悪文
■日本語版 2章 p.34
銀の髭を蓄えた静かな賢人、ダンブルドアのその親しまれたイメージの仮面を剥ぎ、
リータ・スキーターが暴く精神不安定な子ども時代、法を無視した青年時代、生涯にわたる不和、
そして墓場まで持ち去った秘密の罪。
■UK版 p.26
Stripping away the popular image of serene, silver-bearded wisdom,
Rita Skeeter reveals the disturbed childhood, the lawless youth, the lifelong feuds
and the guilty secrets that Dumbledore carried to his grave.
■試訳
銀の髭を蓄えた賢人・ダンブルドアの、皆が持っている穏やかなイメージを払拭する為、
リタ・スキータが精神不安定な子ども時代、法を無視した青年時代、生涯にわたる不和、
そして墓場まで持ち去った秘密の罪を暴露する。
■備考
- 読み難いが、日本語版だと報道文みたいのは何時も滅茶苦茶なのががデフォルトなんだよ。
その辺りの訳文の纏め方の拙さはツッコミ始めたらキリが無いと思う。
「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」
■日本語版 2章 p.35
「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」
■UK版 p.26
The Life and Lies of Albus Dumbledore
■試訳
「アルバス・ダンブルドアの人生と嘘」
■備考
- リータ・スキーターの著作のタイトル。
- 原文はLife(ライフ)とLies(ライズ)で韻を踏んでいるので、日本語でも何とかしたかった様だが…
- 18章のタイトルも全く同じThe Life and Lies of Albus Dumbledoreだが、
こちらの訳は「アルバス・ダンブルドアの人生と嘘」となっている。
糞山の一角
■日本語版 2章 p.38
「ああ、アバーフォースなんか、糞山の一角ざんすよ」
■UK版 p.28
'Oh, Aberforth is just the tip of the dungheap,'
■試訳
「あら、アバーフォースなんか、ゴミ山の一角だわ」
■備考
- リータへのインタビュー記事の、リータのセリフ。
- dung=(牛・馬などの)ふん、くそ :(家畜による)肥料、こやし
heap=(寄せ集めて重なった物の)山、塊、堆積
the tip of the iceberg=氷山の一角 - この"dung"が原作に頻出する、松岡氏が“糞”と訳す単語。
敢えて"shit"(所謂、four letter words)を用いない様で原作者が気を付けている様なのに台無しである。 - リータ、ミュリエル、ルーナ等、異様な終助詞が使われているキャラクターが数人居るが、
セリフの内容や描写で充分個性が表現されている為、過剰な演出は不要では無いか。
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- 上はUK p.26 下はUK p.28 -- ヘキサ 2018-10-05 (金) 19:50:36
- 真っ白な人生と真っ赤な嘘は別にいいでしょ…文句つけたすぎ -- 2023-07-27 (木) 14:09:55
- 同意します。指摘の仕方も、訳がこなれていないことを批判してるのか章タイトルと一致していないことを批判してるのか、はたまたその両方なのかわかりにくいのも不親切だと思います。 -- 五十鈴 2023-07-27 (木) 20:14:06
- 同じもの読んでるとは思えないな、ちゃんと読んだ?どこが「別にいい」のか全然わからないのだけど、たぶんこういうこと書く人も指摘してる人がなにを問題としているのかわからないのだろうね。 -- 2023-07-31 (月) 18:56:53