。そんなアンティゴネにとってクレオンのお触れは到底容認できるものではなく、妹イスメネの制止にもかかわらず彼女は叛逆者ポリュネイケスを埋葬してしまう。
クレオンは法に背いたアンティゴネを裁き、地下牢に閉じ込める。アンティゴネはそこで首を括り、更にはアンティゴネの婚約者にしてクレオンの息子であった王子ハイモンもまた恋人の後を追って自刃する。息子の死を嘆いたクレオンの后エウリュディケもまた自害し、秩序の信奉者クレオン王は孤独に玉座に取り残される――概ねこのような話よ。
この『アンティゴネ』って話のめんどくさい所はね、『オイディプス』との捩れた参照関係にある。オイディプスは予言された破滅を回避できず、神々の手のひらの上で滑稽に踊って悲惨な末路を迎えた。つまりは世界の残酷、運命や宿命には抗えないということの悲劇性が描かれている。
一方その娘アンティゴネは家族への情愛と素朴な信仰心をもって『外なる法』、すなわち人が作りだした秩序と相対する。つまり人と神との対立構造が、形を変えて裏返っているの。
――私にはアンティゴネが理解できない。
神に与えられた自然な人間らしさ。
情、倫理、信仰、そして与えられた宿命。
こんなおぞましいものを、当然のような顔をして、それでいて『自分自身の自由意思で選び取りました』みたいな顔で敢然と上位者クレオンに立ち向かう、アンティゴネの生き方には嫌悪すら覚える。
私たちは宿命に翻弄されていることにすら気づけない滑稽なオイディプス。たとえ気付いてもその時には何もかもが手遅れ。神々の無力な操り人形。そんな諦めが被造物の本質なのだと、人形ならみんな知っている。
- オイディプス王
- 父を殺し母を犯すと予言され、神の定めた宿命のままにスフィンクスを退治し王となる
- 息子たちを恨み、互いに殺しあえと呪詛をかけた
- 予言成就の真実を知り絶望のまま己の目を抉る
- オイディプス王の息子たち(長兄エテオクレス、次兄ポリュネイケス)
- 兄弟で相討ちになる。外敵の七将を引き込んだ次兄の弔いは、法によって禁じられる
- オイディプスの娘たち
- 姉アンティゴネ
- 内なる法(神の法)に従い、国の法に逆らい、次兄を弔って牢獄にいく。婚約者の王子と共に死ぬ。
- 妹イスメネ
- 国の法に逆らえず、弔わなかった。裁判では内なる法に逆らえず共犯者だと嘘をついたが、姉から運命を共にすることを拒否される。
- 姉アンティゴネ
- 登場人物
- コズエ
- 主人公
- ヒメの葬送を求めた姉アンティゴネ
- 父バル・ア・ムントを殺したオイディプス
- クルミ
- 衝突しながら無二の絆を作っていくタイプのヒロイン
- コズエへの試練でありトロフィー
- コズエが法に逆らうことを止める妹イスメネ(違うかも)
- ヒメ
- コズエを映す瞳の鏡。コズエの瞳に映る光
- 人形たちの葬送を求めた姉アンティゴネ
- 外敵と戦う長兄エテオクレス
- 外敵を引き込む原因となり、葬送を禁じられた次兄ポリュネイケス
- 本当のトロフィーであり試練
- マツヤ
- ヒメと相討ちとなり死んだ外敵にして長兄エテオクレス
- 操縦者は赤と青の髪色
- バル・ア・ムント(外敵)
- 父親ラーイオス役。即敗北即退場。
- コズエ
- リザルト
- ハッピーエンド。コズエはクルミに勝利し、ラクルラールの目論見を砕く。ヒメへの試しのキスの挑戦権を得る。
- 悲劇。コズエはクルミという試練とトロフィーに満足はできない。争いの宿命を見定めてしまう。
- メタレイヤー
- 主催はラクルラール。敗北した。
- この演劇における本当の勝利者は、二人の対決を最後のシーンに挿し込んだイツノ?
