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No.184 | ||||
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大鯨(たいげい) | 大鯨型 1番艦 潜水母艦 | |||
艦船ステータス | ||||
耐久 | 39 | 火力 | 5 | |
装甲 | 15 | 雷装 | 0 | |
回避 | 24 | 対空 | 16 | |
搭載 | 8 | 対潜 | 0 | |
速力 | 低速 | 索敵 | 24 | |
射程 | 短 | 運 | 20 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 35 | 弾薬 | 10 | |
艦載 | 装備 | |||
2 | 12.7cm連装高角砲? | |||
3 | 毘式40mm連装機銃? | |||
3 | 未装備 | |||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
大鯨 → 龍鳳(Lv25+改装設計図) → 龍鳳改(Lv50) | ||||
図鑑説明 | ||||
潜水母艦、大鯨です。 潜水艦隊旗艦機能と補給物資や水上偵察機を装備して、潜水艦作戦を支援します。*1 いざという時は空母に改装できる空母予備艦として設計されました。頑張ります! |
セリフ | CV:小倉唯、イラストレーター:玖条イチソ |
入手/ログイン | こんにちわあ。潜水母艦大鯨です。 不束者ですが、よろしくお願い致します。 |
母港/詳細閲覧 | なんでしょうかあ? |
潜水艦と編成ですか? お任せください! | |
えっと、この中ですか? 玉ねぎや馬鈴薯…あと…補給用の魚雷とか…です…はい… | |
ケッコンカッコカリ(反転) | 提督…こんな私を、生まれたままの姿で育ててくれて、本当にありがとうございます…いつも、はい、いつも、感謝しています。いつまでも、提督といっしょに… |
ケッコン後母港(反転) | 提督、お疲れではないですか?私、潜水母艦なので、居住性はちょっと自信あります。 |
編成 | 潜水艦隊旗艦、大鯨、出撃します! |
出撃 | 潜水艦隊旗艦、大鯨、出撃します! |
潜水母艦、大鯨、抜錨しますね! | |
遠征選択時 | 嬉しいかも。 |
アイテム発見 | 嬉しいかも。 |
開戦 | 敵艦発見! …ど…どうしましょう……! |
航空戦開始時 | --- |
夜戦開始 | この武装で艦隊戦は…無理かもー! |
攻撃 | 敵艦発見! …ど…どうしましょう……! |
えっ!? えーっと…こ、攻撃!? | |
連撃/弾着観測射撃/夜戦攻撃 | 当たって…当たってぇー! |
小破 | きゃーっ! |
やっ…やめてください! | |
中破/大破 | ちょ…直撃!? もっ…もうやだぁ……排水を急いで!沈んじゃう…! |
勝利MVP | えっ…嘘…わ、わたし!? …あっ、ありがとうございます…が、頑張ります! |
帰投 | 無事帰ってきました。よかったあ。 |
補給 | はい、ありがとうございます。 |
改装/改修/改造 | まあ~! ありがとうございます! |
ほんとに? ちょっと嬉しいかも。 | |
嬉しいかも。 | |
入渠(小破以下) | ごめんなさい、ちょっとお風呂に…。 |
入渠(中破以上) | すみません、また少しお風呂に…うぅ、電気溶接だとダメなのかしら……。 |
建造完了 | まあ!新しいお仲間が来たみたいです。 |
戦績表示 | 提督?状況把握ですね、大切ですね。 |
轟沈(反転) | え…私、沈むの…? …これが…みずの…なか…… |
時報 | |
放置時 | て・い・と・く、提督! あ、あの…潜水艦作戦は…… あっ、しばらくお休み…そ、そうですか…いえ、なんでもないんです…はい…… |
ゲームにおいて
- 2014年6月6日のアップデート時に実装された、艦これ初の潜水母艦。
- 元々戦闘艦ではないので戦闘時の特殊能力はない。ただし遠征「遠洋潜水艦作戦」及びそれに関わる任務の報酬(潜水艦53cm艦首魚雷(8門)?2個)獲得に必須となっている。
