授業内容(6回目)

Last-modified: 2022-05-06 (金) 00:12:41

選択をした結果の授業内容
上がるステータス数値については授業を参照

 

魔術科

《総合魔術》

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エメロード先生
「総合魔術の時間だ。
 今日もよろしく頼む」

エメロード先生
「さて今日は、グラディアスの魔法の話をしようか。
 この世界は、スペリオルと比べると魔法の存在が希薄だ」

エメロード先生
「希薄とはいえ、魔法は存在している。
 しかしそのほとんどは呪いのようなもので、
 何も起きないことが多数だった」

エメロード先生
「干ばつが続くところは雨を呼ぶ呪いを、
 病で苦しむ者には治癒の呪いを……といった具合だな」

エメロード先生
「そこに付けこみ、悪事を働く者も少なくなかったようだが……」

エメロード先生
「だが、実際に呪いを何度も成功させる者も居た。
 そういった者たちは力を持つ者として崇められることが多かったようだ」

エメロード先生
「しかし同時に、それは国の財産として管理されてしまったり、
 国同士の争い事に引っ張られることも少なくない
 なまじ、力があるからこそ争いが生まれてしまうこともあるのだ」

エメロード先生
「そんなこの世界に、この学園で大量に魔法が使える我々が居る。
 それは大変なことというのは理解できると思う」

エメロード先生
「しっかりと力を制御し、
力に溺れることや流されることなく、
正しく魔法を使用することを願っている」

エメロード先生
「さて、時間だな。
 今日もしっかり学べただろうか」

エメロード先生
「何事もそうだが、
 魔法も日々の積み重ねが大切だ」

エメロード先生
「己自身で勉学に励むのも良いだろう、
 授業以外でも魔法のコントロールなどを欠かさないように」

エメロード先生
「それではここまで」

《要素魔術》

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睦月先生
「要素魔術の授業の時間だな。
 皆ついて来られているか?」

睦月先生
「日々新しい魔法が見つかり次第、
 解析しスペルストーンやチューンジェムとして
 使えるようになっているからな」

睦月先生
「どんどん種類が増えて混乱することもあるかもしれない。
 だが己の懐具合と思い描くなりたいものと相談して方針を固めるといいぞ」

睦月先生
「試してみたいと思えばその好奇心に任せて試すのも良いだろう。
 あまり固く考えず、どんどん試していくといい。
 やり直しも出来るのだからな」

睦月先生
「……というよりは、どんどん使っていった方が良い、と私は思っている」

睦月先生
「何故なら皆が使える魔法は本来スペリオルのものだ。
 それをこちらの世界でも使えるように調律している」

睦月先生
「それはつまり、向こうの刺客も
 同じような魔法を積極的に使ってくるということだ」

睦月先生
「自ら使用したり、あるいは友人知り合いが使用しているのを見たりと……
 様々な魔法に触れていれば、いち早く対処も可能となるかもしれないからな」

睦月先生
「使える物は使い、どんどん学んでいってくれ」

睦月先生
「……さて、今日のところはもう時間だな」

睦月先生
「あまり根を詰め過ぎないよう、適度に息抜きもするといい。
 煮詰まったら一度離れることも勉強のコツだな」

睦月先生
「ではまた次回」

《使い魔術》

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チャーミィちゃん
「ワンキュ!!! ワオーン!!
使い魔のじゅぎょうだぞ!!
 ヤル気はいっぱいあるか!? オレサマはあるぞ!)」

チャーミィちゃん
「ワンワ、ワンワンオ……ワンワ!
(今日はそうだなぁ……
 使い魔術とはチョット離れるが、召喚術について話してやる
 まあ前回の続きのようなモノだな!)」

チャーミィちゃん
「ワン、ワフワフ……ワンワフ、ワンオ
(召喚術っていうのはまあ、前回も言ったし名前の雰囲気でワカるだろう。
 魔力やらなにやらをギセイにどこからともなく色々呼び寄せる魔法だ)」