- 登場人物
- レイ
- 主役
- なぞなぞねこさん(スフィンクス)を討伐し王権を手にする(オイディプス)
- 外敵たちの葬送を禁じる(叔父クレモン王)
- クルミ
- 落ちもの従者系ヒロイン
- 姉アンティゴネも父ラーイオスもモブがテキトーにやってく
- レイ
- リザルト
- 予定通りのノーマルバッドエンド。レイは父(六王役)を殺し、母(が宿るクルミ)を貫いた。
- メタレイヤー
- 主催はルウテト。勝利した
- ニアの爪は舞台の幕を引き裂き、ゼドの姿を曝け出す
- 四章のこれまでの再演をざっくり完遂→死人の森の衰亡の再演でもある
- →神話アップデートによる死人の森バックアップ引き出しからの真の世界槍復活
- 登場人物
- 空白の少女
- ヒロイン → 裏切り者
- 次兄ポリュネイケス
- 王子様
- ヒーロー → 道化
- トウコ
- 悪役 → 主役
- 妹イスメネ
- クルミ
- 姉アンティゴネ
- 空白の少女
- あらすじ
- ヒロインは庶民の生まれ。理事長の孫娘トウコとぶつかり合いながら成長し、『王子様の舞踏会』の本戦に出場するに至る。
- そして妹の次期生徒会長が邪神第零王権者に取り憑かれていることを知る。
- ヒロインは裏切り者の汚名を被りながらも『細胞』の力をかりて邪神を打ち破るが、代償は大きく、意識を漂白され死者も同然となってしまった。
- "王国の法"は裏切り者であるヒロインを弔うことを禁じたが、真実を知るクルミとトウコは弔いの花を添えた。
- 何も知らぬ王子様は、生きながらの弔い=いじめと判断してトウコを断罪する。
- "埋葬の罪"をひとりで背負ったクルミは、冥府の牢獄へと送られる。
- あらすじ続き
- 後悔に苛まれるトウコは、クルミへの贖罪を決意。冥府に降り立ちヒロインを埋葬する。埋葬とは冥道送り、冥府における埋葬は蘇らせること。
- "埋葬の罪"を背負ったトウコは、冥府の女王と対峙。
第四章リザルト
この苦痛と懊悩こそが彼女の望み。
熱病のような加虐、拡散し変容していく俺を俺のまま繋ぎ止めたいという恋が彼女の最初の願い。そしてその願いは、確かに果たされていた。
シナモリアキラとは何か?
その問いの答えこそが、今ここに在る俺たちだ。
五章
(各勢力・メンバーの意向のまとめ:5-10 夜明け前の沈黙)まで)
- メイファーラ/ユディーア/キニス:チョコレートリリー・四円・トライデント・ディスケイム・ジャッフハリム・リーヴァリオンに所属
:多くの勢力に利用されようとしているが、本人が認めるのは、四円とチョコレートリリーのみ
:『子宮』ティエポロス(クナータ)を殺害し、転生させて『心臓』を降誕させる役目を負っている
:ディスケイムその他への叛意を最後まで押し隠して協力し、最後の最後にアズーリアとトリアイナを巡り合わせることに集中する。
:血の宿命にも打ち勝つことを決意
- ルーシメアと四円:救世主トリアイナ降誕を「正しく導く」ことを目的とするトライデントの『脳』の一派。四円は、同時にジャッフハリム四十四士でもある
:『子宮』を死守し、四人の『正しい語り手』に救世主=やがて生まれくる『心臓』を預け、正しく育成することが最大目的
:そのため、『正しい語り手』であるアズーリア、セリアック=ニア、クレイ、そしてシナモリアキラも死守する
:ルーシメアが未来存在であるため、ある程度未来予知が出来るのが最大の強み(だがおそらくルーシメア本人は、直接行動できない)- ユディーア/メイファーラ/キニス:上記参照
- カーイン:いつからメイファーラの幼なじみだと思っていた?メイファーラから憎まれてるが仲間ではある。救世主のためならレオとも敵対。現在、生死不明
