キャラクター/【プレイヤー(χ)】

Last-modified: 2024-03-03 (日) 03:07:36

χおよびUχの主人公であり、プレイヤーの分身となるキャラクター。
いずれかのユニオンに所属するキーブレード使いの少年or少女。

  • χの小説版ではアングイスユニオンの所属として話が進む。

基本的に「このゲームの主人公=プレイヤー自身」という扱いのため、ゲーム開始当初は一キャラクターとしての個性はみられず、エフェメラからも「無口で変な奴」と言われるぐらい何も喋らなかった。その他にもプレイヤーに無口な人物という印象を持っている人は何人もおり、なんなら「無口」という特徴で特定されるくらいである。

  • 自分の意思を伝えたい時は台詞なしの場合何やら動いている。あれは喋っているように見えるのだが、以上のように他の人には無口判定を受けている。
    • ちなみに、キーブレードの話をしたい時など、キーブレードを真上に掲げる癖がある。

しかしストーリーが進行するごとに自らの心で考え、台詞を喋る場面が増えてくる。

  • 特に自分のユニオンマスターに化けたマスター・アヴァから「(エフェメラには)消えてもらった」と言われて激高した時にはかなりの長文を喋っている。

その際の一人称は「俺」もしくは「私」。
基本的に頼み事は断「ら」ない。また、友人のために予知者に喧嘩をふっかけたりしている。相当なお人好しだが「やる時はやる」タイプなのだろう。

  • ただし、単純にノックをすればいいところをキーブレードで鍵を開けようとしたり、かと思えば牢に入れられた時にキーブレードで出られるのをド忘れしたり、聞かれてもないのに名乗ったり、フィリップ王子オーロラ姫の逢瀬を邪魔しかけてしまったり、若干ズレているというか空気の読めないところはある模様。
    • ちなみにその点を何回かチリシィに突っ込まれている。
  • 女の子でプレイしている場合、キャッスル・オブ・ドリームのストーリーでは大公にガラスの靴を試させられそうになるイベントが入る。靴の本来の持ち主を知っていても一寸履いてみようとしたりする辺り、ノリは悪くないのかもしれない。がっかりしているあたり、チリシィの言う通り期待もあったのかもしれない。
    • ちなみに履き物を脱ぐよう言われてやめたのだが、理由は不明。履き物を履いてないように見える服装でも同じことを言われる。

ユニオンに所属するキーブレード使い達にはそれぞれに世話係のチリシィが付くが、チリシィは各キーブレード使いのことを総称して「プレイヤー」と呼んでいる。


χ

ゲーム開始当初、めざめの園らしき精神世界にて所属ユニオンを決定した後、キーブレードスターライト)を入手する。

  • 名前・性別・外見・所属ユニオンはプレイヤーが任意で決定する。
    このうち性別と所属ユニオン以外は後から変更が可能。

デイブレイクタウンの噴水広場で目覚め、以降はチリシィに導かれながら、ユニオンに属するキーブレード使いの一員として活動を始める。
所属ユニオンを率いる予知者に従い、予知書によって再現された各世界を冒険し、ミッションをこなしてLUXギルトを集めていく。


チリシィと共に数々の世界を冒険して絆を強め、同じユニオンのキーブレード使い達と交流をする中、異なるユニオンのキーブレード使いであるエフェメラと出会い、初めてのユニオンの垣根を越えた友人となる。
世界の真相に迫ろうとするエフェメラと接したことで世界の仕組みに徐々に疑問を抱き始め、チリシィの制止を振り切り予知者のいる時計塔をエフェメラと一緒に探索する。
時間の都合で探索しきれず、また別の日に探索することをエフェメラと約束するが、約束の日に彼が現れることはなかった。
続いてエフェメラと同じパーティーに所属していたことがあるというスクルドと出会い、彼女と再び時計塔を探索する。
時計塔を登っていくとプレイヤーのユニオンマスターに化けたマスター・アヴァから力試しをされ、その力を認められたプレイヤーはアヴァからダンデライオンへの誘いを受ける。
しかし、プレイヤーはダンデライオンに選ばれない大多数のキーブレード使い達を案じて参加を見送った。


アヴァの誘いを断ってから数ヶ月経過した物語の終盤、デイブレイクタウンでは、各ユニオン間でのキーブレード使い同士の衝突が度々発生するようになり、街は緊迫した空気に包まれていた。

