No.023 | ||||
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九九式艦爆 | 艦上爆撃機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | |||
爆装 | +5 | 対空 | ||
対潜 | +3 | 索敵 | ||
命中 | 回避 | |||
射程 | ||||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
複葉の九六艦爆から一新、単葉の近代的な艦上爆撃機として登場しました。 「九九艦爆」と呼ばれ、「九七艦攻」と共に初期の機動部隊の攻撃隊戦力の中核を担います。 固定脚の低速機であるため、より高性能な高速艦爆「彗星」にその座を譲っていきました。 |
ゲームにおいて
- 多くの空母の初期装備で、艦爆の中で最も弱い。旧型機だから(ry
- 序盤の海域では活躍するが、中盤以降では上位互換の彗星が主力となる。
- のだが、開発がうまくいかず九九艦爆が長らくお世話になった提督も多い。完全に史実
- 対潜能力が僅かながら上方修正を受け続けている。
- 2013/11/01のアップデートで、対潜能力が+1から+2に上方修正。
- 2013/12/24のアップデートで、対潜能力が+2から+3に上方修正。上位互換の彗星並の対潜能力をGETした。
小ネタ
- 元ネタは、愛知 九九式艦上爆撃機一一型(D3A1)。最も多くの連合軍艦船を沈めた爆撃機として知られる。連合軍コードネームはVAL
愛知航空機他2社に競争試作の形で開発が命じられ、最終的に愛知の機体が採用されるに至った。- ドイツのハインケル社のHe70という多用途機を参考に開発。布張りの複葉機だった先代(九六式艦爆)から一転、近代的な全金属製の単葉機が完成した。
零戦や九七式艦攻と共に大戦初期の快進撃を支えた名機だが、例によって例の如く、後継機の開発が難航。性能が陳腐化しても使われ続けた。- 新鋭機に対抗すべく改良型の二二型(D3A2)が開発されたが、性能は十分なものではなかった。
現場からは「九九式ドンバク」や「窮窮式艦爆」と不名誉なあだ名をつけられ、果ては生存性の低さを揶揄して「九九式棺桶」と自嘲される有様であった。
- 新鋭機に対抗すべく改良型の二二型(D3A2)が開発されたが、性能は十分なものではなかった。
- 同時期の米軍の艦上爆撃機ドーントレス*1と比較すると機動性や航続距離は勝るものの、速度や爆弾搭載量、防弾性能等で劣っていた。
初期型同士の比較ではまだ一長一短で済むものだったが、Ju-87?に刺激を受けたドーントレスは基礎工業力に裏打ちされた改良を次々と実装。
エンジン出力上昇、機銃攻撃力の増大、防弾設備の拡充。果ては艦上爆撃機として初の索敵レーダーを搭載することになる。
- ドイツのハインケル社のHe70という多用途機を参考に開発。布張りの複葉機だった先代(九六式艦爆)から一転、近代的な全金属製の単葉機が完成した。
- イラストの機体番号はE II-206。瑞鶴飛行隊所属機、搭乗者不明。別名は「報国525『第五八全日本號』」。
- 報国525号は朝日新聞社が紙面で寄付を募って購入し、海軍へと寄付された献納兵器。詳しくは九六式艦戦の項を参照。
- 報国525号は朝日新聞社が紙面で寄付を募って購入し、海軍へと寄付された献納兵器。詳しくは九六式艦戦の項を参照。
- 蝶と遊んだりご飯食べたり軍配片手にノリノリだったりと楽しそうな艦載機の妖精さんの中で、ただ一人青褪めた顔で涙を流している。妖精さんファイト
小ネタ2
艦娘による解説
づほ
- 「九九艦爆は、脚が可愛いのよ、脚が」
- この脚、大きい分重そうに見えるけど引き込み装置より表面を覆うだけのカバーの方が軽いからむしろ引込脚より軽いのよ。
当時は重量を軽くするために固定脚にするって話があったぐらいなの。
ちなみにそのカバーのことはスパッツって言うんだけど…って提督、陽炎型駆逐艦の子たちを変な目で見るのはやめてくれない?
- この脚、大きい分重そうに見えるけど引き込み装置より表面を覆うだけのカバーの方が軽いからむしろ引込脚より軽いのよ。
- 妖精さんが死にそうだけど大丈夫?…急降下爆撃中みたいね。帰ってこれるかしら。
- 帝國海軍についてちょっとでも齧ったことがあれば、誰でも知っているほどの有名な艦上爆撃機ね。
ドイツのHe70を参考に作られたもので、固定脚なんだけど、単葉全金属製の近代的な機体だったのよ。 - その優秀さは各地の戦場を駆け巡り云々、と言いたいんだけど…残念だけど機動性以外はお寒い限りの微妙な機体だったのよね。
- 特に同時期の米海軍艦爆「ドーントレス」と比較すると、速度でも搭載量でも防弾装備でも負けているという現実があったの。
でも脚の可愛さは負けてないと思うのよ。
- 特に同時期の米海軍艦爆「ドーントレス」と比較すると、速度でも搭載量でも防弾装備でも負けているという現実があったの。
- それでも初めての近代的な艦上爆撃機で、帝國海軍の期待は大きかったの。
頑張って作ったものだしね。
唯一と言っていい程の利点が機動性で、熟練パイロットの腕前のお陰で大戦初期は凄まじい戦果を上げていたのよ。- 蒼龍さんに乗っていらした江草隆繁隊長の指揮する艦爆隊が特に有名よ、興味があったら調べてみてね。
- 勿論本来ならこの性能で納得せずに、後継機が開発されているはずなんだけど…。
- 後継機となるはずの彗星は遅れに遅れ、仕方がなく九九式艦爆を改良しつつ使い続ける羽目になっていったのよね。
まあ彗星は彗星で悪くないんだけど、整備大変なのよ、整備が。 - 当然まともに戦えるはずもなくて、被害ばかりが拡大して「九九式ドンバク」だの「窮窮式艦爆」だの
果ては「九九式棺桶」だのなんて不名誉なあだ名が付くことになっちゃったのよね。最終的にはアレにも使われて…。
- 後継機となるはずの彗星は遅れに遅れ、仕方がなく九九式艦爆を改良しつつ使い続ける羽目になっていったのよね。
- この機体について語る場合は、初期の栄光と末期の惨状、あと脚の可愛さを抜きにしては語れないのよ。