原作 | オリジナル |
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仲間キャラ | なし |
通常BGM | Traverse Town(KH、COM、coded)、Merlin's Magical House(KH:魔法使いの書斎)、Traverse in Trance(3D) |
戦闘BGM | Night of Fate(KH:初回訪問時、coded)、Hand in Hand(KH、COM)、Hand to Hand(3D) |
登場作品 | KH、COM、coded、3D、MoM |
街灯やネオンが輝く暗い夜の街であり、闇に飲まれて失われた世界の欠片が集まって出来た狭間の世界。
- 失われた世界の欠片が集まって出来たという点では、エンド・オブ・ザ・ワールドを思わせる。
世界が消滅する際に開かれる闇の回廊が故郷を失った人々をこの世界に弾き出し、ソラも最初にこの世界に流された。また、王様はこの世界に発生していた闇の回廊から闇の世界に入った。
1番街、2番街、3番街によって構成されており、1番街以外にはハートレスが出現する。3Dでは加えて4番街、5番街などの新しいマップも登場。
和訳するとしたら、「通りすぎる街」と言った意味になる。
KHIでは主にこの街が旅の拠点となった。エンディングにて世界が再生したため、COM以降は消滅している。
ただし3Dでのイエンツォ曰く、「肉体が再生する時、仮に心を奪われて肉体が消滅した世界が再生されていなかった場合に構築される世界」だそうで、条件が揃えばその度にこの世界は構成し直される。
さらに3Dではヨシュアの夢から出来ているため、3Dに登場したトラヴァースタウンは正確にはKHIに登場したトラヴァースタウンとは別物。
- これまでの説明とは少し異なるため、構築される条件はいくつかあるということなのだろう。
- 元の世界が眠りに閉ざされた世界になっている住民は、恐らく眠りの鍵穴が解放されるまではそのままトラヴァースタウンに留まり続けると考えられる。KHIでもED時点では、ピノキオとゼペットはまだトラヴァースタウンにいることが確認できる。
シリーズでは他にもソラの記憶から形成された世界、データの世界として何度も再登場している。
登場キャラクター→キャラクター/トラヴァースタウン
場所
1番街
街の玄関口となる場所。デスティニーアイランドの崩壊後、ソラはここの路地裏で目覚めた。
- また、その近くに赤のトリニティがあり、発動させることで直接2番街の路地裏へ行けるようになる。
この場所にはハートレスが現れないため住民のほとんどはここに住んでいる。
モンストロから脱出したピノキオとゼペットもここに住んでいて、条件を満たすとグミシップの設計図をくれる。
シドの経営するアクセサリーショップやモーグリのアイテムアトリエなど、主要な店がある。
KHIでは(一時的に利用できるアグラバーのアイテム商人を除き)原則ここでしかアイテムの売買や合成を行うことができない。
初めて訪れた際は2番街への道しか通じていないが、ギミックやトリニティを発動する事によって最終的に様々なエリアへ直通のルートが開き、非常に交通の便が良くなる。
- ちなみに、エリア手前にある大きな門扉はワールドの外に通じており、KHIでは移動するとそのままワールド選択画面に直行する。
基本ハートレスは発生せず、一度だけソラを追って現れたことがあるが、それを除けば比較的平和。せいぜいレオンとの戦闘があるのみ。