- 改造によって艦種が変わるので要注意。実装時点で同じ艦種は存在しないので、任務・遠征の状況を確認した上で改装すること。可能であれば2隻以上確保してから改造すると安心。
- れっきとした水上艦である。伊401?や伊19改などの潜水空母と間違える提督も多いので注意。潜水艦隊に大鯨を入れて出撃すると敵水上艦の雷撃と重巡以上の艦からの砲撃を纏めて受けてしまいあっという間に大破する。
潜水艦の支援用艦種であり戦闘できるようなステータスではない為、育成はあきつ丸や明石等と同様に演習か3-2-1の旗艦ボーナス等がメインになるだろう。
しかし支援無しでドイツまで遠征できる艦これ世界で潜水母艦は必要なのだろうか。
- 現状ではドロップ海域が限定される貴重な艦娘とされている。
- ドロップする海域として2-4、2-5、3-4、4-4、5-2が確認されている。今のところボスマスS勝利限定。
- レア掘りの定番海域である5-4で報告がない為、特設海域以外は同日の更新でBGMが変わった海域とドロップ海域が一致している可能性がある。
- EO海域でも、序盤にある1-5は出現報告が無く出現しないものと推察される。1-5は潜水艦ドロップの中心地なのに、どうしてその母艦が出ないのか。
- 7月末にアップされたあるプレイ動画にて、5-5ボスS勝利でのドロップが確認された。が、周回を狙うのはあまりに非現実的。
- ドロップする海域として2-4、2-5、3-4、4-4、5-2が確認されている。今のところボスマスS勝利限定。
- 2014夏イベント海域のE-3、E-5、E-6のボスマスでもドロップした。
- この大鯨入手のため海域を巡る行為、誰が付けたか「捕鯨?」と呼ばれる。嗚呼、今日もまた捕鯨船団が出航する。
- 出現海域のコストが重い為、あまり活動すると資材消費が激しい。資材の収支バランスを考えて。捜索は計画的に。
某反捕鯨団体?と同じように深海棲艦が過激な妨害をしてきますし
- 出現海域のコストが重い為、あまり活動すると資材消費が激しい。資材の収支バランスを考えて。捜索は計画的に。
- 相当に厳しいドロップ確率になっているらしい。
- 響?→Верный?に続き、改装で艦名が変わる艦娘である。
- 「改造に伴い艦種・艦名共に変わる」という意味であれば、艦これでは初となる艦娘と言えるかもしれない。
- 大鯨実装時点の既存艦で、艦種と艦名が同時に変わった艦は、小ネタに詳しいが、祥鳳?だけが該当する。*2
ただし、同時点では、改装・改名前の姿(潜水母艦「剣埼」)が実装されていないため、ゲーム内では大鯨が初となる。 - 同じく実装時点の既存艦で艦名が変わるのは前述の響の例のみだが、艦種は、戦艦→航戦、重?巡?→航巡、軽巡→雷巡、水母?→軽母、潜水艦→潜水空母など、既存艦にも複数存在する。
- また同じく実装時点において、部分的な変更ではなく完全な新規グラフィックという意味では当時の龍驤?に続き一人で3種の立ち絵を持つ艦娘である。*3
驚異の五段階変身を遂げるちとちよ?といい、軽空母組はオシャレに敏感なのかも知れない。
- 大鯨実装時点の既存艦で、艦種と艦名が同時に変わった艦は、小ネタに詳しいが、祥鳳?だけが該当する。*2
- 「改造に伴い艦種・艦名共に変わる」という意味であれば、艦これでは初となる艦娘と言えるかもしれない。
- なぜか艦船図鑑での音声では説明から欠落している文章がある。
- 艦種比較*4
- 潜水艦や水上機母艦とは違い甲標的 甲?は搭載できない。史実でそういった改装を受けていないからだろうか。雷巡は…
- カ号観測機?を搭載することができる。ただし対潜攻撃ができる艦種では無いため、実際に攻撃をすることはできない点に注意。
- 軽空母もカ号観測機単体では対潜攻撃はできない。別の攻撃機とセット運用が必要。詳しくは同装備のページにて。
- ちなみに小型主砲と偵察機は搭載できるので主主偵と装備すると昼連撃が可能になる。ただし威力はお察し。
副砲も装備できるので、同様に主副偵と装備すると弾着観測カットインが可能になる。やはり威力はお察し。
15.5cm三連装副砲?をガン積みすれば無印軽巡ぐらいなら一撃で倒せるようにはなる。が射程が中になるので演習等では使いにくいときもある。
