原作 | オリジナル |
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仲間キャラ | なし |
通常BGM | Dive into the Heart -Destati- |
戦闘BGM | 同上(KH)、Fragments of Sorrow(KHII、coded) |
登場作品 | KH、KHII、coded、KHIII |
「精神世界」の呼称の一つ。あるいは、精神世界の場所の一つで、実際に形としては存在せず、夢などの形で入り込むことがある。
暗闇の中に対応したキャラクターを模したステンドグラスが浮かんでおり、プレイヤーキャラはその上を進む。
個々人の心の中に存在する場所なのだが、深い部分で終わりの世界と繋がっているらしい。
- ユング心理学でいう「集合的無意識」という奴だろうか。
KH
オープニングムービーが終わり、ソラが(プレイヤー操作として)初めて訪れる場所。いわゆるチュートリアルの場面。
ここに訪れた際は剣、杖、盾の三つの内、「望む力」と「差し出す力」の二つを選ぶ事になる。この選択はプレイヤーとなるキャラクターの成長に大きな影響を与える事になるので、自分好みのステータスにしたい場合は選択肢を吟味すると良い。
ソラはここでどこからともなく聞こえる謎の声に導かれ、後にキーブレードの勇者として目覚めることになる。
- 謎の声はソラがキーブレードを手にした時や、エンド・オブ・ザ・ワールドの最後の扉を開く前にも語りかけてくる。
- 謎の声の正体は王様(アルティマニアαに明記されている)。3Dにあるように、夢を通してソラの心に語りかけてきた。それ以降の会話も、周りの人には聞こえず、ソラの心に直接語りかけている。
- 「残された時間は少ない。僕はもう、戻れない」との言葉は、世界の心を集めたり、セブンプリンセスの誘拐を画策している人物の計画が達成されようとしていること、その最終目的を阻止するため、すでに王様が旅立ったことを示唆している。
この時点では王様が既に闇の世界に入ったから光の世界に戻れないということを指していたように思われていたが、codedにて、王様はトラヴァースタウンでソラとすれ違っていたという事が判明した。つまり、王様はこの後闇の世界に入った事になり、この台詞を言った時点ではまだ光の世界側にいる。そのため、「戻れない」のは王様が闇の世界に入ったからではなく、状況が戻ることを許さないという意味なのだろう。
「扉はまだ閉ざされている」は、恐らくデスティニーアイランドの「扉」は今は無事なことを示していると思われる。 - なぜ王様がこの時はキーブレードとほぼ関わりのない状態のソラを導いたのかは不明。そもそも二人の接点が見えないが、「君は、世界で一番強い武器を持っている」との言葉から、BbSの主人公たちのように心の光や繋がりの強さに引かれてきたのだろうか(KHIIIに至ってもヴェントゥスの心の居場所が分かっていなかった王様が、この時点でソラとヴェンの関係性に勘づいていたとは思えない)。特に繋がる心の力でいえば、確かにソラは他とは一線を画している。あるいはリクにも語りかけていたことがKHFMで語られていたので、そのすぐ近くにいたソラの心にもキーブレード使いの素質を見出したという経緯かもしれない。現にアクアもBbSで2人ともに素質を見出している。
「望む力」で選んだ武器によって変化する能力のうち、MPとアイテム装備数はドーピングで補強出来ない。
魔法や召喚の威力に直結するMPが増える杖を選ぶのが一般的だが、デメリットとしてアイテム装備数が最も少なくなる(最終的に6個)。
剣と盾はMPは同じだが、アイテム装備数が剣は7個、盾は8個となっている。
クリアだけを目的としているならともかく、限界まで鍛え上げるつもりなら剣以外を選ぶようにしよう。
- 成長パターンに大きな影響を及ぼすのは「望む力」の方で、「差し出す力」はステータス初期値に影響を与えるのみ。
杖選択なら、攻撃力の初期値が下がらない盾を差し出すのが鉄板とされている。
剣を差し出すと、攻撃力の初期値がたったの2になってしまうため、魔法が使えない序盤がかなり苦しくなる。- 剣選択の場合、杖を差し出すと防御力の初期値が1上がる。…それだけ。むしろAPが1しかなくなるので、序盤のアビリティ選択の幅が極端に狭まる欠点が痛い。
こちらも盾を差し出しておけばAPの初期値3で始められるので、この方がお得だろう。 - 盾選択の場合、どちらを差し出しても大差ないので好みの範疇か。
剣を差し出すとAPを3確保でき、杖を差し出すと攻撃力が1上がる。
序盤の攻撃力1は結構大きいが、アビリティをたくさん付けられる方が便利なことも多い。
- 剣選択の場合、杖を差し出すと防御力の初期値が1上がる。…それだけ。むしろAPが1しかなくなるので、序盤のアビリティ選択の幅が極端に狭まる欠点が痛い。
先に進むと、ティーダ、ワッカ、セルフィの質問に答える場所に出る。
ここでの回答でソラの成長パターンが決まるが、後から変更不可なので慎重に。