チャーミィちゃん
「ワンワキュ、ワン!!
(んで前回は無機物も呼べると言ったが、
 なんと頑張ればニクも呼べるのだ!!)」

チャーミィちゃん
「ワンワン! ワンワ、ワオン
(すごいだろう!
 ようは食料を呼べるのだ)」

チャーミィちゃん
「ワンワ……ワン……ワンワン……
(でもな、問題がある……
 まず、何のニクかわからない。
 そして、前回も言ったが魔力切れで召喚対象は消える)」

チャーミィちゃん
「ワン……ワンキュ、ワンワンワ
(たとえ呼び出したウマいニクを喰っても、
 ハラの中で消える可能性が高いのだ
 あまり意味が無いな)」

チャーミィちゃん
「ワンワン? ワンワ……ワンワン
(一見意味がないように思うだろ?
 だが呼び出したニクを囮にして、
 凶暴な野生動物やマモノから逃げるのに役立ったりするんだぞ)」

チャーミィちゃん
「ワンワフ! ワンワンワ、ワンワ!!
(ムダに思うことも上手に使えばスゴイだろう!
 オレサマみたいな偉大なマジュツシに一歩近づけるかもな!)」

チャーミィちゃん
「クゥ~ン……ワン……ワワン……
(う~ん……どうにかして、
 呼び出したニクをハラいっぱい喰えないものか……)」

チャーミィちゃん
「ワンワン、ワンワ! ワウン!
(ゴチソウを呼び出して、ハラいっぱいにいつでもできたらサイコーだろう?)」

チャーミィちゃん
「ワンワンワ……ワオン……
(やっぱりあの狂人に相談するしかないかなぁ……
 ヤだなぁ……オレサマの毛をむしろうとするしなぁ……)」

チャーミィちゃん
「ワ、ワワンワ、ワンキュ!
(あ、もう今日はおしまいだぞ!
 また次な!)」

《治癒魔術》

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マルル先生
「はああい、今日も出席ありがとうだわ!
 治癒魔術の授業を始めるだわよ~!」

マルル先生
「みんな大きなケガや病気はしてない?
 治癒魔術やスマートブックを使えばまぁ、
 よほどのことが無ければ大丈夫だと思うんだけど……」

マルル先生
「でも治癒させるということは、
 ケガをしたり病気したりしてるってことだから……
 結局苦しい事は味わってしまうんだわ……」

マルル先生
「理想はケガも病気も無く、治癒魔術を使うことのない、
 健康な生活を送ること、なんだけど。
 探索をしている以上、ケガ病気は仕方がないことだわね」

マルル先生
「だからと言って、自分から健康管理を放棄しちゃダメなんだわよ?
 規則正しく生活することが魔法を使う上でも大事……」

マルル先生
「って、エメル……エメロード先生辺りは言うかもだわね。
 でもたまには、友人同士夜更かししながらお喋りしたり、飲み明かしたり……
 そーいうのだって、きっと楽しいと思うんだわ」

マルル先生
「教師の立場上、声を大きくしてオススメは出来ないけど……
 でもしょっちゅうじゃなかったり、誰かに迷惑かけてなければ、
 ワタシはちょこっと目を瞑っておくだわよ」

マルル先生
「充実した生活を送るためなら、たまには羽を伸ばすのも悪くないと思うんだわ」

マルル先生
「ということで、街のおいしいお店とか情報があったら教えて欲しいんだわ!」

マルル先生
「……あっ、もうこんな時間になってたんだわ……
 脱線が大筋だったような……」

マルル先生
「え、ええと!
 魔法は精神状態が安定してないと、上手く扱えない事も在るから……」

マルル先生
「だから、こう、肩の力を抜く日も必要ってことだわね!」

マルル先生
「……学園長にはナイショだわよ?」

 

武術科

《総合武術》

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ソージロー先生
「総合武術の指南の時間だ。
 皆どうだろう、慣れてきた頃合いだろうか」

ソージロー先生
「慣れてきたと思う頃が一番隙が生まれやすく、かつ危険が伴う。
 そうなると負傷してしまったり、技術の伸びが停滞する事も在るかもしれぬ」

ソージロー先生
「故に、この辺りで今一度己を見つめ直し、
 そして自身に喝を入れ直すと良いだろう」

ソージロー先生
「焦りや不安なども出てくるかもしれないが、
 己の力を信じ、鍛錬を欠かすことなく励んでいれば、
 必ずどこかの道でその結果が花開く時が来るであろう」