  • スクルドと共にキーブレード使い同士の衝突を仲裁する最中、マスター・アセッドと戦闘もしている。

プレイヤーとスクルドは事態の解決を図るため、行方不明になったアヴァと仲が良かったというマスター・グウラに接触。
グウラから、予知書の欠落した一片「ロストページ」やマスター・オブ・マスタールシュなどの話を聞き、アヴァはルシュを捜していると教えられる。
その直後、街の時計塔から鐘が鳴り響き、予知書に記された「最後の戦い」が始まることが示唆される。
グウラから一旦戻るように促され、グウラの元を去ったプレイヤーとスクルド。スクルドから、ダンデライオンの仲間の元に一緒に来ないかと誘われるも、プレイヤーはそれを断る。
戦いに参加せずにダンデライオンと共に外の世界に旅立ってほしいというスクルドの心を受け止めたプレイヤーは、スクルドと笑顔で握手を交わし、別れる。
 
戦いに参加すれば、プレイヤーは消え、そしてプレイヤーのチリシィも消えてしまう。
チリシィは、たとえ予知者の意思に反するとしても、友達としてプレイヤーに戦いに参加してほしくない心境を告げ、プレイヤーはチリシィを抱き上げ、微笑み返す。
そこへ、それまでプレイヤーの陰で動いていた黒いチリシィが現れ、戦いへの参加をやめたのかと問うてくる。
黒チリシィは、これまでプレイヤー達キーブレード使いが集めていたギルトの正体はこの世の"罪"という闇の力であり、自らはその闇の力で生まれた存在だと明かし、黒装束達を出現させる。
黒装束はプレイヤーに退けられるが、黒チリシィは黒装束達と融合しナイトメア・チリシィとなって襲いかかる。
激しい戦いの末にプレイヤーは勝利するも、黒チリシィは「これで繋がりは絶たれた」「また別の夢で会おう」と不穏な言葉を残して消えていった。


数日後、予言の通りにキーブレード戦争が勃発してしまい、戦争の渦中に巻き込まれる。
戦争のさなか、プレイヤーは他のキーブレード使いと戦う描写はなく、呆然と荒野に立ち尽くすが、倒れたキーブレード使い達の心が空に消えていく光景を見上げ、「まだ終わりじゃない」と意志を固め、他のユニオンの予知者達一人一人との避けられない戦いに臨む。
各予知者から賞賛されるほどの奮闘を見せ(グウラ曰く「本気を出さないとマズい相手」)、各戦闘は中断され何とか生き延びるも、心身ともに限界となり、荒野に刺さった無数のキーブレードによる十字路の真ん中でついに倒れてしまう。
チリシィと共に消滅の運命を受け入れようとするが、上空から光が差し込めてスクルドとエフェメラが現れる。
エフェメラと再会できたことに涙を流すプレイヤーに、エフェメラは手を差し出し「一緒に行こう」と告げる。
プレイヤーはエフェメラと手を合わせ、世界が光に包まれたところで『χ』の物語は終了する。

  • Uχのみで語られた終戦後の場面でのエフェメラとスクルドの会話より、この出来事はプレイヤーの幻視ではなく実際にあった出来事であると推測できる。

特別編「Unchained 0[ZERO]」では、χ本編終盤の一連の出来事を夢として見ていたという展開で目が覚める。
記憶が曖昧になっており、チリシィから夢を見ていたらしいことを教えられる。
チリシィ曰く、現在はダンデライオンへの参加を見送った後の時期であり、それ以来「キミは時々変な夢を見るようだ」「新しい世界で開放的になったんじゃない?」とのことらしい。

  • おそらくこれはプレイヤーの悲しみの記憶を忘れさせるための方便だと思われる。

目覚めた場所は、『χ』には登場しなかったエンチャンテッド・ドミニオンの、城に通じる橋の手前の森らしき場所であり、城に通じる橋がいばらによって進めなくなっているため一旦帰ろうということになる。

  • Uχで追加されたワールドであることや夢を見ているという共通点から、ここで登場しているのはUχのプレイヤーであると推測できる。
  • この世界のマレフィセントが「あいつはまたどこに行ったんだい?」「この世界ならソラたちも手出しできない」と発言しており、最後に「Reconnect. KINGDOM HEARTS」と表示されることから、この物語はKHI以降の物語と強い関連性があるらしい。

性別と所属ユニオンも後から変更できるようになった。
 
χにおける最終章直前までは物語に大きな変更はなく、途中で他のキーブレード使いとのエピソードがいくつか追加されている程度だったが、χの最終章から物語が明確に分岐。
 
χではそのまま数か月が経過しキーブレード戦争に突入していたが、今回は時間が急に経過することはなく物語が続いている。その中でχで訪れていないワールドに訪れたり、これまでに訪れたワールドに再訪したりしている。

