ディスペータお姉様による『あとでテストに出ますからね』コーナー
「今回紹介するのは第四魔将、万殺鬼アインノーラです。
牛頭の種族、牽牛種?きっての勇士と言われており、第一階層?の番人として長く地上と戦い続けてきた人物でもあります。多くの強者を返り討ちにし、また沢山の同胞たちの死を見送ってきた彼の瞳は何を映しているのでしょうか。
万殺鬼、という異名は誇張とかではなくそのままの意味で、同時に一万人まで相手にできる、という意味ですね。
自分と相手だけが一対一で決闘できる無数の浄界を創り出して、そこで同時に一対一で戦う――ちょっと想像しにくいかもしれませんが、閉じた世界に同時に存在しているアインノーラは全て同一人物であり、一度でも決闘に敗北すれば彼は死にます。他の空間で相手に勝利していた場合でも、その結果は無かったことになってしまうのです。
一騎当千、いや当万の武人として、決闘では絶対に負けられない――そんな世界観が表現されているようですわ。
つまり強い人が一人で挑むか、一万人より大勢でかかればいいのですが、自分の弱点がわかっているアインノーラはずっと第一階層の迷宮の狭くて奥まった所で防衛戦に専念してました。
地上のゲームで牛頭の怪物がボスモンスターの定番なのは彼に由来しているそうです。コルセスカが教えてくれました。
ちなみに攻撃を受けると甲羅の中に引きこもっちゃうそうです。可愛いですね♪
地獄の魔将の中ではレストロオセ派という派閥の筆頭で、優れた武人として名高い人物だというお話ですが――ちょっと潔癖すぎて疎まれている所もあるようです。敵地の最前線に放り込まれたのも、信頼が置けるからというだけではないのかもしれません
ちなみに覇王メクセトの正統な子孫で、家には家系図もあるとか。メートリアンやリーナの遠い親戚ということになるのかしら?
保有する神滅具は【破壊と再生の斧】と【神亀の甲羅】の二つ。神滅具は使用者を破滅させてしまう恐ろしい武器ですが、二つの神滅具を組み合わせて上手く呪いを回避しているみたいです。そのせいか、自分を守ってくれる亀さんに深い敬意を払っているとか。
その気持ち、私もわかります。亀さんってとっても可愛いですから♪」
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