ソージロー先生
「万が一、志半ばで挫折しようとも、その経験は後々の糧となる。
 無駄な事なぞ一つもないのだ」

ソージロー先生
「そう心に刻み、本日もしっかりと鍛錬に励むと幸いだ」

ソージロー先生
「では本日も素振りから始めようぞ」

ソージロー先生
「……うむ、良し。
 本日はここまでとする」

ソージロー先生
「先を目指しすぎて焦り、
 過度な鍛錬を行ってしまうとかえって危険であるからな」

ソージロー先生
「焦燥感に負けることなく、
 日々の予定をしっかりとこなす事を大事とせよ」

ソージロー先生
「それでは失礼する」

《要素武術》

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ラングリース先生
「よし、要素武術の授業の時間だよ。
 さぁ準備は良いかな?」

ラングリース先生
「前回は細かな動きを習得するために、
 生活に要素武術を取り入れるという話だったね
 日々の生活や探索にも役に立つと思うから、
 技術を磨くという意味でも積極的に使っていくといいよ」

ラングリース先生
「ああ、でもまぁ……マスク先生にも注意を受けたんだけど、
 日用品で要素武術を取り入れると、ちょっとした事故になりかねないから
 取り扱いには注意するんだよ?」

ラングリース先生
「等しく愛おしい生徒たちが、間違って事故、
 怪我をしてしまうと悲しいからね……」

ラングリース先生
「ということで今日はしっかりと要素武術の勉強を進めていこう。
 正しい知識は、事故を未然に防いでくれるからね」

ラングリース先生
「ま、習うより慣れろとも言うからね。
 知識を得たら、次は技術を磨いていくといい」

ラングリース先生
「そう……努力を重ねて磨かれ開花した技術は、
 どんな花や宝石よりも美しく輝く事だろう……」

ラングリース先生
「その瞬間を、私は見てみたいのだよ
 そのため、だけではないが――共に頑張っていこう」

ラングリース先生
「……よし、時間だね。
 しっかり学べたかな?」

ラングリース先生
「力を磨くというのは大変な道のりかもしれないが……
 だが必ずゴールが待っているはずだよ」

ラングリース先生
「まぁソージロー先生なら、現状に満足することなくさらに研鑽を積め、
 というかもしれないがね」

ラングリース先生
「ゴールというのは人それぞれだから、気にすることは無いよ
 私はその手伝いが出来れば上々だ」

ラングリース先生
「それじゃ、次の授業でも会えることを楽しみにしているよ」

《魔武器学》

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マスク先生
「よし、魔武器学の授業だ。
 大分、この時間にも慣れてきたな……」

マスク先生
「そうだ、今日は魔武器についてちょっと注意をしておこう」

マスク先生
「……といってもな、普通に考えたらわかる事なんだが……」

マスク先生
「日常生活で使う物、例えば包丁やらトンカチやらがあるだろう。
 あれを魔武器として使う者がいるんだ」

マスク先生
「いや、自らに馴染んでいるものを使うのが一番だから、
 別にオレは、その辺は何も言わないが……」

マスク先生
「だが魔武器として強化し、スペルストーンを埋め込んでいる物を、
 日常生活品と同じように扱うのはやめておいた方が良い」

マスク先生
「例を出すが、猛毒を付与するスペルストーンを埋め込んだ包丁で、
 うっかり調理してしまったら――
 ……どうなるか、あらかた予想はつくだろ?」

マスク先生
「普段は注意していても、手に馴染んだものをうっかり使ってしまう事はあるかと思う。
 まして日用品に使っていたら誤用してしまう確率は高い」

マスク先生
火属性のトンカチで日曜大工なんてしてみろ、ボヤ騒ぎだぞ。
 そんなことにならないように、日用品を魔武器にすることは避けるか、
 もしくは探索時以外の時はスペルストーンを外しておくなりすることだ」

