瑞穂

Last-modified: 2021-01-21 (木) 00:29:11

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No.251
提督、お疲れ様です。水上機母艦瑞穂、推参致しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。瑞穂(みずほ)瑞穂型 1番艦 水上機母艦
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久41火力12 / 36
装甲19 / 42雷装0 / 32
回避19 / 37対空16 / 32
搭載24対潜0
速力低速索敵36 / 74
射程8 / 39
最大消費量
燃料35弾薬35
搭載装備
1212.7cm連装高角砲?
12零式水上観測機?
装備不可
装備不可
改造チャート
瑞穂瑞穂改(Lv40)
図鑑説明
水上機母艦、瑞穂です。千歳、千代田に続いて建造された、甲標的も運用可能な特殊水上機母艦です。
新機軸の機関部があまり上手く行かなくって……でも、開戦初頭の南方作戦などに参加致しました。
お役に立てるよう頑張りますね!

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:石上静香、イラストレーター:アキラ (クリックするとセリフ一覧が開きます)
セリフCV:石上静香、イラストレーター:アキラ
入手/ログイン提督、お疲れ様です。水上機母艦、瑞穂、推参致しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
母港/詳細閲覧うふ、提督、どうされたのですか?何かお忘れ物でも?
瑞穂をお呼びかしら?嬉しいわ。
母港/クリック時提督、瑞穂にお気を使っていただいてうれしいです。大丈夫、いつでも出撃できますわ。
ケッコンカッコカリ(反転)
編成水上機母艦、瑞穂、参ります。…少しゆっくりで、ごめんなさい。
出撃艦隊旗艦、瑞穂。進発いたします。皆さん、参りましょう。
遠征選択時
アイテム発見
開戦て、敵艦!?発見いたしました。…ど、どうしましょう?か、合戦用意!…ですね?
航空戦開始時敵艦を、捕捉しなくては…!瑞穂、しっかり!
夜戦開始よ、夜ですね?敵を追撃いたしますが、夜戦になってします…。どうしましょう…。
攻撃瑞穂、参ります。攻撃開始、撃ち方、始め!
敵艦を、捕捉しなくては…!瑞穂、しっかり!
連撃/弾着観測射撃/夜戦攻撃
小破あぁっ!痛い、魚雷ですか…?
小破/旗艦大破いやぁ…!だ、大丈夫…?まだ沈まないで、お願い…!
中破/大破あぁ~っ!こんな恰好で…。でもまだ、航行でき、ます…!
勝利MVPえぇ!?瑞穂の…瑞穂の戦果が一番なのですか?提督…あの…どうしましょう?
帰投提督、艦隊戻りました。無事に港に着いてよかったです。
補給提督…瑞穂、感謝いたします。
改装/改修/改造水上機がいいかしら…それとも甲標的?どうしましょう…。
見たことのない兵装ですね。新兵器でしょうか?ありがとうございます。
水上機を出しましょうか?
入渠(小破以下)…少し、煤が付いてしまいました。申し訳ありません、しばし下がりますね。
入渠(中破以上)申し訳ありません、このような姿で…。瑞穂、湯浴みに参ります。すみません…。
建造完了提督、新しい艦の建造が完了した模様です。
戦績表示情報を確認されるのですね。お待ちください。整理してお持ちします。
轟沈(反転)瑞穂、沈むのですね…。でも、今度はお役にたてて、良かった、です…。
時報(0時)
(6時)
(12時)
(18時)
放置時おかしいわ、新しい機関部のはずなのに…。あ、提督。なんでもありません。瑞穂、大丈夫です。

ゲームにおいて

  • 2015年8月10日のアップデートで新規に実装。クリア報酬では無くドロップ艦。
    夏イベント:期間限定海域【反撃!第二次SN作戦】?のE3のボスドロップで入手できた。
    • 通常海域でのドロップや建造では入手不可のため、通常は新規/追加入手の手段が無い。


