381mm/50 三連装砲

Last-modified: 2015-05-07 (木) 11:18:11

12.4.6円卓バナー.JPG
total ?
today ?
yesterday ?
NOW.? 人(現在在籍数)



No.133
weapon133.png381mm/50 三連装砲*1大口径主砲
装備ステータス
火力+20雷装
爆装対空+2
対潜索敵
命中-3回避-1
射程超長
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可能
LittorioRoma?の初期装備
2015年「3月作戦」ランキング褒賞
改修更新?
381mm/50 三連装砲381mm/50 三連装砲改★+3
パスタの国が生んだ三連装型の戦艦主砲です。
高射速の50口径、中近距離戦闘での火力は同クラス最強です。
また、射程も大和型46cm砲と同等以上のカタログスペックを誇ります。
ただし、砲の耐久性に難点があります。また散布界が広く、その命中率にも課題を残していました。

ゲームにおいて

  • 2015年3月作戦のランキング褒賞として先行実装された大口径主砲。
    • ちなみに最上級ランカーは2個もらった模様。
  • 性能は中途半端というべきか、火力は41cm連装砲と同等の+20の一方対空は2と低い
    • 装備説明にある通り命中が悪いということで-3、大型主砲的にはどこまで影響するかは微妙。
      • 命中が気になる場合は電探あたりで補っておこう。ちなみに開発できる限りで最も命中の高い電探の命中は+8。
      • ただし戦艦には基本九一式徹甲弾?を載せることがベターな現在で電探を載せる場合多少リスクがあるので注意。
        昼戦徹甲弾カットインでも命中補正はかかるので弾着観測射撃可能ならなるべく狙っていきたい。
        その場合は命中+の主砲と併用してマイナスを潰しておくと多少安心感が出る。
    • その一方射程は46cm三連装砲?と同じく超長。砲撃戦で最初に撃たせたい艦に積むのが主用途となるか。
      • この砲が高速戦艦にフィットするのであれば、重い砲を積まずに射程延長可能という明確な利点ができる。
      • フィット砲の設定基準は依然不明だが、参考までに砲塔重量を主要な砲と比較すると、
        これ:約1600トン、41cm連装砲38cm連装砲?:1000トン強、35.6cm連装砲?:700トン弱 …と重量級。三連装だしね
      • 口径で考えると381mmは38.1cm(15インチ)。我が艦隊の標準的戦艦主砲?より大きく、かの国の主砲?とはだいたい同等。
    • 試製51cm連装砲?と同様に回避-1が付いているが、バルジよりも軽いマイナスなのでこれは気にしなくともよいだろう。

  • パスタの国=イタリア。この装備が配られたという事は、実装が予告されているイタリア艦娘は戦艦(ヴィットリオ・ヴェネト級)の可能性も十分考えられるだろう。
    • その後、2015年4月28日のアップデートにてLittorioらイタリア戦艦が実装。その初期装備となった。
  • 艦娘実装と同時にこの砲の改良型も実装。
    • 加えてこの時点で改修・更新?も可能に、資材に余裕があれば命中改善の為に鍛えておきたい。
      • ★1から35.6cm連装砲?を消費するのだが、更新時には主砲でなく25mm連装機銃?を要求する模様。
      • 機銃を要求する理由は改の画像や解説ページを見ればだいたいわかる。

  • 搭載艦のない砲のみの状態だが、いくつか呼称が出て来ている。
    • パスタにひっかけて、文字通り「パスタ砲」。
    • その他に、頼りない命中から381の語呂あわせで「産廃砲」。誰がうまいことを言えと言った
      • 余談だが現状産廃と言われる装備といえば機銃全般、他にも幻の産廃兵器?幻の産廃電探の愛称(?)が付いた装備がある。
    • 本来の搭載主が出てくるまでは、こういった各種名称が続くと思われる。

