授業内容(4回目)

Last-modified: 2022-03-27 (日) 21:05:54

選択をした結果の授業内容
上がるステータス数値については授業を参照

 

魔術科

《総合魔術》

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エメロード先生
「時間丁度だ。
 本日も総合魔術の授業を始めよう」

エメロード先生
「さて学園生活には慣れたころだろうか。
 魔法にも慣れてくるだろうが、常に初心を忘れることなく、
 そして力に溺れることなく正しく使用するように」

エメロード先生
「先日は基礎的な属性の話をしたが、
 今回は属性を組み合わせる上位属性の話をしよう」

エメロード先生
「とはいえ、属性は沢山あるからな……
 時間の許す限り、幾つか例を挙げるだけにしておこう」

エメロード先生
「例えば火。
 これにさらに火を足すと、炎となる。
 これが風と風ならば嵐……というように、
 同属性を足すと強化され、上位属性となる」

エメロード先生
「では火に風を足すとどうなるか……
 これらは共鳴し合い、雷となる。
 元となる属性と異なる属性を足すと
 互いに共鳴し合い、上位属性となるわけだな」

エメロード先生
「ただし注意して欲しいのが、例えば火と水――
 風と地といった、互いに相反する属性の場合だ。
 これらは反発し合い、どちらも相殺され無属性となる」

エメロード先生
「ちなみに居眠り防止として機能している、
 上位属性である雷だが。
 上位属性はそもそも反発しないので
 相殺させようと企まないように」

エメロード先生
「……さて時間丁度だ。
 今日はここまでとする」

エメロード先生
「……正しく魔法を使用しろ、初心を忘れるな。
 と、何度も念を押しているが……」

エメロード先生
「だが、魔法に憶病にならないように。
 正しく扱えば、それは皆の、
 そして自分の強い力となるだろう」

エメロード先生
「魔法の発展にも繋がるだろうな。
 扱い方を間違えると恐ろしい物ではある。
 だが、それ故に正しく使えるようになることは、
 大事なことだ」

エメロード先生
「必要以上に恐れず、己の正義をもって扱う事。
 以上だ」

《要素魔術》

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睦月先生
「要素魔術の授業の時間だ。
 皆準備は良いだろうか、始めるぞ」

睦月先生
「皆それなりに学園生活を通し、スペルの調律など
 個人差あれど各々学んでいるだろうか」

睦月先生
「無論、全員が全員魔法を駆使し、
 戦いや探索に赴くことが義務ではない。
 それらが得意な者もいれば、苦手な者も勿論居るだろう」

睦月先生
「実際に敵と対峙するかは別として、
 知識として魔法の使い方や種類――調律の方法などを
 頭に入れておくことは、もしも非常時に陥ったときに
 己を守るための力となるかもしれない」

睦月先生
「……つまり、常日頃から学ぶ姿勢はあった方が良い、
 ということだ。
 何が今後、自分の命運を握るかわからないからな」

睦月先生
「無論、我々教師も最善を尽くすつもりではある。
 生徒を守るのは教師の務めだ」

睦月先生
「……だが、もし万が一手が届かなかったときは、
 己の身は己で守るんだ。
 良いな」

睦月先生
「では調律のおさらいをしよう……」

睦月先生
「よし、今日はここまで」

睦月先生
「皆、授業もさることながら、よくついてきていると思う」

睦月先生
「己が強くなれば、知識がつけば自分自身だけでなく、
 学友とも知識や力を共有し、
 さらに高みを目指すことが出来るだろう」

睦月先生
「皆が完成するところを、楽しみにしている。
 それでは、解散」

《使い魔術》

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チャーミィちゃん
「ワッフ~ワッフ~ッフッフ~
(きょうの ごはんは~魔界肉の丸焼き~)」

チャーミィちゃん
「……ワ!! ワンワン! ワンワワ!
(……はっ!! 今のは何でもないぞ!
 それよりも じゅぎょうの時間だったな!!)」

チャーミィちゃん
「ワンフ!! ワッフルワッフル!
(では使い魔のじゅぎょうをはじめる!)」

チャーミィちゃん
「ワンフル……ワンオ、ワン、ワンワン
(オマエたちが使い魔を呼び出せるように、
 スペリオルのものどもも、
 使い魔を呼び出すことがあるのは知ってるか)」