  • 水母としての基本的な性能や特性はちとちよ?と同様なので、ほぼ同じ使い方ができる。
    • ちとちよと異なり最後まで改造しても水母で、最終的なステータスや艦載機搭載数は彼女達より高めになる。
    • ちとちよと同様に爆雷が積めるが、水上爆撃機が無いと対潜攻撃できないのも同じ。
      演習や1-5、4-3等で潜水艦を相手に育成する際には留意しておこう。
    • 速力は低速で、ちとちよと異なり5-4などの高速艦ルート固定には使用できない。史実の実艦速力も22ktと低速だった。
      • 飛鷹型より鈍足なのだが、2015年8月の実装当初はなぜか速力が高速に設定されていた。
        その後、実装イベント終了に伴う2015年9月7日のアップデートで速力が高速から低速へ修正された。同時に索敵基本値/索敵最大値も35/70→36/74に上方修正された。
    • 甲標的を装備可能だがLv1の時の雷装値は0、よって錬度を上げるか近代化改修で雷装を1以上にしないと、雷撃戦には参加しないので注意。
      • 雷装値0で甲標的を載せている場合、無印ちとちよ同様開幕雷撃のみ参加する。
  • 初期装備に零式水上観測機?を持ってくる。初期装備でお馴染みの零式水上偵察機?と間違えて破棄しないようにロックは忘れずに。零式水上観測機を持参してくるのは、大和武蔵?に続いて3人目である。
  • 4隻目の水上機母艦が実装されたため、同じ艦を使うことなく水母2隻が必要な「水上機基地建設」と「水上機前線輸送」の遠征に同時に出すことが可能になった。
    • ただし改造後の燃費はちとちよ(甲)のほうが安上がり。
  • 2015年9月7日のアップデートで浴衣グラが追加。
    • 通常時には不明だったブラだが、上下お揃いであることも判明した。お気に入りなのか通常時と同じ柄。

小ネタ

  • 千歳型の準同型艦。彼女らと同様に水上機母艦(第一状態)、なおかつ甲標的?母艦(第二状態)としても活動可能な艦として生まれた。
  • 艦名は日本国の美称の一つである「瑞穂国」に由来する。稲穂が豊かに実る国土という意味。
    • 戦後はその名を海上保安庁のヘリコプター2機搭載巡視船、「みずほ」が引き継いだ。
      巡視船みずほは、みずほ型巡視船のネームシップ。海上保安庁の中ではしきしま型*1の2隻に次いで大型の船である。*2
  • 日本国の美称であるためか、海上自衛隊は現在までのところ使っていない*3
    • そもそも海上自衛隊の命名基準に「日本国の美称」は無いので、その辺の変更が無い限りは復活しないと思われる。
  • 千歳型はタービン・ディーゼル併用であったが、瑞穂はディーゼル機関のみとして作られた。
    大和型にディーゼルエンジンを採用する予定があったため、そのテスト艦でもあったのである。
    • ……のだが、瑞穂のディーゼル機関はやたらめったら故障を起こし、結局大和型にディーゼルエンジン採用は見送られる。それのみならず、瑞穂は機関の不調のためドックで寝込みっぱなしの期間が長かった。長いこと出力も制限されて定格出力に届かなかったため、ほとんどの期間で17kt~18ktが目いっぱいの速度だったのである。
      • 当時のディーゼル主機の顛末については大鯨の小ネタを参照されたし。
    • なお瑞穂の後に建造された水上機母艦日進(艦これ未実装)もディーゼル機関のみだったがこちらは瑞穂のものとは対照的に故障は少なく、
      瑞穂の3倍のエンジン出力もあって28ktという快速を発揮できたまさしく高速水上機母艦・高速輸送艦であった。瑞穂は泣いていい
      • ちなみに日進はソロモン諸島のブーゲンビル島沖、すなわち瑞穂がドロップした激突!第二次南太平洋海戦?の海域にて沈没している。運営は日進と瑞穂を混同したのかも…

  • ディーゼルエンジンのみのため煙突がなく、後部クレーンの付け根にマフラーが付いてるのみ。
    • さらに千歳型にあった空母の飛行甲板のような天蓋も設置していなかったので、大きめの艦橋とクレーン以外の部分ははのっぺりとした印象の、不思議なシルエットの艦だった。
      • イギリスやイタリア海軍はこの艦に非常な興味を持ったらしく、数多くの写真を撮影して残している。
  • また、瑞穂はハインマット装置と呼ばれる一風変わった水上機揚収装置を積んでいた。
    普通、艦を大きく旋回させて静波した海面に水上機を着水させ、その横へ艦を停止させた上でクレーンで吊り上げて収容しなければいけない。
    • しかし瑞穂の装置の場合、まず艦の後ろへ巨大なケンバス*4をゆるんだフンドシのように長く垂らす。
    • 着水した水上機を上に乗せ、このケンバスを巻き取ると、飛行機は艦尾まで引っ張られてゆく。あとはクレーンで吊り上げるだけ。低速ではあるものの、航行しながら水上機を回収できる画期的な装置だった。
      ……が、この装置を使うと、いちいち長大なケンバスを貴重な真水で洗ってから仕舞わなければいけない。
      そんな点が嫌われたのか、結局この装置は殆ど使われなかったという。
    • なおこのハインマット装置も大和型に搭載される予定があったが、上述のようにあまり実用性のない装置と判明したので、搭載は見送られた。
      • 給油艦・水上機母艦・飛行艇母艦として活動した神威も一時期はこれを装備していた。