  • 後にUχの世界がデータ世界であること、現実世界(χの世界)には構成しなかった世界が幾つか追加されていることが判明した。
    これを踏まえると、上記のような世界はUχで初めて訪れるものだと思われる。
    • ストレリチアの回想シーンから、キャッスル・オブ・ドリームには訪れていたと推測でき、小説版χでは実際に主人公が訪れている描写がある。しかし、小説版でこの世界を訪れるタイミングはスクルドと出会う前となっており、χ本編と異なる展開ではある。

 
また、悲しみの記憶を消すために行われているユニオンクロスや、ペットのスピリットと共に行動するなど、いくつかの分岐が発生している。

  • このスピリットは、ユニオンリーダーがプレイヤー達の悪夢を消すために作り出した存在。
  • 同じユニオンのキーブレード使いとの交流を描いたエピソードは、ユニオンクロスのことを表現したものだと思われる。
    • プレイヤーがはっきりとパーティーに所属している描写も出てくる。イベントクエストも彼ら絡みのものが増えた。
      • メインストーリーでパーティーのメンバーと出会い、その流れでその後も一緒にミッションをこなすようになっていった模様。
  • パーティーメンバーの名前は現在に至るまでほとんど不明のままだが、バンダナをつけた少女がリーダーである模様。
    一応モーグリの被り物を被ったメンバーは「モグ君」と呼ばれているのが確認できる。
    • Uχのエンディングで眠りに就くキーブレード使い達の中にこのパーティーメンバーの姿も見えるので、彼らも架空の存在ではなく主人公と同様にユニオンクロスを受けていたダンデライオンの構成員だったようだ。
       

物語がχのものから分岐して以降は、それまでに見られたユニオン間の衝突といった描写は見られなくなり、予知者も姿を表さなくなっている。

  • 直接的な描写はされていないが、ラーリアムとエルレナの会話の中で「アヴァの演説の後に何も起こらなかった」「鐘が鳴った少し後にユニオンリーダーが発表された」とされていることから、恐らくχの最終章以降の、予知者たちも消滅したキーブレード戦争後の時間軸になっているのだと推測できる。

Uχの世界ではエフェメラと再会しているのか長らく不明であったが、更新されたストーリーで彼と久しぶりに顔をあわせることになる。

  • ユニオンリーダーの役職については他のキーブレード使い達にもオープンになっているようなので、恐らく「エフェメラがユニオンリーダーになったことで忙しくて暫く会えていなかった」というような認識になっているのだろう。
    • 一度彼が行方不明になり、その事情を軽くとはいえアヴァに聞いた後から、どのようにしてそんな認識に落ち着いたのかは謎。それも忘れているのだろうか。

ストレリチアの存在についてはそもそも知らなかったが、この時エフェメラに引き合わされたラーリアムから話を聞いた様子。

  • どのような形で聞かされたかは不明。
  • ストレリチアが襲撃されて消滅する直前、彼女のチリシィは消滅現場となった7番街の空き家にプレイヤーとスクルドが入っていくところを目撃し、彼女の元へこのことを知らせに行っている。

この話を聞いた後、立ち去るラーリアムから「ストレリチアのことを覚えていてほしい」と頼まれる。
その後しばらくの間エフェメラと過ごし、別れようとした時にブロックノイズのような現象が発生し、エフェメラと共に時計塔に向かう。
時計塔内部の管理室前でヴェントゥスと合流するが、その直後「オマエハチガウ」と呟きながら出現した黒装束に囲まれてしまう。
黒装束を退け、管理室に入るとブレインから世界の構造と現在の異変の原因はデイブレイクタウンと新たに繋がってしまった世界の可能性があることを説明され、その世界の調査を依頼される。
反対するチリシィやエフェメラを他所にプレイヤーは快諾するが、それでも心配するエフェメラを見かねたブレインから2人で調査に行くことを許可される。
新たな世界に繋がっている異空の回廊の内部は普段の回廊と異なりケーブル内部のような光景が広がっていた。そこでも現れた黒装束を追いかけると回廊の先は複数の出入り口があるターミナル駅のような場所になっており、出現したフラップバグと黒装束がそれぞれ異なる入口に入ってしまう。
プレイヤーはフラップバグ、エフェメラは黒装束をそれぞれ手分けして追う事にするのであった。


χ終盤で起こったキーブレード使い同士の争いやマスター・アセッドとの戦いを夢に見ており、それに苦しんでいる様子がチリシィから語られている。
このことやキーブレード戦争後のエフェメラら新たなユニオンリーダーの会話から、キーブレード戦争でエフェメラに助けられてから、他のダンデライオンと同じく特別な空間で物語を追体験しているというのがUχにおけるプレイヤーだと考えられる。