マスク先生
「……頼むから注意してくれよ」

マスク先生
「……ん、もう時間か。
 今日はここまでだな」

《探索学》

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ジル先生
「探索術だ」

ジル先生
「本来探索術など、こういった授業で身に付くものでも無いのだがな……」

ジル先生
「まあ、予備知識があれば実践する時に役に立つかもしれんから否定はしない」

ジル先生
「今日はそうだな……
 探索を主としているならば基本中の基本だが、
 探索の道具についての説明でもするか」

ジル先生
「探索において、道具というのは必要不可欠だ。
 とはいえ魔法がかなりカバーをしてくれるが、
 それでも手に馴染んだ道具は信用できるだろう」

ジル先生
「まず基本的に、ダンジョンなんかは灯りを確保することが重要な事が多い。
 その探索場所自体が明るい事など稀だからな。
 そのためランタンや松明は必需品だが、
 灯りの魔法を使えば荷物を減らすことも出来る」

ジル先生
「足場が安定しない場所では、身軽な者が先導し
 ロープを張って移動しやすくするという事も在るな。
 これは樹や地魔法でツタを使う者も居る」

ジル先生
「閉じられた扉や鍵のかかった箱などを開ける、ロックピック……
 ピッキングツールとも言うな」

ジル先生
「これらは一人ひとり自分に合うように手作りだったり調整を加えていたりと
 自分の技術と相談できるアイテムだ」

ジル先生
「いわゆる鍵開けだが、こればかりは魔法は困難だろう」

ジル先生
「ただ開けるだけなら簡単かもしれないが、
 開けるまでにトラップが仕込まれている場合もある」

ジル先生
「箱やら扉はただ開ければいいという訳では無く、
 探索者は『最後まで安全に』開けることが求められるのだ」

ジル先生
「全員木っ端みじんになる可能性だってあるからな。
 慎重であることを求められるだろう」

ジル先生
「……ま、Smartbookを所持していれば何とかなるかもしれないが。
 それでもトラップを喰らう瞬間は味わうわけだ」

ジル先生
「苦痛をわざわざ味わいたいなら慎重になれとは言わんがな」

ジル先生
「終わりだ」

ジル先生
「探索術を学ぶのは結構だが、魔法も学んでおけよ」

ジル先生
「道具を魔法で補うことができれば、その分荷物が圧倒的に減るからな」

ジル先生
「探索を主とする者は身軽であるほど良い」

ジル先生
「……これ以上は時間外になるな。
 では解散」

 

共通科目

《体育》

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マイト先生
「ハッハッハ!
 皆の者! 己の輝かしきソウルは磨いてきたか!」

マイト先生
「ソウル! すなわち――」

マイト先生
「ンーーーーッマッソー!!!」

マイト先生
「さて、本日は……そうだな!!
 運動と筋肉に自信のある者はインナーマッスルを鍛えるため、
 プランク、サイドブリッジ、バックブリッジを50回ずつ!」

マイト先生
「なぁに、今までこの授業に耐えてきた筋肉なら1000回でも、ン大丈夫!!」

マイト先生
「緩やかな運動を好む筋肉にはァ~~……!!
 環境美化も兼ね、学園を10週しつつゴミ拾い、
 もしくは重いじょうろを持ち上げ花壇の草花に水やりだ!!」

マイト先生
「ムゥッ? たまには魔法の授業も……?
 健全な魔法は健全な肉体に宿る。
 すなわち、筋肉こそ魔法!!!」

マイト先生
「では筋肉に自信生徒はプランク開始!!」

マイト先生
「環境美化組は、じょうろかゴミ袋を持って駆け足ィ!!」

マイト先生
よくやったぞ、(名前)!!」

マイト先生
「良いか、再度言うぞ。
 筋肉こそ魔法!
 魔法は筋肉だぁぁぁーーーーー!!」

マイト先生
「そろそろ皆も筋肉魔法ができるようになってきた頃ではないか?」

マイト先生
「次の授業で見せてくれ!
 楽しみにしている!!」

マイト先生
「では解散!!!」

《保健/薬学》

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メリーナ先生
「はぁ~い、今日も~薬学の~授業で~す」

メリーナ先生
「今日から~、前回言っていた通り~、
 劇薬っぽいものも~扱っていくので~
 ちゃあんと~注意して~作ってねぇ~」

メリーナ先生
「今日は~、そうねぇ~、睡眠薬を作っていきましょう~
 といっても~強力な物では無くて~
 眠いけれど~眠れないコに~使うと~
 快適な入眠を~手助けする程度のものよぉ~」

