カード/王国間相性

Last-modified: 2015-12-20 (日) 20:47:24

王国毎の使い易いカードや、特定2王国の相性・戦術等を大雑把に記載
もう少し詳しい王国毎のカードは各王国分析、ヒーロー毎のデッキはヒーローの各ページにまとめる予定



補助としての選択肢

単色に近いデッキを組む際に、補助として2色目に組み込みやすい汎用性の高いカード群
単色デッキでやや物足りない時に適当に突っ込めるカードの指針として
下記の各論で「特に相性は良くない」のようなコメントをしているものも、この範囲では良好なものあり

Rejuve PotionとDeploy Cannons、と繰り返し書くのが嫌になったので独立


ホーリー

少数を混ぜるには全王国中1番微妙な印象

  • Light of Honor・Illuminate といったピュアソウル付与は多少有用
  • Vial of Angelic Tears・Lady of the Water 等回復関連カードもデッキ次第では候補
  • Elara, Angel of War


ミスティカル

  • Essence Vial・Gift of the Mystics・Mystic Infusion によるマナ補助
  • Flicker・Fae's Charm


エンシェント

  • Oust・Smack・Smother・Tribute to the Gods・Echo Blast 等の各種除去
     特にOustは使い易い印象
  • Skullcrusher Giant :大型クリーチャーが必要ならば有力候補
  • Awakened Elder :自身がギア・Constructを使わない遅めのデッキならばそこそこ有用


アンデッド

  • Coerce・Shrieker
  • Final Verdict・Vampire's Touch・Woeful Misery :除去の強い色でも、他と異なる特色があるので有用
  • Relentless Bones・Pestilence Rat :遅いデッキや手数が必要なデッキの補助に


エレメンタル

  • Disintegrate・Fire Bolt・Lightning Blast・Tempest 等の除去
  • Fury Stoker・Elvish Shanker・Sylph Assassin 等の除去付きクリーチャー
  • Lava Blade はそこそこ優秀だが、単品ではDeploy Cannonsに劣る


アルケミー

単体で強力なカードが複数あり、単色デッキに補助として加えるのには向く

  • Rejuve Potion・Dirty Fuel を始めとしたマナ・チャージ補助
  • Deploy Cannons は非常に対策し辛く、中長期戦では1枚で勝敗を決定し得る強力カード
  • Scavenging Goblin も除去し損なうと1枚で形勢を決定付ける



通常王国間の相性

ホーリー/ミスティカル

防御・回復や行動妨害に長けており、デッキ破壊や飛行クリーチャーでの攻撃に向いた組み合わせ
Pacify・Mystical Charm・Oppressing Angel等で相手を無力化できれば後は概ねやりたい放題
Puzzle Mageを軸にしたターボミルも組むならばこの2王国がベスト

ギア対策がCease Fire・Resolute Pacifist・Rebound程度しかなく、Relic主体のデッキには大変分が悪い
長期戦になりがちな組み合わせであるが、ある程度の速度は持たせたい
トーナメントでRelicギアを相手にする場合、1王国をエンシェントに振り替えるサイドボーディングも視野に


ホーリー/エンシェント

エンシェントの大型志向とホーリーの防御回復志向はかみ合っており、デッキをまとめ易い組み合わせ
エンシェントがクリーチャーもギアも除去できるため汎用性も高い

大型中心で漫然と組むと非常にマナ不足に成り易いため、Relinquish4積み等、何かしらの対策が必要
速攻にも押し切られやすいため、Bleedをはじめとした対策は練っておきたい


ホーリー/エレメンタル

それぞれが持久戦主体と速攻主体であるため、漫然と組むと半端なデッキになり易い組み合わせ
エレメンタルを除去と最後の一押しに絞ればそこそこ強い

一方、コンセプトを絞り込めばかなり強力なデッキも作成可能
デブロスでイモレート中心に立ち回るデッキはリミテッド・スタンダード共に有力
Tortureを軸に速攻を仕掛けつつ自身はHP回復で粘るデッキも、特にリミテッドでは有効


ホーリー/アルケミー

カードのみの組み合わせには基本的にメリットが薄く微妙
Essence of LifeやBlessed Chaliceの高速展開はそこそこ強いが遅く、実用性は今後のギア対策の動向次第