  • UχのOP画面で流れるのはKHIIFMの追憶の洞のフィールド曲。「追憶」の名を関する場所と同じ曲がOPデモで流れるというのは非常に意味深。
    • 「再現データ」という点では、大いに共通点があるかもしれない。
  • 上述のように、Uχ世界の時間は既にχの最終章以降になっていると推測できるが、プレイヤーは夢で見た終盤の出来事を追体験したのだろうか。
    • 描写を見る限り、マスター・アセッドとの戦闘については夢のみで追体験はしていない様子が窺える。
      「悲劇の記憶の上書きをする」という追体験の趣旨や「夢で見てるみたい」「忘れさせてあげたい」というスクルドやチリシィの発言を考えると、アセッドとの戦闘辺りからは夢で見ているのみなのではないだろうか。
      • 少なくともマスター・グウラからロストページの話を聞いた辺りから戦争に至るまでの出来事(※戦争の終盤を除く)はUχのストーリー中でも描写がないため、現時点では夢でも見ていないと思われる。
      • 恐らくはこの悪夢を見ているのはプレイヤーのみと思われる。彼が他のダンデライオンのメンバーと違う点は「訓練」を受けていないこと、実際にキーブレード戦争を体験してしまった事などが浮かぶが、それらに起因するものだろうか。
      • ストーリー中に描写がないものとしては、他にも「鐘が鳴った後にユニオンリーダーが発表されたこと」や前述されているエフェメラの状況に対するプレイヤーの認識の齟齬などが挙げられるが、これらは追体験の中でどのように処理されているのだろうか。

χおよびUχどちらにおいてもダンデライオンへの参加を断っており、χのラストでエフェメラ達に迎えられたが、その時からダンデライオンとして数えられることになったのか、それとも連れては来たものの現状でも不参加の扱いなのかは不明。また、キーブレード戦争は夢の中の出来事と認識しているプレイヤー自身はどう思っているのかも不明。

  • 「ダンデライオンのメンバーを派遣する」という発言に反応しているものの、終盤で「そもそも(自分は)ダンデライオンでもない」と発言しているため、ダンデライオンの一員として数えられてはいるものの本人の認識では不参加のままなのだろう。

エフェメラと分かれ、たどり着いたキャンディ・キングダムの世界の冒険が終わった末、と交戦中だったユニオンリーダーたちと合流。
ヴェントゥスの機転でどうにかやり過ごした彼らは、データ世界から脱出するため箱舟に乗り現実世界へ戻る者、データ世界に残る者に分かれる。
エフェメラとスクルドはプレイヤーに現実世界に戻るよう言うが、自分はそもそもダンデライオンでもないし、「もう待たされるのはごめんだ」とデータ世界に残ることを決める。
結果プレイヤー、エフェメラ、スクルドが残り、ブレインが彼ら3人を現実世界に戻れるよう手配することに決まる。
ブレインからの連絡を待つ中和やかなひと時を過ごすも、突如現れた闇と戦闘になる。
エフェメラに「お前だけでも逃げるんだ」と告げられたプレイヤーはエフェメラとスクルドを救うため、そして闇を欺くため、ヴェントゥスの中にいた闇に取り憑かれて闇に堕ちた、という演技をし彼らと戦うことになる。
激闘の末追い詰められたエフェメラはプレイヤーと闇をポータルケーブルに閉じ込めた。
この際エフェメラのキーブレードの光がプレイヤーの胸を貫いており、恐らくは既にこの時致命傷を負ったのではないかと思われる。

思惑通りに行ったプレイヤーは最期の力を振り絞って立ち上がり、ポータルケーブル側からも鍵をかけ、自分ごと闇をポータルケーブル内に出られなくすることに成功する。
そしてついに力尽きたプレイヤーはこのまま眠りに落ちるか、眠りを拒み新しい心に溶けるかの選択をチリシィに迫られる。
その時ある少年の人生の一端を垣間見る。

「まだ旅はつづきそうだ。」

そして静かに目を瞑り、安らかな笑顔をたたえながらチリシィとともに消えて行く。そのハートはどこかへと飛んでいった。


KHIIIのシークレットレポート#12に記載されている「犠牲」とはプレイヤーであったことがわかる。
今作におけるリクテラのようなポジションではあるが、彼らは一度闇に翻弄されながらも克服し、仲間たちと和解し合った後に離れ離れになっていたのに対し、こちらは仕方がないとはいえ闇に堕ちた演技をし、誤解されたまま離れ離れになってしまうという悲惨な結末になっている。