小ネタ

  • 元ネタはイタリア海軍の「OTO/Ansaldo 381/50」である。ヴィットリオ・ヴェネト級(リットリオ級)戦艦の主砲で、同国海軍最大の艦載砲。
    • 正式な名称は「cannone da 381/50 Modello 1934」。和訳すると「1934年式50口径38.1cm砲」となる。
    • 口径38.1cmは日米ではなじみがないが、欧州では標準的な大きさである。
  • 設計・製造はイタリアのアンサルド社(装甲巡洋艦日進と春日を建造した会社。現フィンメッカニカ社。)とOTO社(現オート・メラーラ社)。
    • このオート・メラーラ社は現在も続く名門であり艦載砲は米海軍や自衛隊を始めとして世界40ヶ国以上の艦に採用されている。
      海上自衛隊ではこんごう型を始めとして10種以上の護衛艦の主砲としてオート・メラーラ社の砲が採用されている。
      護衛艦だけではなく、自衛艦の自衛用の砲としても76mm砲が多く採用されている。
      砲塔は、日本製鋼所がライセンス生産し、砲弾はダスキンではなくダイキン工業が製造している。
  • 砲データの比較は、こちら?の小ネタ参照。
    • 徹甲弾の弾頭重量は884.8kg、初速は850m/s、重量はフランス(885kg)とほぼ同等でトップ、初速では単独1位である。
      • 当初の計画では870m/sとさらに高初速となる予定だったが、さすがに無茶だったので現在の値に落ち着いた。
      • 弾頭は15インチ最軽量のドイツSK C/34と比較した場合、弾頭の全長は独:167.2cm 伊:166.93cm、こちらのほうが僅かに短い。
        それでも重量が重いのは僅かに大きな口径、砲弾の構造の違いの他、炸薬量が独:18.8kgに対して伊:10.6kgと6割程度の量であるためである。ここからも貫徹力を重視した設計が窺える。*2
      • 同じ重量弾、高初速を目指したフランスが装薬量を増やしたのに対してイタリアはライフリングの溝を浅く、長砲身にすることで速度を稼ぐ設計である。*3
      • その他、設計上の特徴としては装填時の俯角が15°という中途半端にも思える角度であることが挙げられる。
        これは発射速度が遅めの本砲が、想定された最大交戦距離付近(仰角14.5°で25,000m)で装填を行うことにより仰角の移動量を少なくして少しでも発射速度上げようという努力の結果である。
    • 高い貫徹力と最大仰角35度で44,640mという46cm三連装砲?以上の最大射程距離を持つ。なお、第二次世界大戦でこれを超える射程の艦砲は存在しない。
      • もっとも、この高初速は長所だけではなく、様々な欠点も招いている。まず、発砲時に砲口のブレが大きかったようで散布界が広くなり、遠距離での命中率は非常に悪かった(これについては、そもそも砲弾の質が悪く均一の性能でなかったことも一因らしい)。また、ライフリングがガリガリ削られるため砲身寿命がかなり短くなり、他国の同クラスの砲と比べて半分程の砲身命数しかない。
      • ただ、イタリア海軍は日本海軍のようなアウトレンジ砲戦を考えていたのではなく、その高い貫徹力と高初速による弾道の低伸性によって中~近距離砲戦で優位に立つことを狙っていたことを鑑みれば、用途に見合った砲ということもできる。これ、予定していないアウトレンジで使っているから命中-3なんじゃないの?
  • この砲の装填から発射に至るまでのシークエンスを記録した映画が撮影されており、現在も動画サイトで見ることができる。
  • 砲の上に居るのはパスタの国の妖精さんとペンギン。ペンギン出演装備は零式艦戦52型?15.2cm連装砲?91式高射装置に続く4例目。
    砲に傾斜があるので、皿が斜めにならないように段差埋めに使われている模様。本当お前何者だよ

*1 wikiwikiの仕様上、項目名では全角「/」で代用表記しております
*2 他国の15インチは英:(WW2時)20.5kg 仏:21.9kg/20.14kg。ちなみに炸薬量に関しては日本も割りと少な目であり41cm砲で14.89 kgである。
*3 フランスは弾頭の長さも190.05cmと長い、そのあたりの無理な設計が似たような重量と初速を目指しながらフランスは当初の目標を達成できなかった一因であるといわれている。