一方、アルケミーの各ヒーローとホーリーのカードとは相性が良い
ラビノヴァでBlessed ChaliceやTemplar of Convictionをコピーする戦術は比較的強力であるし、
ドラヴカスとJustice, Demigodの組み合わせや、メックをHP取得で補助するスタイルもそこそこ有用
デブロスとチャージ取得カードの組み合わせも悪くはないが、除去カードの不足には注意


ミスティカル/エンシェント

除去と大型カードの扱いに優れるエンシェントをミスティカルで補助する形のデッキを組み易く、相性は良い
大型主体のシンプルなデッキも、ティミッド・Flicker・Swap等を軸にした変則デッキも、割と自在に組める
ミスティカル主体のデッキにエンシェントの除去を加えたデッキも組み易く、飛行+Titan's Stomp等も優秀

組み方次第だがやや遅いデッキになりやすく、回復手段が乏しいために押し切られやすい点には注意


ミスティカル/アンデッド

ダストとリアセンブルが相反する性質であるため、組み合わせて使えるカードやヒーローはある程度限られる
しかしながら、リアセンブルとレジストによるDisintegrateの対策等、使える組み合わせはそこそこ存在する
アンデッド自体が器用ながら微妙に重く、また脆いため、ミスティカルの補助は中々良好
Vampireデッキはこの組み合わせで組まれているのをよく見かける印象


ミスティカル/アルケミー

Scroll Maker・Rejuve Potion・Inverted Hourglass・Duplicateの組み合わせが極めて強力
これを軸にしたサニアデッキは上位のギルド防衛によく使われている
アンブロッカブルクリーチャーをMystical Charmや各種マナ補助等でサポートする形もありか
Shrapnel CannonやQuickdraw Cannonをドローでサポートする形も考えられるが、相当遅いため実戦では困難

どちらも器用貧乏で除去にも難があるため、強力なデッキはかなり限られる


エンシェント/アンデッド

そこそこ相性の良い組み合わせ
エンシェント主体の場合は補助にVampire's Touch・Final Verdict・Coerce・Relentless Bones等を
選択肢に組み込むだけでも生存能力を上げ易くそこそこ有効
アンデッド側主体の場合には質の悪いクリーチャーを複数並べやすく、Relentless Chargeを生かしやすいSkyreaver Dragonと各種リアセンブルクリーチャーやVampireも悪くない組み合わせ
ギア対策も出来るようになるため、どちらかというとアンデッド側主体の際にメリットの大きい組み合わせか
各種VampireやSpiteful DemonにAncient's Willを使う速攻も有効


エンシェント/エレメンタル

どちらもギアを含めた各種の除去に優れ、攻撃的な強化が得意、と方向性の被る2王国
除去も強化もどちらか1王国分で十分なため、カードの面ではメリットが薄い組み合わせであり、
実際エレメンタルや無所属のヒーローではこれといったデッキは組まれていない

一方で、エレメンタルのクリーチャー性能と火力はエンシェントヒーローにとってかなり魅力的
グローブンにはMind ShokerやSparkshot Avenger+Elven Flameblastを使ったコンボがよく使われ、
バハムートにはFiresworn Elfをはじめとしたイモレート関連とヘイスト・直接火力が、
ボザーにはスプラッシュ用員としてSwiftshot Ranger等のヘイスト持ちクリーチャーがそれぞれ使い易い


アンデッド/エレメンタル

攻撃的な特性を持つ2王国の組み合わせで、相性は良い
エレメンタルの速攻をリアセンブルでアシストしたり、Final Verdictで除去の幅を広げたりしていける
TortureやイモレートにHP回復やリアセンブルを組み合わせたり、The Rackで押し切る戦法も有効
アンデッド中心にする場合は軽量除去を入れやすく、特にリミテッド環境では扱いやすいと思われる
古くからあるHell Hound・Spiteful Demon中心のデッキもまだ出番がある


アンデッド/アルケミー

微妙な組み合わせで、ラビノヴァ絡み以外で特色のあるデッキはあまり見られない
ラビノヴァ+Vampire・Bloodbound Dagger・Flag of Allegiance等、ラビノヴァと軽量カードの組み合わせは多彩
イカー+チャージ取得や、メック+リアセンブル等はそこそこ
毒とリアセンブルの相性は悪くないが、そもそも毒自体がカード総量的に中心に据えにくい

どちらも単色でそれなりのデッキが組めるため、単純に他方の強カードを加える形は見られる


エレメンタル/アルケミー

かなり相性の良い組み合わせ
アルケミーのアンブロッカブルクリーチャーを軸に、エレメンタルの除去と強化で補助するデッキが強力
チャージ取得主体のデッキに除去、速攻にアルケミーの補助等、基本単色のデッキもスムーズに組める

