No.060 | ||||
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零式艦戦62型(爆戦) | 艦上爆撃機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | |||
爆装 | +4 | 対空 | +4 | |
対潜 | +3 | 索敵 | ||
命中 | 回避 | |||
射程 | ||||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
大鳳?の初期装備 2013年7月,9~11月戦果上位報奨 | ||||
零式艦上戦闘機を艦上爆撃機仕様にした、通称「爆戦」です。 52型の胴体下に250㎏爆弾掛吊架を増設しました。 戦闘爆撃機型の機体で、爆撃後は制空戦闘機として空戦に参加できるマルチロールファイター。 あの攻撃方法は採用しないで通常攻撃です! |
ゲームにおいて
- 実装は2013年8月(7月戦果報酬)、開発解禁は2014年2月26日。開発以外では大型艦建造で建造できる大鳳?が1つ持ってくる。
- 単体でのスペックは零式艦戦21型(対空+5)と九九式艦爆(爆装+5,対潜+3)を合わせたような数値であり、特化型には敵わないが全局面で活躍できるマルチロールファイターであり、提督諸兄の間でも評価が分かれる性能である。
- ちなみに零式艦戦62型(爆戦)は対空+4,爆装+4,対潜+3。
- 数値だけではなく、挙動も艦戦と艦爆双方の特性を備えているため、制空権争いに参加しながら爆撃にも参加する。
- 空母を防空用に特化させつつ攻撃を確保する、艦戦2スロットではオーバースペックだが艦戦1スロ艦爆1スロでは少し制空値が足りないなど隙を補う運用を考えると便利な局面はある。
また、1スロット20機程度(正規空母の1スロ)でもノーマルのヲ級二隻程度なら互角の勝負になるので、序盤に高性能艦上戦闘機が無い場合にこれがあると全局面で存在感を発揮できる。 - 2013/12/24のアップデートにより対潜が+1→+3へ向上、軽空母において三式指揮連絡機(対潜)?と共に搭載し、対空しつつ潜水艦狩りという運用も有効かもしれない。
- 空母を防空用に特化させつつ攻撃を確保する、艦戦2スロットではオーバースペックだが艦戦1スロ艦爆1スロでは少し制空値が足りないなど隙を補う運用を考えると便利な局面はある。
小ネタ
- 史実における零式艦上戦闘機62型が元ネタ。零式艦戦52型?の胴体下に爆弾を搭載できるようにしたもので、いわゆる「ヤーボ(戦闘爆撃機)」。*1
- 当初は現地の整備陣が通常の零戦を爆戦仕様に応急改造していたが不具合が絶えなかったため、開発側による正式な改造が行われ生産されたもの。
- 零戦は元々胴体下部に使い捨ての増槽を、左右の主翼下部に小型の爆弾を懸架可能であり、
この62型はここをそっくり入れ替えて胴体下部に大型の爆弾を、左右の主翼下部に小型の増槽を装備している。
- 「量産された」零戦としては最後の型と言われていたが、最近違うことが判明した。
- 本来なら、52型のエンジンを強化した53型が採用されるはずだったが、エンジンの強化パーツ(主に水メタノール噴射装置)の開発が遅れに遅れ、開発中止の憂き目を見た。
ただし、これは元々シリンダー容積が小さかったうえ、中島飛行機のエンジン技術が三菱重工に逆転されてしまい、「もー『栄』をこれ以上強化するのは無理!」となった結果。
純粋な戦闘機としての零戦に関しては「シリンダーブロックに余裕がある三菱製エンジンを」ということで『金星』を搭載する64型へと移行、終戦直前に量産命令が下っていた。
これが零戦最後の量産型である。
- 本来なら、52型のエンジンを強化した53型が採用されるはずだったが、エンジンの強化パーツ(主に水メタノール噴射装置)の開発が遅れに遅れ、開発中止の憂き目を見た。
- 一方、海軍内部では「艦戦に艦爆としての機能を持たせることは可能か」という研究が進められていた。
これは「艦爆って一度爆弾落としたら仕事ないよね→他の機体に艦爆の仕事させればそのぶん搭載数増えるんじゃね(意訳)」とのこと。
その他にも、損害の多い九九式艦爆の代替として21型に本格的な爆装が装備できるようにする研究や改修も行われていた。- 九九艦爆の代替として零戦が期待された背景には、新型艦爆である彗星が重量級で飛ぶのに長い滑走距離を必要とし、そのため軽空母には搭載困難という事情もあった。