チャーミィちゃん
「ワンワ、ワワン、ワワンワン
(まあ、それらは召喚術で強制的に呼び出されたものが
 殆どだと思うが……)」

チャーミィちゃん
「ワンー、ワワン、キューン
(それでも戦闘時に数が増え、手間取るかもしれないな)」

チャーミィちゃん
「ワンキュ、ワンフ、フンスフンス
(だが手数を増やすという事は、結構な魔力を使用する。
 そのため、術者は呼び出すだけで、
 魔力をほとんど使い果たすことも少なくない)」

チャーミィちゃん
「キューン、ワンフ
(いったん呼び出せば、術者が倒れても動きはするが……
 だが、多大な魔力を消費して疲れることは必須だからな。
 そこを叩かれたらイタイかもしれないぞ)」

チャーミィちゃん
「キューン、ワンフキュ
(オマエたちもせいぜい魔力切れには気を付けるのだ
 オレサマみたいに偉大になりたいならな!)」

チャーミィちゃん
「グゥーー
(ぐぅーー)」

チャーミィちゃん
「ワキュ……ワン! ワンワワン!
(今のは……腹の虫の音だぞ!
 今日は寝てない!)」

チャーミィちゃん
「ワンワン! ワッフワ!!
(今日はもうごはんだから終わりだ!
 オマエたちもちゃんと食べるんだぞ!)」

《治癒魔術》

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マルル先生
「はいはいはーい、治癒魔術の時間だわよ~
 今日も会えて嬉しいんだわ!」

マルル先生
「それじゃあ、早速始めるだわね。
 今日は、そうねえ……
 病気とその治癒魔術についてお勉強しましょうだわ」

マルル先生
「探索や朝練をやってたら、
 結構ケガが多いと思うんだけど、それとは別に、
 例えば毒だったり精神に異常をきたしたりと
 色々出てくると思うんだわ」

マルル先生
「体力を消耗するだけじゃなくて、
 スペルすら上手く扱えなくなる危険性があるから、
 単純なケガよりも脅威といえるかもしれないだわね……」

マルル先生
「でも大丈夫、治癒魔術をしっかり学んでいれば、
 そういった危険からも身を守ることが出来るんだわ
 ちょっとやってみるわね」

マルル先生
「……異常を付与させるチューンジェムを、
 このヒールにくっつけて……」

マルル先生
「ほらできた。
 このヒールを使うと、
 くっつけた種類の異常を回復してくれるようになるんだわ」

マルル先生
「こういうのを1個持っていると、
 探索も少し安心してこなせるかもしれないわね
 転ばぬ先のなんとやらってやつなんだわ」

マルル先生
「それじゃあ、ヒールと状態異常の
 確認からやっていきましょうだわね」

マルル先生
「は~い、そこまでなんだわ
 みんな大体理解できた?」

マルル先生
「状態異常のチューンジェムは一見ムズかしいかもだけど、
 健康な体を取り戻せるから上手く扱ってだわね」

マルル先生
「はい、それじゃ今日はこの辺でおしまいなんだわ
 メル……メリーナ先生じゃないけど、
 健康を大事にちゃあんと休むんだわよ」

 

武術科

《総合武術》

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ソージロー先生
「うむ、本日も総合武術の指南を始めよう。
 日々の鍛錬や探索などで疲労は溜まってはおらぬだろうか?」

ソージロー先生
「休息も鍛錬の1つと以前も申したと思うが、
 決して無理はせぬ様。
 常に焦りは禁物と心せよ」

ソージロー先生
「……さて、今までは体力や力をつけるための
 鍛錬と指南を行っていたが、
 今日は精神の統一を行うとしよう」

ソージロー先生
「基礎的な鍛錬は勿論大切なことだが、
 同時に精神力を鍛え、どのような状況でも
 冷静であることも重要だ」

ソージロー先生
「どんなに素晴らしい名刀を手にしていようとも、
 畏怖に呑まれ振るう手が止まってしまっては無用の長物」

ソージロー先生
「焦りが混乱を招き、混乱が致命を呼ぶ。
 戦場では精神の状態をいかに安定させるかが
 勝利の要ともなるだろう」

ソージロー先生
「では始めるとしよう。
 心を無にし、精神の波を最小に抑えるのだ。
 乱れを察知した場合、拙者が喝を入れよう」

ソージロー先生
「……そこまで。
 上手く己の精神を保つことが出来ただろうか?」

ソージロー先生
「精神の統一は、武術は勿論の事、
 魔法を使用する役にも立つ」

ソージロー先生
「無駄になる事など一つもない。
 努力を重ねた日々は、明日を照らす灯りとなるであろう」

ソージロー先生
「……では、また相まみえることを楽しみにしている。
 これにて失礼」

《要素武術》

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ラングリース先生
「ご機嫌よう、今日も会えて嬉しいよ。
 私の授業によく来てくれたね」