- セリアック=ニア(アインノーラ):チョコレートリリー。四円の方針で行動することが、一番リールエルバ姉様のためになると信じて動く
- クレイとトロメリア:コルセスカお嬢様の行く末を見届け、その望みを叶えるため四円に所属。生死不明
- クナータ・ノーグ(ティエポロス):リーヴァリオンの項を参照
- ディスケイム:ユディーア(キニス)の実家。血糖魔術の秩序派(混沌派であるクロウサーと仲悪い)
英雄と怪物が相克する正しさと醜悪さを曖昧に許容する灰色の物語
=勇者VS魔王が永久に続くことで、世界の均衡を維持する灰色の魔女(『ロードス島戦記』)な世界を目指す?- ノゴルオゴルオ:世界を、岩肌種(トロル)を頂点とする序列に再構築したい
- ユディーアを利用して、仮の同盟を組んでいる襲撃組など他勢力を追い落とし、ディスケイムが実権を握れるようにする
- ディスケイムの意向とは別に、何か野望がある?
- イェレイド:人工的に作られた象徴的な悪。『みんな』が結束するための仮想敵そのもの。実在するけど仮想敵
- 一応ディスケイムだが、特に関係なく乱入したいときにセト(元シナモリアキラ・『火車』)と乱入してきそう
- アルティウス:守護の九槍『元』第六位の死体を改造した存在
- 「キニス」に勝利して、真の亜竜王になる?
- キニス/ユディーア/メイファーラ:上記参照
- ノゴルオゴルオ:世界を、岩肌種(トロル)を頂点とする序列に再構築したい
- セラメル:鍛冶師。アルティウス(生前)に片思い
- 『氷血のコルセスカ』を超える魔槍を作る
- アルティウスをどうにかする?
- リーヴァリオン:秩序の光で満たされた神の王国
- クロウサーとディスケイムの排除。祝祭の混乱を利用して他の来訪者たちを討ち、未来に安寧をもたらすことが目的
- 守護の九槍第五位『詠唱者』テッシトゥーラ・ティータ
- 『口舌』の手足たる『司書』?
- トライデントとしての目的が優先?
- 世界が平和で秩序が維持されている状態を望んでいる。
- クナータ・ノーグ(ティエポロス)
- クロウサー:混沌に満ちた世界に己の血を行き渡らせること=クロウサーによる世界支配?トリアイナとの「再会」?
- パーンに勝って、家長の地位を維持する?
- 『キュトスの姉妹』ポルガー:ジャッフハリムおよびレストロオセ四十四士派
- 救世主の力で義国的な秩序を世界に広め、より強固にする?
- 『傘の魔女』ライラ・ラプス:世界を、虹犬種(ヴァルレメス)を頂点とする序列に再構築したい
- 亜竜王アルトの「あらゆる動物に『ことば』を与えて知恵もつヒトに変容させる」権能を獲得して、犬に言語を与えてその地位を向上させる(自分が優秀だと認めた個体のみ)
- 部下四人
- レンディ『自称』赤爵。赤い肌のラープ人。採石場で働いていた火工術師。前歴を生かして爆破テロ請負を繰り返す指名手配犯。
- ケアヴ三世。淫魔と並んで有名な夜の民の固有変種『夢馬』で、外見は直立二足歩行する黒い馬。大規模洗脳の罪で極刑判決を受け逃亡。
- 破戒僧ロティン。石喰いヴィーガンのトロルで環境テロリスト。七百年前の宗教改革期に竜神信教から分派して以来の公共の敵。
- ボーキン将軍。茶褐色の肌をした南方系の元ジャッフハリム軍人。部隊ごとテロリストグループと化してジャッフハリム浄化を目的に活動を続けている。
- 『花のアヴロノ』スーリウム:『ティリビナ同胞団』の利益を最大化する
- 『王殺し』シェボリズを用いて、アズーリアとシナモリアキラそしてトリシューラを暗殺する
- 自分が「美しくない」とみなした者(キノコ人含む)を抹殺する?