- そこで目をつけられたのが零戦52型。元々胴体下に落下式増槽(予備の燃料タンク)を取り付ける金具がついていたことも後押しし、「強化パーツなしの新型エンジン」を搭載した上で採用することに。
- 爆弾という重量物を積むため機体が強化されており、これが重量増を招く一方でエンジンのパワーは変わらなかったので肝心の空戦性能は落ちたと言われている。
ゲーム中52型はおろか21型より対空が下がっているのはこのためか。 - ダイブブレーキが無いので急降下爆撃は出来ないし、艦攻のように水平爆撃用の照準器も無いので水平爆撃も当たらない。
ではどうするのか。緩い角度で降下しながら爆弾を投下するのである。
急降下爆撃より甲板に対する撃角が浅くなり貫通に不利となるが、パワーダイブで激速を上げることで補えるとされた。やっぱアレっぽいぞ
- 爆弾という重量物を積むため機体が強化されており、これが重量増を招く一方でエンジンのパワーは変わらなかったので肝心の空戦性能は落ちたと言われている。
- 尤も「戦闘機に爆弾を積む」というやり方自体は古くから広く取り入れられており、第二次大戦中も連合国軍がヤーボとして対地上戦闘など近接航空支援に用いたことが有名。
艦載機としても、ロケット弾を用いて対艦/対地攻撃を行ったケースがある。- 無論爆撃機などに比べれば微々たる量しか積めない。
しかしウェーク島の戦いで如月?がF4Fワイルドキャット戦闘機より投下された100lb(約45㎏)爆弾1発で魚雷が誘爆し撃沈された事例があり、決して馬鹿にできないのである。 - ドイツもFw190やBf110を対地攻撃に投入し、日本でも陸軍の戦闘機「隼」は地上への直協支援のため250kg爆弾2発を搭載できた。また、大戦の後期に出た戦闘機はほとんどが爆弾の搭載が可能なように設計されており、日本の紫電改と疾風で250kg爆弾2発の500kg、アメリカのP-51とF6Fで900kgの爆弾が搭載可能であり、ヨーロッパではスピットファイアの後期型で113kg爆弾2発か227kg爆弾1発の搭載が可能であった。
- 現在では純粋な制空戦闘機は絶滅種であり、図鑑にも見られる「マルチロールファイター」「スイングロールファイター」が主流である。
- 無論爆撃機などに比べれば微々たる量しか積めない。
- なお、62型は「特攻にも用いられた」「その機体構造上、特攻機として運用しやすかった」のであって特攻専用機として開発されたのではないことに注意。
- そもそも投下装置など特攻には不必要であり、もし特攻専用機として開発されていたなら回天や桜花のように省略されていただろう。
また爆弾を抱えるだけならこの62型でなくとも容易であり、現に単純に生産数の多かった52型の方が特攻に多用されている。
- そもそも投下装置など特攻には不必要であり、もし特攻専用機として開発されていたなら回天や桜花のように省略されていただろう。
- ちなみに62型以前にも似たような零戦がある。その名は三菱零式艦上戦闘機52丙型、艦これ風に言えば零式艦戦52型丙である。
- これは胴体下に積める250か500㎏爆弾のみならず両翼ひとつずつ60㎏爆弾か60㎏ロケット弾を積めた。
しかも武装は20㎜機銃×2と13.2㎜機銃×3と比較的重武装!防弾装備も強化!燃料タンクも防火設備完備!と普通の零式艦戦52型?とは違うのだが…
何分にも開発が戦争末期で作られたのはわずかに170数機。だがロケット弾の威力は絶大でBー29を一撃で打ち落としたという。
- これは胴体下に積める250か500㎏爆弾のみならず両翼ひとつずつ60㎏爆弾か60㎏ロケット弾を積めた。
- 描かれてる機体は"221-118B"、第二二一海軍航空隊所属機。元ネタは大和ミュージアム展示の"210-118B"機と思われる。
- 復元する際に2??-118Bの?部分が判別できず、推測で210空とされたが、同隊は「118B」という数字+アルファベットの表示を採用していないため
表記法が近い221空所属機ではないかという説があり、それを反映したものと思われる。*2
- 復元する際に2??-118Bの?部分が判別できず、推測で210空とされたが、同隊は「118B」という数字+アルファベットの表示を採用していないため