- 開発においては空母系と同等の扱いになるらしく、艦載機レシピを利用するとSホロ艦載機が出現することが確認されている。
小ネタ
- ロンドン海軍軍縮条約での制限を潜り抜けるために、のちに航空母艦への改造を行うことを前提とした「空母予備艦」として建造された、「潜水母艦」である。
- 潜水母艦とは、洋上に展開する潜水艦への補給・乗員の休憩などの施設を持つ補給艦のことである。潜水艦専用間宮さん。*6
潜水艦は居住性や食料搭載能力が低かったため、このような支援のための母艦が必要だった。 - 食料や備品の補充、燃料や魚雷の補給のほか、各種部品の修理製作などの軽度整備、乗員の入浴や食事、宴会会場提供、
また更に各潜水艦長が集合しての作戦会議、潜水戦隊旗艦として通信能力を生かしての指揮などもこの種の艦で行われた。 - 名前のよく似ている潜水空母があるが、潜水空母は大型潜水艦に水上機運用能力を付加したものをあらわす、一種の便宜的な艦種である。
正式な艦種としては存在しないため、余所でドヤ顔で「潜母=潜水空母でしょ?」とか言うと恥ずかしい目に合うので注意。実際やらかした人もいるようで
「ゲームにおいて」にもある通り潜水母艦は普通の水上艦で、潜水艦ではない。潜水空母のワッペン「潜空」にすりゃよかったんじゃ……?- 世界屈指の潜水艦運用国となった現代日本においても、上記潜水母艦機能に加えて、遭難潜水艦救援機能を兼ね備えた「ちよだ」を運用している*7。
また原子力潜水艦を戦力の中核とする現代のアメリカ海軍も、原潜修理能力を有したエモリー・S・ランド級潜水母艦を運用している。
たまに横須賀に2番艦のAS-40フランク・ケーブルが寄港しているため、横須賀軍港めぐりで見た方もいると思う。 - 尚余談ながらアメリカ海軍には似たような艦種で「駆逐艦母艦」というものもあった。
こちらは居住性や水・食料の搭載量で劣ったWW2までの駆逐艦に補給と乗員休息を行う艦種であり、現在も維持されている潜水母艦と異なり、駆逐艦の大型化により消滅した。
- 世界屈指の潜水艦運用国となった現代日本においても、上記潜水母艦機能に加えて、遭難潜水艦救援機能を兼ね備えた「ちよだ」を運用している*7。
- 「空母予備艦」としての巨体を活かした、潜水母艦としては破格の大型艦*8であり、充実した母艦機能を持っていた。そのため、潜水艦部隊からは大歓迎を受けた。
空母用格納庫も艦上機用エレベータも空母改装の先取りで既に一部設置されていたが、イラストで、補給用魚雷を入れている袋が、それにちなんだデザインになっている。- なお、中破姿の彼女は煙突が印象的だが、実艦も艦中央部に立派な一本煙突を備えていた。
ところが、彼女はディーゼルエンジンであるため、本来こんな大きな煙突は必要ない。
実のところ、その下に格納庫などの空母改装用設備が整っていることを隠すためのダミー煙突なのであった。
- なお、中破姿の彼女は煙突が印象的だが、実艦も艦中央部に立派な一本煙突を備えていた。
- 同様の「空母予備艦」整備目的で同時期に建造されたのは、「剣埼(のち祥鳳?)」(高速給油艦、潜水母艦に計画変更し就役。後に空母改装)、「瑞鳳?(旧称高崎)」(高速給油艦、潜水母艦、空母に計画変更、最初から空母として就役)の剣埼型姉妹。*9
- 潜水母艦とは、洋上に展開する潜水艦への補給・乗員の休憩などの施設を持つ補給艦のことである。潜水艦専用間宮さん。*6
- 「大鯨」という艦名の艦としては初の就役艦であった。
が、実は巡洋戦艦赤城を空母に改装する際に、艦名を「大鯨」に改める計画もあった。(実際には巡洋戦艦時代の艦名で就役したのはご承知の通り。)
後に大鯨自身が空母に改装されることもあり、何かと空母と縁の深い艦名である。 - 1933年04月12日に起工、なんと7か月後の1933年11月16日15時15分に進水という超突貫工事で建造されている。
- 当初は電気溶接導入とブロック建造による大規模な工期短縮を見込んでいたが、後述の通りトラブル続出。
にもかかわらず進水は強行された。昭和天皇に事前に進水式の日程をお伝えしていたため、延期する訳にはいかなかったからである。