迷うならとりあえず序盤にサクサクレベルが上がる「早熟タイプ(夜明け)」が安定と言われる。「晩成タイプ(夜更け)」は、100レベルまでの必要経験値が一番少ない代わりに序盤の成長が鈍い。「標準タイプ(昼間)」はその中間。
3人の質問に答えると、成長パターンを旅立ちの時間に例えて教えてくれるので、好みのパターンになるまで回答の仕方を変えると良い。
KHII
ロクサス編にて、3日目に空き地でダスクに襲われた際、訪れる事になる。
ここでも最初に三つの武器の中から「望む力」と「差し出す力」を選ぶ事になり、KHIの時と同様に選択した結果がソラの育ち具合に影響を与える。
- なぜかそれぞれの武器や盾の奥にダスクがいる。初見だと意外とビビる。
他作品と違ってハートレスは出現せず、代わりにノーバディが出現する。
最深部では巨大ノーバディのトワイライトゾーンと戦う事になる。
前作と異なり「望む力」に拘らず武器はキングダムチェーンとなる。
coded
codedのチュートリアルはKHIのオマージュなので、やはりここからデータ・ソラの冒険が始まる。声が話す言葉もほとんど同じになっている。
過去作品同様にここでも武器を選ぶが、どのような影響が出るのかは不明。
Re:codedでは、この時に選択の結果によって貰えるコマンドが変わる。
KHIII
本作でもチュートリアル前半で訪れる。KHI時の服装をしたソラが降り立った後、目の前にあるKHII時のソラが写った鏡を調べると中に吸い込まれてソラの衣装がKHIIのものになる。
その後、これまでのシリーズのソラに関わる場面の写真が周囲に大量に並び、いくつかがソラの目の前に降りてくる。本作では、この写真がソラの力を象徴しており、この中から望む力を選ぶことになる。
最初の選択では「求める力」を選ぶ。「KHIラストでキングダムハーツの扉を閉じる際の王様のシルエット」が「ふしぎな力(MP)」、「KHIのホロウバスティオン広間での闇リク戦」が「体力(HP)」、「KHIトラヴァースタウン3番街でのグミシップに乗り込む前のソラ達が手を合わせるシーン」が「均衡」にそれぞれ対応しており、HPとMPの初期値が変化する。
- ふしぎな力は「能力を駆使する 沸き立つ精神」、体力は「簡単には倒れない 強靭な身体」、均衡は「どちらにも偏らない 身体と精神」と説明される。
- その後の成長率には影響しないため、この初期値の差がそのまま最終的な値の差となる。
次の選択では「学びたい力」を選ぶ。「COMでのナミネと約束するシーン」が「守りぬく力」、「KHIIでのロクサスとの決戦」が「攻めこむ力」、「3Dのラストでソラがスピリット達にお礼を言うシーン」が「ふしぎな力」に対応しており、アビリティの習得順が変化する。
この後、空と海が続く世界へと移動し、バトルのチュートリアルとなる。
- めざめの園が終わりの世界と繋がっていることについては、今作の終盤でチリシィから明かされる。
- 実はこのチュートリアルの時にメニュー画面を開くと、ワールド名が何時もの「めざめの園」ではなく、「終わりの世界」になっていたりする。
出現するエネミーはお馴染みのダークサイド。
- しかし今回は終わりの世界の影響なのか水で出来ているかのような半ば透き通った姿をしている。
実は現状では、今作のチュートリアルの時系列は不明。
- チュートリアルが終わった後、何事も無かったかのように不思議な塔でイェン・シッドの話を聞くシーンに移る。これまでめざめの園でのチュートリアルは、KHIは島を出る前のイカダ作りの際に昼寝をしていた時、KHIIではロクサス編三日目にダスクの襲撃を受けた時、と明確に発生のタイミングが判明しているのだが、今作ではここが曖昧なままとなっている。
- 王様に導かれていたとはいえ昼寝で来れたくらいだし、普通に本編開始前の睡眠中とかかもしれない。
- 順当に考えるなら2.9のダイブから戻ってきた時とかだろうか。
- 最初に謎の声が「救うべき心は7つ」と言っている。KHIII開始時点で眠っている心はどう考えても7つよりは少ないため、本編の終盤で終わりの世界に行く前か、KHIIIRMの開始時のどちらかなのではないだろうか。しかし前者であればソラの体が透けているはずではないかとも思われる。
KHIIIRM
当該DLCをダウンロードした上でKHIIIにてニューゲームを選ぶと、上記の2つの選択の後、「望む冒険」を選ぶことになる。
「KHIの終わりで道を進むシーン」が「いつもの旅(ファストパスコードもブラックコードも使用できない)」、「3D最後の鼻眼鏡とパーティー帽を外したソラ」が「気楽な旅(ファストパスコードが使用できる)」、「KHIIの大群戦のシーン」が「挑戦的な旅(ブラックコードが使用できる)」に対応している。
- いつもの旅は「なじみあるまっすぐな道のり」、気楽な旅は「たやすく目的地にたどり着ける道のり」、挑戦的な旅は「険しくも栄誉ある道のり」と説明される。
- 「気楽な旅」のソラはすごく微妙な表情をしている。もっと切り取るべき瞬間があったのでは…。