ラングリース先生
「今日も有意義な時間に出来るよう、
 精一杯授業させて頂くよ。
 では始めようか」

ラングリース先生
「さて……そうだな……
 今日はこの世界のモンスターの話でもしようか」

ラングリース先生
「皆も知っての通り、この世界にも人々の安寧を脅かす
 モンスターが蔓延っているね。
 私も以前、冒険者をしていたからね……
 討伐などよく参加していたよ」

ラングリース先生
「共存し合える異種族ならまだ上等なのだけれどね。
 姿を見るや、
 突然襲い掛かってくる好戦的な種族も少なくない」

ラングリース先生
「普通の人なら危険なモンスターだが、
 この学園および周辺都市には結界が張られているから、
 まず普通のモンスターは
 入って来られないようになっているはずさ、安心したまえ」

ラングリース先生
「……ああ、でも学園の地下と塔は例外だが……」

ラングリース先生
「まあ、万が一にも外のモンスターが
 入ってくるようなことがあれば、
 学園周辺であれば魔法武器が使える可能性も高い。
 魔法武器を使えば格段に討伐も楽になるだろうね」

ラングリース先生
「とはいえ、そもそも魔法武器は対スペリオルというのが
 主だから、そういった使い方はイレギュラーだがね」

ラングリース先生
「私個人としては、まぁ……あまり本来の使い方以外を
 推奨することは、好ましくはないんだが……」

ラングリース先生
「だが一番は自分の身を守る事。
 もしそんなことがあり、避難するのも困難ならば
 躊躇することなく使用するんだよ」

ラングリース先生
「……時間だね、今日はここまでにしておこうか」

ラングリース先生
「名残惜しいが、また次回会えることを楽しみにしているよ
 それではね」

《魔武器学》

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マスク先生
「よし、魔武器学の授業を始めるぞ。
 学園生活やら授業やら、だいぶ慣れてきたか?」

マスク先生
「……オレも何とか、
 手探りで授業に慣れてきたところだからな。
 まぁ気軽にいこう」

マスク先生
「さてと……魔法武器というのは、
 この学園で使える武器の事なんだが……」

マスク先生
「今まで学園外で使っていた物でも、
 スペルストーンを使えば
 魔法武器に出来るのは知ってるな?」

マスク先生
「基本的にスペルストーンはこの学園の地下――
 スペリオルから流れてくる、
 魔力によって扱うことが出来る」

マスク先生
「従って、基本的に魔力が届かない場所では
 普通の武器になってしまうのだが……」

マスク先生
「まぁ……魔法武器の内蔵魔力やら、どうにかして
 魔力の供給を行えるようになれば、
 学園外に持ち出しても使うことは出来るだろう」

マスク先生
「まあこの世界、地下からの侵攻だけでなく
 元々モンスターも跋扈しているからな、
 学園外で使えるなら心強い相棒になるだろうな」

マスク先生
「さて……今日はここまでにしておくか」

マスク先生
「武器を手入れし鍛えることも大事だが、
 自分自身もちゃんと鍛錬して
 それに見合うように力をつけておけよ」

マスク先生
「……まあ、余計なお世話かもしれないがな」

《探索学》

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「……意外だな。
 私の授業は面白味がないだろうから、
 二重の意味で続かないと思っていたが」

ジル先生
「無駄口だったな……始めるぞ」

ジル先生
「地下遺跡……スペリオルとグラディアスを繋ぐ、
 ある種玄関口ともいえる迷宮だが、
 知っての通りいろんなものが落ちている事がある」

ジル先生
「スペルやら研究に有益になるものは学園が買い取り、
 その代金として、学園内で使用できるSCを
 受け取っているな」

ジル先生
「必要な物があれば購買に行け。
 腹が減ったら食堂に行くといい。
 遺跡探索をして結果を挙げている限り、
 不自由ない生活くらいは送れるだろう」

ジル先生
「学園が買い取りしないものもそれなりにあるだろうし、
 なんなら懐に入れても良いんじゃないか。
 魔道具の類はすぐにバレそうだがな」

ジル先生
「だが冒険者やトレジャーハンターの類は、
 それが重要な飯の種だからな。
 この学園に来た貴様らも、
 全員が全員裕福なわけではあるまい」

ジル先生
「私は目を瞑る」

ジル先生
「時間だ。
 死なぬよう精々技を磨け」

ジル先生
「他の教師は知らんが、
 私は貴様らが命を落とそうが知ったことではない」

ジル先生
「最大限保護された中で生きる努力をせず、
 結果命を落とす者は私は知らん。
 死ぬのが嫌なら死ぬ気で生きる力を身に付けろ」

ジル先生
「じゃあな」

 