- 当初は電気溶接導入とブロック建造による大規模な工期短縮を見込んでいたが、後述の通りトラブル続出。
- 建造に際しては、当時最先端技術であった「大型ディーゼルエンジン」「電気溶接」を採用した。が・・・
- 電気溶接は先端技術ゆえの経験不足が祟り、歪みが発生して船体が反ってしまった。
このため、進水後に再入渠して船体を切断して歪みを直す羽目に。
実は、上記進水時には、通常付いているスクリューシャフトすら未取付だったが、その理由は、船体の歪みで、設置のための「軸心見通し」が出来なかったためである。
船体を再接合する際は、今度は電気溶接は使用せず、従来通りリベットを使用した。- 本艦や、建造中の最上?で主砲が回らないトラブル等、電気溶接の拙速ともいえる全面導入失敗の反動は長期に及んだ。*11
そのため、電気溶接は、大戦末期の戦時急造艦艇に全面採用されるまで、構造に影響しない部分への採用にとどまった。
結果、大型艦の戦時急造に致命的な遅れをとることとなる。*12 - 他に電気溶接については、あの大鳳?のガソリンタンクの継ぎ目の溶接に使われていたと言われており、それがタンクの強度不足を招き、後の爆沈の原因になったという説がある。
- とは言え、電気溶接による不具合は日本だけの問題ではなく、アメリカでも戦中に溶接とブロック工法を多用したリバティ型戦時標準船の自壊事件を幾つも起こしている。*13
結局この自壊事件とその後の調査・対応が造船界のブレイクスルーとなり、戦後の電気溶接の主流化がなされたわけである。 - ちなみにドイツでは、ほぼ同時期の建造であるドイッチュラント級装甲艦*14が溶接艦として有名である。
「ポケット戦艦」とも呼ばれるこの級は、ヴェルサイユ条約の制限を満たしつつ重武装*15を施すため、代償として船体、機関部の重量を軽減する必要があり、全溶接と全ディーゼル駆動を導入していた。
- 本艦や、建造中の最上?で主砲が回らないトラブル等、電気溶接の拙速ともいえる全面導入失敗の反動は長期に及んだ。*11
- 大型ディーゼルエンジンは、今後の主力艦への採用を見込んだ、先行採用であった。
しかし、よほど自信があったのか、大鯨の実績も待たず、直後の計画?艦?艇?群にも、見切り発車で一挙に導入したのである。
…結果、全艦見事に機関トラブルを抱えることに。出力は当初予定の半分、しかも発煙・故障に悩まされることに。文字通り実物大実験をやってしまったのである。最終的に安定して全力発揮が可能となるまで数年を要した。*16*17- そのため、設計中の新戦艦(後の大和型)では、改良された機関の搭載は間に合わないと判断され(装甲で囲んでしまった後では簡単に修理も交換も出来ない)、起工準備工事開始直前ギリギリ(1937年3月)に、ディーゼル+蒸気タービン駆動予定から全蒸気タービン駆動に設計変更して採用を断念したのである。*18
- この時期に、主力艦にディーゼル主機を採用しようとしたのは日本に限った話ではない。
新しいもの大好きドイツ海軍も、上述のドイッチュラント級で、重量減の他、速力と航続距離両立のためにディーゼル主機を導入している。*19
また、大規模建艦計画「Z計画」では、多種多様な艦艇にディーゼル機関の採用をもくろんでおり、とりわけ、ビスマルク?級の次の戦艦「H」級(1939年起工)では、大和に近い巨体を、全ディーゼル、かつ大和型以上の出力(3軸12基165,000馬力!!)で駆動しようとしていたのである。そんな装備で大丈夫か?
- その結果、1934年3月31日に形式上は竣工ということにして横須賀鎮守府籍となったものの、実際には完工しておらず、そのまま予備艦として工事が続行された。7月、ようやく呉鎮守府籍となり、当初は練習艦となった。
- 電気溶接は先端技術ゆえの経験不足が祟り、歪みが発生して船体が反ってしまった。
- 竣工翌年の1935年9月、第四艦隊事件で防水扉が破損して海水が流入したことにより舵が故障、人力操作で何とか横須賀まで戻ったものの、船体溶接部に亀裂が見つかり再度のドック入り。その後も、機関換装(要は総取替え)などで工事を繰り返し、潜水母艦としての実質のデビューは1938年まで待つこととなる。