メリーナ先生
「先生は~、皆の事を信じているけれど~、
 無暗に他人の飲み物に混入したりは~しちゃだめよぉ~?」

メリーナ先生
「錠剤か~、水薬か~、好きな方を選んでねぇ~」

メリーナ先生
「ネムの草~、砂糖水~、魔力草~、その他諸々~♪」

メリーナ先生
「はぁ~い、準備が出来たら~、まずは草を刻んでねぇ~」

メリーナ先生
「……そして出来た抽出物を詰めて~、完成よぉ~」

メリーナ先生
「そうそう~、このお薬~、飲み物に混ぜたら~、
 たちまち虹色になるから~、すぐに分かるようにしてあるからねぇ~」

メリーナ先生
「味も成分も変わらないからぁ~、
 水に溶かして~自分で服用する分には~大丈夫だから~」

メリーナ先生
「それじゃあ~使用期限内に~使ってねぇ~
 眠れないときには~快適よぉ~」

メリーナ先生
「それじゃあまたねぇ~」

《歴史》

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ミラージュ先生
「歴史の授業の時間ね。
 さ、今日もサクっと進めましょ」

ミラージュ先生
「そうねえ……ここ最近スペリオルの話ばかりになったわね
 今日はグラディアスの話でもしましょ」

ミラージュ先生
「この世界で魔法が希薄なのは前も言ったと思うんだけど。
 その代わり……と言っては何だけれど、スペリオルと比べて身体能力が高い者も多いわ」

ミラージュ先生
「それはヒトだけじゃなくて、この世界に蔓延っているモンスターも当てはまるわ」

ミラージュ先生
「……この世界に住んでいた生徒なら、
 地下遺跡をウロウロしているスペリオルのモンスターが
 弱く感じた者もいるかもしれないわね。
 ま、それを補って余りあるのが魔法なんだけれど」

ミラージュ先生
「まぁあくまでも多いっていうだけで、フツーのヒトや動物もいるわけだから、
 別に気にするほどでもないと思うわ」

ミラージュ先生
「ああ、そういえばジル先生がこの世界の西方出身だったわね」

ミラージュ先生
「あの人は魔法のチカラ無しでも、
 地上から民家の屋根くらいまで簡単に飛び移れるのよ。
 びっくりよねぇ。
 まぁ種族の特性っていうのもあるかもしれないけれど」

ミラージュ先生
「魔法が殆ど無い分、工夫したり、
 試行錯誤して暮らしていった結果の進化なのかもしれないわね」

ミラージュ先生
「そんなこの世界に、魔法が一般的になったら……
 スペリオルを凌ぐような世界になるのかしら?
 それとも、新たなチカラに溺れるのかしらねぇ……」

ミラージュ先生
「はいはい、時間よ。
 今日はここまでにしておきましょ」

ミラージュ先生
「身体能力の差なんて、魔法や薬で簡単に……
 まあ一時的なものも多いけれど、どうにかなるのよ」

ミラージュ先生
「ああ、でも。
 学園外に遠出するときは注意しておくことね。
 魔法に頼ってばかりだと、
 魔法が使えない範囲に行ってしまった時に危険よ」

ミラージュ先生
「モンスターと対等に渡り合う自信がないなら、
 魔法に頼らない逃げ方や対抗手段も会った方が良いと思うわよ
 余計なお世話かもしれないけれど」

ミラージュ先生
「わたくしが受け持った生徒が犠牲になったなんて話、後味が悪いじゃない。
 アナタたち、精々生き延びるのよ?」

《魔道具》

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リベルタ先生
「さて魔道具の授業の時間だな。
 時間が惜しい、さっさと始めるとしよう」