- そのレオンはイベントを進めると「1番街の安全は確保したから危なくなったらいつでも戻ってこい」と発言すること、ストーリー中ではその後は一切1番街での戦闘は発生しないことと、住民が「レオン達が頑張ってくれているけどまだ影が出る」という台詞があること等から、ハートレス退治に尽力してハートレスが寄り付かなくなるよう治安維持に努めていることが仄めかされている。
3Dでは住民が存在しないためか、ドリームイーターが出現する。
また、ソラはネクと、リクはシキとここで出会った。
階段にある手すりはグラインドできるようになり、街灯を使って横回転できるようになったりなど、本作の重要バトル要素であるフリーフローアクションを存分に生かせる戦場となった。
アイテムショップ
ヒューイ、デューイ、ルーイが経営する店。ここでアイテムや武器を買う事ができる。
店の隅っこには体重計らしき装置があり、この上にソラが乗ると目盛りが動くという小ネタがあったりする。
アクセサリーショップ
シドが経営する店。アクセサリーはここで購入できる。
床にある緑のトリニティを発動すると、二階にあるアイテムアトリエへ行けるようになる(ただし発動出来るようになるのはアグラバークリア後)。
カウンターの端には、アトリエで合成されたらしいクリスタルが展示されている。
- ストーリー後半では店番がモブキャラのおじさんに変更され、シドはアイテムアトリエに通じる扉の近くでグミシップ関連のアイテムを売るようになる。
特定の時期にここを訪れると、ピノキオと遭遇する特殊なイベントが発生する。
特に意味はないが、店内の暖炉にファイア系魔法を当てると火が付き、逆にブリザド系魔法を当てると火が消える。
- 暖炉に火をつけた後に展示品のクリスタルを数回(5回以上?)調べると火の勢いが凄まじいことになる。
- その後ブリザド系をかけても火が消えないが、調べると「火の跡がある」と出てくる。…………幻覚?
- なお、クリスタルを10回以上調べてから火を消そうとするとフリーズする。
- 解決方法が強制シャットダウンだけなため、試したい方はセーブをしてから実行する様に。
- 更にとある情報筋によれば、50回以上調べてからだと暖炉がカメラ内に入った瞬間フリーズするとの事。
- FM版やその後のリマスター版で発生するかは
確認をサボった為不明なのであしからず。
アイテムアトリエ
アクセサリーショップにある店で、KHIにおけるアイテム合成を行ってくれるショップ。
FM版を含め、合成でしか手に入らない装備もあるので、やり込みプレイヤーはここに何度もお世話になった事であろう。
- ここの入り口の扉は、アトリエに入れるようになっても一度内側から開けないと外から入ることができない。
ゼペットの家
モンストロクリア後、アクセサリーショップを向かって右側に通り過ぎた場所に出来る家。
トラヴァースタウンに流れ着いたピノキオとゼペットは、ここで生活をするようになる。
ここで一定条件を満たしてゼペットに話しかけると、グミシップの新たなモデルをもらえる。
2番街
KHIに登場する場所では一番広い。
靴屋などのお店が並ぶおしゃれな通りだが、店に入ることはできない。また、この中に「ふしぎの国のアリス」に登場するいかれ帽子屋の看板がある。
からくり部屋や時計台があり、時計台の鐘を鳴らすと鍵穴といっしょにガードアーマー(オポジットアーマー)が現れる。
宿屋があるが普通にハートレスが出る。しかしその宿屋に堂々と住んでいる謎の主人がいる。
- 宿屋の受付のベルを何度か叩くと「満室だよ」と言われる。あれでも客がいるのか?