  • 太平洋戦争では準同型艦の千歳とともに第十一航空戦隊(十一航戦)を編成していた。
    • 改の時報でも「千歳さん」について言及している。
  • 開戦劈頭の比島作戦や南西方面への作戦には零式水上観測機と九四式水上偵察機を搭載して参加し、偵察・上空哨戒・対潜警戒・陸戦協力など種々の任務に従事した。
    • これらの作戦中、瑞穂に乗艦していた河村一郎飛曹長(当時一飛兵)は零観で爆撃機を2機撃墜するなどの戦果も上げている。
      • 同氏はソロモン方面に転属してからも、零観でB-17やPBY飛行艇など計3機を撃墜している。その後、戦闘機搭乗訓練を受け、台湾沖航空戦にも参加。最後は芙蓉部隊に所属して終戦を迎えた。
  • 瑞穂は自身を「甲標的を運用可能な艦」と説明しているが、実際に甲標的母艦への改装が行われたかどうかは良く分かっていない。開戦後、艦尾まわりに甲標的発進設備を設けたとする説*5もあるが、甲標的母艦としては低速である点*6や、搭載設備的な観点から改造されなかったとする説もある。
  • 武装は一般に12.7 cm高角砲3基と25mm連装機銃10門とされているが、艦橋前に設置された機銃の左右付近に三年式8㎝単装高角砲を1基ずつ設置していたことが判明している*7

  • 故障に次ぐ故障に手を焼き続け、大改修工事の末ようやく人並みに動けるようになったと思ったら、直後に御前崎沖で米潜水艦ドラムの雷撃が直撃。病弱の上に薄幸とか王道ヒロイン
    高雄?摩耶が救援に駆けつけるも、大火災と浸水はもはや手が付けられず。
    やがて力尽きた彼女は、高雄と摩耶の敬礼の中、あえなく沈んでいった。
    時に昭和17年5月2日。艦首に菊の御紋章がついた、旧海軍で言うところの正式な「軍艦」としては太平洋戦争での喪失第1号という不名誉な記録を残すこととなった。
    • ちなみに駆逐艦や輸送船は菊の御紋章がついていない、つまり「軍艦」の分類ではない。なので、瑞穂よりも以前に沈没した艦艇自体は存在する。要注意。
    • 艦娘の瑞穂は自分自身が初の『軍艦の轟沈艦』として自虐したりすることは(今の所)ない。
  • 艦種や戦歴など決してメジャーとは言いがたい艦ではあるが、また一定年齢以上の軍オタにとっては馴染み深い艦でもある。
    それまでの戦記ものとは一線を画してイラストエッセイの体裁を取り、豊富なイラストと軽妙な筆致で昭和50年代に人気を博した光人社よもやま物語シリーズ。
    棟田博著『陸軍よもやま物語』と並んでその第一弾を飾った小林孝裕著『海軍よもやま物語』に、著者の乗艦として登場したからである。
    • 著者小林氏は瑞穂に乗り組んで、支那事変帰りとはいえ余りにノンビリした瑞穂の雰囲気に驚いている。
      以前に乗っていた「鬼の山城?」とは全く正反対の、至って自由気楽な雰囲気の艦だったという。
    • が、気風の緩やかさは同時に乗員のタガの緩みにも直結していたらしい。
      戦時だというのに某下士官が「暑くて寝苦しいから」(遮光カーテンは閉めてあるとはいえ)舷窓を開け放って寝ていて、巡見時に先任衛兵伍長からブン殴られた一幕などもそうである。
      そして沈んだ日の前夜も下士官兵の進級日で、昇進祝いの宴席が艦内あちこちで開かれており、さらに本土近海という油断も手伝ったのだろう。
      ベテラン下士官兵たちは酔眼朦朧、当直の見張りに立っているのは新兵ばかりで、そこへ潜水艦の魚雷をくらったのだった。
      悪いことに瑞穂の緊急ブザーは度々誤作動を起こしており、この時も緊急事態を告げるブザー音を大部分の乗員たちは「またか」と聞き流した。
      結果その直後、何の準備もしていないところへの魚雷命中となり、被害が大きくなったという。

*1 二番船はあの「あきつしま
*2 みずほ型2番船の船名「やしま」も日本の古称である「大八洲國(八島)」を由来としている。つまり、海保のヘリ2機搭載大型巡視船4隻の船名(しきしま、あきつしま、みずほ、やしま)は全て日本の美称・古称を由来とする名称で統一されている。
*3 秋津洲扶桑なども同じく海上自衛隊には引き継がれていない。
*4 海軍用語で、一般的にはキャンバスと呼ばれる
*5 福井静夫「日本空母物語」など
*6 甲標的の発進は速力20ktで行うことが計画されており、発進実験はこの速力で行われた。母艦に対しては、それ以上の30kt程度が求められていた。
*7 艦船模型スペシャル No. 49「『千歳』型水上機母艦」