リベルタ先生
「今日はそうだな……
 ああ、学園内のあちらこちらを護っている、
 ゴーレムについての話をしてやろう」

リベルタ先生
「この学園に配備されているゴーレムは、普段は学園内ではあまり見ないとは思うが……
 学園の守護と整備を行わせている。
 あれも我輩の作品の1つだ」

リベルタ先生
「学園内の壁やらなにやらが壊れたら修復するように、
 そして万が一……、
 スペリオルの侵入者が学園内に入ってきた時に起動するようにしているのだ」

リベルタ先生
「学園の生徒に危害を加える外部の者が現れた場合にも起動するぞ」

リベルタ先生
「さてゴーレムはとても特殊なものだ。
 魔力の定期的な供給は必要だが、
 基本的に命令に忠実ながら自分で動くことが出来る」

リベルタ先生
「ゴーレムは使い魔という者もいるだろう。
 召喚などで呼び出した異世界のゴーレムはその類いだろうが、
 我輩がイチから作り上げたゴーレムは魔道具と呼べるだろうな」

リベルタ先生
「面白いぞ、ゴーレムの作成は。
 大きさから始まり、様々な用途、ボディの素材に至るまで選択肢は無限大だ。
 1体1体、作者の趣向がにじみ出るぞ、あれは」

リベルタ先生
「そうだな……
 いつかゴーレム作成を授業に取り入れるのも、面白いかもしれん」

リベルタ先生
「ああ、だが貴様ら自分で作る場合はくれぐれも大きさと魔法の強度に気を付けるのだぞ。
 暴走したら学園内のゴーレムが黙っていないからな」

リベルタ先生
「ふむ、時間だな」

リベルタ先生
「自作ゴーレムは魔道具だが、製作者の意図しない動きをすることもよくある事だ。
 魔道具の扱いに慣れぬうちは手を出すんじゃないぞ」

リベルタ先生
「いや……まて……そうなると……
 自ら考え行動するゴーレムも不可能ではないな……
 ふむ……」

リベルタ先生
「我輩はやることが出来た。
 今日はここまでにしておこう。
 ではな」

《古代言語》

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パルフィー先生
「古代言語の授業を始めましょう……
 準備は宜しいですか?」

パルフィー先生
「実は先日、地下探索をしていた方々から、
 新しい古文書が出土されたそうなのです」

パルフィー先生
「今までも古文書は何度か発見されているのですが、
 これは沢山の絵らしきものも描かれていまして、
 今までの、古代言語だけの古文書とはまた違うタイプで、
 もしかすると歴史的発見となる可能性もあり……」

パルフィー先生
「あ、す、すみません!
 つい、夢中になってしまいました……」

パルフィー先生
「え、ええと。
 Smartbookでこの古文書の内容を読めるようにしていただきましたので、
 一緒に解読していきましょう、というのが本日の授業となります」

パルフィー先生
「本来なら簡単な物はすぐにSmartbookが翻訳してくれていると思うのですが、
 今回は授業用ということで、翻訳機能の制限をしていただきましたのでご了承くださいね……」

パルフィー先生
「解らない言語があれば、遠慮なく声をかけてください」

パルフィー先生
「……あ、もう時間ですね……
 どれくらい翻訳出来ましたか?」

パルフィー先生
「絵画の部分が多いので、
 どうやら古い時代の絵本……のようなものでしょうか……」

パルフィー先生
「絵本であれば、もしかすると小さな子用かもしれません」

パルフィー先生
「簡素かもしれませんが、スペリオルの思想などを読み取るいい機会となるかもしれませんので、
 良ければ読んでみてくださいね」

パルフィー先生
「それでは本日はここまでです。
 お疲れさまでした」

《自習》

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自習の時間になった。

が、また学園長がやってくるのだろうか……?

気配を消してやってくるから、
あまり気配を警戒しても意味がないかもしれないが……

――遠くから、あるいは近くからか。

適度な距離を感じる程の場所から、時刻を知らせる鐘の音が響いた。

どうやら授業の時間が終了したようだ。

思い思いの時間を過ごすことが出来たかもしれない……