他に、「101匹わんちゃん」のダルメシアン家族が住んでおり、各地に散らばる子犬を保護するとお礼をくれる。
旅館の裏には路地裏が存在するが、KHIとcodedでしか入ることが出来ない。
からくり部屋
時計台の頂上に行く為には、このエリアを経由する必要がある。
内部は笑顔を模したメーターがあったり、パラパラ漫画の要領で走る動物の絵が描かれた歯車があったり、とてもファンシー。
3番街にある壊れたケーブルにサンダー系魔法を当てると仕掛けが動き出すようになっている。また、ハガキ集めをコンプリートする為にはここの仕掛けが動いていないといけない。
3番街でのガードアーマー戦後、一度他のワールドに訪れてからこのエリアに入ると、大量のハートレスが出現するようになる。
経験値稼ぎとして有用だが、ハガキ目的で来た場合はちょっと面倒。
路地裏
2番街の宿屋の裏にある。ここから隠された水路や子犬たちの家に行ける。また、宿屋のベランダに上ってそこから宿屋→2番街といったショートカットも可能。
2番街の広場から入ることができる他、KHIでは1番街やダルメシアン達の家から入ることができ、水路とつながっている。
隠された水路
路地裏にある水路から行けるエリア。ストーリー中盤から入る事が出来、終盤ではここでカイリとのイベントが発生する。
エリアの奥へ進むと、魔法使いの書斎へ行く事ができる。
宿屋
2番街の向かって左側にある宿屋。入ってすぐの廊下や部屋には普通にハートレスが出現する。カウンターの鐘を叩くと宿屋の主人と思しき人物がカーテン越しに現れるが、ほんの僅かにしかカーテンが開かないので全体像は不明。
廊下にある絵を2つ調べると宿屋の主人がカーテンを少し開けて「絵はいいよね…」と話してくる。姿は不明。
赤の間
ソラ達が直接入れる部屋の一つ。名前通り赤を基調とした部屋で、中国風なレイアウトとなっている。
緑の間に通じる扉もある。
緑の間
ソラ達が直接入れる部屋の一つ。東洋風な赤の間とは対照的に、こちらは木造の西洋風。
部屋の中にある絵画にはちょっとした謎解き要素がある。
子犬たちの家
2番街から行ける、101匹わんちゃんのダルメシアン家族達が住む家。世界中にはぐれてしまった子犬達を連れ戻すと、どんどん賑やかになっていく。
このエリアではドナルドとグーフィーが居なくなり、画面上の全てのUIも消える(=「たたかう」等のコマンドも使えなくなる)。さらにメニューを開くこともできない。主観視点にすることは可能。
子犬たちの客間
路地裏から入ってすぐの場所にある客間。
子犬たちの食堂
客間から繋がる食堂。ダルメシアン家族の飼い主がKH本編に登場していないので、料理を作る者は誰もいない。
子犬たちの居間
食堂から繋がる居間。テレビが置かれているなど、くつろげるスペースとなっている。
子犬たちの私室
ポンゴとパーディタのいる部屋。子犬達を連れ戻したお礼はここでもらえる。
3番街
広場があり、ここで初めてソラはドナルドとグーフィーに出会う。その後ガードアーマーと戦闘になる。
「わんわん物語」のレディとトランプをかたどった噴水がある。
レオン達の住む家がある。
ここからマーリンの住む不思議な館に行くことができる。
- 不思議な館に行くには、炎の紋章が描かれた扉にファイア系魔法を当てる必要がある。
前述のように、ここにある壊れたケーブルにサンダー系魔法を当てると、2番街のからくり部屋の仕掛けを作動させられるようになる。
小さな家
前述の通り、レオン達が拠点にしている家。
本当に小さいので、ここでレオンやユフィ達がまとまって住んでいるのかは少し疑問。
- 初めてトラヴァースタウンを訪れた時からシドのお使いを済ませるまで表示は「空き家」のまま。
いつも全員住んでいるわけではなく、軽い集会場代わりにでもしているのかもしれない。
不思議な館
3番街から行けるエリアで、巨大な洞穴の中にある湖の真ん中に、古ぼけた小屋がぽつんと建てられている。
館に辿り着くのが何気に難しく、左右に移動する岩の足場を上手く乗り継いでいかないといけない。
また、館には正面からは入れず、裏側の壁が崩れた所からでないと入れない。
魔法使いの書斎
マーリンやフェアリー・ゴッドマザーがここに住んでいる。