Firesworn Elfとラビノヴァ、Firestorm Shamanとドラヴカスといった組み合わせも優秀



各王国と無所属との考察

王国2つと絡めた話やヒーロー・デッキタイプに踏み込んだ話はヒーローページでフォロー予定
こちらではざっくりと


全般

Archmage Vul'Grath・Birth of a New Godをはじめレジェンドの過半数とRealm Crusherとが無所属であるため、
これらには様々なデッキからお呼びがかかる
小型クリーチャーではRaging Vines・Erratic Werewolf辺りが汎用性が高い
ルーンワードも大半が無所属で、Silence・Deny・Poverty・Powerless・Bleed・Torture等が出番多目


ホーリー

Bleedはアーマーと相性が良く、ホーリーの遅さもフォローしてくれるため使い易い
Tortureはやや攻撃的に過ぎるが、こちらも組み方次第ではあり
Vow Sworn Monkは、事前の全体ピュアソウル等でパシファイを剥がせるのならば優秀


ミスティカル

ミルデッキを組むのならば選択肢は多い
Raging Vinesを使う際、Essence Vialは捨て札に自動的に落ちるので相性良好
Captivating Dollも防御的なデッキを組むなら中々
マナを伸ばしやすい割に、スペル以外の大型カードの選択肢が薄いため、無所属から各種の大型クリーチャーや
Epic Battle Axe・Birth of a New God等の大型カードを採用するのも有効


エンシェント

Realm Crusherと破壊不能なクリーチャーの相性は良好


アンデッド

Flag of AllegianceはリアセンブルやPestilence Ratとの相性が非常に良い


エレメンタル

Raging Vinesを使う際、Vial of Fireは捨て札に落としやすく相性が良い
Erratic Werewolfも速攻を組む際には特に使い易い


アルケミー

Shephard's StickはPowder Keg・Goblin Cannonと相性が良かったが、メック弱体化でやや使い辛くなったか



敵対王国間の相性

他に比べるとやや性能の悪い無所属ヒーローでしか選択できない組み合わせ
Powerlessは、無所属ヒーローのスキル性能を考えると王国に関係なく他よりも選択しやすい


ホーリー/アンデッド

HPの取得能力ということでは方向性が被っており、ホーリーに足りない除去をアンデッドで補ったり、
飛行主体でデッキを組んだり、ということは出来ないこともないが、相性的には微妙な組み合わせ
両者共にマナの補助が弱く、クリーチャーの生存に長けるホーリーと死んでも問題ないアンデッドは志向が真逆
そこそこのデッキは作れるだろうが、わざわざ無所属ヒーローを選ぶ価値のあるデッキは現状見出し難い
Justice, DemigodやPunishで勝ちきれるデッキが作れればまた違ってくると思われるが…


ミスティカル/エレメンタル

相性はかなり良く、特に敵対王国間では唯一組む価値のある組み合わせであると思われる
エレメンタルの除去とミスティカルのマナ・ドロー補助はかみ合っており、それだけでも悪くはない相性
エレメンタルでの手数重視にするならば、マナとドローに加えて(手段は少ないながらも)ダスト付与が選択肢に入り、
またスペルの枚数を稼ぎやすいためFury Stokerの運用も容易になるだろう
ミスティカルを主体にする場合はレジストが強みで、Maelstrom Champion・Firestorm Dragonを併用しやすい
極めつけはFirestorm ShamanとFlickerの相性の良さで、ドローを伸ばした上で運用できるのは強力


エンシェント/アルケミー

相性は比較的悪い
方向性がかみ合うのはチャージ関連だが、無所属ヒーローはスキルの性能が低いためチャージを伸ばす意味が薄く、
チャージ減衰もPowerlessを使えば大抵事足りる
アルケミーのギア関連の特性も、あえて無所属ヒーローを選んでまでエンシェントと組ませる意義は薄く、
エンシェントの除去についても、大抵はアンデッドやエレメンタルで代用していけると思われる

強いて言うならば、アルケミーの各種アンブロッカブルクリーチャーをエンシェントの強化カードで補助しやすく、
その上で除去を撒けるのは魅力といえるかもしれない

尚、無所属ヒーローでは組み合わせにかかわらずRelinquishは撃ちやすいと思われる