- 『王殺し』シェボリズ:変幻自在の「正義」の王殺し。槍神教の最大戦力である天使部隊に追われている
- アズーリアとシナモリアキラそしてトリシューラを暗殺したい
- レナリア・V・オルガナ(『盗賊王』ゼドの一部である紀人)
- 『王殺し』シェボリズを自分のなかに取り込む(生死問わず)
- セレクティフィレクティ;クロウサーの『両足』
- ラズリ=フィレクティがメイファーラ(ユディーア)と協力して、『子宮』ティエポロス(クナータ)を探索。
- 第五階層辺境区・四大ギャング
- 『ゴーリーズ』:迷宮刑罰者が結成した探索者集団
- ユディーアと運命共同体にして、実質的にレナリアの支配下
- 『十戒』:ネビロン氏族の半妖精が結成した組織犯罪集団
- キノコ人を騙して監禁し、搾取していた
- 『ハルムシオンの風』:黒檀の民による互助組織
- 『ティリビナ同胞団』:ティリビナ人たちによる自治独立を訴える組織
- まず間違いなくスーリウムの支配下
- 『ゴーリーズ』:迷宮刑罰者が結成した探索者集団
五章に予定されているイベント/伏線など(暫定版・加筆歓迎)
(各勢力・メンバーの意向のまとめ:祝祭前夜3『黒蟲騎士団』まで)
- 『地上』
- アズーリア隊:ハルベルトのライブ成功、『虫王の卵』の孵化を阻止する
- アズーリア:絶賛洗脳中、解釈違いを殺せ
- プリエステラ:『ティリビナの街路樹の民』としての立場を確立するため、異獣排斥の強硬派に。マリナの秘密を知って動揺。
- その他『松明の騎士団』
- ヴィティス:死亡。死体を操られて、四層の分断の呪いを継続。さらに、四層をキノコ人の支配下と認定した。
- アレッシオ:洗脳されたアズーリアの手によって瀕死。死亡した?
- アイシャ:イルスの妹。アズーリア隊と同行。第七位の直属だった黒檀の民なので、他の『松明』に恨まれている。マリナの秘密を知る。
- マリナ:アズーリア隊と同行。黒檀の民とティリビナ人のハーフであり、ニつのアイデンティティを持つ(秘密)。レルプレア信仰。
- ミルーニャ:チョコレートリリー。今回は、クロウサー家の関係者として行動中。
- アズーリア隊:ハルベルトのライブ成功、『虫王の卵』の孵化を阻止する
- 『地下』
- キノコ人たち(『マイコニド解放戦線』):四層を支配下に置いて逃走。『虫王の卵』を奪取。第五階層での破壊工作が目的?ティリビナの被差別民であると同時に、プリエステラたちと敵対する種族。その内部でもさらに序列がある模様。
- ライラ:虹犬。詳細は上記参照。キノコ人を利用。今回の目的は不明だが、とりあえず、暴れて物事を解決する脳筋であることだけは確か。
- 『虫王の庭』
- 虫態アヴロノ(「『虫王の庭』原住民」):ティリビナ人と同盟を組んで、槍神教の迫害から生き延びてきた(仲が良いわけではない)
- 第六階層の再生者:虫態アヴロノの『黒蟲騎士団』。竜王国の継承権を持つ。クロウサーのレースの妨害中。アレッテの意向を否定しているが…?
予定されているイベント
- アズーリア関係のイベント
- アズーリアとシナモリアキラの再会
- アズーリア、シナモリアキラにつけた「免責の注釈」の責任を取らされる
- アズーリア、シナモリアキラを槍神教に勧誘
- アズーリア『大魔将シナモリアキラ』討伐を呼びかける
- アズーリアとセレクティの再会
- アズーリアと店員さん(ラズリ=ジャッフハリム/フィレクティ)の出会い
- アズーリア陣営、レミルス(元グラフィアッカーネ)の復讐を受ける?