ここではマーリンから魔法のレッスンを受けたり、フェアリー・ゴッドマザーに話しかけると召喚石から召喚キャラを得られる。また、100エーカーの森に行ける本が置いてある。
4番街
3Dにのみ登場する場所。
2番街よりも広く、曲線状の構造になっており、中央の大きな塔から周りの建物へロープが張り巡らされている。
電飾煌びやかなショップや、暗く道も細い裏路地、奥の広場にあるフリックラッシュのコロシアム、そこに浮かぶ巨大なワンダニャンのバルーンなど、場所によって様々な顔を見せるのが特徴的。
コロシアム
ドリームイーター達の闘技場。城のような雰囲気も放っている。
この前の受付にいるモーグリに話しかけると自動的にフリックラッシュが始まる。
5番街
3Dにのみ登場する場所。
建物に囲まれた中央に植物園が位置している。他の街と比べると、水や緑が多く配置されている。
ソラ編ではここでハコザルとの戦闘になり、植物園の天井のガラスの上で戦っているとハコザルがガラスを壊して戦闘が植物園に移ることがある。
植物園
天井がガラス張りになっている植物園。
リク編ではここでハコザルと戦闘になる。
ポストオフィス
3Dにのみ登場する場所で、ソラ操作時のみ進入可能。
1番街のポストから入ることのできる、地下に広がる巨大な郵便物の集積所。
空中にレールが張り巡らされており、レールスライドで移動できる。
- フリーフローアクション初心者プレイヤー達の前に立ちはだかる最大の壁。早く慣れないといつまでたってもポストオフィスでウロウロする羽目になる。
逆に慣れればレールを利用しなくとも、スーパージャンプとスーパースライドの繰り返しで出入口まで登れば良いことに気づく。- 裏を返せばここでフリーフローアクションに慣れておこう、というスタッフの配慮ともとれる。
裏通り
3Dにのみ登場する場所で、リク操作時のみ進入可能。
KHIにはなかった、1番街正面の扉から向かって左の扉の先にある。
裏のマップでは水路が通っていて、フリーフローアクションで移動できる。
噴水広場
3Dにのみ登場する場所。
その名の通りハート型の噴水がある広場。
ポストオフィスと裏通りから入ることができ、4番街に繋がっている。
また、「すばらしきこのせかい」に登場したグラフィックアートがある。
クリア後は訪れるだけで裏ボスさんが出てくるので注意。
- 倒してもマンホールを調べるといつでも何度でも出てくるので重ねて注意。
KH
ショップが充実している本作の拠点となるワールド。
鍵穴封印後もシドにナビグミを取り付けてもらうため何度か訪れることになる。
一見ただの夜の街だが、実はいろいろなところにギミックが仕込まれていて遊びがいがある面白いワールド。
物語が進展するごとに幾度も訪れることになるが、ちょっとその度にちょっと町中を周ってみると新しい発見があったりする。
トリニティも全色揃っていたりするので、新たなトリニティを覚えたタイミングがいい目安となる。
COM
ソラの記憶の世界として登場。
初めに訪れるワールドで、この時はこの街のこともレオンたちのこともしっかりと覚えていた。
coded
ジミニーメモのデータの世界として登場。
シドとヒューイ、デューイ、ルーイがキャラクターとして登場した。
3D
3Dでは夢の世界として新しく4番街や5番街等が追加され、再登場した。
本来と違った特殊な方法で出現していて、この時のトラヴァースタウンはある人物の夢で出来ているらしい。
今回はネクたちがある理由によって来たことで街ができている。上述の通り、今回のトラヴァースタウンは厳密に言えばKHIのものとは別の世界。
- その為か、一部のKHIで入れた場所が3Dでは入れなくなり、逆にKHIには存在しなかった場所が3Dには存在する。街のオブジェクトの一部も異なっている。
- 恐らく今後夢の世界ではなく現実世界にトラヴァースタウンが再構成されることがあったとしても、それはKHIの時に訪れたトラヴァースタウンとは別物だということになるのだろう。
青年ゼアノートが言うように「ここは何度も訪れた」。
- ただ、最初の旅と記憶の中の旅と夢の中の旅まではわかる。だがまさかデータの中の旅でデータ・ソラが訪れた事まで知っているとは……。