共通科目

《体育》

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マイト先生
「4997……4998ッッ……4999ッッッ……!!
 ォォォオオオッ……!!!!」

マイト先生
「5000ンンッッ!!」

マイト先生
「ハッハッハッハッハ!!!
 丁度授業の時間になったようだなッッ!!
 スクワット5000回は準備運動に丁度いいぞォッ!!!」

マイト先生
「心配せずとも大丈夫だッ!!
 これはマッシブのみに許された準備運動ッ!!
 運動が苦手な者でも大丈夫なメニューを、
 今日もこなしていくぞッッ!!」

マイト先生
「ここまでついてきた諸君ならついてこられると……
 私は信じているッ!!」

マイト先生
「では!!
 学園の周囲を20周から……ム? キツすぎるか?」

マイト先生
「では……そうだな……!!
 学園の周囲を5周、走っても良いし歩いても良い!!
 ウォーキングも体力づくりにはうってつけだからなッ!!」

マイト先生
「体力が有り余っている者は、
 走って30周するようにッ!!!
 私も走るぞォッ!!!」

マイト先生
「筋肉ゥーッ!!!」

マイト先生
「ウムッ!!!
 皆ついてきたかッ!!!」

マイト先生
「たとえついて来られなくても、
 最後の一人がゴールするまで、
 私はいつまでも待っているからなッ!!!」

《保健/薬学》

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メリーナ先生
「はぁい~、今日も~、お薬のお勉強をしましょうねぇ~
 この前の~傷薬はぁ~、使ってみたかしらぁ~?」

メリーナ先生
「まぁ~、傷薬はお守りくらいで~、
 使う状況にならないことが~一番なのだけれどね~ぇ」

メリーナ先生
「それじゃあ~、前回は傷薬だったから~、
 今回は~精神を安定させる~、水薬を~作りましょうか~」

メリーナ先生
「大丈夫よぉ~、前回と同じく~強いお薬じゃあないから~
 初等部のコでもぉ~おいしく飲めるものにしましょうねぇ~」

メリーナ先生
「精神が~安定していないとぉ~、
 スペルの使用がうまくいかなかったり~、
 身体が動かなくなったり~、とっても危ないのぉ~」

メリーナ先生
「回復の手段は~、色々あったほうがいいわよぉ~
 あと、具合が悪くなったら~、
 ちゃあんと眠ってお休みするのよ~?」

メリーナ先生
「はぁい、それじゃあ~、薬草とぉ~、
 何味のお薬にするか決めて~、
 材料を取っていってね~ぇ」

メリーナ先生
「はぁい~、時間ですよぉ~
 ちゃあんとみんな、おいしく出来たかしらぁ~?」

メリーナ先生
「お薬は不味い物というのが~、一般的だけれどぉ~
 精神を~安定させる~水薬はぁ~、
 味が良いほうがぁ~回復しやすいと思うの~」

メリーナ先生
「ちなみにわたしは~、リンゴ味がいいと思います~」

メリーナ先生
「あ~脱線しちゃったわね~
 それじゃあ~、お片付けして、また次回ねぇ~」

《歴史》

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ミラージュ先生
「……ったくあの変人、
 このわたくしを一体何だと思っているのかしら……」

ミラージュ先生
「……あらやだ。 授業の時間だったわね」

ミラージュ先生
「このわたくしに会いに来た事、褒めて差し上げてもよくってよ
 じゃ、始めましょ」

ミラージュ先生
「そうねぇ……今日も少し、スペリオルの話をしましょうか」

ミラージュ先生
「相手してる世界の事を知ることは大事よ。
 情報を知っているかどうかだけでも、
 明日に繋がることもあるかもしれないし」

ミラージュ先生
「さてスペリオルだけれど……
 あの世界は8つの国が世界を統治しているわね。
 8か国共、いわゆる同盟みたいなのを全体で結んでいて
 1つの世界として成り立っているのよ」