  • ハデスに「闇の力の素質がある」と言われているシーンもあるが、闇の力を利用することは無かった。
    • あれは方便かもしれないし…。

仮に今後復活したとしてもエフェメラはゼアノートの時代で既に遠い過去の偉人となっており故人の可能性が高く、スクルドの行方も分からなくなっているため「三人そろって再会する」ということが極めて難しくなっている。


それにしても、プレイヤーは闇と交戦した面々の中では一番闇と会話した時間が短い。それなのにエフェメラやスクルド、そして闇達すらも騙すことが出来たというのはなかなかの演技力である。

  • しかし闇達はいくら演技したところで気づきそうなものであるが…確認を怠ったのか、ヴェントゥスの闇は既に個となっていたため普通の人間の心の闇との区別がつかなくなっていたかのどちらかだろうか。

KHIII

直接的には登場しないが、キーブレード墓場でのデビルズウェーブ戦において、古のキーブレード使い達が使用していた大量のキーブレードがソラを援護する。ここで表示されるシチュエーションコマンドの1つ1つがUχのプレイユーザーの実際の名前となっている。

  • これはKHIII発売前に「KHIIIにキミの名前を刻もう!」というキャンペーンで公募を実施した為。
  • この際、「※ゲーム内に使用するため、プレイヤー名がゲームの世界観に合わないと当社が判断する場合、本キャンペーンの対象外となる場合があります。」という注意書きがあったのだが、ゲームで使われているユーザー名には明らかにKHの世界観に合っていないものがいくつか散見される。
    • どっかで見たことのある名前も混じっている。
  • ところで、プレイヤーの名前が使われたことを額面通り受け取るならこれはキーブレード戦争に使われたプレイヤーのキーブレードのはずである。しかし、プレイヤーは実際にはデータのデイブレイクタウンに移動しており、その際キーブレードもそのまま移ったはず。なぜここにプレイヤーのキーブレードがあるのだろうか?プレイヤーのキーブレードはキーブレード戦争時に失われ、Uχでのキーブレードはデータで再現したものなのだろうか?それとも名前を使っているだけで、設定上はこれらはキーブレード戦争の犠牲になった者達のキーブレードということになっているのだろうか?
    • 恐らく後者だろう。そもそもχ、Uχ内の演出、そしてDRでの「青ローブの人物=プレイヤー」があくまで1人として扱われているのを見るに、他のプレイヤーは「主人公」ではなく、キーブレード戦争で散っていった(Uχまで行けば、データ世界と共に眠りに就いた)他のキーブレード使い達として扱われているはず。そこで沢山の「他人のプレイヤー名」を羅列する事で、知らぬ所でそれぞれ頑張っていた「他のキーブレード使い達」が力を貸してくれる、という演出にしたのだろう。自分のプレイヤー名が採用された人には上記のような混乱を招きそうだが…。

DR

OPにて登場。
プレイヤーのそれまでの冒険の夢をゼアノートが幼いころから繰り返し見ており、幼かったゼアノートに「外の世界」という存在と好奇心を教え、彼の人生を大きく変えたきっかけとなる。

  • KHII冒頭のロクサスと近い状態だと思われる。

また上記の大芝居はゼアノートたちの時代では偉業として扱われている。


ED後にて意外な登場を果たす。
Uχの後二度目の生を受けたプレイヤーは予知書の
・いずれ光は闇に敗北し世界は闇に包まれる。しかし運命の子によってその運命は変わる
・彼は運命の島からやって来る
・他者の心を感じ、寄り添い受け入れ自らの心と他者の心を重ね一体となれる
そして「運命の子とは世界を闇から救う特別な子」という話を聞く。
エフェメラの血脈であり、人の心を過敏に感じ取れるゼアノートを運命の子と信じ、闇の心も感じ取りやすいゼアノートを保護するためにも運命の島の離島で育てていたのだった。
しかしこの話を聞く限り「運命の子」とはおそらく…

  • 「光の道を歩んでほしい」と願ったゼアノートの未来を描いたのが「Dark Road」。皮肉なものである。
  • Uχのラストで登場した青いローブの老人がプレイヤーだと発覚する。
    • マスター兼親代わりとして赤ん坊の頃からゼアノートを育てており、ゼアノート自身も膝に乗って嬉しそうにしていたり老人となった彼からも恩師と呼ばれていた為、かなり慕われていたようだ。

ゼアノートがプレイヤーの夢を見ていたのは、彼が幼いころから傍にいたプレイヤーの心にある情景、大切な思い出、その心を感じ取ったからであった。
そして役目を終えたプレイヤーは消滅したように見えた…が、野村氏のQ&Aによると再び他者の心に溶けて行ったようだ(現時点では誰の心に溶けたのかは不明)。