- アズーリア、ディスペータに『おいた』の罰を下され、仮死状態となり世界から追放される刑を受ける(3-20 言語魔術師の弟子(後編))
全体イベント
- 言震
- プリエステラからみで言震が起きる
- ノゴルオゴルオたちの言震兵器で言震が起きる
- 九日間の祝祭
- 祝祭前半がレースになる
- 【空使い】の座を賭けて、パーンとリーナの箒レースが行われ、シナモリアキラの座を巡って多くの者が競い合う
- ユディーア、アルティウスまたはガロアンディアンの王位継承権を主張する何者かが、レースに勝って自分の権威を世に示す
- 『王殺し』シェボリズとスーリウムによるトリシューラ暗殺
- 祝祭の中三日は亜竜王祭の再現となり、ユディーアとアルティウスはそこで王位を巡って争い、負けたほうが死ぬ
- トリアイナ誕生
- 最後の三日間、完成した亜竜王がトリアイナを守り、独占する
- 九日目、言震を防ぐため、テッシトゥーラが第五階層住民を全員虐殺する
- シナモリアキラ『天狗』とヴァージル、シナモリアキラ『塗壁』が付属したパーンとミシャルヒが第五階層に再来、支配権を奪い合う?
→『塗壁』はノゴルオゴルオに奪われた
たぶん起きそうなイベント
- レオ(ルーシメア?)に眠らせられた元アルト王(4-65 第五階層のシナモリアキラ)が、復活して亜竜王祭に参戦する
- アレッテが亜竜王祭りに参戦する
- 『塗壁』を奪われたパーンとミシャルヒが、ノゴルオゴルオに再戦を挑む。
- ついでになぜか、ミルーニャもその戦いに巻き込まれる。もしくは二人と同盟を組んだため参戦する。
- 祝祭の六日目までに、セラメルが『氷血のコルセスカ』を超える魔槍を完成させてユディーアに渡す
- ユディーア、『鉤爪』の使いすぎで、血の宿命と亜竜王の闘争心に呑まれる
- サリアさん、タイム・リープな九日間マラソンを再開
→スーリウムにタコ殴りにされて過去干渉失敗 - シナモリアキラ『鵺』、グレンデルヒプロデュースで英雄デビュー
- シナモリアキラ『火車』=『セト』とイェレイドの襲撃と『聖婚』
- トリシューラ、ぽんこつ呼ばわりされて拒絶される
- 最初の三日で『血脈』のクロウサーが動く。続いて『口舌』の手足たる『司書』たちが、最後に『両足』のセレクティフィレクティが救世主奪取に動く。
- ユディーア、赤ちゃんプレイをするハメになる
- ユディーア、血の宿命と戦う
- メイファーラ、ディスペータとの『約束』=「決して、みんなに危害を加えるような『おいた』は駄目ですよ。これは絶対の約束です。もし破ったなら、私はあなたを許しはしないでしょう――何があっても、貴方は行動の報いを受けることになる」(0-6 『第九魔将』)
を破った罰を受ける
起きるかもしれないイベント
- クナータ、「出産」で死亡するも、人工妖精の素体を得て『ティエポロス』として新しい存在に転生する
- N・G・H・S・スレイマン/アムエムカノンの直接干渉
- 【四英雄】ユガーシャとセンジュ参戦
- 【守護の九槍】第七位ヴィティスとアズーリアの決着
→クナータ(ティエポロス)の誘拐で、すべての未来は不確定になり、予定の実現可能性も未知数になった。
→と、思いきや、記憶が曖昧になったように振る舞っていたのはクナータのリーヴァリオン人格だけであり、「真の人格」の記憶する未来は変わってないらしい