ミラージュ先生
「それは裏を返すと、
 スペリオルのどこそこの一国ないし複数国が
 攻めてきている――という訳では無いわけね」

ミラージュ先生
「この世界を得ようと、世界規模で一致団結している状態よ。
 手ごわいわよ~、きっと」

ミラージュ先生
「このグラディアスがどうなるのかは、
 アナタたちの働き次第ってところかしら?
 精々、魔法を身に着けて怪我をしないように頑張りなさいな」

ミラージュ先生
「はいはい、時間よ」

ミラージュ先生
「意外とついて来れているようね。
 てっきりリタイアするかと思ったけれど。

 その根性は褒めて差し上げるわ」

ミラージュ先生
「それじゃまた、気が向いたら来ても良くってよ」

《魔道具》

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リベルタ先生
「では、授業を始める」

リベルタ先生
「時間もないので、さっさと始めるぞ」

リベルタ先生
「本日は、魔道具に必要な魔力についてだ」

リベルタ先生
「最初に話した通り、人間には魔臓を持つモノと魔臓を持たないモノがいる」

リベルタ先生
「我輩は魔臓がなかったので魔臓を創り出し、移植を行った」

リベルタ先生
「移植と言っても安心するが良い。
 実際に身体を開いて埋め込む訳ではない」

リベルタ先生
「"魔力の塊"を貴様等に紐付けるだけだ」

リベルタ先生
「反対に魔力を無くす場合はその紐付けを外すだけだが――」

リベルタ先生
「さて、時間だ。
 我輩は暇ではない、失礼する」

リベルタ先生
「ああ、ちなみに――」

リベルタ先生
「紐付けを外した時に生じる魔力は、
 通常の武器を"魔法武器化"するために使ったりする」

リベルタ先生
「貴重なモノなので、魔力がいらない者はどんどん武術科になるように」

《古代言語》

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パルフィー先生
「はい……古代言語の授業の時間ですね
 今日も受講しに来てくださって、ありがとうございます」

パルフィー先生
「今日は遺跡の話から始めましょうか……」

パルフィー先生
「この学園の中心にそびえる塔の地下から、
 遺跡の探索に行けるわけですが……」

パルフィー先生
「例えば、通常の遺跡や洞窟などは、
 入り口に近い場所ほど
 もう調べつくされていると思います」

パルフィー先生
「この塔の地下遺跡もそうなのですが……
 しかし、踏破されつくしたはずの場所から石板が出てきたり、
 以前は無かった物が出現したりと、
 通常の遺跡などとは異なる事が時折起こるようです」

パルフィー先生
「とはいえ、希少価値の高いものが出来た例はありませんので……
 恐らく、スペリオルから流れてくる魔力の波に乗って
 運ばれてきているのではないか、と推測されています……」

パルフィー先生
「……でも、以前は見なかった文字盤などが出て来たら、
 それはそれで心が躍りますよね
 見つけたら、是非拝見させてくださいね」

パルフィー先生
「あ、もうこんな時間……」

パルフィー先生
「楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいますね……
 最初は、上手く授業が出来るか正直不安でしたけれど」

パルフィー先生
「わたしの授業を待っていてくれる方が居る、
 そう思うだけで自信がついたかもしれないです」

パルフィー先生
「ありがとうございます……
 それでは、また」

《自習》

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各々が思う自習の時間を過ごそうとした時、
背後からを突然声がした。

学園長
「やあ、今日も自習なのかい?」

学園長
「いや、授業に関してとやかく言ったりはしないよ。
 出たくなければ、授業に出なくても良いようにもしているしね」

学園長
「ああ、でも出来れば、遺跡の探索は積極的にお願いしたいな。
 全て強制ではないけれどね……」

学園長
「でも、ギブアンドテイクという言葉があるだろう?
 我々は君たちの生活とそれなりに安全を保障する」

学園長
「その代わり、対スペリオルの計画を為してほしいなぁと
 私は思うわけなのだよ。
 ひいてはこの世界、グラディアスを守るためにもなる」

学園長
「スペリオルはこの世界を手に入れる為なら、
 どんな手段をも使ってくるだろうと踏んでいるんだ
 それをこの学園で食い止めようじゃないか」

学園長
「歴史の1ページに名を刻むのは、
 ひょっとしたら君かもしれないよ?」

学園長
「……おや、もうこんな時間か。
 チャーミィちゃんにご飯をあげないと……」

学園長
「ああ、また話し込んですまなかったね。
 自習は順調だったかな?」

学園長
「また元気に過ごしているところを見せてくれよ。
 それじゃ、失礼する」